2016年度合格体験記

2016年度

2次集中DVD講座

福井 泰介様

成長を実感できた1年

中小企業診断士を目指した理由

お客様に対して戦略的な目線から提案をすることができるようになるのではないかと考えたためです。現在、OA機器メーカーの販売会社で、IT分野を中心とした支援業務を自社の営業担当の方に対して実施しています。主に中小企業のお客様と取引をしていますが、私の業務は引き合いをいただいての対応が中心です。


しかし、もっと自分から主体的にお客様への提案をすることができるようになりたいと感じていました。そのような中で、会社の先輩から中小企業診断士の存在を教えていただきました。自分でも中小企業診断士について調べていく中で、自分が今までやっている仕事よりも経営に近い方と話をすることができるようになると考え、中小企業診断士を目指すことになりました。


TBC受験研究会を選んだ理由

私は中小企業診断士の勉強を始めて2年目でTBC受験研究会を選びました。1年目は大手予備校に通っていましたが、1次試験は突破したものの、2次試験では不合格となりました。勉強の環境を変えることを検討していた中で、私がTBC受験研究会を選んだポイントは2つあります。


ひとつは大手予備校より合格に向けた具体的な知識が得られそうであると思ったことです。


もうひとつはTBC受験研究会のコンテンツには動画の公開やスクーリングオプションがあり、通信教育でありながら通学と同じ効果を得られそうであると感じたことです。


TBC受験研究会活用法

前年不合格に終わった、自分の2次試験の答案を振り返りながら学習を進めていきました。事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで満遍なく得点を上昇させることが必要と感じていたため、これらの3科目については2段階で自分の答案のレベルアップを図りました。


まず1段階目として、2次テキストにまとめられている抽象化ブロックシートを用いて、知識の定着を図りました。今まではあやふやに書いていたことも多かった答案を、知識を使って答案を作成できるようになりました。


次に2段階目として、テキストや過去問を活用して答案作成のプロセスを固めていきました。抽象化ブロックシートを使っても、キーワードを羅列しただけの答案では合格点は望めません。抽象化ブロックシートの知識を活用しつつも事例企業に対しての具体的な答案が作成できるように心掛け、日々の学習を進めていきました。TBC受験研究会の模範解答は具体的でわかりやすく、復習にも大いに活用できます。


その際、動画やスクーリングオプションで先生の声を聴く機会があるのもポイントです。TBC受験研究会の先生の方々の講義は大事な点をはっきり伝えてくださるので、納得しながら学習ができました。また、毎月の演習や模擬試験を活用して、自分の進捗については随時確認することができます。


その結果、TBC受験研究会の「具体→抽象→具体」のプロセスを意識せずとも答案が作成できるようになり、自信をもって安定した答案が作成できるようになりました。 事例Ⅳに関しても得点の上下がありましたが、TBC受験研究会での学習を通じて、ただの計算ではなく、その計算の意味を考えられるようになりました。それにより、設問の意味を取り違えないようになり、得点を大きく取りこぼすことが減りました。上記の学習により、自分が合格に向けて進んでいることが実感できました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

私は中小企業診断士を目指すことにより、学習の中で自らのビジネスに関する知識を深めることができました。ただの試験勉強ではなく、自分自身の考え方をも進化させることができたのではないか、と考えています。学習を続けていく中で、辛いこともあるかと思いますが、楽しみながら頑張ってください。

2016年度

2次集中DVD講座

神山ゆうき様

諦めないで挑戦

診断士取得を目指したきっかけ

勤めている会社の仕事にやりがいを感じられず、このまま時間のみが過ぎていくことに焦りを感じていたからです。そんな時、新聞記事で、「経営全般のスキルを高められる資格」として中小企業診断士資格が紹介されているのを目にし、「これだ!」という直感で目指すことを決めました。


TBCを選んだ理由

受験校選びには、1か月以上を費やしてTBCを含めて5校を見学しました。

その結果、TBC受験研究会を選んだ理由は、

①中小企業診断士専門の学校であること

②講師の先生が実務でもご活躍されているので、合格後に実務で役立つ知識や考え方に触れることができること

③合格後のサポートが充実していること です。

他流試合として他社公開模試を利用した以外は、すべて(1次、2次ともに)TBCで勉強しました。現場の第一線でご活躍されているTBCの先生方の講義に出ているうちに、なぜか自分の仕事にもやりがいを感じられるようになり、仕事で実績を出すこともできました。人は普段付き合う人から最も影響を受けるといいますが、講義を通して一流の先生方に触れ続けたことでよい影響をいただいいたのではないかと思っています。


TBC活用法

1次試験に関しては、

①ビデオを視聴する前にざっと速修テキストの該当箇所に目を通す

②ビデオを視聴する

③ビデオ視聴直後に、テキストを見ずに講義内容をできるだけ思い出し、自分自身に説明しようと試みる

④テキストを開いて読み込む、特に③でうまく説明できなかったところは重点的に復習する

⑤過去問を解く というプロセスを行いました。


2次試験に関しては、

具体⇒抽象⇒具体の流れを常に意識しながら、TBCの事例問題や過去問題集をこなしていきました。返却された答案を見て、具体⇒抽象⇒具体のどのプロセスでつまずいたのかを意識しながら復習することで点数が安定してきたように思います。2次の勉強を始めたころは、抽象化するときの知識不足が原因で失点していたため、2次速修テキストのブロックシートを繰り返し勉強しました。何も見ずにブロックシートの内容を白紙に復元する練習をしたことで知識を定着させることができたと思います。また、合格する直前(8月、9月ごろ)には、設問で聞かれていることを正確に把握することを意識しました。設問を読み間違えることもしばしばあったので、ノートにどのような言い回しを読み間違えたのかを書き出して、自分の癖を把握することに努めました。また、事例Ⅳに関しては、フリーキャッシュフロー関連の問題が苦手だったので、それに関連する問題だけを抜き出して一気に解きなおしたりもしました。 1次、2次ともに、自分の苦手なところを発見して、なぜ苦手なのかを考え、何をすれば克服できるのかを考えて実行するという地道なプロセスが合格につながるのだと思います。


メッセージ

私は合格するまで、4年の歳月を費やしました。その間、1次試験を2回、2次試験を4回受験して合格することができました。途中でくじけそうになることもありましたが、あきらめずに合格を勝ち取れたのは、中小企業診断士が「経営全般のスキルを高められる資格」であることがTBCでの受験勉強を通して実感できたからです。TBCで学んだ考え方を仕事に生かすことで以前では考えられなかった成果が出始めたことは、勉強を継続する大きなモチベーションとなりました。

2016年度

2次集中DVD講座

渡辺 貴史 様

絶対に諦めないこと

中小企業診断士を目指した理由

 きっかけはだいぶ前の話になります。 私はフリーのIT技術者でした。2008年頃までは、いざなみ景気による景気拡大の影響もあり、IT業界も好調で売り手市場の状況が続いていました。しかし、サブプライム問題に端を発した世界金融危機やリーマン・ショック等が重なり、景気は急速に悪化。IT業界も例に漏れず、一気に取引先との契約条件も厳しいものとなるなど、一転して買い手市場へと様相が変わり、収入も激減しました。「今まで通りに仕事をしていては、先細りが明白だな...」と将来に不安を感じながら、「他の人とは違う何かを持たなくては」と漠然とした思いを抱きつつ日々を過ごしていました。


 そんなある日のこと、取引先の社長さんと休憩室で雑談をする機会がありました。その時、「中小企業診断士って知ってる?」「経営を知らないとITの有効活用って難しいと思うよ」と問われたことがありました。中小企業診断士という資格があるのは聞いていましたが、どのような資格なのかということまでは知りませんでした。前述の思いからか、それまでにいくつか技術系の資格取得を考えてはみたのですが、どれも自分の中でパッとするものがなく実施には至っていませんでした。しかし、社長さんの勧めもあって中小企業診断士の資格を調べた際、「この資格取りたい!」と直感的に感じ取ったのを今でも覚えています。


 本音は、「IT技術者としての経験を活かしながら社会に貢献できる、そんな人間を目指して中小企業診断士を目指しました。」と言いたいところなのですが、私の場合、将来への不安や現状に対する焦りがあって、その時たまたま中小企業診断士という資格に出会い、自身の興味や周りの勧めも手伝って、資格取得に向けた長い受験生活に身を投じていくことになったのです。


TBC受験研究会を選んだ理由

 最初は独学だったのです。インターネットで調べて、口コミで勧められている市販のテキストと問題集を購入し、「さぁ、やるぞ!」と。一次試験を完璧になめていました。職業柄、経営情報システムだけは何とかなったのですが、それ以外は全く意味不明。それでも2年の月日をかけ、やっと一次試験に合格。二次試験の学習を開始し、「一次試験より簡単かも」と誤解し、見事に撃沈。3度目の二次試験に落ちた後、独学の限界を感じ、藁にも縋る思いで受験校を探し始めました。いくつもある受験校から資料を取り寄せ、あーでもない、こーでもないと。その時、受験校選びでこだわったのが、


1)二次試験に強く、事例演習の質と量が充実していること。


2)生徒の数を一定に抑え、指導に力を注いでいること(マンモス校では困難かと)。


3)合格後のフォローがしっかりしていること。


4)本物の経営コンサルタントが講師をしていること。


5)受講料がお手頃なこと(優先順位は低めでしたが)。


 といったところでした。 複数あった候補の中で、TBC受験研究会だけが全てにヒットしており、TBC受験研究会の門を叩くことに決めました。


TBC受験研究会の活用法

TBC受験研究会の事例演習には、試験に出るかもしれない新たな論点がちりばめられています。私の学習のベースは過去問でした。ただ、過去に出題された論点が試験に出るとは限りません。むしろ、出ない可能性の方が高い。過去問だけでは初見の論点が出題された場合に対応することが難しい。だからこそ、TBC受験研究会の事例演習は役に立ちました。初見の論点に対して、保有する知識から解答をまとめ上げるトレーニングを積むことができました。


ですから、試験で新たな論点が出題されても頭が真っ白になることはありませんでした。 また、知識の充足という点でも役に立ちました。よく、二次試験に知識はいらないという記事を目にします。これは間違っていると思います。設問文に対し、与件文と知識を活用して解答を記述する。正に、TBC受験研究会が推奨する『具体⇒抽象⇒具体』のプロセスが合格答案には必要です。


それには引き出しが必要です。引き出しに一次試験の知識をそのまましまっても、二次試験で引き出すことができません。択一式である一次試験の学習だけでは不十分だった知識と活用法を、解説講義の丁寧な説明のお陰で身に着けることもできました。 実は本年度の二次試験、過去にTBC受験研究会の事例演習で出題された論点がいくつか出題されていました。


与件文を元にし、事例企業向けに答案をカスタマイズしつつ、TBC受験研究会で学んだことを思い出しながら記述しました。そういった意味でも、本年度の試験は私にアドバンテージがあったのだと思います。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

改めて申し上げますが、私は多年度受験生でした。それも、二次試験を6回も経験している超多年度受験生です。試験に落ち続けていたのは自身に問題があったからというのも分かっています。TBC受験研究会での学習を活かしきれなかったということも分かっています。


その最大の要因は、自分自身を分析しなかったこと、自分自身の弱みをないがしろにしていたことです。つまりは、事例企業に対して真摯ではなかったこと。本年度の試験は、与件文を丁寧に読み、設問文に対して素直に解答するということだけを心掛けました。その結果、合格しました。合格発表の日、「もっと早く気づけよ!」と自分自身に突っ込みを入れました。 そんな超多年度受験生だったからこそ言えることがあります。


まずは、自分自身を見つめ直すこと。事例企業のSWOT分析よりも、まずは自身のSWOT分析です。弱みが客観的に把握できるようになると共に、それを克服する方法が見えてくると思います。


次いで、与件文や設問文を重視し、事例企業に対して真摯に対応すること。顧客のケースを起点において考えないと、それは一般的なあるべき論になってしまいます。「そんなこと分かっているよ!」と思われる方も多いと思います。私も分かっているつもりでした。でも、その驕りが、受験生活をここまで長引かせました。


そして、絶対に諦めないこと。諦めたら、そこで今までの努力は無に帰してしまいます。恐らくほとんどの方が、仕事を持ちながら空いた時間を使って勉強をしている状況だと思います。本当に辛いですよね。ましてや、8割の人が落ちる試験を2回もクリアしなければならない試験ですから、日々の努力やモチベーションの維持も必要になってきます。私の周りにも、様々な理由から途中で脱落せざるを得なかった方が何人もいます。しかし、その辛さを乗り越えてこそ掴めるのが合格なのだと思います。 「いや~、長かったなぁ...」これが今の率直な気持ちです。


しかし、勝負はこれからなんですよね。やっとスタート地点に立っただけ。この後も、実務補修や実務従事などが待っています。気を引き締め直さないといけません。皆さんも必ず合格を勝ち取ってください。そして将来、中小企業診断士というフィールドで、一緒にお仕事をしましょう。今から、とても楽しみです。

2016年度

2次集中DVD講座

鈴木 文 様

本物志向の受験対策

診断士取得を目指したきっかけ

私は中小企業の事業再生や事業承継分野を中心業務とする実務家であり、業務の中で事業性の評価は不可欠であり、同業者内にも診断士の資格保有者がいたこと、経営学等の学習経験もあったことなどから、診断士資格に関心を持ちました。

初受験の年の1月にTBCの2次集中DVD講座を申し込みましたが、2月までは海外出張があり、その後6月頃までは海外の大学院の受験も重なり、なかなか診断士受験に本腰を入れることができず、気が付けば8月の1次試験が目前に迫っていました。


TBCを選んだ理由

診断士に関心を抱いたものの1次対策に時間とお金をかけられないと思っていたところ、TBC 1次動画を偶然見つけたのがTBCとの出会いでした。その動画を見て、TBCが受験テクニックの伝授よりも各講師の方々が得意分野での実務体験を重視した講義をなさってており好感が持てたこと、また、TBCが多資格対策にまんべんなく取り組むのではなく診断士に専門特化しており、しかも2次対策重視であることなどがTBCを選んだ理由です。


春頃からTBCスクーリングにも参加して講師の話を直接聞き、同じ目標を持つ受験生と出会い、受験生のレベルも実感でき、上位2割以内という合格ラインを肌感覚で習得できました。後で知ったことですが与件の切貼法や国語技術を受験指導として重視しているところもあり、習得するに越したことはありませんが、それだけでは合格できる試験ではないのでTBCを選んで良かったと思っています。


TBC活用法

1次も2次もテキストはTBCのものを中心に、1次では苦手科目を単科攻略講座で補強し、2次対策ではTBCの2次集中DVD講座やスクーリング、補充として一次試験用動画を活用しました。受験に割ける時間が短かったため、1次模試は受験せず、問題と解答の分析にとどめましたがTBCの模試は解説が充実しており重点の整理に役立ちました。


2次試験の模試については答案練習の一つとして利用しましたが、私の場合、模試に限らず、とにかく80分の時間をまとめて確保することができないため、字数感覚や合格要素を確認するために活用しました。復習ではワープロ入力していくつかの回答案を作成したこともありました。


私の勉強法

受験生のタイプによりますが、私の場合は準本物志向というか、学問的にも理解しないと受験にも生かせないタイプですので、受験校の1次対策の費用は最小限に抑え、試験委員や米国の学者の著作等をはじめとする書籍購入に予算を振り向け、動画やDVDで得た基本的な知識や診断士的思考をもとにして理解を深めることに費やしました。


畑違いの情報システムもTBCの動画で基礎を押さえた後、情報系の書籍を読み進めました。インターネットを活用して、用語や関連事項の検索、類似事例の吸収等に利用しました。2次対策では情報収集と答案作成の経験不足を補うため他の受験校の模試や答練も利用しましたが、TBCが合格までのペースメーカーでした。


また2次テキスト末尾の『抽象化ブロックシート』は直前期の知識の整理に役に立ちました。範囲を広げた勉強方法でしたが、直前に戻るところを明確にしてあったことによって、最低限抑えるところを外さないことができ、大きな失敗につながらなかったと思います。


メッセージ

バックグランド、合格目標年限、合格に割ける資源など、受験生によってさまざまと思います。私の場合には、中小企業の経営に関与する機会もあり、経営学の学習経験があり、3科目の科目免除が利用できましたが、逆に情報系は素人で、自身が職場の経営者であり残業も休日出勤も常態化しており受験勉強の時間もなかなか取れないなどの不利な点もありました。


おひとりおひとりにとって合格に必要な要素を分析して、その各要素について合格までのギャップを測ること、また、合格目標年と合格確率をどの程度に設定するかにより勉強の範囲と深さを設定することが重要と思います。


もっとも、2次試験については合格に必要な要素の把握はやや困難でした。2次の過去問等についても他校の回答と比較もしましたが、回答がまちまちであり、学習を始めたころは戸惑いましたが、その相違を把握して、それぞれの回答例をどう改善すればよいかを見極めることも学習には役に立ちました。


また、TBCの動画でヒントを得ましたが、とくに経験が薄かったマーケティング分野では買物、外食、散歩、旅行体験を知識の再確認の場として活用したり、職場のパソコンの故障やセキュリティ対策の機会に情報システムの知識の復習もしたり等、日常の体験を生かしての知識の定着もできました。また、インターネットや経営情報誌を活用して、周辺知識やトレンドを知ることができたことは、1次対策だけでなく、2次の答案の背景知識の習得としても役に立ちました。


皆様に参考になれば幸いです。

2016年度

2次集中DVD講座

篠原 啓祐

「どんな環境でも勉強できるTBCの教材に感謝」

中小企業診断士を目指した理由

 私が診断士を目指した一番の理由は、お客様に「信頼」してもらうためです。私は金融機関で営業を担当しています。以前より、日ごろから多くの中小企業主に接する中で見につけた知見を活用し、経営が厳しい中小企業主様に経営改善のアドバイスを提案して来ましたが、なかなか社長様の信用を得られず、苦しんでいる企業が目の前にいながら助けてあげられない自分に憤りを感じていました。


 どうしたら信頼してもらえるのか悩んでいたとき、上司から紹介してもらったのが中小企業診断士でした。その後、地域で活躍している中小企業診断士を見ているうちに、これだ!!と思うようになりました。


TBC受験研究会を選んだ理由

 TBC受験研究会を選んだ理由は、合格率の高さにありました。勉強を始めた当初は、地方の小さい街に住んでおり、近くに専門学校が無く、通信教育や独学で勉強していました。しかし、どうしてもマイペースで勉強してしまい、緊張感を維持できませんでした。その後、H27度に何とか1次試験を合格しましたが、2次は不合格。その時、長年妻子に迷惑を掛けてきたことを勘案し、次で不合格になったら診断士の夢はあきらめようと決め、専門学校探しを始めました。そんな中、目にしたのがTBC受験研究会です。後がないという気持ちだったため、合格率の高さはとても魅力的でした。また、しっかり予定の組まれたカリキュラムを見て、これならマイペースに陥らずに緊張感をもって勉強できる、と思いました。


TBC受験研究会活用法

 教材の持ち運びの良さは、どこの専門学校にもないものだと思います。DVDやYoutubeで講座を視聴できるため、ポータブルプレーヤーとスマホがあれば、家だけではなく外出先でも勉強できました。


 また、必要な知識のエッセンスが詰め込まれた「抽象化ブロックシート」で、ピンポイントに効率よく知識を習得できました。手軽に勉強できる教材のおかげで、時間が不規則な自分の社会生活に合わせた勉強ルーティンを組むことができました。


 その内容は、①往復の通勤電車では、毎日抽象化ブロックシートを暗記、②早めに出社し、近くのカフェを利用して演習問題に取り組み、昼休みや翌朝、解説DVDを視聴又は優秀答案解説のYoutubeを視聴、③分からないことはその場ですぐメール相談、です。どこでも勉強できるので、休日は息抜きでいろんなカフェを楽しみながら勉強をする、ということもできました。このほか、毎回の演習後は、優秀答案の解説も視聴できるので、自分と上位者の解答を比較することができ、勉強ペースの修正に役立ちました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

 試験勉強中は、もう後がないという不安と焦りに悶々とした日々を過ごしていました。しかも、毎回の演習の点数はほとんどの事例で毎回平均点を下回っており、自信も失いつつありました。


  しかしあるとき、山口講師のDVD講義で「100点を目指す必要は無い、60点取ればよし、良い解答を書こうとするから文章構成がおかしくなる」という言葉を聞いたとき、焦りがとても和らいだことを、今でも憶えています。


 TBCの講師陣の先生方の応援もあり、講師陣の指導を信じて後悔しないよう1年間勉強をやりきることができました。しかも成果として合格を勝ち取ったことで、この教材を信じて本当によかったと感動しました。


 中小企業診断士を目指す皆さん、2次試験当日までは不安と緊張の日々を過ごされることと思いますが、これが最後!という気持ちで勉強をやりきってください。演習で思うような点数が取れない方は、良い解答を書くことにこだわらず、まずは60点取ることを目指してみてください。自分の選んだ教材を自分流に上手くアレンジし、限られた勉強時間を有効に活用し、合格を目指してください!

2016年度

2次集中DVD講座

藤吉 健太郎 様

TBCメソッドで合格を勝ち取りました!

中小企業診断士を目指した理由

私は、メーカーで医療機器製品を開発をしています。

一般に開発職は非常に細分化されており、 私も特定範囲のみの技術開発を、入社以来7年実施してきました。


30歳になり、ふとキャリアを見直した時に、

「他人から見て自分に価値があるのか? 」

「この流れのまま特定の開発だけを続けて、良いキャリアを築けるのか? 」

という不安にかられるようになってきました。


「自分の価値を高めるために、何かしたい。」

「開発以外の幅広い知識、能力を高めたい。 」

という気持ちが強くなり、何か適したきっかけはないかと探し始めました。


そこで注目したのが中小企業診断士です。

この資格は、総合的に経営について学べ、難易度も高い資格です。

開発職からこの資格を志す人は珍しく、 希少な人材につながるのでは?との期待感もあり、 勉強を始めることにしました。


TBCを選んだ理由

1年目は大手予備校で勉強しましたが、 残念ながら二次試験で不合格となりました。

次はどうやって勉強しようかと、 インターネットで調べている最中に出会ったのがTBCでした。 私が見たブログの中で、TBCの指導方法や合格率が好意的に書かれており、説明会を聞きに行くことを決めました。


そして説明会の中で、3つの点で特にTBCを魅力に感じました。


①合格率の高さ

 2015年受験者で、スクーリングに2回以上参加した方は、 半数以上が合格していると聞き、大手予備校との数字の違いに驚きました。


②抽象化ブロックシート

 1年目も、そのようなものの必要性は感じていましたが、 自分で作るのと、試験を研究されている先生方が作ったものでは、 質、量ともに段違いです。 説明を受けながら、「それが欲しかったんだよ」と 心の中で叫んだことを覚えています。

特に、苦手意識が強かった事例1では、 これを覚えれば、かなり得点を取れるようになるのでは という期待感を覚えました。


③価格

 2年目ともなると、できるだけ費用は抑えたいと思うようになります。

安かろう悪かろうでは意味はありませんが、 実績や、勉強法にも期待が持てた為、非常に魅力に映りました。


このように説明会では、 完全にTBCに心が傾いていました。


しかし、家に帰ると、聞いたことがない予備校という不安が出て、 どうしようかとまた悩み始めました。


最終的に、TBCを選んだきっかけは、 丸の内にある丸善書店に行ったことでした。

改めてテキストの内容を確認する為に行ったのですが、 TBC関連のテキストが、大手予備校と遜色ないスペースに配置されていました。

丸善書店でこれだけのスペースを取れているという安心感と、 改めてテキストの完成度の高さを確認し、 TBCで勉強することを決めました。


TBC受験研究会活用法

まずは、インプットについてです。

基本的に、抽象化ブロックのみ使用しました。

空き時間にどこでも目を通せるようにするため、Evernoteアプリに抽象化ブロックを書き込みました。

補足なども書き込んだり、重要な部分は色をつけて注目しやすいようにするなど工夫し、

通勤時間などに見るようにしていました。


この方法の良かったことは、以下の3点です。

①書き込む際に、頭の中で整理されるため、読むだけよりも、記憶に残りやすくなる。

②ちょっとした空き時間に確認でき、定着率が向上。

③補足や強調を追加、変更できることで、重要、弱い知識のみを重点的に復習可能。


次に、アウトプットについてです。

自分の答案が、優秀答案や、模範解答と比べて、何が違い、何が不足しているのかというポイントをチェックしました。


例えば、

「まずは結論先行、後から理由を加える。」

「解答の切り口は複数から記載する。」

などの違いを見つけ、次からの自分の解答に生かすようにしていきました。


この結果、自分の解答の型が定まってきます。

どのように文章を書き出そうかという悩みが減り、 解答時間の短縮につながっていきました。


最後に、スクーリングへの参加です。

当然、インプット、アウトプットの向上という目的もあるのですが、自分の中では、モチベーション維持が大きな目的でした。

通信講座のデメリットとして、一人で勉強しているため、孤独を感じ、モチベーションが維持しづらい点があると思います。

そのため、スクーリングに参加し、みんなも頑張っているんだという意識を持てるようにしました。


スクーリングには、仙台などかなり遠方から来られる方々もいて、そのようなモチベーションが高い方とご一緒することで、自分のモチベーション維持につながりました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

中小企業診断士は、経営、経済、法務など幅広く知識をつける為に、非常に役立つ資格です。 また、個人的には、社会人になってから、業務とは直接関係のない勉強を行うことは新鮮でしたし、学ぶ楽しさを教えてくれた資格でした。この楽しさを改めて教えてくれただけでも、この資格を勉強して本当に良かったと思っています。


TBC受験研究会については、山口先生、鳥島先生をはじめとする先生方が、試験や事例企業を非常に研究されており、今年の試験でも事例2問3を見事的中させるなど、演習問題のクオリティも非常に高いです。

また2次試験当日の懇親会の段階で、A社のモデル企業を特定していたりと、試験の分析力もピカイチです。

実際に合格を勝ち取れましたし、TBCメソッドを信じて、1年間勉強して来て良かったと思っています。 

 

2次試験は、明確な一つの答えがある訳でないため、勉強を行っても、演習で得点が伸びずに、モヤモヤしたり、このままで本当に受かるのだろうかという気持ちが出てきます。

 

そういう時こそ、「答えはひとつじゃない、色々な回答でも方向性さえあっていればいい」と意識することが大切だと思います。 そう考えると、模範解答じゃなくてもいいと気持ちも楽になりますし、 基本に忠実に、SWOT分析からドメイン設定、そこから助言を考えることの大切さに気づくことができます。


皆様、基本を大切に、自分の勉強、TBCメソッドを信じて、頑張ってください。

2016年

2次集中DVD講座

山東崇紀 様

資格合格は結果であり、目的ではない。スキルアップができる環境を求めた結果、行き着いたのがTBCでした。

中小企業診断士を目指した理由

私が診断士を目指すと決めたのは2015年1月、20代最後の正月でした。 当時、医療系の専門職に7年間従事していたのですが、自分の将来を考えた時、このままいけば専門知識は人並みに増えていくだろうが、数百の人材の中で埋もれてしまうだろうと漠然とした危機感を感じていました。 差別化をしなければ!という焦りの中、どんなスキルを身につけようか?と色々模索しました。


インパクトがあって、今の会社で活かせる、或いは会社を飛び出して社会の中でも役に立つスキルが良いな…と思慮を巡らせるうちに辿り着いたのが、経営・ビジネスの仕組みを学ぶ事ができるMBAと中小企業診断士でした。 いずれも厳しい関門です。


当時、妻のお腹には赤ちゃんがいました。 費用もかかる上、休日を勉強に費やすとなると、家族の理解を得る必要もあります。どちらを選ぶかを考え、結果的に国家資格として安定したブランド力があり、時間およびコストが相対的に低い中小企業診断士かな…と腹に決め、妻にプレゼンしました。 資格の内容、今後のキャリアビジョン、合格率や予備校の費用、一般的な必要勉強時間、チャレンジ後の家事の分担など一通り説明したところ、少々の沈黙の後に 「メリットはよくわからないけど、決めたならサポートするから最後までやり切りなさい」 と背中を叩かれ大手予備校(TBCさんではありません)の門を叩きました。


TBCを選んだ理由

私がTBCの門を叩いたのはチャレンジ2年目の冬でした。初年度に一次試験をパスするも、二次試験でAACCの総合「B」判定。資格取得が目的ではなかったので、スキルが身につけば良いかと考えていたものの、試験結果が届いた時の落胆は想像以上でした。ただそれ以上に愕然としたのが、不合格通知を受け取った後、復習として再現答案を作ろうと思った時、二次試験終了からたった1ヶ月しか経っていないのに、殆どの知識を忘れていて再現答案が作れなかった事でした。 これではスキルが身についたとは言えません。


敗因を振り返ると、1年目はとにかくKey wordを詰め込む学習方法で知識が定着していない事、二次試験も模範解答のTeachingのみで意見交換の場がなく、アウトプットの質と量が圧倒的に不足していた事に気付きました。当時の私は一次試験対策で学んだ知識を武器に、企業の分析や助言を行うという感覚が無かったのです。


妻との約束もあり、2年目もチャレンジすることを決めるも、子供も産まれ、昨年以上にお金も時間も掛けられない。そんな中、曖昧な一次知識の「なぜ?」を教えてくれて、さらにアウトプットの質と量が確保できる予備校…と暗中模索し、TBCの説明会に行き着きました。


基本通信学習で、加えて月1回のスクーリングで受験生同士のディスカッションができる。時間の縛りとアウトプットの質と量についてTBCのシステムは私のニーズに合致していました。残る不安は、不足した知識の定着に応えてくれる予備校なのか?です。


説明会で私は鳥島先生に「繰り延べ資産が意味不明なので、分かるようにこの場で教えてください」と詰め寄りました。その時の先生の説明は見事に腹落ちするもので、私の期待した「なぜ?」に答えてくれる講師だと感じました。この予備校なら本当のスキルアップができそうだ、例え不合格になってもスキルアップしたという実感が持てる気がする…と感じ、申し込みを決めました。


TBC活用方法

私の場合、1年目の結果から運営管理、財務会計の知識が定着していない事が明らかだった為、両科目の一次のテキストを購入し、動画講義を最初から受け直しました。


この動画講義での復習とMailでの質問で、曖昧だった知識の「なぜ?」や「何に役立つのか?」、「知識同士の関係性」などが整理され、基盤知識の強化ができました。 また、二次試験対策テキストの「抽象化ブロックシート」と「具体→抽象→具体メソッド」も合格には外せないコンテンツでした。学習初期は講義で「ブロックシートを覚えなさい」、「具体→抽象→具体メソッドをやってみなさい」と指導されるも、多様性のある企業診断において、型にはめた考え方を強要するのはいかがなものか!?と否定的に捉えていました。


しかし、中盤になり実力の伸び悩みを感じ始めた頃、ある気付きがありました。 それは、二次試験が掴みどころ無い、難しい、と感じる理由の一つは、与件に盛り込まれた多くの具体的な情報が分析を複雑化させ、論点がぼやけて解決策が見いだせなくなるのではないかという事です。この仮説が正しければ、問題を一度抽象化し、解決の方向性を予め捉え、その方向性に準じて事例企業の状況に合った具体的な提案をすれば筋の通った回答が作れる。すなわちTBCメソッドは多様性のある企業診断においてとても有用じゃないか!と。


これ以降は、 具体→抽象→具体メソッドのトレーニングを繰り返し行い、ブロックシートを武器として定着させるべく、背景知識や理論を振り返りながら覚えました。時にはオリジナルのブロックシートも作成しました。 なお、この経験は試験だけに留まらず、仕事の中で複雑な情報から問題の芯を捉え、解決の方向性を考えるという点で活用できています。これは私が望んでいたスキルアップの実感でした。


診断士を目指す方へのメッセージ

診断士の試験勉強、特に二次試験の勉強は、楽しいような辛いような不思議な感覚を受ける方も多いと思います。 辛さの大部分は、「何が正解なのかが分からない」という『もやもや感』が原因だと私は感じていました。詰め込み型で勉強していた1年目は、そのもやもや感を抱えたまま試験に臨み、回答の軸も定まらず中途半端になっていたと思います。 TBCでの学習、特にスクーリングでのディスカッションでは、事例企業の状況、誇り、文化、社長のキャラクターなどをイメージしながら、その会社にとって最も良い提案は何かを議論をしました。 与件に出てくる企業は現実に在り、そこで抱える問題はリアルである。その前提を改めて認識すると、私なりの良い回答の定義が「事例企業の社長が『なるほど!』と納得できるもの」となりました。回答は社長に対するレポートだ!という観点です。


試験の目的を考えれば当然のことと思います。敢えて書くような事ではないかもしれませんが、試験勉強の中で当然と思われるこの観点が私は抜けていました。 良い回答のビジョンができると、回答の方向性も定まってくる。「従業員XX名、創業YY年」といったこれまで素通りしていた小さな与件情報も、企業のイメージを膨らませる上で貴重な情報だと、全ての与件情報に注意深く深くなる。事例企業への愛着すら沸いてきます。すると、いつの間にか正解を探す事よりも、より良い診断をしたいというMindになり、いつの間にかもやもや感は薄れ、試験当日が来るのが楽しみになっていました。


長く厳しい道も、楽しめれば勝ちだと思います。皆様もぜひ、楽しんで頂ければ幸いです。

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