2022年度合格体験記

2022年度

2次短期DVD通信講座

田中 菜々子

ストレート合格に役立ったTBC受験研究会

中小企業診断士を目指した理由

キャリアアップを図るために資格取得を検討した中で、これまで勉強してきたこととの親和性があったため、また、少子高齢化による後継者問題や女性の起業支援に対して需要がある一方で女性診断士の割合が少なく、資格を生かして専門性を持って働けるのではないかと思ったためです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

2次試験は相対評価であることから他の受験生と同じことをしているだけでは合格が難しいのではないかと考え、私は過去問演習に並行して、過去問にない論点や知識の習得のために予備校を活用したいと考えていました。

1次試験後から試験委員の考え方を理解するために本を読んでいる時間はなく、速修2次テキストの動画において、事例企業と実在企業の比較の話などを伺い試験委員や試験問題に対する山口先生の情熱や知見を感じTBC受験研究会にお世話になることを決めました。

また、2次短期DVD通信講座のコストパフォーマンスのよさや1次試験後からでも現実的にこなせる演習量というのも決定の後押しとなりました。

TBC受験研究会活用法

1次試験の勉強を始めた際、これまでなじみがない分野の勉強についてテキストだけでは理解が難しいと感じ、早稲田出版の速習テキストの講義動画を見たところ理解が深まり、このクオリティの動画を無料で公開されていることに感銘を受けました。

2次速修テキストや動画の中でも、特に抽象化ブロックシートが2次試験に必要な知識の整理に役立ちました。抽象化ブロックシートだけ分割し、すき間時間を中心に繰り返し読むことで知識の定着を図りました。

その知識を基に演習問題を進めていきますが、私の場合、演習問題で合格点を取れたことはほぼありませんでした。

試験委員の本に書いてある理論や1次試験で出題された問題を基に2次試験の出題形式に合わせて作成された問題は難しく感じましたが、解説を見たり解きなおしたりといった復習をすることで、ただ試験委員の本を読むより理解が深まりました。

また、優秀答案ともう一息答案の解説もあり自分に足りない視点が補えました。

スクーリングでは新たな論点が学べるだけでなく、他の受験生の回答と自分の回答を見比べることで、同じ問題に対する知識の使い方や書き方の違いも目の当たりにし、モチベーションの向上にもつながりました。

本試験の際にはこれまでの勉強で対応することができた感触がありました。

受験初年度で過去問と演習を並行して取り組むことは大変でしたが、過去問をやっているだけでは学べない知識や考え方の力がつき短期間での合格につながったと感じています。

中小企業診断士を目指す方へ

独占業務がない点が他の資格に比べて不利に思われるかもしれませんが、その分業務に柔軟性がありいろいろな人や仕事に関わることができます。

勉強は大変でしたが、私は人生における選択肢が増え、世界が広がったように感じています。

皆さまの合格をお祈りしています!

2022年度

2次短期DVD通信講座

太田 たくじ

プロ講師の熱い講義で記憶定着

中小企業診断士を目指した理由

私はメーカーの制度会計、管理会計を軸にキャリアを重ねてきました。会計という仕事柄、生産管理や人事、法務、知財などの様々な方々との関わりがあり、経営全般の関連知識を持っているつもりでした。

自分のキャリアを客観的に証明したく、中小企業診断士に軽い気持ちで挑戦しました。

また、子育て中のため、なるべくお金をかけずに勉強する方針をたて、勉強を開始しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

まずは過去問題を協会のHPから入手して、解いてみました。経済学部卒だし、経済は解けるだろうと過去問に臨むも全くわからない。

生産管理は工場勤務の経験があったからまあまあ解けるだろうと過去問に臨むもさっぱりわからず、とにかく眠くなる。

私の自信はすぐに打ち砕かれました。いろんな方がブログに書いている過去問解説を読んでも全然わからない。これは体系的に勉強しなきゃだめだ!と痛感しました。

ただ、お金をかけない方針で勉強を始めたため、受講料が高額な大手予備校にはとても通えない。困った。情報収集する中で、プロ講師の動画が無料で聴講できる早稲田出版の速修テキストと出会いました。

TBC受験研究会活用法

①1次試験

早稲田出版の講義動画はわかりやすく、YouTubeなので、いつでもどこでも見られる。わかりやすいから楽しい、もっと講義動画を見たい、理解できたから、力試しに過去問を解きたい!好循環になりました。

私のおすすめは必須テーマ〇×チェックです。

各章ごとに、過去問から厳選された問題の正誤判定をクイズ形式でまずは自分で解きます。

その後プロ講師が解説してくれ、理解が深まります。

直前期は、〇×チェックを活用し効果的・効率的に復習ができました。おかげさまで1次試験を1回で合格できました。

②2次試験

さて、軽い気持ちで始めた勉強で、当面の目標であった1次試験を突破して、喜んでいましたが、2次試験というものがあるらしいと、気づきました(笑)。

実は2次試験のほうが難関で、しっかり準備しておくべき試験、ということに1次試験合格後に気づき、青ざめました。2次試験まであと2か月と時間がない!何も対策してこなかった。過去問もさっぱり解けません。またまた困った。

そこで迷わずTBC受験研究会の2次試験対策DVD短期集中コースに申し込みました。

こちらも大正解。演習問題を通じて学習のペースがつかめますし、解いた直後に山口統括講師の熱血授業で、重要なポイントが、身体にしみ込んできます。

本番の試験でも、「顧客接点はとっても大事!!!」と山口先生の熱い講義が思い出され、その方向で記述しました。思い返すと、山口先生の熱く語るポイントは頻出論点で、自然と覚えられていました。

演習問題は添削もあり、客観的にアドバイスをいただけるので、自身の書き方の癖を修正するのに役立ちました。2次試験は最後まで手ごたえがありませんでしたが、運よくストレート合格を果たすことができました。

これも、TBC受験研究会の良質な教材、熱意あふれる講義動画のおかげです。本当にありがとうございました。

中小企業診断士を目指す方へ

私は、結果として運よく2か月で2次試験に合格できました。

もともと、中小企業診断士挑戦前に、日商簿記1級を持っている点が、ストレート合格に有利に働きました。

事例Ⅳの財務会計はコツコツ取り組まれることが大事な試験だと思いました。

勉強している方々は同志です。共に社会をよりよくするために頑張っていきましょう!

2022年度

2次短期DVD通信講座

渡辺 真也

TBCの教材をフル活用し、7度目の受験で合格を勝ち取りました。

中小企業診断士を目指した理由

大手製造業に勤務して20年ほど経った2014年当時、それまでの技術系の業務から、社内工場の改善コンサルや、生産戦略の選抜研修の講師に携わる業務に異動となりました。

それまで工場勤務経験もなく経営にも疎い自分が、工場の幹部や基幹職らと渡り合うため、「中小企業診断士」資格を取得することで、必要な知識や自信を得られると考えたことがきっかけです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

2014年に1次試験の学習を開始し、通信講座や通学講座、独学等を通じて2次試験に挑戦を続けましたが、残念ながら不合格を繰り返しました。

2020年度の5回目の2次試験に敗退した後、改めてこれまでの不合格の要因を振り返り、結局は1次知識を自分のものとして身につけられておらず、1次知識を盛り込まない回答を平気で書いていたとの反省に至りました。

そんな中で目に留まったのが、早稲田出版の速修2次テキストでした。実在企業と事例企業の比較演習、「具体→抽象→具体」のTBCメソッド、および2次試験で必要な1次知識をまとめた「抽象化ブロックシート」等が、今の自分の弱点克服に有効、と直感的に感じました。

TBC受験研究会活用法

2021年度は、速修2次テキストとYoutube解説動画を中心とした学習に切り替え、TBCの公開模試も受験し、自分なりにかなりの手応えを感じて6度目の受験に臨みましたが、結果は惜敗。

しかし、勉強の方向性は間違っていない、これを極めることで7度目の試験で必ず勝利を得られる、との確信を持ち、新版速修2次テキストを入手、更に万全を期すためにTBC受験研究会の「2次DVD通信講座」に申し込みました。加えて1次知識の補強用に、速修テキストの「企業経営理論」と「運営管理」を購入しました。

さらに、従来の書籍や紙のノートでの学習から、全面的にiPad+GoodNotes 5での学習に切り替え、iPadさえあればどこでもいつでも学習できる環境を整えました。

先ず1次知識の定着に関しては、iPadに取り込んだ「抽象化ブロックシート」に補足の知識を書き加え、自分だけのビジュアルでカラフルなシートをまとめました。他の書籍の図表やテキスト、ネット上の写真等を簡単に切り貼りできる、iPadならではの機能がとても重宝しました。

まとめたオリジナルのブロックシートは、印刷して勉強部屋の壁一面に貼り出し、普段から眺めて確認すると共に、仕事鞄に入れて持ち運び、通勤電車等でも見返すことで、隙間時間の活用にも役立ちました。

次に2次試験の解法トレーニングとして、iPadに取り込んだ速修テキストや通信講座の教材、模試等で「具体→抽象→具体」のプロセスを繰り返し、自分の解法として定着させていきました。また、3度の模擬演習の添削された回答、及び優秀答案/もう一息答案もiPadに取り込み、解説動画を視聴しながら、自分の答案と比較し、改善を繰り返しました。

iPadによる学習では、紙+ペン・マーカーと遜色のない手書き環境が得られると共に、ノートやインク切れの心配なく学習に集中でき、試験直前1週間を除いて全てiPad での学習を貫きました。

さらに8月のオンライン・スクーリングにも参加し、直前の1次試験の傾向も踏まえたTBCならではの演習が行え、他の参加者の回答との比較や、講師のコメントを得ることで、自信を深めました。

こうして臨んだ2022年度の7度目の筆記試験で、見事合格を果たし、即座にTBCの口述試験対策模擬面接を申し込みました。事前送付の教材で準備し、模擬面接では講師の方々から的確なコメントを頂けました。口述試験本番では、自分でも驚くほど落ち着いて自信をもって臨むことが出来、2次試験合格を勝ち取ることが出来ました。

中小企業診断士を目指す方へ

1次試験の勉強段階から、2次試験で記述できるレベルまで重要知識を深堀りして、自分のものにしておくことがトータルでの資格取得の最短化に繋がると思います。その意味でも、早い段階で速修2次テキストの「抽象化ブロックシート」で2次試験での重要知識を把握し、1次試験の速修テキストで具体例等含めて補強すると良いでしょう。その際、解説動画を何度も繰り返し視聴することで、「そういえば山口先生があんなことを言っていたな」と試験本番でも記憶を辿りやすくなります。

また、2次試験対策としては、「2次DVD通信講座」で、「具体→抽象→具体」のメソッドをしっかり身に着け、試験委員を徹底分析して作られた演習問題を何度も繰り返し解くことで、本番でも落ち着いて自信をもって回答することが出来るでしょう。

皆様におかれましては、是非、私のように合格までに9年もの時間を費やすことなく、効率よく短期間で資格を取得して頂き、合格後の診断士としての活躍に注力頂きたい、と願っております。

2022年度

2次集中DVD通信講座

岸田 幸宏

人生100年時代 マルチステージへのパスポート

中小企業診断士を目指した理由

長年、国際物流の仕事に従事してきましたが、今後のセカンドキャリアを考えたときにこの経験を活かして、特に地盤沈下の激しい地方の産業の活性化、それに携わる中小企業の海外展開をサポートできるような仕事ができないかという想いがあり、その契機としてこの資格に挑戦しようと考えました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1年目は他社のオンライン講座を活用して1次試験は合格したものの、2次試験はあえなく撃沈。

要因は1次試験合格後まで2次試験を全く意識しなかった取り組みの遅れと、前述のオンライン講座の2次試験過去問対策を視聴するだけでは自分の解答が的を射たものなのかさえわからず、ポイントをつかみきれないまま試験に臨んだことでした。

2次試験対策は添削によるフィードバックがないと学習を進めるのは難しいと考え、講座を検索する中でTBC受験研究会の存在を知りました。

数社を比較検討する中で、知識を軸に論理的に解答を組み立てるというTBC受験研究会の手法が最も納得感があり、且つ山口先生の講義動画の面白さに魅了され、ここに決めました。

TBC受験研究会活用法

●速修2次テキスト

まず、動画講義で各事例の解答作成のポイントを確認しつつ、知識の軸となるブロックシートをスマホの暗記アプリに入力し、隙間時間を活用しながら覚えることから始めました。

ただ、機械的に暗記しようとしてもなかなか若い頃のようには記憶が定着しなかったため、それぞれ自分の周りにある具体的な事例や経験に置き換え、複数のブロックシートを組み合わせて自分の中でストーリーを作りながら定着を図りました。

●2次集中DVD通信講座

月1回の添削課題は長期に渡る勉強のいいペースメーカーとなりました。

まずは80分で解いてみる。

最初のうちは具体⇒抽象⇒具体のスキームに慣れないこともあり、どの課題も時間内に最後まで書き切ることができませんでした。

ただ、ブランクで答案を提出しても何も得るものは無いので、時間内にどこまで書けたかをメモして本当の点数があとで判るようにしておき、間に合わなかった設問はそのあと自分なりに納得する解答になるまで時間をかけて解答してから提出しました。

その時間をかけた解答でさえ惨憺たる添削結果で、少々落ち込みましたが、復習は毎回時間をかけて行いました。

まず、提出後すぐに解説講義のDVDを視聴し自身の答案を自己採点、次に添削後に返却された答案と自己採点との比較検証、模範解答と自身の解答との比較検証、納得できない問題については講師に質問しながら繰り返し知識軸、キーワードのインプット、自身の解答の癖や傾向を分析、修正をしていきました。

これらを継続することで、講座後半は徐々にコツが掴め、模試では模範解答に選んでいただいたこともありました。

中小企業診断士を目指す方へ

試験本番は自分でも意外に思うくらい緊張してしまい、頭で与件を思うように整理できず、文章のまとまりも悪く、震える手で書いたミミズの這ったような文字を読めるように書き直すために時間を浪費するなど、会心の出来とは程遠いものでした。

試験直後も、また各社の解答速報を視聴した後も”今年は落ちたな”と思っていたので、合格という結果は自分自身でも驚きでした。山口先生がよく講義の中で”TBCメソッドで取り組むことで、できる時とできない時のブレの幅が小さくなる”とおっしゃっていたのですが、コツコツ学習を積み重ねたことで、悪い時でも一定の解答ができる力を習得できていたのかも、と強く感じた瞬間でした。

中小企業診断士2次試験は正解が無く、掴みどころの無い試験と感じますが、TBC受験研究会のノウハウ・講師の皆さんの厳しい指導コメントを信じ、そして何より、試験当日の最後の最後まで諦めずにやり通す精神力があれば、どの受験生の方でも合格へ到達できると思います。

この体験記をこれから受験される皆様のご参考としていただければ幸甚です。ご健闘をお祈りいたします。

2022年度

2次短期DVD通信講座

平田  康一

講座の演習問題や動画を楽しみながら合格できましたモチベーション維持に大いに役立ったTBC

中小企業診断士を目指した理由

「会社組織に属さないで仕事ができれば良いな」という漠然とした想いが切っ掛けです。大した理由ではないです。

何か新しい事に挑戦するためには、60歳手前の今始めるしかないという考えもありました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

昨年度2次試験が不合格になり、何を勉強すれば良いか判らなくなっていました。

診断士試験が国語力を鍛えないといけない試験であれば、もう止めようかとも考えていました。

そんなとき書店で偶々手にとったのがTBC速修2次テキストです。「実在企業と事例企業の比較分析」、「与件分以外の知識を用いた類推」等どれも新鮮で、これまでのモヤモヤが解消されると確信しました。

そして、この内容を習得してもう一度2次試験に挑戦したいとの気持ちが強くなりました。

速修2次テキストを繰り返し学習した後、6月にスクーリングに挑戦、グループで私のみ初参加だったのですが、他の参加者のレベルの高さを感じました。

2次試験に合格するためには、この人たちに追いつき追い越さないといけない、そのためにはこのままでは到底敵わないと考え、7月に短期DVD通信講座を選択しました。

TBC受験研究会活用法

まずは「TBC速修2次テキスト」をYouTube動画と併用しながら繰り返し学習しました。

「科目別攻略法」の「総まとめ演習」は本番に比べれば短い与件文ですが、それ故短時間で何度も学習できました。

「抽象化ブロックシート」は、若い頃なら読めば記憶できたかもしれませんが、今の自分では難しいので、まず本書から書き写して自分なりのノートを作りました。

その後、新しい知識を仕入れる度にノートに加筆、そして時間があればメモ用紙に内容をさらに書き写し、手を動かしながら記憶を定着するよう努めました。非効率的だったかもしれませんが、自分にとっては必要な作業でした。

1次テキストの「企業経営理論」「運営管理」、そして2次過去問題集の「令和元年~3年」「平成28年~30年」「平成25年~27年」も購入しました。

1次テキストはテキスト中に表示のある「2次でも活用する知識」を中心に、過去問題は平成28年位までを集中的に学習しました。平成27年より前は、今の試験とは随分傾向が違うので、「こんな出題もあった」という確認で十分であったかもしれません。

講座の「実力完成演習①」「実力完成演習②」「直前対策講座」、それに、直前期8月と10月2回の「スクーリング」の演習問題は、実戦的で試験委員の研究領域を想定されたものです。

試験合格のための物凄い情報量が含まれていたと実感しています。直前期は、これらの問題の復習を中心に行い、必要な知識の定着に努めました。

そして、本番当日。「スクーリングで得た知識をピックアップし、試験直前にもう一度確認しよう」と考え、例えば事例1の前には「、、、組織横断的に全社を俯瞰して、、、、」と素振りのようにメモ紙に書いて試験に臨みました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士の2次試験合格のために、回答の書き方やキーワード抽出を重視するやり方もあるようです。

私はTBCの「知識に基づいたアプローチ」が合格への最短距離と信じて学習しました。

何より山口先生始めの講師陣の方々の動画を拝見し、知識を得ることを楽しむことができました。

楽しくないと継続することが難しいし、頭に入らないですね。これから診断士を目指される方々も、TBCでの学習を楽しみながら是非合格を目指してください。

2022年度

2次短期DVD通信講座

塚田 健太

熱く、楽しく学べました

中小企業診断士を目指した理由

異動、年齢、コロナ――。この三つが大きな理由です。

2020年、まったく経験のない経営企画部に異動しました。内示の段階から専門書で勉強は始めたのですが、体系的・網羅的に学ばなければ山積する会社の課題に対応できません。

ネットや書店を回り、経営理論から財務・会計、法務、情報システムまで幅広く習得できる診断士資格と出会いました。

定年を目前に控えた50歳代半ばとなり、「中小企業の生産性と賃金を上げる活動をするには、今から準備しないと」との思いが強くなったこと、コロナ前は連日あった、仕事の関係の会食が20年春以降、ぱったりとなくなり勉強時間ができたことも、背中を押してくれました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

寄席紙切りの第一人者、林家正楽師匠は、大きく体を揺らしながらハサミを使います。

曰く「お客様からよく、何でそんなに揺れてるんですか、と聞かれます。

別に揺らさなくても切れるんです。でも静かあに切っていると高座が暗くなります」

TBCの無料動画講義は、「1人でテキストを読んでいるうちに暗い気持ちになってしまう」独学のデメリットへの特効薬です。山口先生の熱弁で自信を、個性豊かな講師陣の丁寧な説明で理解を深めていきます。

7科目の分厚いテキストを踏破できたのもの、動画の併走のおかげです。

TBC受験研究会活用法

▽1次 速修テキスト+動画のインプットの後は、過去問を繰り返しました。

暗記系科目には苦戦しましたが、動画講義で繰り出される語呂合わせ(「ハーブティーをご一緒に」「(IS-LM曲線の)き(供給)は上、じ(需要)は下」)も楽しみながら覚えていきました。(福井先生の横、縦チョップでの「行と列の覚え方」は強烈でした)

勉強方法としては、当初、7科目テキストを1章ずつ順番に進めていました。

ところが、1週回った後で、財務・会計の計算をすると、まったくできなかったことに愕然とし、各科目の間に財務をはさみながら回すことにしました。(企業→財務→運営→財務→法務…)。1次前は2次に手を付けていなかったのですが、事例Ⅳのみ財務・会計対策も兼ねて解いていました。

1次初挑戦の21年は、仕事の都合で2日目しか受けられず、中小のみの科目合格(特訓問題集のおかげです)。翌年試験までの長い期間のモチベーション維持を兼ね、ITパスポートとビジネス会計検定試験2級を取得しました。

診断士試験より難易度は低いのですが、重複する部分が多く、気分転換にもなりました。

ユーチューブで無料講義を聴くうちに、そのほかの診断士受験向け動画がどんどん私向けにレコメンドされるようになり、早稲田出版のチャンネルが、診断士受験のポータルサイトの役割を果たしてくれました。

▽2次 事例Ⅳ以外は22年の1次終了後のスタートでした。

速修テキスト+動画に加え、短期DVD通信講座、スクーリング2回とフル活用しました。過去問の繰り返しで進捗の分かる1次と違って、とらえどころのない2次を羅針盤なしで乗り切るの難しいと考えたからです。

抽象化ブロックシートは、Googleドキュメントに転記して、スマホでいつでも見られるようにしました。

記憶力が落ちているので、関連図表や語呂合わせを書き加え、オリジナルのブロックシートにして何度も読み返しました。辞書のようにシートを確認しながら事例を解くことで、記憶の定着を図りました。(残念ながら完全暗記には至りませんでしたが)

スクーリングでは、受講生同士の批評が参考になりました。ほかの答案の優れた部分を見つけ、言葉にして発表することで、その部分を吸収することができたと感じています。

中小企業診断士を目指す方へ

難しかった事例Ⅳでしたが、その中でも「これはとっておきたい」という第3問の設問1を空欄に、記述問題の為替リスクを書き落とすという致命的なミスをしたため、今回は足切りを覚悟していました。

23年度速修2次テキストのKindle版を発売直後に購入し、ブロックシートのフラッシュカード化にも着手していました。

キーワードへのハイライトやフラッシュカードのクイズ機能を駆使すれば、学習の効率は飛躍的に上がるでしょう。山口先生のカリスマ性と若い世代発のアイデアの融合でますますTBCは面白くなりそうです。

熱く、楽しく試験勉強を乗り切ってください。

2022年度

2次集中DVD通信講座

篠木 知

TBCとの出会いが合格の分岐点

中小企業診断士を目指した理由

自身の価値を高めるためには資格を取った方がいいかな?

幅広い知識が学べればキャリアアップに繋がるかな?

転職が必要になったときに有利かな?

等、漠然とした理由で学習をスタートしました。

恥ずかしながら中小企業診断士がどういうものなのか殆ど理解していなかったですね。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

スキマ時間を有効に活用したいと考え、当初は某スマホ教材を選択しました。

しかし財務の知識がゼロで紙の教材が無いという状況では全く理解が深まらず、仕方なく書店で参考書を探していたところ、偶然TBCの速修テキストに出会いました。

『講義動画付き書籍?本当だったら凄いけど、どうせ途中で有料コンテンツに誘導するか質の低い動画でしょ?』

と、半信半疑でYouTubeを覗いてみた事がTBC受験研究会を選択したきっかけです。

いざ動画を視聴すると、それまで使用していた教材よりも遥かにクオリティが高く、重要視していたスキマ時間の有効活用ができる動画配信体制に度肝を抜かれTBCの教材にスイッチしました。

2次試験対策においても試験委員の論文や著書を確認し、事例企業の取材まで行った上で、事例問題を作成していると聞き迷わずTBCの2次集中DVD通信講座に申し込みました。

TBC受験研究会活用法

【講義】

自宅学習に加え通勤時やスキマ時間を活用し繰り返し動画を視聴しました。

また一度学習を終えた単元は運転時にもラジオ感覚で音声のみ聞いていました。

【教材】

2次集中DVD通信講座・模試・スクーリングのオリジナル問題・速修テキスト過去問題集を最低3周する事を目標にし、試験当日まで逆算して日程計画を立て繰り返し学習を行いました。

抽象化ブロックシートはスマホの写真として保存し、スキマ時間をフル活用して確認する事で2次試験に応用できるレベルに到達できました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験の最大の難関は何といっても2次試験です。

私は最後まで受かる気がしなかったですし、初回(令和3年度)の筆記試験は不合格でした。

特にTBCの予想問題で取り上げられていた論点がそのまま試験に出ていたのにも関わらず回答できず、教材を愚直に信じてやり込まなかった事を激しく後悔しました。

予想問題の精度の高さを令和3年度の本試験で実感したので、令和4年度もTBCの2次集中DVD通信講座を再度選択し、前年度の反省を活かし教材を信じてとにかくやりこみました。

令和4年度の本試験でもTBCの予想問題が的中しており試験当日は与件文を読みながら、『これは・・・? もしかして・・・? キターーー!』と、心の中でガッツポーズをしていました。実際の得点を見てもTBCの予想的中による加点がなければ合格出来ていなかったと思います。

最大の障壁である2次試験を合格するための近道が間違いなくTBCには存在します。

教材、先生方を信じて勉強を頑張ってください。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

野村 圭

独学でも、合格まで最短距離で突っ走れました

中小企業診断士を目指した理由

出産後子供が乳離れしてしばらく経つと、忙しいながらも細切れ時間がかなり発生していることに気付きました。

さらにコロナ禍の影響で外出機会も激減します。そういった時間を有効活用するため何か勉強をしたいと思い、やるなら国家資格だ!と一念発起。

普段の仕事でもほとんどのクライアント様が中小企業なので必ず役に立つと思い、2022年1月から中小企業診断士試験の勉強を始めました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

早稲田出版書籍との出会いは、他社の通信講座で1次7科目の学習が1周した4月中旬頃、『特訓問題集1 中小企業白書編』を購入したことです。中小企業経営だけは過去問がないので、たくさん問題を解きたいと思い購入しました。

近所の書店で買い物の合間に購入したのですが、今思えば、診断士書籍の品揃えがあまり豊富でない中、よくぞこの本を置いてくれていたと思います。

GWに初めて2次試験の過去問を1事例解いてみたのですが、その時は模範解答と文字ベースの解説だけを見て、なんとなく近い雰囲気のものが書けていることに安心をしていました。

しかしその後、早稲田出版のYouTubeチャンネルに2次過去問の解説もあったことを思い出し動画を見ると、1次知識をフル活用した解答の作り方・実在企業への取材エピソードなど、とにかく目からウロコでした。甘い考えをすぐさま反省し、その後の2次試験対策をTBCメソッドで進める決意を固めました。

TBC受験研究会活用法

1次2次並行学習だったので、とにかく時間がありません。6月頃から『速修2次テキスト』内の短い演習問題で100字程度をスムーズに書き切るトレーニングと、抽象化ブロックシートで必要な知識の定着を図っていきました。

『速修2次テキスト』を読んでからは1次試験対策の取り組み方も変わりました。マークシートでなんとなく取れれば良いという考えは捨て、選択肢や解説も覚える勢いで1次対策もよりギアを上げていきました。

1次試験終了後は、夜子供を寝かしつけた後に『速修2次過去問題集 Ⅴ, Ⅵ, Ⅶ』の3冊(平成25年〜令和3年度の9年分)をひたすらやっていきました。

さらに仕事中や家事中、外出移動中のBGMとして動画講義は絶え間なく聞き続けました。この時期、間違いなく山口先生の声は家族よりもたくさん聞いています。夢にまで出てきたほどです。

10月前半に過去問3冊がようやく1周し、9✕4=36事例を解く頃にはようやくTBCメソッドの使い方が定着してきました。残り3週間で2周目に入り、解き方の粗いところや抜け漏れしやすい切り口をできるだけつぶしていくことに費やしました。

また、10月頭にはTBC受験研究会が開講していたスクーリングに参加しました。2022年度は独学生でも単発受講できたので、2023年度以降も参加可能なようでしたら1回は参加することをおすすめします。

試験当日、事例ⅠからⅢは難しいながらも積み重ねてきた手順を守って時間内に空欄なく書き切ることができました。特に事例Ⅰは、スクーリングで学んだ内容がそのまま活きました。

令和4年の事例Ⅳは第1問から生産性指標を聞かれたり、CF計算の制約文がものすごく長かったり、とにかく「そうきたか」という印象でしたが、講義動画内で山口先生がおっしゃっていた

「事例Ⅳが難しい年ほど苦手な人はチャンス」

「計算過程の欄と記述をしっかり埋めれば受かる」

という言葉が脳内再生され、なんとか喰らいつくことができました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験については、有料無料を問わずいろいろな情報があふれています。特に独学の方は不安を感じることも多いでしょうし、いろんな書籍やメソッドに手を出したくなることもあるでしょうが、時間は有限です。

とりわけストレート合格狙いの人はよそ見をしたり、根拠不明な情報に振り回されている時間は全くありません。

私の2次試験対策は速修2次テキスト・速修2次過去問題集(9年分)だけで時間的に精一杯でしたが、この4冊と講義動画のおかげで、独学ながらストレート合格まで最短距離で突っ走れました。

TBCメソッドが自分に合っていると感じたら、とにかく信じて速修2次テキストと過去問に真摯に取り組むことが一番の近道だと思います。

2021年度

2次集中DVD通信講座

高橋 伸一

中小企業診断士になりたい。

中小企業診断士を目指した理由

営業職を続けているうちに手に職をつけたいという思いが強くなりました。

営業経験が活かせて専門職として役に立てる仕事がしたいと思い、何かしらの資格取得を考えるようになる中、中小企業診断士という国家資格を知りました。

受験科目の知識や取得後のキャリアなどわからない部分もありましたが、現状のスキルではダメだと強く思い資格取得を目指しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

当初は他社の講義を受講していました。

理由は自習室という勉強できる環境に身を置かなければ勉強しないと思ったからです。

他社で合格されている方も多数いらっしゃいますので一概には言えませんが、私は以下の3点の理由で受験予備校を変えました。

1点目:事例の解き方や考え方が具体化・体系化されていない感じがした。

2点目:設問に対して場当たり的な対応がある。

3点目:自分で調べて下さいとか、ここは○○年の1次試験の過去問解説を見て下さいなど個人の自主性にゆだねる部分が多いと感じた。

TBC受験研究会を選んだ理由は、2次試験の出題企業に訪問し社長から直接情報を収集している活動や、受験予備校としての実績、2次速修テキストの活用のしやすさを感じた事に加え、今のままやっていても結果は変わらないと変革の必要性を痛感したため受講を決めました。

TBC受験研究会活用法

もっと早く受講するべきでした。

自分のやるべき事が明確になり、自分には何が足りなかったのかが良くわかりました。私の場合は診断士として必要な生きた知識が足りませんでした。(生きたというのは試験本番で実戦で使えるという意味です。)

私の活用法は

①抽象化ブロックシートの暗記。

単なる丸暗記ではなく演習問題で使った言葉やキーワードも含めて覚えました。

例)同族企業のデメリット

能力のある人材を登用する道が狭くなる。→権限委譲できる人材が育っていない。

②知識を連鎖させる。

ブロックシートとブロックシートを繋げて連鎖させ、ある言葉から様々な知識が浮かぶように訓練しました。

例)下請→方向性は超下請、拡下請、脱下請。下請とくればリソースの集中→リソースを技術に集中→顧客の要望に対応→主要顧客依存のメリット。下請とくれば交渉力低い→5フォースモデルの買い手の交渉力高い→(価格)交渉力上げたい・製品差別化・独自性発揮→製品開発→自社の強み活用VRIO分析+顧客ニーズの収集。

③演習問題の解説で新たな発見と不足している知識を拾う。

DVD講義では山口先生が業界や業種の特徴やあるべき姿などを実務経験を通して説明してくれます。

例)小売:立地産業と言われるように場所は重要。立地・接客・品揃えに強みがないと、ここを整備しないと厳しいですよね。とか。

卸売業:ネットの普及で卸の中抜けがある。従来の品揃え、物流、情報提供機能のほかリテールサポートの強化や消費者への直販などを行わないと生き残りが難しくなってきます。とか。

製造業:ニーズを収集して(どうやって?小売→卸→メーカーの伝言ゲームではなく直接顧客接点から)、ニーズにマッチしたものを作り(作るには人・設備必要。無ければ外注・連携)、適正価格で売り(売るための販路・チャネルは?)、シェアを拡大する(規模の経済性・経験曲線効果でコスト削減)。がメーカーの機能です。とか。

(間違っていたらすみません。)

与件文の裏に隠されているこれらの業界の前提条件や事例企業の設定を抽象化ブロックシートの関連する箇所にまとめて書き込み、使える知識として覚えました。

これにより事例企業を多面的に捉えられるようになり、与件文の理解が進むので自身の成長を実感する事ができました。

中小企業診断士を目指す方へ

私は多年度受験生です。

試験前日に発熱し2次試験の受験を控えた事もありました。

勉強を続ける中、私は「試験当日の自分にバトンを繋げよう」と思うようになりました。

勉強が進まない日があっても、自分を一番理解してくれている明日の自分や昨日の自分は、バトンを繋ぐ仲間である今の自分を責めたりしないです。仲間だからそんな日だってあるのはよく分かっているじゃないですか。

やっと合格した今の私は、緊張の中頑張ってくれた試験当日の私に感謝しています。

最強の応援団でありプロの診断士集団であるTBC受験研究会と、皆さんの挑戦魂があれば必ず合格できます。

私でも合格できました。

私も皆さんの味方です。応援しています。

2022年度

2次集中DVD通信講座

黒川 恵吾

知識の軸が、苦しい時の自分を支える軸となりました!

中小企業診断士を目指した理由

金融機関で法人顧客を担当しておりますが、入社から年数が経つに連れて少しずつ複雑な案件に携わるようになると、公認会計士や税理士などの資格を持つ経営コンサルタントや、企業法務専門の弁護士など、高度な知識を有する専門家と接点を持つ機会が出てきました。

彼らとの能力差に圧倒される日々が続く中で、ビジネスパートナーとしての関係が保てているのは私が金融機関の職員だからというだけで、自身の能力が認められているのではないことに危機感を強く持つようになりました。

自身のスキルを高めて法人担当のスペシャリストとなり、士業の専門家と対等に渡り合えるようになりたいとの思いから、中小企業診断士の資格取得を目指すようになりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験は幸運にも初年度で突破出来ましたが、1次試験対策に全力を傾けるあまり、1次試験合格時点では2次試験対策どころか、2次試験に関する情報すら皆無という有様でした。

ネット等に溢れんばかりの2次試験情報を拾いながら2ヶ月強に亘って独学を試みましたが、初年度の2次試験は惨敗。敗因は圧倒的な知識不足であると考えて書店へ足を運んだところ、2次試験対策書籍コーナーでたまたま手に取ったのが「2次速修テキスト」でした。

動画講義を視聴するに連れて、事例問題の分析から解法に至るまで明確な根拠を示すTBC受験研究会のスタイルに魅力を感じるようになりました。

そして講義の中で山口先生が「東京・大阪間を自転車で移動するのが独学だとすれば、私たちのDVD講座は新幹線のチケットのようなもの」と仰っていたのが決め手となり、「2次集中DVD通信講座」の受講に至りました(うろ覚えのため、ご発言の表現やニュアンスが異なっておりましたら申し訳ございません・・・)。

TBC受験研究会活用法

(2次速修テキスト)

初年度2次試験の敗因となった知識不足を克服するため、電車での通勤時間は「2次速修テキスト」の講義動画視聴と抽象化ブロックシートの暗記に費やしました。

特に抽象化ブロックシートについては「2次集中DVD通信講座」の演習やスクーリングで扱った知識をひたすら書き込んだオリジナルの抽象化ブロックシートを作成し、2次試験当日まで繰り返し学習したことで、絶対にブレない知識の軸を作ることが出来たと思います。

(2次集中DVD通信講座)

演習問題とその解説には、絶対に押さえておくべき情報がとにかく凝縮されており、最終的には「事例Ⅳ特訓演習」を含む全ての演習問題をそれぞれ4回ずつ解き直したことで、多くの情報をインプットすることが出来ました。

過去問演習に思うような時間を割けなかったことが反省点ですが、限りある時間を「2次集中DVD通信講座」の消化に集中して一点突破出来たのが成因とも思います。

「2次集中DVD通信講座」を受講したことで初見の問題への対応力が高まったことに加え、1ヶ月に一度演習問題が届くことが学習のマイルストーンになったのも良かったと思います。

受講開始当初は「もうひと息答案」にも程遠いような答案を作成していましたが、「何とか他の受講生の答案のレベル感に追いつきたい」「せめて受講生の平均点には到達したい」といったように、時期毎に自身が目指すべき姿が明確に描けたことで、終始高いモチベーションを維持しながら学習を進められました。

これらの取組みにより、決して小手先のテクニックに走ることなく、知識の軸をベースにした解法を確立した・・・とまでは最後まで言い切ることが出来ませんでしたが、少なくとも本番の2次試験会場で「これだけ勉強した知識を軸にして解答しているのだから、自分は大丈夫」と自信を持てるレベルには到達することが出来たと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

周知の通り決して簡単な試験ではないため、本気で合格を目指そうと思えば仕事、家庭、趣味など様々なことに全力で取り組んでおられる方ほど多くのことを犠牲にせざるを得ませんが、少しでも挑戦したいという気持ちを持っているのであれば是非一歩踏み出して頂きたいと思います。

私自身、合格という大きな成果が得られただけではなく、ビジネスの世界を俯瞰する視座や専門知識、論理的思考能力などを身に付けることができ、学習を開始した当初からは考えられないほどの成長を遂げることが出来ました。

拙い体験談ではありますが、大きな目標に向かわれる皆様の決断の一助となれば幸いです。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

佐藤 和男

短期間で効率良く学べるTBCメソッド

中小企業診断士を目指した理由

勤務先にて2年ほど前に開発部門から企画部門へ異動となり、これまでの知識・経験が通用しなくなったため、体系的に知識を習得したいと思ったのがきっかけでした。

異動先では事業部門トップとの会合や、そのための資料作りなどの業務があり、経営者目線でのものの見方、考え方が必要となり、経営者へのヒアリングやコンサルティングが主要な業務の一つである中小企業診断士の知識は必ず役に立つであろう、と受験することを決意しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

勤務先での業務も忙しい中、タイトルにもある通り、いかに短期間で効率良く学びを進めるかが自分で設定したテーマでした。予備校等には通っていなかったため学友と呼べる人も居らず、勉強の進め方、参考書探しはネットの情報のみが頼りでしたが、その中で色々な方が勧められている教材として、早稲田出版の速修2次テキストがありました。

早速、TBC受験研究会とは何ぞやというところから調べ、受験指導歴40年超という由緒正しい経歴や、無料でプロ講師の動画が見れるということを知り、書籍を取り寄せ、1次試験受験後の8月中旬頃から2次試験の勉強を開始しました。

1次試験合格発表の9月初旬までは、受かっている自信もあまりなく、気持ち的には中途半端な状態でしたが、そのような状況下でも理解しやすく読み進めやすい教材でした。

TBC受験研究会活用法

まず、テキストに記載されている内容を愚直に習得すること、を行いました。

特にTBCメソッドの肝とも言える、「具体→抽象→具体」の解答プロセスを理解すること、「具体→抽象」のプロセスで必要となる抽象化された知識をまとめた抽象化ブロックシートを覚えること、は事例問題を解く上で非常に有用であったと思います。

抽象化ブロックシートについては、頭に定着させるために、スマホのボイスメモに自分で読み上げ録音し通勤時間等に増速して繰り返し聞くこと、を実践しました。

これにより知識が定着し、過去問を解く際にも“大きく外さない”解答をつくることができるようになりました。また、分かりやすく的を得た無料動画で実践的な知識を得ることもでき、お陰様でストレートでの合格を勝ち取ることができました。

後日談となりますが、2次試験についても合格の実感を持てなかった私は、TBC受験研究会ホームページにて23年度2次DVD講座の発表があると直ぐに、受講の申し込みをしておりました。

落ちる前提での次への布石としてTBC受験研究会を選択していたことからも、私がTBC受験研究会へ抱いた信頼感は理解いただけるかと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

日本企業においてもジョブ型雇用の採用が進み、求められる人材の多様性が増え、我々個々人でのリスキル等を通した自律的なキャリア形成が必要となってきています。

中小企業診断士資格取得のための勉強は汎用性が高く、私自身も実務で実際に役に立っており、職能・機能を問わずお勧めできるものであると感じています。

1次試験、2次試験、口述試験と高いハードルは続きますが、TBCメソッドを信じ、自分を信じ、効率的に勉強を進めていけば、掛けた努力と時間は必ず報われると思います。

合格目指して頑張ってください!

2022年度

速修テキスト・過去問題集

奥薗 寛

独学の方にこそおすすめします!

中小企業診断士を目指した理由

私は経営企画・企画管理部門に所属していますが、チームメンバーの育成に何か適切な資格が無いかと探していたところ、会社経営全般にわたる知識を体系的に学べる中小企業診断士資格の存在を知りました。

早速、メンバーに勧めたところ、1週間後、奥薗さんも受けるんですよね?と、まさかのカウンターをくらい、何となく勉強を始めたのがきっかけです。(しょうもない理由ですみません)

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験の1週間位前には合格点を確保出来そうな感触を得られたので、2次試験の事も考えなくてはいけないと思っていた所、前述のチームメンバー(残念ながら1次試験途中で体調不良でリタイヤしましたが)からTBCの2次速修テキストを勧められました。

早速、ネットで動画を拝見した所、①事例企業を実際に訪問し、事例企業と実企業の違いを元に試験委員の研究領域を把握した上で試験問題を分析されている事、②設問の意図をロジカルに、かつ、丁寧に説明されている事、③具体⇒抽象⇒具体の考え方と2次試験に必要な知識を抽象化ブロックシートとして、MESEの観点で簡潔にまとめられている事、④山口先生の活舌の良いニコニコしながら解説する雰囲気、が気に入り、2次試験の内容も良く分かっていないまま、早速2次速修テキストを購入しました。

TBC受験研究会活用法

私が活用させて頂いたのは①2次速修テキスト、②8月末の模試、③8月末と10月初めのスクーリングです。

2次試験の勉強は1次試験の正解が協会HPでアップされ、合格を確信した後に開始しました。その為、2次速修テキストを購入したのも8月8日になります。2次試験の内容をここで初めて認識した時、事例文の長さと意味不明な設問、更に膨大な記述、正に自分が小学生のころから長年苦手意識のある国語じゃないか!と愕然とした事を今でも鮮明に覚えています。しかし、なんせ2次試験本番まで時間がありません。

国語力だけの試験の筈は無い、必ず解法ロジックが存在し、それを習得すれば何とかなると信じ、ひたすら2次速修テキストに取り組み、何とか8月末のスクーリング前日に1周目を終えました。

スクーリングでは初めて時間制限がある中で問題を解き、他の参加者の解答を聞くことも出来、自分の立ち位置を認識できたことは非常に有意義だったと思います。

また、過去問に初めて着手したのは9月に入ってからで、10月末の試験本番までに平成26年度以降の事例Ⅰ~Ⅳまでを3回やりました。この時、他の書籍や通信講座の回答を読んでもしっくりいかないことが多く、結局、TBCの過去問動画を本当の正解と考え活用させて頂きました。

今考えれば、最初からTBCの過去問テキストを購入したほうが、もっと効率よく勉強できたのではないかと考えています。

そして、最も重要なことは山口先生も動画で繰り返し話していますが、抽象化ブロックシートの丸暗記です。正直、丸暗記までは到達できませんでしたが、このブロックシートの部分を背表紙から切り離し、常に携帯していました。

更に、自分なりの気づきや注意点をシートに書き込み、繰り返し読み込む事で、知識を確実に付け、それをベースに本番試験に臨めたと考えています。因みに、この冊子は今でも自分のバイブルとして保管しています。(口述試験でも活用出来ました!)

また、模試、スクーリングの問題はTBC独自の予想問題ともいえる内容で、R4年度の試験でも似たポイントの問題が出題されました。速修テキストや過去問のみならず、これらスクーリングや模試の解説についても何度も繰り返し見直すことをお勧めします。

中小企業診断士を目指す方へ

1次試験の勉強はある程度楽しくできましたが、2次試験は苦痛そのものでした。これはどれだけ勉強すれば、また、どのレベルまで到達すれば合格レベルなのかが、全く分からないという試験の性質上だと思います。

でも、TBCメソッドを習得すれば必ず合格できると信じ、最後まで自分に負けないでください(根性論になってしまうかもしれませんが、最後は自分との戦いです)。

そして、試験当日の最後の1秒まで(実際私は今年の事例Ⅲで試験終了10秒前に記入完了しました)諦めないでください。皆さんを応援してくれている家族、恋人、友人、同僚がいます。その方たちに最高の形で恩返しし、そして中小企業診断士として新しい世界に一緒に羽ばたきましょう。

2022年度

2次集中DVD通信講座

小沢 芳明

2次試験5回目で悲願達成(あきらめないでよかった)

中小企業診断士を目指した理由

勤務先で、インキュベーションセンターの立ち上げを担当することになり、その際に中小企業診断士を採用し、当該センターの運営及び入居者への助言等をお任せすることにしました。一緒に仕事していくうちに、ベンチャー企業へ適切なアドバイスを行う診断士にあこがれを感じたことが資格取得をめざしたきっかけです。

また以前から、研究者向けの研究・開発助成金獲得のための講演や申請支援を行っていました。それを企業も含めた形で発展させていく際には、中小企業診断士の資格取得による信用力向上が欠かせないと考えるに至りました。

あと数年で定年を迎えますが、仮に組織に所属しなくなったとしても、引き続き社会の役に立っていくには診断士資格取得が助けになると考えたことも理由の一つです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

中小企業診断士試験の2次試験は、模範解答が公開されません。つまり何が正解かわからない状態で答案を作成する必要があります。各受験校にて解答速報が出されますが、当然ながら難しい問題の模範解答が違っており、何をよしとするのかがよくわかりませんでした。

多年度で受験をしていると、試験委員も変わるためか、年度によってがらりと出題傾向が変わり、そのたびに苦戦を強いられました。

「いったいどこの受験校の門をたたくべきか」と相当悩みましたが、与件文の会社にきっちりと取材をし、その情報に基づいて解答を作成していることがTBC受験研究会を選択する決め手となりました。さらに、テキストや動画も豊富に提供しており、書籍等の出版が迅速かつタイムリーに行われていたことに安心感があったことも理由の1つです。

TBC受験研究会活用法

前年に不合格になった際に、苦手としていた事例Ⅰの克服の方法について、メールにて事務局に尋ねたところ、統括講師の山口正浩先生自ら返事を下さり、その内容が非常に的を射ていたため、指摘いただいた内容を肝に命じることで勉強を効率よく進めていくことができました。

具体的なTBC受験研究会または書籍の活用法ですが、『速修2次テキスト』による抽象化ブロックシートの活用、さらに1次テキスト『企業経営理論』『運営管理』『財務・会計』にて2次試験に出そうな知識の再確認及び知識の充実を図りました。

私が申し込んだ講座は『2次集中DVD通信講座』でした。最も役に立ったのは、新試験委員の傾向及び演習の解説でした。それらには、設問文で求めていること、解答するために必要な知識、設問に対応する与件文の解釈のほか、それらから答案に落とし込んでいくためのロジックがわかりやすく書かれていました。

試験間近には、実力完成演習、模試、直前対策分の解説を事例Ⅰ~Ⅳごとに集めたもの、及び1次テキストの重要知識をワープロアップしたものを電車の中等で読み続けることで、必要な知識と解答ロジックを頭に定着させました。

演習の合間にはスクーリングが開催され、私も時折参加しました。これまで培ってきた書き方スキルや知識がどの程度充実しているかなど、他の参加者の解答と比較しながら自分の実力の立ち位置を確認できるよい機会となりました。

中小企業診断士を目指す方へ

「この試験は私には向いていない」と、4回不合格となった時にそう思い、あきらめかけました。私のようなある程度の年齢のいった多年度受験の方にとっては、優先して克服すべき事項は何なのかが定まらず、なおかつ対応すべきことも多すぎて、気づけば時間だけが過ぎてしまう感じかと思います。今から思えば、何らかの点でも進歩があれば、あきらめないで挑戦し続けることも必要です。

2次試験では、1科目でも大きく落ち込むことを防がなければなりませんし、1科目でいいので、80点くらいとれる科目があるとすごく楽になります。最も差が開きやすく、また、点数を稼げる科目は「事例Ⅳ」といえるため、可能な限り多くの問題を集め、幅広に対応力を強化していくことをお勧めします。事例Ⅳでは、計算の過程まで示すよう求められますので、無駄のない計算過程の示し方を練習しておくことも必要です。

事例Ⅰ~Ⅲでは、理由や対応策、助言が求められることが多いため、設問及び与件文を抽象化する力を身に着け、さらに設問に答えるための知識をメリット・デメリットに分けてインプットしておくことの大切さが身に染みてわかりました。

最後に、2次試験では体調を整えて臨むことも欠かせません。私は試験の前日、緊張のあまり眠れないことが4年間続きました。一睡も眠らず受験すると、読むスピードが落ち、制約事項等を読み落としたりします。午後の事例Ⅲ,Ⅳの時間になると根気が続かなくなりました。試験前日には、軽く運動を行う、睡眠圧力が高くなるまでまとめた資料を読んだり書いたりする、市販の睡眠導入剤を飲むなど工夫をしたところ、ぐっすり眠れて、ストレスなく受験ができました。

受験される方々がそれぞれの難点を克服され、無事合格されることを願っております。

2022年度

2次短期DVD通信講座

栃木 楓

3度目の正直、背水の陣

中小企業診断士を目指した理由

私が中小企業診断士を目指した理由は2つあります。

1つ目は、スキルアップを図るためです。理系出身であり技術部門で勤務していましたが、数年前に工場の生産管理部門に異動となりました。その際に、今までより幅広く体系的に知識を習得できる資格がないかと探した結果、見つけた資格が中小企業診断士でした。

業務に関わる生産管理の部分だけでなく、ビジネスの基本となる知識全般を体系的に習得できることに魅力を感じました。

2つ目は、困っている人を助け社会に貢献したいと漠然と考えていたためです。学習を進めていると、中小企業は日本全体の企業数の中で99%以上を占めていることを知りました。また昨今のコロナ禍で経営に苦しむ中小企業の経営者の方も多くいらっしゃると思います。

中小企業診断士を取得することで、少しでもその方々のご支援が出来ればと思い、取得を目指しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

学習を開始した当初は、別の通信講座を受講していました。運良く1次試験に合格しましたが、2次筆記試験に2年連続で不合格、再度1次試験から受験が必要になり途方に暮れました。

1年の充電期間を経て学習を再開する際に、2次筆記試験に対する自分の問題点は、①各設問の出題意図がわからず、それっぽいキーワードをなんとなく入れた解答になっていること、②知識が不足していること、②その知識に基づいた解答が出来ていないこと、だと分析しました。これらを解決できるものはないかとネットで検索していたところ、TBC受験研究会の2次速修テキストに出会いました。

「試験委員の事例問題の作り方」、「具体→抽象→具体」の回答プロセス、「抽象化ブロックシート」など問題点を解決できそうな内容が盛りだくさんだったこと、さらにYouTubeにアップされていた山口先生の講義動画に感銘を受け、1次試験のテキストも早稲田出版の速修テキストに全て切り替え、学習を再開しました。これでダメなら中小企業診断士試験から一度身を引くことも考えていました。

TBC受験研究会活用法

●1次試験

・速修テキストにメモを取りながらYouTubeの講義動画を2倍速で視聴して知識を再度整理しました。2次試験で問われやすいポイントなどをメモし、2次試験を見越した学習ができました。

・2022年版速修テキスト巻末の過去問題集と、1次公開模擬試験で間違えた問題を繰り返し解きました。似たような問題が本番の試験でも出題され、的中率の高さを実感しました。

●2次筆記試験

・1次試験と並行して2次速修テキストのインプットを早めに行いました。2次試験の傾向と対策を早めにインプットすることで、1次試験対策時の知識の整理にも役立てることができました。

・1次試験合格後はすぐに2次短期DVD通信講座を受講し、各事例の演習問題を解きました。その際に、過去に自分が陥った「模範解答と自分の回答を見比べ、足りなそうなキーワードをなんとなく確認」という答え合わせをやめ、解答に至るまでのプロセスを講義動画やテキストで何度も確認し、知識の定着と「具体→抽象→具体」の流れを意識して取り組むようにしました。

・抽象化ブロックシートにメモを追記、オリジナルの抽象化ブロックシートにしたものをスマホで撮影して、隙間時間に随時確認しました。

・DVD通信講座内の添削サービスを利用し、自分の解答に足りない部分を的確に指摘して頂きました。

中小企業診断士を目指す方へ

2次筆記試験は解答が公表されず、学習に苦慮する方も多いかと思います。また2次筆記試験に苦しむかつての私のような独学多年度受験生の方は、解答を作成する上で変な癖が付いているかもしれません。

そんな方は一度立ち止まってTBCの2次速修テキストや付随する講義動画で内容を確認してみるのが良いと思います。そして共感できた方はTBCを信じて学習を継続することで合格への道が徐々に開けてくると思います。

皆様のご健闘をお祈りいたします。

2022年度

2次集中DVD通信講座

柴田 雄一郎

努力を結果につなげることができたTBCのカリキュラムに感謝

中小企業診断士を目指した理由

長年SIerの営業職として従事してきましたが、以下の点で本資格に興味を持ちました。

①仕事との親和性

顧客に対してシステムを提案する機会が多いのですが、提案内容によっては顧客の業務課題に入り込んだ提案が必要となります。その中で基本的な知識の習得が不足していると考えるようになり、体系的に学べる中小企業診断士を目指すことになりました。

②スキルを形に

長年の職務経験上一定のスキルを得てきたとは思っているのですが、それを明示するものが何もありませんでした。目に見えたスキル証明や自己達成感を持つという目的でも、当資格がよいと考えるようになりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

実は10年程度前に一度受験を目指して挫折した経験があります。その時は某大手資格学校に通っておりました。体系だったカリキュラムになっていたものの、自分にとっては知識の定着に向けた勉強方法には結びつかずに挫折をしてしまいました。

コロナ禍となり再度受験に興味を持ち、1次試験は独学で受け合格しました。2次試験は独学では厳しいと思い調べていたところ、TBCの「抽象化ブロックシート」「具体→抽象→具体」という考え方がとても腹落ちして、申し込みを行いました。結果とてもよかったと思っています。

TBC受験研究会活用法

①抽象化ブロックシートを肌身離さず

抽象化ブロックシートを絶えず持ち歩いて、時間があれば読んで覚えるようにしていました。私は元々本を読むことが好きで、通勤やプライベートの外出時にも本を持ち歩いていたのですが、勉強期間は抽象化ブロックシートのみを持ち歩くようにしていました。持ち歩くのにはかさばりましたが(笑)、そこまで徹底しないと定着しないと思って対応していました。

②演習は3回繰り返し

演習が送られてきたら、まずは提出用に普通に回答作成して提出しました。その後自己学習として、抽象化ブロックシートやテキストをみての回答作成をして、最後に添削を受け取った後に改めて回答作成をしました。

DVDについては2回目の回答作成後に全体を視聴して、その後は添削受け取り後に特に採点が低いところを見直しました。

上記の方法により、1月当初よりかなり回答がスムーズに作成できるようになったと思います。

仕事が忙しいことを言い訳にして疎かになりそうな時期もありましたが、TBCのカリキュラムを愚直に行うことで力が付くことが実感でき、モチベーションを維持することができました。

中小企業診断士を目指す方へ

1次試験から考えると、途方もない試験範囲と深い文章力が求められると考えがちになると思います。私もそれで挫折を味わっています。

ただしモチベーションを保って愚直に勉強を積み重ねることによって成果は上がってくると思います。また、努力が間違った方向に行かないようなカリキュラムが用意されていると思うので、信じて継続していけば結果がついてくると思います。

私はまだ合格したての駆け出しにもなっていない状況ですが、これから受験される方の参考になれば幸いです。合格してお会いできるのを楽しみにしております。

2022年度

2次短期DVD通信講座

大竹 健介

私のTBC活用法

中小企業診断士を目指した理由

現在の仕事は充実しているのですが、40歳を過ぎた頃から、このまま目の前にある仕事だけを行っていて成長はあるのか、自分の強みを見える形で身につけたいと思うようになりました。

また海外拠点のマネジメント業務にも携わっており、当時は見よう見まねで行っていましたが、体系的に経営を学んで、会社・組織マネジメントを、自信を持ってできるようになりたいと思うようになりました。この2つが、私が中小企業診断士を目指した理由でした。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

そのような気持ちから中小企業診断士の勉強を始めたのですが、1次試験は独学で合格できたものの、2次試験には苦労しました。他校の過去問の解説を読んでも、全て理解できるのですが、自分で再現できない状態でした。何度も過去問の解説を読んでいるうちに答えを覚えてしまって、過去問は解けるようになっても、新作問題には対応できないという状況で不合格になってしまい、どうしたらよいのかわからない状態でした。

そこで活用したのがTBCの速修2次過去問題集でした。なんと言っても講義動画を無料で視聴でき、書籍代だけで勉強できるというのは他にはない魅力で、これを使用して勉強することにしました。

この過去問題集を使用して勉強している中で、TBCが独自取材で得た実際の事例企業と与件文の企業の差の分析をされているのを見て、TBCなら悩んでいた2次試験勉強を、正しいやり方で解決できるのではないかと思い、DVD通信講座も受講することにしました。

テキストには載っていない事例企業分析もDVD通信講座では聴けるという点にも魅力を感じました。

TBC受験研究会活用法

速修2次過去問題集は、平成22年の問題集から令和3年の過去問題集を揃え、朝晩の通勤時間、週末など空いた時間に聴いては、過去問を解くことを繰り返していました。そして、「速修2次テキスト」とDVD通信講座で知識のインプット、定着を行い、過去問演習と合わせて繰り返し行いました。

TBCメソッドの「具体→抽象→具体」は非常役立ちました。一旦抽象化を行うことで、解答の方向性が正しくなり、独りよがりの外れた答えがなくなるというのはまさにその通りでした。このプロセスは中小企業診断士試験だけではなく、普段の仕事で企画書や報告メモを書くのに頭を整理したり、アイデア出しをするのにも役立っています。

またDVD通信講座の新作問題は、試験委員の分析に基づいて作られていて、本試験で出る可能性が高いと意識を持って取り組むことができました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験の2次試験は正解が公表されず、どのような勉強をしたら合格できるのか分からず、受験生泣かせの試験だと思います。そのような中、「具体→抽象→具体」のプロセスは、どんな場面でも有効で、悩んだ時にはこのプロセスに帰って考えることで、少しずつ変化球にも対応できるようになった気がします。

1年に1回だけのチャンス、わずか80分で考えをまとめて解答用紙に書ききらねばならず、それが緊張感の高い会場で丸一日続くという、大変厳しい試験でしたが、それ故に合格したときの喜びはひとしおでした。

皆様もTBCの講座で学び、本試験で実力を発揮して合格されることを願っております。

2022年度

2次集中DVD通信講座

吉田 悠

TBC活用でストレート合格を果たしました

中小企業診断士を目指した理由

①金融機関での業務に活かすため

私は金融機関に勤務しており、主に事業を営む個人・法人向け融資を担当しています。中小企業診断士資格の取得を通して経営に関わる幅広い知識を身につけることで、融資のみに留まらず、顧客の経営発展につながる適切な助言ができるようになりたいと考えました。

②自分の知識を体系化できると感じたため

私は大学時代に経済学を専攻しており、またこれまでに簿記、FP、ビジネス実務法務、ITパスポート等、中小企業診断士の試験科目と関連する資格を複数取得していました。

そのため中小企業診断士資格を取得することで、これまでの知識+αを「中小企業経営」という軸で体系化し、より実践的に活用できるようになるのではないかと考えました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

勤務先の自己啓発支援制度の一環で、任意で受講できる通信講座としてTBC受験研究会が紹介されていたことがきっかけです。

特に2次試験は独学での合格は難しいだろうと考えていたため、中小企業診断士の専門校の先生方の添削が受けられる点に魅力を感じて受講を申し込みました。

TBC受験研究会活用法

<1次試験>

受験前年の秋頃から学習を始め、TBC受験研究会と産業能率大学の提携通信講座を受講しました。講座テキストは早稲田出版の速修テキストに準拠した内容だったため、特に2次試験関連科目(企業経営理論、運営管理、財務・会計)はYouTubeの無料講義動画も併用して学習しました。

具体的にはテキストを読み込むと共に、少しでも知識に触れる時間を増やすため、自宅で家事をしている最中も講義動画を流し、音声を聞いて学習するようにしていました。

またTBC受験研究会主催の模擬試験や過去問を解くことにより、試験の出題形式に慣れることを意識しました。

これらの対策により、1次試験本番では見慣れない出題形式に戸惑う場面はあったものの、比較的余裕をもって解答できました。

<2次試験>

ストレート合格を目指し、受験年の3月に2次集中DVD通信講座の受講を開始しました。

1次試験と並行して学習していたため、受講開始当初はまだ1次試験の知識が定着しておらず、演習問題を完成させるのも一苦労でしたが、そこから以下のことを実践しました。

①先述の1次試験の学習で基礎知識を定着させる

②早稲田出版の2次速修テキスト(特に抽象化ブロックシート)を読み込む

③2次速修テキストや過去問題集の無料講義動画を家事の最中等に視聴する

④上記①~③を踏まえ、TBCメソッドの「具体→抽象→具体」の解答プロセスを意識して演習問題やその他教材を解く

⑤添削済答案や解説、過去問題集を読み込む

⑥一度解いた演習問題を解き直す

これらにより、回を重ねるごとに少しずつ演習問題の点数が伸びていきましたが、試験直前の最後の演習でもギリギリ合格に達するかどうかという水準でした。

ただ、試験当日まで伸び代はあると信じてギリギリまで学習に力を入れました。金融機関勤務ではありますが、特に事例Ⅳの計算問題に苦手意識があったため、試験直前の1ヶ月間程度は毎日演習問題もしくは過去問を解き、とにかく計算問題を解くことに慣れるよう心がけました。

試験本番は制限時間内に解答を書き切ることに苦労しましたが、何を書くべきか迷う設問でも最後まで諦めず、とにかく抽象化ブロックシートや講座の教材等で得た知識を書き込みました。

また2次筆記試験合格後の口述試験直前にはTBCのオンラインでの模擬面接を受け、本番では緊張感がある中でも落ち着いて面接官の質問に回答することができました。

中小企業診断士を目指す方へ

上述のとおり時間が限られた中での学習でしたが、TBCの講座、速修テキスト、講義動画等を活用したことでストレート合格を果たすことができました。

ここをスタートラインとして、これからの自分のキャリアをより充実したものにしていきたいと考えています。

中小企業診断士を目指す方の多くは、仕事やプライベートで日々忙しく過ごしていらっしゃると思いますが、TBCはそのような皆様の強い味方になると思います。

この体験記をご覧いただいた皆様の合格を願っております!

2022年度

2次集中DVD通信講座

中島 隆寛

豆腐リベンジ達成

中小企業診断士を目指した理由

同僚に診断士ホルダーが増えてきたこと、体系的な知識を習得して、自信を持って業務に対応するため、中小企業診断士に興味は持ちながらも、ズルズルと何年も先延ばしにしてきました。

2020年12月、本屋で偶然、早稲田出版の2022年度版1次速修テキストを見つけ、予備校同等の授業がYouTubeで無料配信されている!、問題集もセットでこの値段!、と言うことに驚きました。YouTubeを見てみると、とてもわかりやすく、圧倒的なボリュームで更に驚き。

たいして気負いもせず、なんか面白そう。自身の教養のためにと思い、「経済学・経済政策」の書籍購入からはじめました。

これが私と診断士、TBCとの出会いです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

初年度は、1次速修テキストのお陰で1次は一発合格することができましたが、2次対策のことを何も考えていませんでした。2次速修テキストで雰囲気を掴みながら、過去問演習や市販の事例4対策の問題集をこなし、独学で2次試験に挑みましたが、力及ばずでした。

浪人が確定し、予備校情報を探す中、コロナ禍で通学が難しいこと、2次速修テキストでのTBCメソッドの納得感が高かったこと、早割キャンペーン価格で募集中という理由で、1次でお世話になったTBCにお世話になることにしました。

TBC受験研究会活用法

1ヶ月ペースで4事例の演習が届き、提出後約2週間後に採点が帰ってきます。当初は物足りないのではないか、と不安に思いましたが、仕事をしながら、しっかりと事例に向き合うと、丁度よい按配でした。採点結果に合わせて配信される追加の解説動画も、記憶の定着を図る上で、良いタイミングでした。

オプションのスクーリングも積極活用しました。3つのショート事例を1時間でタイムトライアルするため、緊張感、焦って頭に入ってこない、焦ると更に時間が経過する…と本番なら冷や汗ものの環境を何度も疑似体験できたことでメンタルや現場対応力が鍛えられました。

グループディスカッションでは、相対的な自分の立ち位置を肌で感じることができました。私はTBCメソッドの核とも言える「抽象化ブロックシート」を眺める程度にしか見ていませんでしたが、ほぼ暗記されている受講生が多く、大変刺激を受けました。

以来、「抽象化ブロックシート」を自分流に育てるべく講義に挑みました。山口先生が、関連するシート番号を次々と仰るので、シートごとにリンクを貼って、横串を指すように知識の幅と定着を図りました。このことは多面的な回答を書く上で、非常に役に立つとともに、与件文や設問文から回答骨子の作成が困難な際に、知識を頼りに解答の糸口を探す手助けとなりました。

また講義の中で山口先生が「よくある事例企業のパターン」、「試験委員の問題の作り方」などを雑談され、こうした情報が本番で事例と向き合うときに大きな力になりました。

中小企業診断士を目指す方へ

何を書いたらいいのかよくわからない2次試験ですが、知識を軸とするTBCメソッドを体得できると、回答の軸が定まり安定感が高まります。

ゴルフのスイングと同様、慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、自分のものにできると、飛躍的にスコアが伸びるはずです。皆様のご健闘をお祈り申し上げます。

2022年度

2次集中DVD通信講座

樋口 英司

『選択と集中』で合格へ

中小企業診断士を目指した理由

私には10年の受験経験があり、その時々で中小企業診断士志望理由も変化してきました。55歳で中小企業診断士の受験を開始した時は、CIA(公認内部監査人)の資格を取得した直後です。その時は、中小企業診断士の学習を通じて、内部監査の遂行能力をさらに高めることが志望理由でした。

しかし、その後子会社への転籍や60歳の退職・転職を通じて学習環境が激変し、結果的に1次試験突破に6年もかかってしまいました。その中で、人生100年時代を迎えても、生涯現役で自分の能力を活かして何か社会貢献したい。そのためには中小企業診断士の資格を取り、活躍したいと考えるようになりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

一言で言えば、1次・2次試験の学習がシームレスで一体化し、熱意ある講師とツールで学習効果が高かったことが理由です。

1次試験では、TBCのテキスト+無料講義動画+章末問題の学習パターンが効率的で効果的な成果をもたらしてくれました。

2次試験では、独学の2年間の後、3年目に1次からの再スタートと並行して、2次集中DVD通信講座を受講しました。最初のオンラインでのオリエンテーションの際、山口先生に1次・2次同時受験について相談しました。その折、当面は1次突破に集中すべきとのアドバイスをいただいたことが最終合格につながったと思います。

1次7科目をTBCのテキストと無料講義動画を中心に学習を深め、2次の学習を行いました。1次試験を1回で通過でき、3回目の2次試験を受けました。結果は不合格でしたが、かつてない手ごたえを感じました。

そして4回目の2次試験挑戦にあたり、TBCの2次集中DVD通信講座だけに特化した学習を行うと決めました。選択と集中を徹底するため、今回が最後の受験だと決断し、TBC以外の他社書籍・アドバイス記事などを思い切って全部捨てました。

TBC受験研究会活用法

1次関係:

私はまずテキストを通読し、章末問題を解いてから動画を受講しました。動画では板書された内容をパソコンソフトで切り貼りし、気付いたことを追記した資料を作りました。年齢に伴う記憶力の衰えは、何度もエッセンスを繰り返し復習することで対応しました。 

2022年度版テキスト後半のテーマ別1次問題集は、過去問のセレクト集です。1次試験では学習範囲が広く、合格には時間資源の有効活用が必須条件です。この問題集を解き、不正解問題を特定して何度も復習しました。

出題トレンドを反映して毎年更新されるテキストの質の高さと、厳選問題の徹底活用の組合せのおかげで、7科目同時合格が可能になったと思います。

2次関係:

なんといっても抽象化ブロックシートの徹底理解に努めました。

具体的には、記載スペースを確保するためテキストをA4サイズに拡大して片面印刷します。この資料をマーカー・色鉛筆、3色ボールペンなどで整理する過程で、理解が深まり、暗記しやすい資料となってきます。全体を展望できるようになったら、関連するブロックNoを余白にメモし、1次テキストからの追加情報も書きます。

「具体→抽象→具体」の応用対策も試みました。TBCの過去問解説から関連するブロックを見つけ、印刷した資料の裏面に過去問の設問と模範解答を手書きして、ブロック毎の活用と表現方法を整理しました。事例毎の知識体系における個々のブロックのレイヤーや、戦略・戦術別の利用方法もしだいに理解できるようになりました。

また添削の答案分析講義動画では、『優秀答案』と『もう一息』の違いを講師が具体的に解説してくれます。自分の答案と模範解答・皆様の解答を対比させることで、自分のミスの傾向が把握でき、大きな改善効果を得ることができました。

中小企業診断士を目指す方へ

『選択と集中』は戦略の基礎ですが、何を、どのように行うかは各自の考えしだいです。この試験は、日々の学習においても、迷わず決断し、その結果に責任を持つことが問われるように思われます。

TBCを選択したご自身の決断を信じて、あとは邁進するだけです。皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

高田 浩一郎

「4度目の正直」実現に向けて

中小企業診断士を目指した理由

物流系企業のサラリーマンとしてキャリアを積むなかで、『人生100年時代』と言われる時代の中、自分自身のセカンドキャリアを考えたとき、今の会社の肩書を外してもしっかり自分の足で立てる軸が必要だと考えるようになりました。

色々な資格を検討するなかで中小企業診断士資格が目に留まり、受験勉強を決意しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

元々、有志数名が集まった勉強会に参加していたのですが、ある勉強会で抽象化ブロックシートの話を聞き、早速書店に向かい、抽象化ブロックシートが掲載されている速修2次テキストを手に取り内容を見て即購入しました。

速修2次テキストの抽象化ブロックシートは勿論のこと、「具体→抽象→具体」の解答プロセスが多年度受験生となり合格への道筋に迷いが生まれていた自分にとって非常に腑落ちするメソッドでした。また無料講義動画も非常に良質であり、これも非常に役に立ちました。

TBC受験研究会活用法

昨年1次試験に合格しており、保険受験は考えていなかったので、今回は2次試験対策専門で取り組んでいました。

・無料講義動画は、通勤時間が長いことを利用してスマホで視聴しました。講義は2次用だけでなく、基本知識を固めるため1次用の動画も視聴しました。

・速修2次テキストは、抽象化ブロックシートの部分を切り離し、PDF化のうえ、自分のipadに保存して使いました。保存した書類に書き込みができるアプリを使い、過去問答練や模擬試験、有志勉強会で得た追加知識を抽象化ブロックシートに書き込んで理論の刷り込みに努めました。

・「具体→抽象→具体」のメソッドについては、これを本試験で実際に使えるようにするため、エクセルを使い“抽象化ワード一覧表”を作りました。左側に抽象化ワード、右側にその抽象化ワードにつながる具体化キーワードを並べ、抽象化ワードから具体化キーワードが想定したり、逆に具体化キーワードから抽象化ワードが想定したり、という訓練を繰り返しました。

中小企業診断士を目指す方へ

私は結果的に4度目の挑戦で合格することができました。多年度受験生は、知識は十分にあるのですが、十分すぎるうえにアウトプットが複雑化してしまい、結果的に相手に伝わりにくい文章を書いてしまう状況に陥ってしまうのではないかと思います。

よく言われている“1次知識を活用し、与件文と設問に寄り添い、判りやすい文書を書く”という基本原則を実現するため、「具体→抽象→具体」のTBCメソッドと抽象化ブロックシートは自分に合ったメソッドであり教材であったと思います。

勉強方法や解答プロセスは人それぞれだと思います。いかに早く自分に合った学習教材や学習方法、解答プロセスを見つけるかが合格のため非常に重要だと思います。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

道場 悠

門外漢の私でも、非常にわかりやすく、難関試験を突破できました。

中小企業診断士を目指した理由

私は、長年精神科医として、臨床、研究、教育にあたっていました。精神科医を始めたときから、「医者は世間知らずが多い。社会のことを知っていないと、仕事にならない」と上司から言われて、できるだけビジネス書やビジネス雑誌などを読むようにはしていました。しかし、どうしても耳学問、興味のある分野のつまみ食い、というように体系的な知識ではありませんでした。

2016年に研究留学としてスタンフォード大学で過ごすことになりました。そこでは医師や研究者は、中核となる業務はもちろん一流ですが、大学や病院にとどまらずに、外部のビジネス関係者と協力して起業したり、プロダクトを作ったりしていました。たまたま出会った人との、ちょっとした会話から、アイデアが生まれて、ビジネスに発展していく、という文化が非常に新鮮で、自分の視野の狭さを痛感しました。

帰国後、病院勤務で、患者さんの診療を再開していて、改めて非常に意義のあるお仕事だと感じています。しかし、メンタルヘルスについて病院だけでは限界があるなとも感じました。人脈が広がったこともあり、ヘルスケアや精神疾患を市場としてビジネスを始めたいという人とのつながりがあって、アドバイザーとしてお声がかかるようになりました。しかし、そこで、ビジネスの人たちの考え方と、医療者、専門家のものの考え方の違いを感じ、経営とは何なのか、について、改めて勉強しないと、適切なアドバイスができないなと感じました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

経営学の勉強について、今までの耳学問や、経験に基づいたものではなく、ヌケモレがなくきちんと勉強するにはどうしたらよいか、と調べた時に、中小企業診断士という資格があることを知るに至りました。また、ほぼ同時に、早稲田出版によって、インターネットで無料で勉強ができることを知りました。通常の業務がある私としては、自分のペースで勉強できることは非常に助かりました。

速修テキストと、YouTube動画は、コンテンツの質の高さと、その説明のわかりやすさが大変ありがたかったです。自分にとってあたらしい分野の勉強でしたが、まさに手取り足取りご教授いただいたという想いです。経営法務や財務会計は、現場感がよくわからなかったので、実際に起業してみて、速修テキストをみながら法律を振り返り、財務諸表を作りながら勉強していきました。

また、山口先生のプレゼンは非常にわかりやすく、コロナでリモート授業をする機会が増えたときに大変参考になりました。当初、数年かけて1次試験が終わればいいや、位に思っていましたが、速修テキストのお陰で、1次試験は、1年で合格してしまいました。そうなると、2次試験も頑張りたい、という想いで、挑戦が続きました。

TBC受験研究会活用法

中小企業診断士試験2次試験は、1次試験より一気にハードルが上がりました。私は、この試験のポイントは、大きく2つあると思っています。一つは事例Ⅰ~Ⅳのそれぞれの世界観を理解すること。もう一つは、設問や与件から、適切な知識を取り出して、文章に起こすことです。事例ごとの世界観は、ずれてしまうと大外ししてしまうことがあります。例えば、事例Ⅰで、事例Ⅱっぽい回答を書いてしまうなどです。ここは、速修2次テキストに書いてあることを丁寧に理解することが必要でした。過去問も大事でした。また、適切な知識を取り出して、文章に起こす、という作業は、過去問をみても難しい。過去問だと、すでに知っている知識を持ってくるだけになってしまって、現場では対応が難しいと感じました。

私は、速修2次テキストの、抽象化ブロックシートを覚えて、脳内で検索できるようになることが一番はじめの作業で、さらに、DVD通信講義によって、知識を増やしていくという作業を行いました。最終的には、模擬試験で、TBCメソッドによって、設問の解析、与件文の二段階型の抽象化という作業をして、大事な情報を見落とさないようにする、という作業を丁寧に行うことが有効だったと思います。

2次試験合格までには、4年かかりましたが、2022年度は、今まで勉強してきたことを自信にして、精神的に緊張せずに受験ができました。手前味噌ですが、精神的な余裕は、何事に挑戦するにも大事だと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士の2次試験に合格して、とりあえずホッとしているところです。この勉強を通じて、ヌケモレのない知識を得ることができました。特に、自分からは勉強しなかっただろうことを、(強制的にでも)勉強したことで、視野が広がりました。医師としての仕事の向き合い方もかわりましたし、社外の企業さんとの付き合い方も、考える指針ができました。

今後も、医師としての臨床、研究、教育業務とともに、病院外の企業との連携を模索していくという私なりの両利きの経営を行っていきたいと思っています。中小企業診断士試験は、簡単な試験ではないですが、挑戦する甲斐のある試験だと思います。ぜひ、全力でぶつかっていただき、資格を勝ち取ってください。

2022年度

2次集中DVD通信講座

水沢 孝介

楽しく学びストレート合格へ

中小企業診断士を目指した理由

1)きっかけ

40代半ばを過ぎ、社内公募の大学院MBA留学に応募したが落選したことを、きっかけに調べていたところ、国家資格で資格取得のコスパの高い診断士の資格に魅力を感じました。

私は、某金融機関でリーテイル営業に携わっていますが、お客様に中小企業の社長様もいらっしゃいます。なじみ作りに雑談をするのですが、相手企業様の本業の話題に踏み込む自信がなく、話が深まりません。

企業様の財務や経営、製品製造など生産活動に関わる話ができたら、もっと早く信頼いただけるのに!と自身の課題に思っていることの学びができると思いました。

2)将来を見据えた準備を始める

昨今、大企業に勤務していても、外部環境変化等で雇用や処遇の維持ができない可能性がある中、社内のみで通用するスキルだけではリスクが高まるとの意見もあります。定年退職後の人生を考えた場合、今から長く続けられる仕事 の準備を始めることも大事ではないかと思い始めました。

「両利きの経営」という言葉を習いましたが、「既存事業を極力、効率的成果を上げながら、余裕資源を活用して新規事業の探索を継続する」ことで、中小企業の目指す道の一つとされていますが、自分を中小企業になぞらえ、自身の強みを発揮しながら現業を効率化し、中小企業診断士に挑戦しようと思いました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1)真のゴールへ

とはいえ、両利き経営は並大抵のことではできません。TBCでは、山口統括講師をはじめ講師方は、最初は講座の受講生で合格後も研鑽を積まれ、講師となられ、診断士として活躍されています。資格取得がゴールではなく、その先に向けて様々な支援をされていることはTBCの大きな強みで、その方針に共感しています。

2)斬新な講座スタイル

無料動画があることは、最初信じられなかったのですが、山口講師がTBCのビジネスモデルを、マーケティングのPPM分析で説明され、納得しました。学習を開始した頃は、コロナ禍が激しい時で、動画講義やZoom活用のスクーリングは本当にありがたかったです。今後も働きながら学ぶ方にとって、基本スタイルの一つになると思います。

3)質の高い講義と、2次試験に直結する真の学び

講義では、実際に試験で応用できる考え方やフレーズ、ワーディングを繰り返し学ぶことができます。実務でも言えることかもしれませんが、知識を実践で役立てるのに時間がかかると思いますが、抽象化ブロックシートの知識は、事例問題で驚くほどすぐ活用でき、自信を持って解答することができました。

TBC受験研究会活用法

まずストレート合格を目指し、一次試験の学習と並行し、2次集中DVD通信講座とスクーリング全6回を受講しました。

1次対策)

動画講義全般と苦手パートを理解できるまで視聴しました。2022年度版テキストの過去問パートを細かく分冊して、電車で繰り返し解き解説を読みました。1科目6~7周は繰り返しました。

2次対策)

TBC過去問題集の10年分(事例Ⅳは15年分)と、DVD通信講座の問題と模試等6回、スクーリング6回を繰り返し解きました。問題は記述形式ですが、まずは無理に書かず(疲れないように)、解答プロセスや言葉の習得を中心に、黙読で解きました。

朝通勤:1次問題とブロックシート、昼休み:事例Ⅳ、帰宅後:事例Ⅰ~Ⅲを解くとサイクルを決め日々実行しました。

ブロックシート)記憶には苦労しましたので、エクセルで表形式にして覚えました。DVDなどで得た知識も加え、オリジナルのブロックシートにしました。持ち運びに一段と便利です。シートは口述対策まで活用でき、今後、実務でも末永く活用するつもりです。

※DVD通信講義の添削結果もスクーリングも最初はうまく書けず、低い点数が続きましたが、「本番ギリギリまでが勝負」と思って、講師のご指導や、他の受講生の皆さんの解答やご意見を取り入れ取組みました。試験が近づくと少しずつでも点数が上がっていき励みになりました。

中小企業診断士を目指す方へ

試験勉強は意外でしたが、楽しんで取り組めました。1週間で20~30時間学習しましたが、実務に活かせることも多く、人事制度や組織の学びは、自組織や会社の人事制度の仕組みの理由を分析する材料になり、会社へのロイヤルティも上がるきかっけになりました。

難関資格で、私はたまたま合格したようなものですが、残念な結果だったとしても、合格できるまでTBCで挑戦を続けたと思います。合格で今、視界が大きく広がりましたが、学びの過程でも活かせることが多く、チャレンジしてご損はないと思います。

2022年度

2次集中DVD通信講座

石澤 知己

「基礎」と「選択と集中」で最後まであきらめずに合格を勝ち取りました。

中小企業診断士を目指した理由

起業し18年間経営してきた会社を救済型のM&Aで譲渡しました。譲受企業と、そこからの新経営陣によって事業は継続できました。そうした経験をした私は、挫折感から鬱屈した日々を送っておりましたが、このままではいけないと思い、この挫折感から抜け出すために、中小企業診断士を目指すことにしました。診断士の資格を取ることで自分の失敗を客観的に見つめ直し、中小企業の経営者に同じような失敗をしなくて済むように役に立ちたいといった想いと、環境を新たにし再度チャレンジする契機になればといった想いで、学習を始めました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験の学習では、TBCとは別の通信講座を受講し、2回目で合格することができましたが、初めて受けた2次試験では、1次試験に合格するための学習しかしていなかったため、まったく対応することができませんでした。

2次試験を終えた直後に、ネットで2次試験の学習法などを調べていくうちに、YouTubeでの山口先生の動画講義にたどり着きました。

2次速修テキストや、過去問集の講義動画をいくつか視聴し、ロジカルな解法の解説がとてもしっくりきたのと、大量の講義動画をYouTubeでオープンにしている点で、信頼ができ、とても魅力に感じ、決めました。

TBC受験研究会活用法

2次速修テキスト付属の「抽象化ブロックシート」は、動画講義で学んだ関連知識や新しい知識を追記していきました。移動中などの隙間時間にスマホで見たり、学習中に検索しやすくするために、デジタル化し、当初の1年間は多くの時間を費やし覚えていきました。

そうして受験した2次試験では、残念ながら論点を抑え、知識を引き出すことができず、惨敗を喫して、改めて基本に立ち返る必要があると考え、1次の企業経営理論と、運営管理の速修テキストを購入し、苦手な論点は何度も講義動画を視聴し理解を深めつつ「抽象化ブロックシート」の知識を補完していきました。

また、2次速修テキストと講義動画で、設問要求を正しく把握し解答につなげる「具体 → 抽象 → 具体」のTBCメソッドの理解とプロセス演習を繰り返しました。

2次集中DVD通信講座で送られてくる演習では、時間を計りながら「具体 → 抽象 → 具体」のプロセスと、設問や与件文から、覚えた知識を引き出すことを意識して、問題や解答用紙はコピーを取って、何度も繰り返して学習をしました。

速修2次過去問題集では、1事例ずつ過去から直近まで6年分を間隔を開けずに、遡って学習することで出題傾向を掴みました。

模試試験や直前対策演習、スクーリングでは、試験委員の研究テーマや直近の論文から予測される論点が例題として出題されたり、山口先生の解説によって、効率的な学習を進めることができました。

中小企業診断士を目指す方へ

私の場合、当初、テキストが薄い予備校の通信講座を選択しました。それでも1次試験は合格できるのですが、それでは2次試験には全く対応できませんでした。

結局、1次試験合格後に、企業経営理論、運営管理、財務・会計の学習をやり直しました。2次試験に合格するにはきちんと基礎知識が書けるレベルまで身に付いていないと対応できないことを痛感しました。

また、ネットには、試験攻略のための情報が沢山ありますが、それらに惑わされないことも大切だと思います。私の場合は他校からTBC受験研究会に途中で変わりましたが、それ以降は、TBCの教材と講師の方々がおっしゃることを全て信じて集中しました。

それが効率的な学習となり、試験本番でも最後まであきらめずに結果を出すことができたと思っています。

これから中小企業診断士試験を目指すみなさんも、「基礎」と「選択と集中」で最後まであきらめずに合格を勝ち取って下さい。

2022年度

2次集中DVD通信講座

浅田 英彦

TBCで、万全な2次試験対策が可能です

中小企業診断士を目指した理由

仕事の関係で経営者と話しをする機会が多く、経営に関する知識を深めて接したいと常日頃から考えていたところ、体系的に知識が得られそうで、おまけに国家ライセンスも取得できるこの資格を目指すことにしました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

TBC受験研究会に入会するまでに2次試験を2回受験しましたが、散々たる結果でした。特に、「マーケティング」は2回ともD判定で、その原因がわからず途方にくれていたところ、たまたま山口先生の動画に行き着き、「2次のマーケティング事例は、マークティング戦略ではなく、『戦略的マーケティング』の考え方がベースになっています。」という説明を聞き、目から鱗が落ちた気分になりました。

TBCなら正しい受験対策ができるのではと思い、色々と情報を集め始めたのがTBCを選んだきっかけです。

そして、2次試験対策講座の動画で、事例対象企業の訪問による出題企業分析講義、新試験対策演習など他社にはないカリキュラムが用意されていることに惹かれ、TBCで再スタートすることに決めました。

また、抽象化ブロックシートなど知識を重視した指導方法も魅力で、過去問分析中心の受験指導が多いなか、知識が定着していれば本試験で初見の問題が出題された場合でも対応できそうだという期待も、TBC選択の後押しになりました。

TBC受験研究会活用法

①2次速修テキスト

「2次試験攻略法」で、過去問を通じて「具体→抽象→具体」の解答プロセスが紹介されています。設問文を読むときの注意点や、与件文からどういった情報を読み取るかなど2次試験対策の基礎を学ぶことができました。また、与件文の解説が詳細で、過去問学習の際の解説としても活用しました。

「科目別攻略法」にある事例ⅠからⅢの「総まとめ問題」は、3回繰り返し解きました。演習問題のショートバージョンといった位置づけの問題でしたが、与件文からどの抽象化ブロックシートを使うのかという判断力を養なったり、記述力を高めるのに役立ちました。答練時期の前に1回転はしておくのがお勧めです。

②実力完成演習①~④(4回分)

本試験に難易度も内容も準拠した模試です。本試験ではTBCの模試を解いている感覚で、平常心で臨むことができました。この教材は、本試験直前まで何回も見直しました。

演習は、「解答→事例解説のDVD視聴→返却答案の赤ペンコメント・解説動画で返却答案の分析→該当するブロックシートの暗記」の流れで進めていきます。

事例解説では、事例全体のテーマや与件文の読み方がわかりやすく説明され、解答プロセスが詳細に解説されていますので、理解できるまで何度もDVDを見直しました。返却答案の解説動画では、自分の返却答案で見落としていた論点はなかったか、解答の精度をもっと上げることができないかという視点で視聴しました。また、解説動画では優秀答案なども掲載されており、使えそうなフレーズをピックアップし、次回以降の解答でテンプレートとして使えるようにストックしました。

③抽象化ブロックシート・1次テキスト

テキストや答練などで解答に必要なブロックシートがピックアップされますので、その都度、「あの事例で出てきたあのブロックシート」などといったように、事例と紐づけて覚えるようにしました。

また、少しでも暗記が捗るよう抽象化ブロックシートの暗記と並行して、該当する箇所の1次テキストの動画の視聴や本文の通読を習慣付けるようにもしました。

④直前期の模試(2次模擬試験・直前対策演習)とスクーリング

最新の試験委員を意識した論点で初見のものは、オリジナルのブロックシートを作成して、知識の定着を図りました。

また、直前期のスクーリングは2回とも参加させていただきました。こちらも本試験を想定した最新の論点で構成されていて、暗記中心で学習を進めたのですが、本試験で同じ論点が出て吃驚したことを記憶しています。因みに、スクーリングではグループ内のメンバーで各々の解答を評価して自分の解答を見直すといったプロセスで進められましたが、とても学習が進んでいる方が多く、「このままではまずい!」といった危機感からラストスパートに向けたモチベーションに繋げることができました。これも、スクーリング受講の思わぬ効果ですね。

中小企業診断士を目指す方へ

TBCのカリキュラムは、読む(与件文の分析力)・書く(「具体―抽象―具体」プロセスによる解答スキーム)・覚える(抽象化ブロックシートを通じた2次試験頻出項目の知識の定着)をバランスよく習得できるように組まれて、学習が進むにつれ2次試験への対応力が身に付いてきたことが実感できました。

充実の新試験員対策や日頃から1次試験のテキストでの知識補充のアドバイスもあり、これらに対応することで、本試験受験に対する不安も解消することができました(今回はどの論点が出題されるのだろうかと予想する楽しみすらありました)。

最後に、限られた時間での受験対策は大変ですが、職場や現場で役立つ実践的な内容が多いというのもこの試験の魅力です。この活用法が少しでも皆様の学習のお役に立てると幸いです。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

山崎 淳平

独学でのTBC活用学習方法

中小企業診断士を目指した理由

自身のスキルアップを図り、 市場価値を上げたいと考えたためです。 会社での職務拡大に伴い、事業戦略立案に携わる機会がありましたが、私自身の能力不足、知識面の偏りを痛感しました。 

基本となる知識・理論面から体系的に学び直し、実務に活かしたいと考え、中小企業診断士を目指す事にしました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

テキスト、及び付随する無料の講義動画の分かりやすさ、質の高さにより、独学でも学習継続のモチベーションが維持できる教材だったためです。当初、私は別の通信教材を使っていましたが、理解度が上がらず、問題の正解率もあがらずという状況に陥り、学習を継続するモチベーションも低下した時期がありました。 

TBCでは重要な論点、ポイントが分かりやすく整理されているテキストに加え、試験での問われ方をベースに、理解を深めるための補足説明 (考え方のプロセス、具体的な事例、関連した内容など) がふんだんに盛り込まれた無料の講義動画があり、独学でも理解を深めることができました。また、講師の方々のお話自体が面白く、興味深く視聴する事ができ、学習継続のモチベーションを維持することができました。

TBC受験研究会活用法

1次試験への活用方法について

1次試験は科目数が多く、内容も多岐に渡るため、学習計画の立案が重要だと感じました。 最初に、テキスト巻頭にある科目別の内容体系図から、2次試験にも関連するもの、試験に頻出のもの、自分にベース知識がないものなど、内容の全体像を把握し、自分なりの学習注力度を設定し、大きなマイルストーンを設定することをお勧めします。

また、科目ごとの学習計画は、私は講義動画の本数を元に立案しました。「今週は○本分進させる」と目標が立てやすく、独学ながら、学習ペースを掴むことができたと考えています。具体的な学習方法は、インプット→アウトプット→理解不足箇所の再インプットのサイクルを繰り返しました。インプットは、まずテキストを読み、講義動画で理解を深めていきました。アウトプットは章ごとに問題演習を行い、理解不足箇所をチェックしていきました。また、試験日に向け、問題演習量を増やし、知識の定着に努めました。

2次試験への活用方法について

2次試験は「思考プロセスの訓練」が重要であると感じています。 速修テキストと講義動画から 「具体→抽象→具体」の思考プロセスを体感し、訓練していきました。正直なところ、最初は良く理解できませんでしたが、演習を進めるに従い、徐々に理解できるようになり、「具体→抽象→具体とはこういうことか!」と納得できるようになりました。

 以降は、過去問演習を繰り返し、思考プロセスや着眼点設定の訓練を繰り返しました。テキストの解説に加え、講義動画で、思考プロセスを一つ一つ辿って説明して頂けたことで 自分の抜けている点、誤っている点をチェック、修正していく事ができたと感じています。

中小企業診断士を目指す方へ

学習自体は、範囲、量共に多く、非常に大変だと思いますが、私自身振り返ってみますと、会社員として日常触れている視点から、一段広い視点を学習することができ、面白く、楽しい側面もありました。また、自身のスキルアップを目指し、学習を始めましたが、講義動画内でも触れられている通り、キャリアが広がる可能性も実感しています。 是非、楽しく学習し、診断士を目指して下さい。

2022年度

2次集中DVD通信講座

中山 憂美

本番で力を出し切る

中小企業診断士を目指した理由

税務関連の仕事をしていて、企業の経営者、経理部、営業部の方とお話をする機会が増えてきて会話の中で聞く言葉の意味が理解できなかったりとどうしたらいいものかと思っていました。

そんな時、同僚のお兄さんが、中小企業診断士の資格取得をされたという話を聞き、中小企業診断士には興味があったため、現在の仕事のスキルアップに繋がるならと、資格試験の勉強を始めることにしました。

そして、同じ頃に、同世代の友人のガンが発覚し、自分の年齢では、残された時間の保証はないんだということを感じたので、やりたいと思ったことは、失敗してもいいから、とりあえずチャレンジしてみようという思いで、中小企業診断士を目指しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1回目の2次試験が不合格となり、一緒に勉強していた仲間は合格したので、次回の2次試験まで一人でどうやって学習を進めたらいいのか、分からなくなっていました。

いろいろと情報収集する中で、SNSで多年度受験生の方が、合格できた要因は、TBCの抽象化ブロックシートだったということをおっしゃっていたのを聞きました。

そこで、TBC受験研究会の2次試験対策用のYouTube動画を見て、オンラインで何度も観れるという点、一次試験の知識を深めるのにもYouTubeで可能な点が、受験勉強の環境としては、自分に合っていると思い、TBC受験研究会の受講を決めました。

TBC受験研究会活用法

私のTBC受験研究会の活用は、次の3点です。

1. 2次試験用のテキストを動画を視聴し学習。ここで、2次試験の事例ごとの解き方と設問で問われていることに対し、理論の想定の習得をしていきました。各事例の特色と対応の項目では、事例ごとで必要となる知識の違いや解答プロセスを習得しました。

2. 演習は、期限までに必ず提出するために、解答作成の日を確保し、取組みました。解答を提出したら、解答の解説動画は通勤電車の時間を活用し観るようにし、山口先生が繰り返しおっしゃる抽象化のポイントは何度も動画を見て復習しました。また、1次の知識で不足していると思うところは、1次のテキストと動画を見て、知識をインプットすることをやりました。

3. 演習課題が終了後、受験直前まで、自分の答案を優秀答案と比較しならがブラッシュアップすること、抽象化ブロックシートの理論の活用について、繰り返しインプットする学習をしました。

この学習が、試験本番でやるべきことに集中し試験に向かうことができたように思います。

中小企業診断士を目指す方へ

不合格となった一度目の2次試験では、終了後に設問に対してどうゆう思考過程で解答を作成したのか、思い出せず、再現答案も作成できない状況でした。

しかし、TBC受験研究会の通信講座を受講し、挑んた2度目の2次試験では、これまでインプットした知識を活用することに意識を集中し、事例Ⅳの試験が終了した時には、自分の持てる力を出し切れたなという思いになりました。

また、前回と違い解答プロセスから解答までがしっかりと頭に残っていました。この違いは、自分でも試験勉強の成果として感じられるものでした。目標は、診断士として、中小事業者の支援をすることではありますが、まずは、2次試験本番で、自分ができること、やるべきことを意識し、力を出し切り試験を突破してもらいたいと思います。

2022年度

2次集中DVD通信講座

永井 優斗

繰り返し見た講義と繰り返し解いた演習が合格につながりました。

中小企業診断士を目指した理由

私は新卒からBtoBのIT企業(ITコンサルティング・SIer業)に勤めております。新卒で入りますと、若いうちはプログラミングやテスト工程など、技術に関する業務が多くなります。

その経験が積めることは良いことではあるのですが、上司を見ていると、年次を重ねていくうちにコンサルタントとして顧客の業務部門や経営層とも深く対話しなくてはいけないキャリアであることが見えていました。(実際、年次を重ねていくうちに顧客と会話する機会も増えていきました。)そのため、業務や経営のことを幅広く学ぶ必要性を社会人3年目の頃から感じていました。

MBAも検討しましたが、費用面から、まずは中小企業診断士にチャレンジすることにしました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1度独学で挫折した後、他の受験校のストレートコースに通っていました。1次試験は無事合格できたものの、ストレートコースの2次試験対策の期間が短く、対策が間に合わず2次試験は不合格となりました。

2次試験に1年間どう向き合っていこうか検討していた中で、TBCの講座説明会に参加し、演習の質にとてもこだわっていらっしゃっていることや、合格後のライティングセミナーも魅力的で、TBC受験研究会にお世話になることになりました。

TBC受験研究会活用法

1月末ごろから発売されてすぐのTBCの2次テキストを講義とともに進めるとともに、抽象化ブロックシートを見開きで無地のルーズリーフにコピーし毎日持参していました。通勤電車の中で暗記したり、TBCの演習、過去問演習等で得た知識を書き足したり、まさに試験勉強の友として活用しました。

山口先生が「60代の方が全部暗記した」とおっしゃっていたので、自分にもできないはずはないと励みになったのを覚えています。

抽象化ブロックシートだけでは思い出せないなあと思った項目はTBCの企業経営理論のテキストも購入し、YouTubeの講義とともに復習をすすめ、コピーしたブロックシートにメモをどんどん書き足していきました。

また、時短のため、YouTubeの講義もDVD講座の講義も1.2~1.5倍速くらいで何度も繰り返し視聴しました。(何度も早いスピードで聴きすぎて、合格後の口述試験で会話した際の山口先生の声がとてもゆっくりに感じ、違和感を感じてしまったぐらいです。)

集中講座の演習は、まずは80分で取り組んで、提出用コピーを取った後、解答解説を見る前に80分という時間制限をはずし、もっと良くするにはどうすればいいのか考え抜き、その解答(マイベスト答案と呼んでいました)を考えて青いペンで「段落Xを抽象化して、○○の観点もいれたい。そのためにここは冗長なので削る」などのメモを追記しました。

そして解答解説DVDを視聴しました。添削が帰ってきた時に、答案分析講義を見ながら、優秀答案、もう一息答案、添削された自分の答案、マイベスト答案の4つで比較し、自分が80分の中の解答で、優秀答案に近づくには何が足りないのか、を徹底的に考え抜きました。

例えば以下のようなことを振り返っています。「設問の要求に正しく応えられているのか」、「抽象化するのに足りない知識は何か」、「2段階に抽象化すべき与件文はどこか、ここにどうしたら着目できたか」です。

演習問題はコピーしておき、繰り返し演習問題を解く中でだんだんと知識を軸に回答を作成できるようになってきたことで自信につながりました。

中小企業診断士を目指す方へ

合格して本当によかったです。試験を通じて本当に成長することができました。

みなさんもぜひ「逃げない、諦めない」の精神で、この試験と向き合ってください。

TBCの教材、講師の先生方はきっと本気でこの試験に向き合っているあなたの合格をサポートしてくださいます。

2022年度

2次集中DVD通信講座

本園 康郎

試験勉強と家事・育児の両立

中小企業診断士を目指した理由

私は経理を担当しており、経営の知識を習得し、業務の幅を広げたいと思ったのが、中小企業診断士を志したきっかけです。

また、私は企画、営業、経理と幅広い領域の仕事を経験してきました。営業の頃には工場にも伺う機会が多かったことから生産管理のイメージも付きやすく、経理なので財務・会計の知識もあります。

中小企業診断士の試験が自分に有利と思ったのも理由の一つです。すぐに考えが甘いと知ることになりましたが…

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は1次試験を独学で合格できましたが、2次試験で独学の壁にぶつかりました。まず、過去問に取り組みましたが、どう解いていいのか?自分の解答が合っているのかさえ分からず、何をどう勉強すれば解けるようになるのか、まったく分かりませんでした。「指導」を受ける必要性を痛感しながら、暗中模索するもいたずらに時間が過ぎていくばかりでした。

そんな時、YouTubeで、早稲田出版の2次速修テキストと出会いました。山口先生の講義で、2次試験にどう取り組めばいいか分かり、霧が晴れたような思いでした。ここから急成長するものの、時すでに遅く(2次試験まで残り1カ月)、1年目はCAACで不合格でした。しかし、悔しい思いはまったくなく、納得感がある不合格でした。

2次速修テキストのおかげで、ラスト1カ月で急成長できた実感と、A評価を取れたことに満足感があったので、次に向けてやるべきことは分かっていました。不合格発表と同時に、迷うことなくTBCの「2次集中DVD通信講座」を申し込みました。

TBC受験研究会活用法

速修2次テキストの冒頭講義で「TBC受験研究会の方は教材に取り組むだけで合格できます。最短距離で合格に導くのが私の仕事です。」と山口先生が断言されました。私はそれを信じ、「TBC集中戦略」をとりました。

早稲田出版の1次テキスト(企業経営論、運営管理、財務・会計)を購入し、5回以上通読しました。また、YouTubeの講義を隙間時間(通勤、散歩、料理中、乳飲み子を抱っこしながら…)を見つけては、「聞き」ました。動画を「見る」だけでなく、見る時間が無い時でも、「聞く」ことで脳に記憶が定着したように感じています。

DVD講座の演習・模試は、5回以上繰り返し解き、与件文を徹底的に分析し、分からないことはすべて調べました。そして抽象化ブロックシートの余白にメモを書き込み、オリジナルブロックシートに仕上げていきました。

試験直前には、模範解答がスラスラ出てくるレベルになっていました。試験当日もどこかで見たなと思える設問がいくつもあり、心に余裕を持って試験に臨むことができました。

中小企業診断士を目指す方へ

我が家には、6歳、1歳の子どもがおり、共働きなので、育児・家事は分担しています。また、私の仕事も時期によっては残業で遅くなります。運営管理の知識を用いた家事効率化と朝型生活で学習時間を確保してきました。

以前は、お弁当を毎日作っていましたが(個別生産)、週末に1週間分をまとめて作るようにしました(ロット生産)。これにより、平日の家事を無くしました(ECRSの原則)。さらに煮込みや蒸したりする待ち時間(手待ちのムダ)には、食器洗いや素材を切るなどの作業を行い(内段取りの外段取化)、調理時間の短縮を行いました。

試験勉強で学んだことを身近な生活で実践することで、家事にかけていた時間を学習に充てました(ちなみに事例Ⅲの学習にも効果があり、本試験では75点でした)。

また、子どもを寝かせつけると自分も疲れて眠ってしまうので、夜型の生活から4時起床の朝型に変えました。家族が起きてくる7時までが勝負です。4時半~6時半は机に座って学習(洗濯機・ロボット掃除機・炊飯器を稼働させ、家事も同時に進める)、通勤時間にYouTubeを視聴(倍速)、仕事の昼休みには抽象化ブロックシート暗記を行いました。子どもが夜泣きしたり、早起きしてきたりと、思い通りにはいきませんが、それでも3時間/日の学習時間を確保しました。

勉強する時間が無いとチャレンジを諦めるのではなく、時間を作るところから始めてみませんか?TBCの先生たちが最短距離で合格に導いてくれますよ。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

熊谷 年純

新たな発見を楽しみながら、時間対効果最大の学習を目指して

中小企業診断士を目指した理由

診断士を目指した理由というかきっかけは、会社の異動タイミングでいろいろなことが重なったことです。1つ目は、人生初の単身赴任となったことです。休日を中心に一人の時間が増えるわけですが、自分を律する意味でも、資格取得にトライしようと考えました。2つ目は、営業組織を統括するポジションにつき、能力開発のため、メンバーに資格取得含めたスキルアップへのチャレンジを促す立場になったことです。

言うだけのマネジメントは性に合わず、自らも率先垂範してチャレンジする姿を見せ、メンバーを勇気づけたいと考えました。3つ目はそんな中、異動先の同僚が診断士を目指していることを聞き、刺激を受けたことです。実は20年前にも診断士を目指したことがあり、その時の能力・経験では2次試験に対応できないと考え断念した過去があります。20年越しに再チャレンジしようと決意したわけです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

一度経験したとはいえ、業務で使っていない分野の知識は全く残っていませんので、まずは網羅的・体系的に理解できるテキストが欲しいと考えました。市販教材やオンライン講座も検討しましたが、会社の提携通信講座に産業能率大学の「中小企業診断士 合格総合」があり、当該講座はTBC受験研究会が運営されていることを知りました。

TBC受験研究会は診断士講座でかなりの実績があることを確認の上、終了すれば会社から補助が出るということもあり、迷わず申し込みました。

TBC受験研究会活用法

産業能率大学から提供されるテキストは早稲田出版書籍の速修テキストとほぼ同内容だと思います。2021年10月に教材が到着し、学習を開始しました。

(1次試験対策)

まずはテキストで知識を大まかに吸収し、過去問を解き、間違った分野を中心にテキストに戻って再学習するという形をとりました。速修テキストに沿った講義が無料で配信されていることは教材到着後に知りました。

講義が無料配信されていることに驚きましたが、何より苦手な科目・苦手な単元のみを選択して講義を聞ける点は、時間対効果が極めて高いと感じました。

私の場合、「経済学・経済政策」のみ、テキスト+配信講義で知識を固めていきました。その他の科目は時間がなかったこともあり、テキストの読み込みだけとしました。財務・会計以外は、3回程度読み込んだと思います。「経営法務」と「中小企業経営・政策」の習熟が甘かったですが、2022年度は両科目の難易度が高くなかったこともあり、クリアできました。

(2次試験対策)

過去の経験から勝負は2次試験とわかっていたので、早めに対策を取ろうと計画していました。しかしながら、計画どおりにいかず、学習を開始したのは1次試験終了後です(汗)。

まずはテキスト+配信講義でポイントを確認し、あとはひたすら過去問に取り組みました。事例Ⅰ~Ⅲは過去9年分を2回、事例Ⅳは過去15年分を2回、解きました。事例Ⅰ~Ⅲについては、1回目では記述すべき内容がすぐには浮かんでこず、また、制限字数にあわず書いたり消したりの繰り返しで時間も足らず、的を射た回答はできませんでした。

2回目でようやく、何を記述すべきかを複数の観点から何点かあげることができ、字数の感覚も身に付き、自分なりの記述スタイルを確立して時間内でまとめられるようになりました。テキスト・講義にあるような「具体→抽象→具体」の思考プロセスを体現できるところまでは到達できませんでしたので、合格ライン到達は難しいと思っていました。

事例Ⅳについては、得点源としたいと考え、過去問の計算問題を中心に数をこなしました。事例Ⅳでこけたら絶対に受からないと思って本番に臨んだのですが、2022年度はかなり難解な問題で、時間が足りず、また計算ミスも発覚したので、間違いなく落ちたと思いました。結果的には、ねらいどおり財務会計が得点源でとなり合格とできました。2次試験は、各科目絶対評価での採点ではなく、相対評価での採点であると確信しました。

中小企業診断士を目指す方へ

診断士の学習範囲は広範ですし、問われている内容も20年前に比べて深くなっているように感じます。広く、ある程度深く学習する必要があるわけですが、その過程のなかでいろいろな気づきがありますし、業務に役立つことも多いのではないかと思います。知らないことを知る、できなかったことができるようになるという喜びを感じながら学習を進めていくことが継続の肝ではないかと思います。

また、私のようにある程度キャリアを積んだ方であれば、これまでの経験から科目別・分野別に知識差が大きいのではないかと思います。したがいまして、万人向けのカリキュラムをもとに学習するのではなく、時間対効果を最大にする、自分に合った学習スタイルを確立することが重要かと思います。そのためにTBC受験研究会の教材は最適だったと思っています。

2021年度

2次集中DVD通信講座

藤中 康一郎

地方在住の方や家庭が忙しい方にお勧めです。

中小企業診断士を目指した理由

日々の仕事で中小企業の方々とお会いした際、相談を受ける場合もあり、適切な情報提供をすることができたか自信がなかったため、もっと自分が勉強して中小企業の方々のお役に立ちたいと考えたためです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

勉強を開始した当初、1次試験対策は、某通信講座をメインに弱点科目は参考書を追加で購入して勉強しました。勉強を開始して3年目にやっと1次試験に合格しました。

2次試験対策は、独学で取り組みましたが不合格となったため、独学の限界を感じて予備校を検討することにしました。

当時私は、地方在住で都市部の予備校への通学が不可能であったこと、家事と育児で平日夜の確保できる勉強時間が流動的であったこと、休日も子供のスポ少や部活の送迎や家事等で決まった時間帯の勉強時間の確保が難しかったこと、といった制約がありました。

インターネットや各予備校が開催するオンライン説明会で情報収集を行い、TBC受験研究会を知ることができました。

TBC受験研究会は、2次試験専門の予備校であること、ユーチューブで配信している過去問解説の無料動画を視聴して講義のクオリティーを確認できたこと、早期入会割引で受講料が格安であったこと、自分の都合の良い時間に勉強することができる通信講座であったこと、などが決め手となりました。特に、通信制であっても、ライブ配信形式をとっている予備校が多いので、自分の都合に合わせて勉強することができる点は大きな決め手となりました。

TBC受験研究会活用法

〇2次速修テキスト

まずは、TBC受験研究会のメソッドである「具体・抽象・具体」プロセスを理解できるまで勉強しました。平日・休日も勉強時間の捻出が難しかったこと、テキストを読んでも最初はなかなか理解できなかったことから、通勤時間や子供の送迎中、家事の最中など、スキマ時間を活用して無料動画を視聴しました。一度の視聴では理解できないので、倍速再生で何度も繰り返し視聴することでやっと理解することができました。この点、他の予備校のようなライブ配信の講義では、ここまで理解が進まなかったと思います。講師の先生方もコンサルタント事例の紹介やユーモアを交えながら講義をしていただいているので何度聞いても飽きませんでした。

また、これまでは、テクニックに頼り適当に2次試験の過去問に取り組んでいたのですが、「具体・抽象・具体」のプロセスで1次試験の知識の活用方法を知ったことは、目から鱗が落ちる思いでした。

〇2次集中DVD通信講座

TBC受験研究会の場合、解答の添削だけではなく、受講者の回答から「優秀答案」と「もう一息答案」を選び、動画で解説しているため、1点でも得点を上げるコツや他の受講者の方のレベルを知ることができ、ライブ配信や通学の講義と同等の学習環境を提供していると感じます。

解説動画はDVDで提供されるので、無料アプリでファイル形式を変換し、スマホに保存して、スキマ時間に何度も繰り返し視聴しました。

満を持して、2次試験に臨みましたが、残念ながら2点差で不合格となってしまいました。

〇1次速修テキスト

次の年(2022年)は1次試験からのスタートとなりましたので、初めて1次速修テキストを購入し勉強することにしました。

例によって、クオリティーの高い無料動画の講義で、これまで1次試験に2度合格していたにも関わらず、初めて理解した知識も多々ありました。

テキストと無料動画の併用で断片的な知識の詰め込みではなく、体系的な知識の定着ができ、「具体・抽象・具体」プロセスに必要な「抽象化ブロックシート」の暗記も容易になりました。

2次試験の勉強に行き詰まったときは、1次速修テキストで一次試験の知識の定着に努めることを強くお勧めします。

中小企業診断士を目指す方へ

私の場合、家庭が多忙で勉強時間の捻出に苦労し、合格までに時間を要しましたが、勉強を継続することで仕事の充実を実感することができました。自分のライフスタイルに合わせて無理なく楽しく取り組むことも勉強方法の一つだと思います。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

友 裕貴

地方在住、独学でも合格できます。

中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格であり、社会人になった頃からいつかは取りたい資格でした。しかし、学習範囲の広さ(1次試験7科目)や地元で受験できないことから、なかなか覚悟が定まりませんでした。

このようななか、勤務する地域金融機関で、事業性評価や経営破綻した企業の分析などに携わることになり、企業経営全般について体系的な知識を身に着けたいと感じました。また、取引先企業への的確なアドバイスや定年退職後のキャリアを展望し、40代後半に差しかかってから、本格的に中小企業診断士を目指しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

地元に受験校がなく、通学は最初から選択肢にありませんでした。通信教育やDVD教材も費用がかかると思案していたところ、たまたま4月に東京への出張があり、大手書店に立ち寄った際に、早稲田出版の「速修1次テキスト」を目にしました。

テキストと問題集がセットになっていることに加え、プロの講師の動画講義も無料というコスパの高さに惹かれ、これなら独学でも8月の1次試験に間に合わせることができそうだと思い、即決で選びました。

TBC受験研究会活用法

〇1次試験

4か月弱の短期間で合格を目指すタイトなスケジュールでしたので、「速修1次テキスト」のみの学習でした。少しの隙間時間でも、とにかくテキスト・動画を見る、その後は問題集を解くことに専念しました。また、不正解だった問題を繰り返し解き、理解が不十分な点は動画を再視聴することで、知識の定着化をはかりました。山口先生をはじめプロの講師による講義が、とても分かりやすく、熱意がこもっていたことが学習の後押しになり、合格することができました。(その後、2回1次試験を受験しましたが、「速修1次テキスト」だけでクリアできました。)

〇2次試験

1次試験と異なり、2次試験は6回目のチャレンジでの合格と苦戦しました。あまり参考にならないかもしれませんが、6回目の学習は、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ対策は「速修2次テキスト」、「2次過去問題集Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ(平成25年~令和3年)」、「速修1次テキスト」のみ、事例Ⅳはこれらを中心としながら、他社の問題集を追加して行いました。

筆記である2次試験は、知識だけでは太刀打ちできないので、「速修2次テキスト」の「科目別攻略法」や「総まとめ演習」で、「具体→抽象→具体」による問題の解き方を押さえるとともに、「抽象化ブロックシート」を写して覚え、試験本番に知識の引出しとしてしっかり機能させることを心掛けました。さらに、「2次過去問題集」で、模範解答と自分の解答を比べ、与件分や設問分の読込み、解答を導き出すプロセスの甘さの修正をはかりました。

また、時間との戦いでもある事例Ⅳは、早く・正確に計算できるよう、できるだけ多くの問題をこなすようにしました。(他社の問題集は動画がなく、解説がわかりづらい時に難儀しました。早稲田出版の事例Ⅳの解説動画あり問題集があったらとしばしば思いました。)

中小企業診断士を目指す方へ

私の2次試験5回の敗因は、以下と分析しています。

〇2次試験対策の準備不足

1年目は、1次試験の合格発表後に「速修2次テキスト」を購入と出だしがあまりに遅すぎました。いくら教材の内容が良くても、ある程度の期間を確保して。準備をしておかなければ、合格は難しいです。遅くとも1次試験の直後から、本来であれば1次試験対策と並行して準備するべきでした。

〇不合格後の気持ちの切替え

2次試験の不合格でモチベーションが低下するうえ、合格発表の前後から例年仕事が忙しくなるため、そのままずるずる対策を先送りするうちに、また準備不足という悪循環に陥りました。狭き門の試験に臨んでいるのだから、次こそはともっと早く気持ちを切り替えるべきでした。

〇事例Ⅳ対策は十分に

金融機関勤務、かつ、1次の財務の点数が高かったことに油断し、対策を怠った結果、1年目の事例ⅣはまさかのD判定。2年目以降、徐々に対策のウエートを高めていきましたが、それでも事例Ⅳに足を引っ張られました。今回。一番対策時間を充てた結果、時間不足ですべての問題を解き切れなかったにもかかわらず、事例Ⅳが4科目中最高の得点となりました。事例Ⅳは、解答を導くための過程の記述など、わずかな違いで差が出る科目なので、初めから十分に対策を講じるべきでした。

〇模試等の活用

早稲田出版のバイブルを手に独学を進めることは可能でしたが、自分が他の受験者比べどの程度の立ち位置にいるのか全く分からないことは不安でした。遠方まで出向くぐらいなら目先の勉強を進めようとあえて模試を受けませんでしたが、何が足りないのか、どこを正すべきなのかを客観的、かつ、早く知り、軌道修正するうえでは、模試やスクーリングを活用するべきでした。

地方在住、独学の私でも時間はかかりましたが、ゴールすることができました。皆さまにおかれましては、私のような失敗をすることなく、合格を勝ち取っていただくことを願っております。

2022年度

2次集中DVD通信講座

渡部 純二

自分のペースで取り組めた二次対策

中小企業診断士を目指した理由

私は営業部署を預かるマネージャーです。日常業務での判断力を養う、定年後に出来る仕事、社会貢献等。スキルアップとキャリアアップを目的に挑戦することを決めました。

独立等の明確な目的はありません。私は1次から合格まで、学習期間に数年を要しました。

科目数が多く覚えることが多い、資格が取れるのか、また取って役に立つのかと考えることがありました。

長期の学習を維持できたモチベーションは、学習で得た知識が日常業務での判断材料になり、スキルアップを実感できたことが一因です。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験前2次試験がどのような試験かつかめず、書店で2次速修テキストを手にしました。無料講義動画がわかりやすく、書籍代だけで凄いなと感じました。

初めて受けた1次試験は2021年、6教科を60点以上(情報は免除)で通過しました。直後の2次試験の学習は、燃え尽き症候群のようで過去問5年分をひとなめするのがやっと。抽象化ブロックシートを少し覚えましたが、知識を本番で使えきれず。結果はCランクで歯が立たちませんでした。

2次は独学では難しい。通学は不可能。あまり時間をかけられない。といった制約で、数万円から数十万円の通信講座を比較検討しました。TBCを選んだのは、過去実績と業歴、シンプルなメソッド。

速修テキストを一通り学習している。講義が分かりやすい。DVDで都合のよい時に集中して受講できる。といった理由で選択しました。他の講座は時間の制約、オフライン講義を流用しているのでオンラインのクオリティが低い、といったデメリットを感じました。

TBC受験研究会活用法

楽しく視聴できます。時事バラエティー番組のように感じることもあり、受講の苦痛が少ないです。

また、オリジナル問題の事例企業について、興味のある商品を調べ購入し、勝手に体験型の講義にしていました。

スマホに取り込み、通勤時間中心に隙間時間で覚えました。取り込みはアナログですが、テキストから切り離しスキャンしました。オリジナル問題を解き、DVD講義の解説を視聴し、知識の活用方法が身に付きました。

自身の文章の拙さと、添削内容に自信喪失しましたが、欠点の指摘が適格なので作文と知識の修正を行えました。これは独学で修正は困難です。点数は、平均点を一度も超えらず、毎回中の下あたり。

「今回書けなかったことは本番で書ければ良い」とご教示いただき、添削の指摘部分を繰り返し確認しました。

受講生の優秀答案ともう一息答案の解説動画です。

私は優秀答案に選ばれませんでしたが、もう一息答案に一度選んでいただきました。もう一息答案に選ばれた方が合格しているとのこと、実際にそうなりました。

制限時間で解答する追い込まれた状況の再現、他の受講者の解答にコメントを考えるので気づきが多い。一度の受講でしたが、体験価値が高く受講することをお薦めします。

中小企業診断士を目指す方へ

学習には時間がかかります。無理なく継続することが必要です。上記のように自分のペースで継続でき、選んで正解でした。

試験では下記を心がけて解答しました。

1.設問要求に対する論点を外さない。

2.各設問の解答に一貫性を保つ。

3.知識軸を使って解答する。

4.タイムマネージメント。私は設問と与件の分析を20分以内に行う。解答しやすい設問から回答する。

オンラインスクーリングの合格体験談で、手応えがなかったとの感想を伺いました。また、問題を重ねることで、「直面する難題は他の受験者にも難題」と考えられるようになり、焦らずに対応できます。

私も試験に手応えはなく、漏れていた論点をいくつも気づきましたが、合格を手にすることができました。

以上、これから挑戦される方のご参考になれば幸いです。

2022年度

2次集中DVD通信講座

尾曽 

一念発起し愚直にPDC実施

中小企業診断士を目指した理由

私は現在金融機関に勤務しております。日常は中小企業の社長様をはじめとする実権者の方とお会いさせていただき、様々な金融商品を提案販売させていただいております。金融商品のどれにでも言えることですが、目に見えない商品であり大半の商品特性に大きな差がないため①提案のタイミング②顧客との関係構築③個社毎にマッチした提案を心掛けております。ただし、すべてに言えることが各ライバル社とも同じことを行っているため、差別化が非常に難しい業界です。

私が中小企業診断士を目指した理由の一つは、そうした同質化された業界のなかで日々孤独と戦う経営者と同等クラスの高みに立たなければ、真に寄り添った提案ができないと思ったからです。もう一つは新型コロナウイルス蔓延、世界情勢不安、AI時代到来等で益々不確実性が高まる一方、私自身が安穏としていること自体がリスクだと考えたからです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

そんな中で早稲田出版さんとの出会いは、私が中小企業診断士を受験しようか検討している段階での書籍店でした。勤め人である私が資格学校に通う時間が果たしてあるか、またそもそも学費を捻出するのに妻の了解が取れるのか等悩みがあったなかで、書籍店にあった早稲田出版さんの参考書の帯に「受験校と同等の内容の動画講義が隙間時間で見ることができる」というもので衝撃でした。

それを見た瞬間に私のなかで一念発起することができ、(何を血迷ったのか)早稲田出版さんに問い合わせの電話をしたことを覚えております。と言いますのも電話をした時期が1次試験まで日がない時期で、2年構想での7教科学習を考えておりました。その中でその電話にたまたま山口統括講師が出られ、2次試験を想定に入れた学習量や学習順等を懇切丁寧に教えていただいたことを今でも覚えております。

TBC受験研究会活用法

皆様も行われていると思いますが動画配信のメリットである倍速再生です。初学時は1.25倍速で受け、過去問題を解く(この時点ではやはり不正解が多いため、高難易度の試験を受験しているのだと思い知らされました)。その次は1.5倍速で受けてすかざず過去問題を解き(この段階では大半が解けましたが、それでも不正解もあり)、不正解のみをエクセルシートに落とし込み不正解問題集を自身で作りました。受験前に最終チェックとして2.0倍速で受け、確実に落とし込んでいきました。

大きく2つの柱だったと思います。ひとつは抽象化ブロックシートを愚直なまでに記憶すること。PCに自身の声で録音した抽象化ブロックシートのフレーズを、移動途中の電車のなか、食事中等で聞いて完コピできるまでの域に達し、試験中に思い起こす時間の短縮を図りました。もうひとつはDVD通信講座で出題された事例問題を3回解き、回を増すごとに事例ごとの出題者の意図が見えてくるようになりました。なので、よく巷で聞く「何を記述したら良いか分からない」ということは最終的にはなくなったと思います。

それら記憶域と出題者の意図の理解が相まって、確信が持てるセンテンスが記述できたと思っています。

中小企業診断士を目指す方へ

取得への道のり途中でいろいろな障害があると想定されます。

一念発起されたご自身のお気持ちを大切に持ち続けて、愚直なまでに計画に沿ってやり遂げれば結果は必ずついてくるものと思いますので、皆さんも是非頑張ってください。 

2022年度

2次集中DVD通信講座

武田 文雄

「正しい努力」で最短合格できるのがTBC

中小企業診断士を目指した理由

私が診断士を目指した理由は、①1次試験の試験科目が多岐に渡っており、学習(合格)することによって自分の能力向上が期待できると考えたこと、②学生時代に起業した友人が事業がうまくいかず倒産させた過去があり、自身が知識や経験を身に着けることで周りの人の力に少しでもなれたら、との想いからでした。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

お恥ずかしい話ですが、私は4回目の受験で合格しました。初年度は1次試験を独学で全科目合格しましたが、2次試験は他校を利用し初年度・二年目とも不合格になりました。

不合格を踏まえ、真剣に専門学校の利用を検討し、TBC受験研究会・早稲田出版のことを知りました。そこでまず、改めての1次試験突破を目指し早稲田出版書籍で勉強を始めました。早稲田出版は「無料の講義」がどうしても目を引きがちですが、本当のウリは「講義力」であると考えます。

講義内容は①最新の理論が学べること、②体系立てられており受験科目の全体像が理解しやすいこと、③実務や理論背景の説明があり、記憶に定着しやすいこと、④講義が知的好奇心を刺激し「面白い」こと、⑤2次試験対策につながる問題集の構成になっていることです。

また、1次試験合格後は2次試験対策について他校利用は全く検討せず、そのままTBC受験研究会を利用しました。難関な2次試験において、TBC受験研究会のメソッドがいかに優れているかは「2次速修テキスト」の無料動画を見れば一目瞭然です。

TBC受験研究会活用法

1次試験の学習法については、会社までの通勤電車の往復を使っての早稲田出版の動画視聴と問題演習の繰り返しでした。とにかく隙間時間を使って一問でも多く問題を解きました。

また、2次試験は土日にTBC受験研究会のDVD学習を行い、平日の電車の中でその復習を行いました。復習を行う要点としては、与件文に対する自分の読み方が講義の時の説明やポイントと何が違い、どこを注視して与件文を読めばよかったのかや解答の軸は何なのかを再確認しました。

また、自分の解答と模範解答を見比べ、思考過程において何が足りなかったのか。どう思考すれば合格点がとれるのか。それをどのようにアウトプットして答案に落とし込めばよかったのかを考えました。

中小企業診断士を目指す方へ

診断士試験は2022年度の2次試験の受験データを見ると、年齢別のボリュームゾーンは30代から50代までであり、受験生の方は公私ともに忙しい方が多いのではないでしょうか。

診断士試験はそのような方も「正しい努力」を行えば短時間の学習でも合格することができる試験だと思います。その最適解がTBC受験研究会と早稲田出版であると私は考えています。

私は3年半程度の受験生生活でした。試験期間中は異動により、勤務先が遠くなり一時期は往復4時間近くの通勤時間で平日は出社が5時半で帰宅が23時という生活を送っていました。

また受験期間中に父親の他界(介護)もあり、倒れそうになったこともありました。心が折れそうになった時にはいつも山口先生他、講師の先生方の授業を聞きながら勇気をもらうとともに「必ず受かる」という自信を与えてくれました。(実力はイマイチなこともあり、最後の模試については事例4問とも全て不合格点だった為、2次試験直前まで必死に勉強しました。)

こんな私でもなんとか2022年度試験に合格することが出来ました。私は優秀な部類の人間ではありませんが、そんな人間でもTBC受験研究会と早稲田出版をフル活用することで着実に合格レベルに達することができます。

ぜひ、TBC受験研究会と早稲田出版を最大限に活用し、最短距離で合格を手に入れてください。

忙しい時間の中、私の合格体験記をご覧頂きありがとうございました。拙文になりますが、これから診断士を目指す方のご参考になれば幸いです。

2022年度

2次集中DVD通信講座

矢野 陽介

安心して学習に打ち込める

中小企業診断士を目指した理由

恥ずかしい話しですが、私は、大した勉強もせず平々凡々と暮らしていました。そんなある時、ご縁で地方の温泉宿の経営再建に関する引き合いをいただきました。地域の顔である温泉宿です。なんとかして再建の力になれないかと足を運びました。しかし、きちんと再建できなかったら、この地域はどうなってしまうのかとも思いました。

結局、私はその責任の重さから、自分の能力ではやり遂げられないのではないかと考え、引き合いを辞退してしまいました。怠けていた私ですが、自分自身の能力不足を痛感したことをきっかけに、中小企業診断士の取得を決心しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

久々の学習を決心した私は、試験に合格するための勉強ではなく、合格後のビジネスで実際に役立つ知識の応用力を身に着けなければ、学ぶ意味がないと考えました。2次筆記試験は、正解の公表されない難しい試験と聞いていましたが、通学できる受験校が近場にない地方に住む私は、どのように学べばよいのか真剣に悩みました。そんなときに、大手動画配信サイトで無料講義を公開しているTBC受験研究会のことを知りました。

TBC受験研究会は、長年の受験指導経験を持ち合格者支援にも組織的に取り組んでいらっしゃる山口先生をはじめとした多数のプロ講師が在籍します。試験員の論文などを積極的に研究しており、高精度の出題予想が立てられています。出題予想に対する徹底ぶりは、例年、2次筆記試験出題企業のモデルとなった企業をいち早く特定し、取材の様子を大手動画配信サイトに公開しているほどです。

私は、長年に渡る受験指導の実績と試験員対策が充実している点、グループ企業で連携した合格者支援に積極的に取り組んでいる点、これらを通信で受講できる点から、ここなら安心して学習に打ち込めると思いTBC受験研究会を選びました。

TBC受験研究会活用法

私は、合格しようと1秒を惜しんで学習していたので、いろいろと試行錯誤しました。その中から次の3つの活用方法をご紹介しようと思います。

事例問題を解く際の基礎力を高めるために、「2次試験対策速修2次テキスト」に収録されている「抽象化ブロックシート」を徹底的に暗記したことです。論理的思考や解答手順の体得に取り組んでいた初学の頃は、設問に対する解答をどう考えたら良いのか、さっぱり分からないことがよくありました。ところが、抽象化ブロックシートを暗記できた頃から、設問や与件を理論に抽象化して読めるようになり、何を問われているのか分からなかったり、どう考えたらよいのか見当もつかなかったりといったことが少なくなりました。

最新の試験動向に対応するために、高精度の出題予想理論が織り込まれた「実力完成演習」「公開模試」「直前対策講義」の事例演習や「事例Ⅳ特訓演習」を繰り返し復習したことです。前段の抽象化ブロックシートは、暗記しただけでは使いこなせるようにならないため、事例演習を通して応用方法を学びます。私は、すべての事例問題についてノートを作り、必要に応じて暗記アプリに入力しておきました。ノートは、設問や解答骨子を自分の言葉で要約して書いた簡単なものです。それを、隙間時間に何度も何度も読み返します。そして、覚えた理論と以前に覚えた理論のつながりや関係性が理解できて、事例企業の事象を包括的に検討できるようになるまで繰り返しました。こんな調子で復習に取り組めたのは、TBC受験研究会で作られる事例問題が抽象化ブロックシートにまとめられた理論のエッセンスと最新の試験委員対策に基づいており、納得して心の底から信頼できたからだと思います。

具体から抽象化への理解を深めるために、動画講義を繰り返し聴講したことです。私は、TBC受験研究会での通信講座を合格までの約2年間受講しました。地方に住んでいるため、移動はすべて自動車になります。ほぼ毎日、DVDを聴講しました。時には、子どもに山口先生を紹介して一緒に聴講したこともあるほどです。多年度受験が辛くなり断った時期もありましたが、回数的には、約2年間で400回以上は聴講しました。私は、動画講義の聴講により具体→抽象を繰り返すことで、具体的な事象を理論で抽象化することが自然とできるようになったように思います。

中小企業診断士を目指す方へ

この合格体験記は、合格発表後2月の実務補習期間中に書きました。初めての企業診断に参加して感じたのは、TBC受験研究会での学びは試験合格後にも生きてくるということです。

企業診断の場において社長と相対する自分の一番の力になるのは、中小企業経営の専門家として身に浸み込ませた知識とその応用力ではないでしょうか。

中小企業診断士に求められる知識や応用力の習得に安心して打ち込めるのが、TBC受験研究会です。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

山根 雄一

独学を支援してくれたTBC受験研究会

中小企業診断士を目指した理由

民間の教育会社に従事しておりますが、徐々に経営管理的側面が増えてきたため、自身のスキルアップを図り円滑に組織の運営ができるようにしたいと考えるようになりました。

それには経営的な知識や知見が必要不可欠であると感じ、また自己啓発として資格取得をしてみようかなと考えるようになったところに、折よく中小企業診断士を見つけ励んでみようと考えました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

一言で申し上げればテキストが最上級によく、さらに動画授業がついてくることです。目が疲れていても、耳で勉強が進められます。

色々な事情で独学で進めていこうと考えていたところ、最初は大手資格予備校の市販テキストを用いて学習しておりました。企業経営理論や運営管理などいくつかの科目は順調に進められていたのですが、財務・会計になった瞬間、何もかもチンプンカンプンで困りました。

生来数字が苦手で、財務諸表は読んだことも無ければ、仕分けなんて見たこともなく、複式簿記の考え方が全く分からず制度会計が何を言っているかさっぱりわからなくなりました。

資格取得自体を諦めようかと考えておりましたが、たまたま本屋さんで早稲田出版さんの財務・会計が目につきました。見てみたら、詳細の解説と分かりやすい説明が記載されており、さらにYouTube動画授業まで存在する!とわかり、その場で授業をサラッと確認すると、これがまた分かりやすい授業ばかりでした。

財務・会計の授業を一通り通じて、これはほんとに使える!これなら頑張れる!と思い、全種類全テキストを集めて動画授業を受けるようにしました。

また、電車の移動時間での授業視聴もできますし、テキストそのものも秀逸で、解説がかなり詳細に書かれているため、診断士試験として理解するべき事項が読むだけでも理解できるようになっています。

また、マイナー論点や出題歴が少ないものもきちんと網羅的に記載されており、授業の中で優先順位が高いものを中心に教授下さるため、学習も非常に進みやすかったです。お忙しい社会人の方が大多数だと思いますので、1.2倍速、1.5倍速受講は便利です。

TBC受験研究会活用法

【1次試験】

とにかく動画授業を集中して聞いて、概念理解と覚える事項の整理をすると良いと思います。また、先生方が仰ったことをメモ書きとしてテキストの余白に書き込むのもおすすめです。本番前の休憩時間にそれを見通すだけで、一気に思い出せます。

山口先生の授業をはじめ講師の先生方の授業は、私のような経営関連とは全く無縁の人間にとっても分かりやすい授業をして下さいます。山口先生の企業経営理論のドメインのご説明など、ストーリーや実例を挙げながらご説明くださるので、一回聞くだけできちんと理解できました。

会社組織人として普段過ごしていると、事例として挙げられるような現象が、あるある!と思いながら聞くことができ、身近な問題にひきつけながら、明日の仕事では今日習った論点を実践して課題解決に臨んでみよう!と思いながら進めていました。論点と事例をご自身の仕事に結びつけながら有機的に学習を進めていくと、定着も早まるように思います。

【演習】

1次試験は、独特の難しさがあります。日本語で引っ掛けてきたり、数字で引っ掛けてきたり出題者の作問傾向に慣れて、知っていることで失点しないようにする必要があると思います。(ほんと択一嫌い。1次嫌い・・・。)

そのためにも、速修テキストで習った単元が一つ終わるごとに、しっかりと〇×チェックをこなし、その項目に対応した過去問題なども実践してみると良いかもしれません。模擬試験は必ず受けましょう。特に1次はマークなので仮に期限内に出せなかったとしても、申込して試験前までにはご自身で受験しましょう。模試で出題された論点は、本番試験にかなり出ます。

【2次試験】

具体⇒抽象⇒具体のプロセスは、そのまま2次試験本番で使います。また2次試験は1次試験で習った論点の中で、限られた範囲から深堀されて出題されますので、抽象化ブロックシートを使い込めば、必要知識は十分かと思います。また2次試験では具体⇒抽象に持っていくための読解力というか情報の吸い取り方や整理の仕方などが必要になると思います。

それが2次速修テキストでは、与件文からどんなことを考えられるのか、それをキッチリと詳細に記載してくださっているので、「あぁ!たしかに!それ強みだ!それ弱みだ!解決すべき課題点だ!」といった気づきをたくさん与えてくれました。速修テキストで理解が進んだら、復習として何もメモされていない同一の事例企業の過去問題でご自身でも手を動かしてすぐにチャレンジしてみてください。

中小企業診断士を目指す方へ

私自身はだらだらと勉強を続けてきていたので、気づいたら1次2回、2次2回とかなり回り道して合格しました。ただ、(仕分けの存在すら知らない)私のような経営とは全く無関係の門外漢でも合格することができました。

何度も資格取得を諦めようとしましたが、「いずれは合格体験談をTBCさんに寄稿するのだ!」というモチベーションで学習を続けられました。ひとえにTBC受験研究会の皆様のおかげです。

診断士試験を通じて、自身の仕事についてより俯瞰的に見通すことができ、ボトルネックになっている点やドライバーになっている点、課題点・解決策の見出し方などが論拠以て示せるようになったように感じております。

キャリアアップやスキルアップ、仕事でよりうまくいくように何かヒントは無いかなぁと悶々としたお気持ちを抱えておられる方がおりましたら、チャレンジなさることをお勧めします。

企業経営理論は本当に楽しい科目でした。(それ以外の科目も楽しいです。)それらを楽しい科目として教えて下さったTBC受験研究会の先生方、本当に受験生時代お世話になりました。有難うございます。ぜひ今後とも何卒宜しくお願い致します。

2021年度

2次短期DVD通信講座

田中 宏昌

還暦を前にした挑戦

中小企業診断士を目指した理由

還暦を前に、6年間務めた中堅IT企業の社長を退任し、自分で新たなスタートを切ろうと思った矢先に、コロナが世の中に大きな影響を及ぼし、様々な活動ができなくなってしまいました。

そのような状況を、時間的な余裕ができ機会ととらえようと、IT企業を中心とした企業の支援をしながら、自分へのチャレンジとして中小企業診断士の取得を目指すこととしました。

資格取得後は、今まで出会えなかった人たちとの新たな活動の可能性に期待をしていました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

勉強を始めるにあたって、たまたま書店で目にしたのが早稲田出版の1次試験用対策のテキストであり、動画講義とのセットであることに魅力を感じ、まずはトライアルということで財務から始めました。

結果的には、1次試験対策は、全て早稲田出版のテキストで取り組むことになりました。

また、2次試験は、1次試験の流れで、当然のごとく早稲田出版の速修2次テキストから始まり、動画だけでなく、添削もしてもらいたいと思い、2次短期DVD通信講座も利用しました。

結果的には、最初の書店での偶然の出会いから、そのままの流れで合格まで活用させてもらいました。

TBC受験研究会活用法

私は、企業経営論、経営情報システム以外は、ほとんどが体系的に勉強をしたことがなかったため、テキストだけでなく、動画講義がとても役に立ちました。

約3か月間をかけて、中小企業経営・施策以外の科目に関してほぼ全ての動画を閲覧し、テキストの内容理解と問題に取り組むことで、合格への手ごたえを感じることができました。苦手な所の動画を繰り返し見ることで、理解を深めることができたことが良かったと思います。

その後は、テキストの復習をしながら、過去問題への取り組みによって精度を高め、最後の2か月間に中小企業白書・施策の問題集を活用した暗記を実施することで試験日を迎えました。

結果的には平均75点を超える点数を獲得でき、学習方法は間違っていなかったのかと思います。

早稲田出版のテキストと動画講義のおかげだと思っています。

2次試験対策は、1次試験が終わってからのスタートであったため、

試験まで時間がないにも関わらず、何からどのように取り組んだらよいのか見通しがまったくたたない中、速修2次テキストと動画講義で2次試験では何が重要なのかを知るところから始めました。

ひととおり、動画講義で学んだうえで過去問題に取り組みましたが、時間はかかるし、回答もピンとはずれで、手ごたえがつかめない。1か月たっても不安を抱えたままの状況でした。

そんな状況の中、2次短期DVD通信講座を活用して、自分の回答に対しての添削をしてもらうことで、少しずつ回答の精度が高まり、問題数を重ねることで時間管理もできるようになり、何とか試験に臨む形にまで持っていくことができました。

しかし、初年度は残念ながら不合格。理由は、初年度は財務の計算問題で失敗したこと。回答の際のキーワードの不足からシャープな回答が書けなかったこと。ではないかと思いました。

そのため、2年目は、再度、速修2次テキストの復習から始まり、キーワードを活用できるようにするため、抽象化ブロックシートを定期的に確認し、基礎固めを行いました。それに加えて、財務の問題強化に取り組んだことが合格にいたるポイントだったのではないかと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

私は、1年半かけて勉強に取り組みましたが、今振り返ってみると、結構楽しく充実していたと感じています。新たな知識の獲得すること、またその知識を活用して回答を導くこと、これらに喜びを感じられると良いですね。試験までの時間を楽しみながら勉強することが合格につながると思います。

楽しんでください。

2022年度

速修テキスト・過去問題集

鈴木 洋樹

独学でのブレない戦い方

中小企業診断士を目指した理由

目指した理由は3つあります。

1、自社の経営に役立てること、自信を持って経営者として従業員を引っ張っていけるようになること

2、経営サポートなどを通じて、外注先を増やすこと

3、ずっと働いていける能力を得ていくこと

1、現在、私は切削加工を生業としているいわゆる町工場の3代目として働いております。

何か経営者の役に立つ仕事がしたいと思い、前職はリーシングコンサルタントとして、駅ビルや商業施設に飲食店を誘致する仕事をしておりました。ただリーシングコンサルタントと名乗ってはおりますが、正直、大手ディベロッパーからいただいた情報を横流ししているだけの不動産仲介業でした。本当に経営者の役に立つ仕事をするには、自分も経営者としての経験が必要だと日々痛感しておりました。

現在の会社から誘いもあり、町工場の門をたたきました。入社後、感じたのはやるべき・改善すべきことが多いこと。しっかりとした改善、経営を行っていくために、勉強の必要性を感じ、中小企業診断士の取得を決めました。

2、町工場は基本、一つの加工方法に特化した生産形態が多く、当社も同じです。ですが、いただく仕事は多岐に渡り、とても当社では対応しきれないものばかりです。外注にお願いしても、昨今の短納期要請に対応していただける外注先は少なく、大きな経営課題と感じておりました。

中小企業診断士として、外注先の相談役、補助金申請のお手伝い等をすることで、良好な関係を構築し、今後の町工場全体の発展と弊社の発展につながると考えました。

3、仮に当社が持続的に発展し、将来経営者を引退することになった時に、その経営経験を他の方にも役立てたいと考えております。その時に中小企業診断士の資格を取得済みなことは大きな後押しになると考えております。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

時間がない、通学はお金もかかるし、移動もある。家族との時間は大切にしたいし、本業も頑張りたい‥となったら必然的に早稲田出版になりました。

また書籍を買わなくても講義が確認できるため、まずは講義の質を判断してから書籍を揃えられることも大きかったです。書籍だけだと、具体例などを自分で調べなければならないですが、講義では具体例などもお話しいただけるので理解が進みました。

また動画を、オフラインで再生できるアプリを入れて1.5倍〜2倍で隙間時間に聞いてました。

又、その後のコンサルタント育成にも力を入れていて長期的に考えられていることも大きかったです。

勉強していて思ったのは、「資格をとったからってコンサルできないんじゃないか‥」という不安でした。独占業務もあるわけではないため、勉強すればするほど、将来の道筋がイメージしづらくなってきました。

そんな時、講義動画だけでなく、合間にキャリアアップセミナーなどに参加して、実際に現役の方々の講義を伺うことができたのもモチベーション維持という点で大きかったです。

TBC受験研究会活用法

やはり一番動画を活用してました。

出勤時間や、営業車での運転中(音声のみ)、隙間時間に少しずつ、何回も見ることで、単語が出てくると、「こんなこといってたなー」と思い出せるようになりました。

また動画でわからないこと、気になったことはメモで箇条書きに書き留め、まとまった時間の時にテキスト+ネットで調べて自分なりに腑の落ちる形で理解を進めていました。

2次試験は答えのないため、動画でこういう「考え方があるのか」と自分の解釈とプロの解釈を参考にしつつ、自分なりに腑の落ちる形でベスト答案を書き直していました。又、説明されていた知識は箇条書きにして、ネットで調べてプラスαをブロックシートに書き足して行きました。

再現答案などネット上に多く掲載されていますが、どうしてその思考に至ったのかというプロセスまでは解説されていません。そのプロセスを理解することは、2次試験合格には必ず必要なことだと感じています。

中小企業診断士を目指す方へ

私が一番苦労したのは独学ということもあり、モチベーションの維持でした。

試験を通じて、確実に一般的なサラリーマンよりは知識とコンサルタントの考え方が身についているとは思いますが、正直、中小企業診断士を取ったからといって、すぐにコンサルタントができるとは思えません。

勉強していて、資格を取る意味があるのか?なんでこんなに頑張っているのだろう?と自分を見失なうことも多々ありました。

そんな時は一旦勉強をやめて、リフレッシュしたり、自分の将来像を改めて見直して、モチベーションを保ち続けてました。どうしても勉強のやる気が起きない時は、講義動画を寝ながら眺めるだけにするなどしていました。

2次試験は2回目で合格しましたが、1回目の不合格は、なんで不合格なのか?何が足りないのか?と不合格と見えない勉強法に絶望しておりました。

でもそれはコンサルタントの世界では当たり前のことだと感じました。靄のかかった視界の中、活路を見出すために、調べて勉強して、PDCAを回し続けて、コンサルタントとして企業の経営をサポートする。2次試験で諦めていたら、結局コンサルタントになんてなれない。大事なのは、諦めずやり切ることだと学んだことが、中小企業診断士試験で一番大切なことなのかもしれないと自分は思ってます。当たり前のことですが、コンサルタントには一番大事なことなのかもしれません。

偉そうなことを言いましたが、こんな僕が合格できたので、みなさんも必ず合格できます。諦めずに(時にはリフレッシュして)、合格を勝ち取りましょう!

2022年度

2次集中DVD通信講座

脇 真一郎

TBCで自分の強み弱みを把握して2次突破

中小企業診断士を目指した理由

診断士を目指した理由は、1)ビジネスを行う上で必要なスキルを網羅的に習得できるから、2)現業(医療系メーカー勤務)以外のフィールドで人脈作りがしたかったから、3)定年退職後に独立診断士として地域の中小企業のために尽くしたいと思っているから、の3つです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私が資格取得を目指して学習を始めたのは2021年2月だったので、1.5年で2次試験まで合格することを目標としました。この試験の本丸は2次試験なので、初年度は1次試験4科目(経済・法務・情報・中小)の科目合格を狙い、次年度は2次試験関連3科目(経営・財務・運営)と2次試験対策を並行学習して一気に本丸を陥落させる戦略で臨みました。

当初は他社のスマホ通信講座で学習していましたが、この動画講義は全体を広く浅く理解するには重宝したのですが、学習を進めるうちに科目合格を目指す私にとっては内容不足だと感じ始めました。そこで、より深く理解するため別途科目ごとにテキスト・問題集を購入して学習することにしたのですが、そこで出会ったのが「特訓問題集 中小企業経営・政策」です。

テキストの内容が深く充実している上に、山口先生のYouTube講義も無料で聞けて楽しみながら学習することができ、中小は難化した年度だったにもかかわらず70点超で科目合格できました。

そして1次と2次を連動して動画講義を進めてくれるTBCの教材は、2次試験と1次試験関連3科目の初学者である私に大きな安心感を与えてくれました。

“TBCとなら1年間ともに歩んでいける!”そんな感覚を持てたことがTBCを選んだ理由です。

TBC受験研究会活用法

1)速修2次テキスト

抽象化ブロックシートはカード化し、DVD講義で学んだことを書き足してカスタマイズしていました。さらに、ブロックシートのエッセンスを単語帳に書き出してスキマ時間に繰り返し記憶、それでも記憶があいまいな重要テーマ(「思い出す」ではなく、「瞬時に出る」レベルにすることが重要!)は、ファイナルペーパーに転記しました。

2)2次集中DVD通信講座

問題演習→解説講義→答案分析講義→添削答案復習(弱点抽出)→ファイナルペーパー書き出し、という流れで1つの演習問題をじっくり学習しました。

実力完成演習や模擬試験の提出締め切りがペースメーカーとなってくれたこと、試験委員分析されトレンドに沿った事例演習をたくさん行えたこと、各演習での受講者平均点との比較で自身の強み弱みを把握できたことが、2次試験突破の原動力となりました。

3)速修2次過去問題集(Ⅵ、Ⅶ)

6年分の過去問について、問題演習→YouTube解説講義→模範解答の写経→自分の回答との比較分析(弱点抽出)→不十分な1次知識は「速修1次テキスト」で補充、という流れで学習を進めました。事例によって異なりますが、本試験までに2~3回転させて弱点事項はファイナルペーパーに書き出しました。

4)スクーリング

Zoomを使ったスクーリングに3回参加しました。他の受講生の回答を知れることは大変有意義で、自分に足りていない知識や表現方法を学べ、弱点補強に大いに役立ちました。また、他人からの評価(“文章は読みやすい”と言ってもらえ自信を持てました)を得ることで、得点アップのためには“知識の補充に特化すべき”という試験対策上の方針を確立することもできました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士は合格率約5%の難関資格です。アラフィフ(老眼と記憶力低下が激しいです(泣))の私が計画通り1.5年の2次ストレート合格を成し遂げられたのは、TBCの講座・教材を通して自分の強み弱みをしっかり把握して効率よく学習できたからだと思っています。

私は事例Ⅰがずっと苦手で、「2次集中DVD通信講座」の7回ある演習の平均点は38点で、受講者平均点を上回ったのはたった1回だけです。そのため、直前期は割り切って事例Ⅰの復習に多くの時間を充てました。結果、講義で学んだ論点が本試験に出題されるというラッキーも重なりなんと79点を取れました。

2次試験はとても高い壁です。しかし、TBCを活用して自分の強み弱みを把握して対策すれば必ず乗り越えられるはずです。皆さまの合格を願っております。

2022年度

2次集中DVD通信講座

新井 道明

TBCを信じて、講師に言われた通りのことを実践して合格を勝ち取りました

中小企業診断士を目指した理由

50歳を過ぎて、ふと自分自身を見つめ直したときに、これまで所謂ジェネラリストとして幅広い職務を経験してきたものの、特に何かに秀でているわけでもなく、「自分にvalueが無いな~」と実感しました。

そして勤務先ではなく、世間から認められるためにまずは資格を取ってみようと考え、様々な資格を比較検討の末、現業にも役立ち、そして楽しみながら継続して学ぶことができそうな、中小企業診断士の資格を取ろうと決心しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

TBCの模範解答の完成度の高さに感動して、「自分も翌年同じような文章を書きたい!」と思ったことが、TBC受験研究会の2次集中DVD通信講座を選んだ理由です。

私が中小企業診断士の資格を取ろうと決心した時、職場に診断士の資格を持っていた先輩が居て相談したところ、某大手予備校を薦められ、初年度は某大手予備校に通いました。1次試験まではその予備校の指導内容を疑うこともなく勉強を続けました。ところが2次試験のカリキュラムに入ってから、指導内容や採点基準に疑いを持ち始めてしまい、段々と疑念が強くなってしまいました。

初年度2次試験受験後に、複数の予備校の模範解答を比較したのですが、TBC受験研究会の模範解答に目が留まりました。今でも忘れはしない「令和2年度、事例Ⅰの老舗蔵元」に関するTBCの模範解答は、もう芸術の域に達していると惚れてしまうほど完成度が高いものでした。翌年の試験で同じようなクオリティの文章を書きたいと思ったことがTBC受験研究会を選んだきっかけでした。

TBC受験研究会活用法

【講義】

とにかく勉強時間を捻出するために、私は常に1.5倍速で視聴していました。2倍速だと少し早すぎて、特に事例Ⅳは理解が追い付かないこともあって、最も心地よく、理解も追いつき、時間もセーブできるスピードが1.5倍速でした。

演習問題の解説はもちろんとてもためになるのですが、他校では聞けない、山口統括講師の貴重な事例企業情報、受験情報、試験委員の論文や専攻情報はとても有意であり、また時々話が脱線(笑)するので、モチベーションを維持して最後まで視聴することができました。

それから、私はこれまでDVDやオンライン講義の受講経験があまりなかったため、TBC受験研究会のオンライン講義を何ら気に掛けることもなく視聴していました。

中小企業診断士の勉強から解放され、他の資格も目指そうと思い、別の学校のオンライン講義を受講して初めて、TBC受験研究会のクオリティの高さを認識しました。

収録環境、設備などハード面はもちろん、講義の進め方や講師の身だしなみなどソフト面においても、TBC受験研究会はトップクラスです。だから何ら気に掛けることもなく、スーっと体に染み込んできて、最初から最後まで気持ちよく視聴することができました。

また、スクーリングについても、1次試験前の前半はスキップして、後半は全て参加して1次試験出題範囲や試験委員の重要論点に関する情報のアップデートと、着眼点や文章力のブラッシュアップに努めました。

【教材】

2次集中DVD通信講座、2次試験対策速修テキスト、模擬試験、スクーリングを活用しました。TBC受験研究会は演習問題が充実しているので、実践力が身に付きます。

2次試験対策速修テキストの中でも、受講生の皆さんが大変お世話になる巻末のブロックシートに私も大変お世話になりました。最初はブロックシートの重要箇所をハイライトしたり、ちょっとした追加情報をメモっていたのですが、次第に追加情報が増え、プリントアウトした図表などもブロックシートの淵にべたべたと張ってとにかく1次知識の情報をこのブロックシートに集約しました。

速修テキストは重くて嵩張るので、当初はブロックシートだけ切り取ってクリアファイルに入れて常に携帯し、通勤時やちょっとしたスキマ時間に暗記していたのですが、いつも持ち歩いていたので、だんだんとブロックシートが傷んできて、一方でこのブロックシートへの愛着がますます増していき、楽天でハードカバーの製本キットを購入して、私だけのブロックシート帳を作りました。今でも私と苦楽を共にした私の大切な宝物です。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験の最難関は2次筆記試験です。独学で合格される強者もいますが、予備校は、自分にはない情報やスキルが潤沢にあり、合格への近道であることに間違いありません。

一方で教育方針や採点基準は学校ごとに異なり、特に本試験の分析力に裏付けされた出題範囲の的中率と出題傾向の示唆は、他校の模擬試験を受けてみて、各校大きく異なることを実感しました。

従って、予備校選びは、ぜひ上記視点で比較検討するとともに、もっとも大切なのは自分との相性の良い学校を選んでください。なぜならば、自分が選んだ学校の講師を信じて、言われたことは全て実践しなければならないからです。自分が選んだ学校の講師を信じて、そして今自分ができるすべてのことをやり遂げれば、必ず合格を手にすることができます。

私は、TBC受験研究会を100%信じて勉強を続け、試験当日は朝早くから受験会場に応援に駆けつけてくださったTBC受験研究会の講師の皆様に背中を押してもらいながら、受験する教室に入りました。そして試験が始まると、事例Ⅰでは演習で学んだ論点が出題されましたし、事例Ⅱも演習で取り上げた事例企業にとても類似した企業で「よし、モノにするぞ!」と持っている自分のすべてを出し切って、2次試験合格を手にすることができました。

これから受験される皆様も、「必ず合格するぞ!」という強い信念と、同様に「必ず合格させるぞ!」という強い思いで講義や教材や演習問題を作成されているTBC受験研究会を信じて1年間頑張ってください。応援しています!

2022年度

速修テキスト・過去問題集

鍋島 洋二

人生100年時代半ばのチャレンジ

中小企業診断士を目指した理由

私は金融グループの中にあるIT企業に長年勤務し、主にシステム開発を手掛けてきました。数年前、縁あって事業会社に出向する機会があり、システム企画の仕事に従事したのが資格取得を目指す一つのきっかけでした。

企画の仕事は、企業としての経営目標のもと、戦略があり、投資効果を勘案し企画を練り上げていくという、システム開発とはまた違った別次元のスキルや知識が求められます。

そこで、改めて自身の物足りなさを感じ資格を目指しました。加えて、年齢的にも50歳を過ぎて会社でのキャリアに限界を感じたこともあり、行動しなければという切迫感も、資格を目指す原動力となりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

TBCの特徴である、テキストが問題付、かつ、無料動画もありお得であるということもそうですが、私にとっては

・試験合格に対する戦略が明確だったこと

・その戦略が自身にとって腹落ちしたこと

という2点につきます。

最初の「戦略が明確」という点に関してですが、例えば1次試験での「中小企業経営・政策は出題範囲が明確であり70~80点目指せる。苦手科目があるなら併願することも視野に」という試験戦略。また、2次試験では「事例Ⅳは泥試合になるので、足切りにならないような得点戦略を」といった試験戦略。どれも私にとっては目から鱗でした。

特に2次試験に向けては、当初、事例Ⅳで得点を稼ぐ戦略で学習を進めていましたが、多くの受験生にとってそれは間違った戦略であり、私もまたその例外でないことを知りました。アドバイス通りの戦略をとることで何とか合格することができました。

二つ目の「腹落ち」という点に関してですが、独学であったため、テキスト選び(特に2次のもの)にはかなり迷いました。一通り有名どころの書籍は試してみたのですが、なぜそのような解答にたどり着けるかが分からず、模範解説にも納得がいかないという状態でした。

そのような中で出会ったのが、「具体」→「抽象」→「具体」というTBCメソッドです。作問の裏にある理論を探りあて、その理論を軸とした解答を導きだすという解法。動画講義を視聴し、「なるほど」と大いに納得する部分多く、迷いを振り払い学習を進めることができました。

TBC受験研究会活用法

私は書籍と付随の講義動画を利用しました。1次、2次ともに講義を視聴し、テキスト付属の問題を解くというオーソドックスなスタイルと、2次試験では「抽象化ブロックシート」をとにかく覚えました。

2次試験の勉強はどうすれば効果的な学習ができるか皆さん悩むところかと思います。私はそれまで2次で2回失敗しており、しかも独学だったので尚更でした。

3度目の受験前にTBCの「2次速修テキスト」の存在を知り、それを活用したいと考えましたが、まずは、1次テキストから使用しました。2次を学習するうえで、1次のテキストはその動画講義も含めて必須かと思います。1次の講義の中にも2次試験の要素が多分に含まれており、メソッドを体得する手助けとなりました。

中小企業診断士を目指す方へ

私は50歳を過ぎてからこの資格を目指しました。仕事も忙しい時期で、本当に最後までやり切れるのか不安でしたので、モチベーション維持には気を配りました。具体的には、週3回の運動をルーティンとしメンタルで負けないように努めました。結果、途中で投げ出すことなく、最後までやり遂げることができました。

診断士の資格は士業として独占業務がなく、「取得して何するの?」という意見もあります。しかし、資格を取得することで、新たなつながりを得ることができることがメリットの一つだと感じます。TBCは、テキストのみ利用の私にも口述試験対策や、その後の活動に向けたセミナーに招待してくれました。それもその一つです。本当に感謝です!

また、自分に自信がもてたということも大きなメリットです。社会人としてそれなりに経験を積み安定してくると、チャレンジする機会は少ないかと思います。今回、診断士資格の取得は私にとって一つのチャレンジでしたが、それをやり遂げたという達成感は大きかったです。

人生100年時代とも言われます。そういう意味ではまだ半ばですが、この資格取得を機に、これからも新しいことに挑戦する意欲がわいてきました。そういう意味でも診断士資格を目指す価値は十分にあると思います。

2022年度

2次集中DVD通信講座

佐藤 洋

2次試験の解答メソッド

中小企業診断士を目指した理由

自己啓発として資格取得を目指して、ビジネスマネジャー検定や簿記を勉強・取得していた頃、新型コロナウイルスが蔓延し始めて在宅勤務が多くなりました。

自宅時間が増え勉強時間が確保しやすくなったため、もっと難しい資格に挑戦するチャンスなのではないかと思い、様々な資格を調べている中で「中小企業診断士」の資格を知り、資格取得を決意しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験は1回、2次試験は2回目で合格となりました。1年目は他学校で学んでいましたが、2次試験の勉強は1次試験完了直後から本腰を入れたため、過去問を解いた程度で、これといった解答方法を見出せずにモヤモヤしながら本番を迎えることになりました。

結果として不合格となり、特に事例Ⅳが解けなかったので、受験後にすぐに落ちたと確信しました。(ちなみに事例Ⅳでは試験開始直後に、予備の電卓も机の上に出していたため試験監督員から注意を受け、とても動揺してしまったことを覚えています)

2年目として2次試験をもう一度やり直すにあたり、2次試験対策の学校を比較・検討しました。

その中で、TBC受験研究会は、事例企業を訪問して事例問題の解答の答えあわせをする独自の取り組みの明解さと、抽象化ブロックシートの知識をベースに解答を構成する論理的手法に衝撃を受け、これこそが2次試験の解答メソッドだと確信して受講を決めました。

TBC受験研究会活用法

1年目の2次試験の合格発表で自分が落ちたことを確認してすぐに、2次集中DVD通信講座を申し込み、受講を始めました。

①2次テキストと講義動画でTBCメソッドを学びながら、抽象化ブロックシートをノートに書き写し知識の整理・定着を図る。

②定期的に送られてくる実力完成演習を期日内に提出し、提出後すぐにDVDを見て復習・自己採点。その後TBCから採点結果が戻ってきたら講義動画で復習し、改めて知識や解答方法を補足する。

③事例Ⅳ特訓演習は、経営分析、損益分岐点分析、投資判断などの問題パターンごとに反復演習にて計算方法の定着化を図る。

④Zoomでのスクーリングには毎回申し込み、TBCの同志に刺激を受けながら、本番より短い時間での解答プロセスにより緊張感を体感する。

①~④を繰り返しながら、直前期には模試や直前演習での山口先生の出題予想の的中に期待しながら、2次試験本番を迎えました。

実力完成演習や直前演習では、一度も優秀答案やもう一息答案に選ばれることは叶わず、またスクーリングでは他受講生の解答が良く見えてしまい、これで自分は大丈夫なの?と思う頃もありましたが、模試では意外と上位の成績を収めることができ、これはもう受かるしかないと自分を鼓舞して本番に望みました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験は、1次試験で要求される幅広い知識、2次試験で要求される現状分析・課題・対応策の記述力、口述試験での会話力、と様々は対応が求められます。

特に2次試験は難しい試験となりますが、これらの幅広い学習内容を楽しみながら、めげずに学習を継続することで道が開けてくるものではないかと思います。

TBCには山口先生をはじめとするユーモアあふれる講師陣の熱意ある講義があり、それを講義動画、DVD、スクーリングを通して楽しく学習できる仕組みがあります。これらを活用しながら最後まであきらめずに合格を勝ち取っていただきたいと思います。

2次試験合格発表から10日後に口述試験があり、その口述試験の合格発表後の翌々日から実務補習が始まり、バタバタとした日々を過ごしていますが、そんな日々もTBCで学んで合格に導いていただいたおかげであると考えており、とても感謝しております。ありがとうございました。

2022年度

2次短期DVD通信講座

藤井 聡志

試験勉強だけでなく、中小企業診断士に求められる姿も知ることができたTBC

中小企業診断士を目指した理由

新型コロナウィルスの感染が拡大した2020年、これまでの生活スタイルが一変し、プライベートで次の目標が見えにくい (次の連休で旅行に行く等)日々を過ごしていました。

その中で税理士資格を保有する先輩から「資格を持っていることのマイナスは何もない、自分の信用力もつけてくれる」とアドバイスを受けました。

そこから何を勉強するか考える中で、ビジネス領域全般が学べること、すでに中小企業診断士に合格した方々が独立の他にも企業内診断士として活動するなど、活動の幅の広さや多様性を感じたことがチャレンジを決めました。これまで知り合う機会のなかった方と接点を作っていけそう、という期待感もありました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は1次試験を1回、2次試験を2回受けています。初年度は他校で1次の通信講座、1次合格後に2次通学講座に通いましたが、合格に至りませんでした。2度目に向けた学習は、当初は1年目に受けた講座で概ね基礎はできていると思い、昨年と同じやり方を独学で進めていました。

その中で課題を感じていたのは①題意を捉えた設問解釈をすること、②1次知識を2次試験で使えるレベルまでブラッシュアップすること、でした。

ある時、TBCの「抽象化ブロックシート」の存在を知り、これは自分の課題にピッタリだと思い2次速修テキストを購入しました。その速修テキストからの学びがとても大きく、2次短期講座に申し込んだのは自然な流れでした。

TBC受験研究会活用法

2次速修テキストでは「2次試験自体の解釈について、知識を使いながら与件文を読む方法、設問を抽象化して題意を捉える方法」など、まさに自分の足りない部分がカバーされていると感じました。YouTubeの講義動画を見ながら、ワークの時間も取って学習を進めていきました。

進むペースはゆっくりでしたが、これが基礎力を大きく伸ばしてくれたと思っています。抽象化ブロックシートは、問題演習のたびに足りない知識をチェックし、周辺知識を書き込んでいきました。常にシートを持ち歩き、隙間時間にも見るなど、知識の定着化に取り組みました。

2次短期DVD通信講座では、速修テキストでは語りきれなかった「中小企業診断士試験で、更には資格取得後何が求められているのか」をより深く理解することができました。講義セッションでインプットした後に、演習問題に取り組み、不足する知識を抽象化ブロックシートに書き込みました。この繰り返しで学習を深めていきました。

結果的に試験当日はとても冷静に臨むことができ、インプットした知識を出しきれた感じがしました。昨年はあった試験中の焦りや終了後の不安感もなく、合格答案が書けた自信まではなかったですが、清々しい気持ちで2次試験を終えることができました。

結果通知で見た得点は、自分の感覚値を大きく超える良い点数でした。TBCの2次速修テキスト、通信講座の受講がなければ成し得なかったことだと思っています。

中小企業診断士を目指す方へ

今になり振り返ってみると、取り組んだのが中小企業診断士で良かったと強く思っています。まだ合格直後ですが、実務補習が始まり「新たな人との繋がり」が早くも生まれています。お会いする皆さんのバックグラウンドは様々で、とても魅力的な方ばかりです。

資格を取っただけでは何も変わらないと言う人もいますが、この資格は自分が動けばいくらでもフィールドを広げられる資格で、そこに飛び込むパスポートのようなものだと感じています。

私が受験をしたと知った周りの人からも関心が高く、中小企業診断士のことや勉強の経験談などを聞かれることも多くあります。実際に勉強を始めた人も出てきています。環境が変わっても、自分で努力したことや得た知識は必ず力になると感じています。

今、学習を悩んでいる皆さんも、まずはぜひ始めてみることをお勧めします。そして、合格後にどこかでお会いしてご一緒できることを楽しみにしています。

2022年度

2次集中DVD通信講座

八木 和真

探し求めていた2次試験攻略法でした

中小企業診断士を目指した理由

「個人事業ですが、多角化を模索していました」

新卒から約20年、システム開発会社でエンジニアとして従事した後、フリーランスで活動しておりました。今は大丈夫ですが、このままでは仕事が先細りするという危機感を持っていて、中小企業診断士の資格をテコにして仕事の幅を広げることができるのではないかと思い、挑戦しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

「満点に近いと確信できた模範解答」

2次試験で最も難儀をしたのは、本当の正解がわからないところでした。1回目の受験では確信できる模範解答がなく、学習の方向性で迷っている状態で、結局残念な結果となりました。

ちょうどそのときに、YouTubeで山口先生が事例のモデルとなった企業を訪問されている動画に出会いました。日頃から「わからないことは知っている人に聞く」ことが一番の近道だと思っており、まさにそれを実践されていた方がいらしたことに衝撃を受けました。

そこからTBC受験研究会の存在を知り、2次対策講座の説明動画で、作問した教授の研究領域も調べているとのことで、そこまでやっていたら満点の解答を作れるだろうと確信しました。

「知識を軸にして解答するTBCメソッド」

説明動画にあった、「知識を軸にとる」というアプローチが、数学の問題を公式を使って解くという方法に似ていて親しみを感じました。また「抽象化ブロックシート」という公式集さえ憶えれば良いというスコープが明確で、これなら私でも2次試験を攻略できるのではないかと希望を持ち、受講を決めました。

TBC受験研究会活用法

通信講座のオリジナル作問、速修過去問題集を80分で解き、解説動画を観ることを繰り返すのは基本で、それ以外にやったことは、

「抽象化ブロックシートのExcel化」

自分で憶えやすいコンパクトなレイアウトにするために、抽象化ブロックシートをタイトル列と本文列に分けて転記しました。印刷したときに、本文列部分を隠すように折って、タイトルだけで本文の内容を思い出す訓練をしました。

「模範解答の書き写し」

長らく文字を書くこと遠ざかっていたため、100字くらいで腕が痛くなるような状態でした。

また自己分析で抽象から具体に落とし込むところが最も弱い点と認識しており、それを払拭するため、大量の文字を書くトレーニングとして、1度解き終わった通信講座の演習問題や速修過去問題集の模範解答を書き写しました。容易に参照できるようにこちらもExcel化をして、重要なキーワード、フレーズは白字で目隠しをして、思い出す訓練も織り交ぜていました。疲れて頭が働かないでも、手だけは動かし続けました。

「無料動画」

1次試験直後に出題内容から2次試験に使われそうな知識エリアの解説、直前期のスクーリング復習動画を利用しました。スクーリングに参加していませんでしたが、解説内容から1次速修テキストを類推逆引きして、結果的にこれが最後の得点後押しとなって合格ラインに到達したと思っています。

中小企業診断士を目指す方へ

「いかに有益な情報を手に入れるか」

2次試験は、情報戦の側面が強い試験だと感じました。1回目の令和3年度のときには、「両利きの経営」、「組織間関係」の知識を軸に解答する問題がありました。

当時の私はその知識を持ち合わせておらず、一方でTBC受講生はしっかり装備しており、試験に臨む前に結果は決まっていました。2次試験は合格率約18%ですが、参加者は1次試験に合格した本気の受験生ばかりなので、その中で上位に食い込むのは厳しいです。

過去問は全員やっています。それにプラスして何をすべきか、ライバルたちの多くが受験校(特にTBC)を利用したときに自分が勝つために、専門情報の収集をTBCにアウトソースするのは有効な一手だと思います。

絶対やりたくないですが、もう一度受験するとしたら、迷わずTBCを受講します。

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