2015年度合格体験記

2016年

2次集中DVD講座

山東崇紀 様

「独学のコンプレックスを解消し、まるで通学しているかのよう」

中小企業診断士を目指した理由

時期は未定ですが、独立・起業を目指しており、体系的に経営を学びたいと考えたのがきっかけです。


ビジネススクールへの入学も検討しましたが、中小企業診断士の資格を知り、実践を学ぶ前に知識を習得した方が近道と考え、取得を目指しました。


なぜ、速修テキストシリーズを選んだか

学習を始めた当初、他社のテキストを購入しましたが、まず「書いてあることが理解できない」という壁にぶつかりました。やはり独学では無理があるのかと諦めかけた頃、書店で「講義動画付」という記載のある速習テキストを見つけました。


購入に先立ち動画を視聴したところ、いわゆる「イントロだけのオマケ動画」ではなく、「経験豊富なプロ講師による講義」であった事に驚き、すぐに購入しました。


講義の内容がテキストに完全準拠していることはもちろんの事、中小企業診断士の実務の経験を交えたエピソードも挿入されており、実務のイメージも膨らみ、理解しやすくかつ記憶に定着させることができました。


速修テキストシリーズの活用法

1次試験

通勤の電車内で講義動画を音声のみで聞き予習を行い、自宅で平日は動画・テキストで学習し、週末は過去問を解くというスタイルを1次試験直前まで続けました。学習のリズムが安定したので、モチベーションを下げることなく、勉強を習慣づけることができました。また動画アップのタイミングをマイルストーンとして捉え、学習予定の策定にも役立てました。


講義動画の良い所は、スマートフォンがあればどこでもアクセスでき、理解が難しい所を繰り返し視聴することができる事です。


移動中などのちょっとした空き時間に音声だけで繰り返し視聴し、巻末の穴埋め問題集を解くことで、7科目という膨大な範囲の知識を定着させることができました。


テキストを読み直す度に講義の記憶が呼び戻され、まるで「テキストが語りかける」感覚があり、試験当日も講義内容が頭に浮かび何度も助けられました。


巻末の穴埋め問題は、試験当日の直前の確認にも適していたので、繰り返し間違えた問題には付箋をつけ、試験の休憩時間に確認を行いました。


中小企業診断士の学習範囲は膨大ですが、それぞれリンクしている点が多いので、通しで7科目学習した後、もう一度7科目を回転させると1周目に理解できていなかった事が理解しやすくなるということを実感しました。


1次試験全体を通して感じた事は、「暗記だけでは攻略できない」ということです。マークシート式の試験ですが、「知識の量」ではなく、「知識の理解度、応用力」を問われる問題が多く、講義動画で繰り返し挿入される「実務での実用例」等のエピソードとテキストでの説明をリンクさせる事がとても役にたちました。


2次試験

1次試験翌日の自己採点で合格と判定されたのと同時に、速習テキスト・過去問題集を購入しました。まず速習テキストで2次試験の概要と「なぜ難しいのか」を理解できました。「抽象化ブロックシート」の部分をコピーして持ち歩き、コマ切れ時間に1次知識の整理と理解に取り組み、テキストの演習と過去問で「TBCメソッド」という強力な武器を使えるようになるまで繰り返しました。直前期には、設問を読んだ際に、解答に使えそうな1次知識が自然に頭に浮かぶまでになりました。


初学者は特に、「何から始めてよいのかわからない」という感覚に陥る2次試験ですが、試験までに何を習得しなくてはならないのかを具体的に導いてくださったので、合格への最短距離を走れた気がします。


過去問題集の解説動画では、「どのように設問者の意図を読むか」「2次試験全体に流れる背骨」を理解でき、また徹底した研究による「モデルとなった企業」等の分析で、単なる解説にとどまらず、「社長の想いを汲み取り、寄り添う」という2次試験攻略に必須のマインドを手に入れることができました。


2次試験は「正解が発表されない」ため、学習の方向性が定まらない事が悩みでしたが、過去問の傾向に留まらず、元試験委員の方にヒアリングした「試験委員が受験者に問うていること」、「経営学の学派の研究」等、マニアックとまで言えるほどの深い研究に裏付けされたメソッドで、小手先のテクニックではなく、実力を育むことができたと思います。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

中小企業診断士の試験は、「独学では難しい」と言われることが多い資格です。確かに私も受験勉強中、「もしかしたら予備校では、独学者には教えない内容や裏技もあるのではないか」と不安になりました。ですが、「速習テキストシリーズ」のテキストと講義動画視聴で学習を行うことで、そのような独学者のコンプレックスを解消できます。また、講義動画はプロによる「本物」の講義ですので、まるで通学しているかのような気持ちにすらなります。


簡単に取得できる資格ではありませんが、その分得られるものも大きいです。皆様と一緒にお仕事をさせていただける日を楽しみにしております。


以上



「3回目の挑戦で勝ち取った合格」

中小企業診断士を目指した理由

大手製造会社で、長年、技術開発に従事してきましたが、数年前から戦略策定に関わるようになりました。しかし、経営については自社での経験頼りで基礎理論を体系的に理解できていないことや、中小規模の事業所では中小企業が抱える課題を多く共有していることを痛感するようになりました。経営理論の概要を体系的に学べ、中小企業に対する施策に精通できるとの思いから、中小企業診断士の資格取得を目指すことにしました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

中小企業診断士は平成25年度試験から挑戦しました。前年から大手受験校に通学して1次試験は突破したものの2次試験は2年連続して失敗しました。平成27年度は1次試験からの再挑戦になるため、以下の点を考慮して受験校を選定しました。


・2次試験の合格率に定評があること。


・自分に合った講義と実感できること。


・価格がリーズナブルであること。


・1次試験の独学サポートがあること。


・中小企業診断士資格取得後のサポートが充実していること。


1次試験対策で速習テキストと充実した無料動画を配信していること、具体・抽象・具体メソッドに納得性が高かったこと、他の受験校に比べて価格優位であったこと、グループ中核母体が経営に関する能力開発の「専門研究機関」である経営教育総合研究所であることなど、5つの点を全て満たしていたのが、TBC受験研究会でした。


中小企業診断士資格は難関であるため合格することも大変ですが、資格取得後のフォロー体制がしっかりしていることはTBC受験研究会の大きな強みと考えます。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

2015年度から、無料動画とDVDによる解説による通信講座のみになり、スクーリングオプション講座によるサポート体制となりましたが、逆に充実度が上がったのでは、と思われるほどの濃密な内容でした。


教材で特筆すべきは、抽象化ブロックシートです。これを覚えるだけでもかなりの点数が取れると確信しています。助言・類推問題が増加している中、今年度、私が合格できたのも抽象化ブロックシートによるところが大であったと考えています。この活用を中心に添削問題やDVD講義聴講をされることをお勧めします。私は、シートをカードに書き写し、片道45分の通勤電車の中で毎日、読み返していました。


スクーリングオプション講座は、通信講座を補完するだけでなく、毎月、山口先生や鳥島先生の“熱い”講義を直接聞けることや同じ目的で頑張っている方々と会えることは、長丁場の勉強中、会社業務が多忙になってくじけそうになる時期に良い刺激になりました。


また、1次試験対策として、充実した内容の速習テキストに加えて、これが無料なのかと思えるほど高いレベルの動画講義が配信されており、前年に1次試験を合格された方も復習を兼ねて聴講されることをお勧めします。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

山口先生も講義で繰り返し言われていることですが、最近の2次試験は類推問題の割合が高くなっており、設問を読んで根拠となる基礎理論が推定できなければ全く歯が立たない傾向が見受けられます。実際、今年度も、与件文だけからは答えられない知識問題もあり、TBCメソッドの妥当性が証明されたと考えます。


一方で、逆に考えれば、中小企業診断士としての適正や資質を、より厳密に試す試験に変わりつつあるとも言え、問われたことに対して、王道である基礎理論の確実な適用ができるようにすることが肝要と考えます。


中小企業診断士の試験勉強で学習したことは単なる試験対策だけでなく、実務面でも適用でき、相応の評価を受けることを個人的に実感しており、中小企業診断士を目指す方々の今後のキャリアアップにつながると信じています。

2015年度

2次短期DVD講座

土屋俊輔 様

「TBCの教材に絞った二次試験学習」

中小企業診断士を目指した理由

現在勤めている会社で営業企画の業務を担当している中で、「ビジネスマンとしてベースとなる知識を体系立てて学びたい」と考えたことが大きな理由です。


基礎を網羅的にしっかり身につけることで、これからの仕事の幅や自分自身の視野が広がると考えました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

大手含め複数社比較しましたが、次の理由からTBCを選択しました。


①高い合格実績があること

受験校を検討する中で重視したのは「合格率の高さ」です。二次試験は一次試験と比べ学習法がわかりにくいからこそ、「合格率の高い受験校の解答メソッド」ということは、私に安心感を与えてくれました。


②インプットテキストの講義がわかりやすかったこと

テキストの内容に一貫性があり、わかりやすく、自分に合っていると感じました。最近の本試験の傾向として増加傾向にある「類推問題」を重点的に対策していることも、大きな要因でした。「これを信じて最後までやりとげよう」と思い、TBCを決断しました。


TBC受験研究会活用法

一次試験合格後から学習し始めたため、時間も限られていたことからTBCの教材だけに絞り、繰り返し学習しました。


今振り返ると、辛かった演習問題の解答提出期限が、私のひとつのペースメーカーになっていました。


「演習問題を時間通りに解き、提出」→「時間を気にせず、同じ演習問題をとことん深く考える」→「模範解答を確認し、自分の答案に足りなかった点を確認」→「平均点より、自分の立ち位置を確認」→「優秀答案分析により、優秀な方の良い点を盗む」


というサイクルを回していきました。


TBCの演習解説動画は、演習問題が変わっても、一貫した同じ解答プロセスで説明いただけるため、「何を勉強すれば良いかわからない」と悩んでいた私も、サイクルを回していくうちに自然と問題の解き方が身についてきました。


また、通信講座でありながら、優秀答案分析をとおしてライバルの存在を意識できることもモチベーション向上につながったと思います。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

多くの学習時間が必要な長丁場な資格であり、また多くの方が仕事と両立しながらの学習になると思いますので、「モチベーションをどう維持するか」がひとつの課題になるかと思います。


私は辛くなったとき、合格した自分の姿をイメージしながらモチベーションを上げるようにしました。


苦しい分、得られるものも多い資格だと思っています。


自分に合った勉強の仕方を模索しながら最後まで諦めずにがんばって下さい。

2015度

2次短期DVD講座

武田直之 様

「TBCとの出会いに感謝」

中小企業診断士を目指した理由

私が中小企業診断士を目指した理由は、以下の2点です。

1)コンサルティング能力の再構築(短期的理由)


2)今後のキャリアプランにおける、能力の客観的証明の取得(長期的理由)


私は、某大手コンサルティングファームにてITコンサルタントをしております。


ファームに入社して2年ほど経った頃、自分自身の働きぶりを鑑みる機会があったのですが、私自身のコンサルティングスキルの観点で言えば、OJT的にコンサルティング手法を学ぶにとどまっていました。これは、参画しているプロジェクトが変わると、また1から学び直す事を意味します。これでは非常に効率が悪く、方針に一貫性がない為、コンサルタントとしての成長が行き当たりばったりになってしまいます。つまり、このまま業務に忙殺されても、強みを手に入れる事は出来ない可能性が高いという事です。


この様なコンサルタントとしての閉塞状況を打開する為にどうするべきか、日々頭を悩ませておりました。


そんな折、中小企業診断士という資格の事を知りました。色々と調べていくうちに、この資格を取得すると、以下の様な様々なメリットが有ると理解出来ました。


・汎用的・網羅的なビジネススキルが身に着く。


・唯一のコンサルタントの国家資格であり、現業との相互作用が期待出来る。


・国家資格として信用度は高く、いざとなれば独立という道もある。


私は「自分に最適な資格ではないか」と判断し、受験をする事にしたのです。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

TBCを選んだ理由は、下記が挙げられます。

・低コストで最大の効果を得られそうだと感じた。


・講師の熱意とコンパクトかつ要点をついた授業が魅力的。


・合格後のサポートが手厚い。


ここで前提となる「私の受験歴」は下記の通りです。

・2012年末に試験勉強を開始。


・2013年の1次試験は7科目を受験し合格。しかし、2次試験で敗退。


・2014年の2次試験で再び敗退。


私とTBCとの出会いは、2015年に再挑戦となった1次試験(7科目)直前である2015年6月頃でした。


私は、2013年に某予備校で1次試験対策講座を受講しており、2015年の1次試験も当該講座の教材を使い回す予定でした。しかし、唯一「中小企業経営・政策」だけは「毎年更新される白書や施策が出題元になる」という特性から、独自に対策を立てる必要がありました。


そんな折、TBCの書籍「中小企業経営・政策 中小企業白書」及び「中小企業経営・政策 中小企業施策総覧」を発見しました。「Youtube上で無料講義を受けられる」という画期的な方式は、「(一度合格した)1次試験を出来るだけ低コストで済ませたい」と思っていた私には丁度良く、直ぐに購入を決めたのです。実際TBCの講義は、期待に十二分に答えて下さる品質でした。


御陰さまで2度目の1次試験に合格した私は、そのままTBCの「速修2次テキスト」を購入すると共に、「2次短期DVD通信講座」を受講する事にしました。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

TBC受験研究会活用法は、下記の通りです。


1)TBCの書籍について

私は1次・2次試験共に、先ずは前述の書籍の内容を1通り学びました。


更に 2次試験対策では、「速修2次テキスト」の抽象化ブロックシートを活用し、これまで様々な予備校で学んできた知識を整理整頓しました。私の 2次試験の敗退原因を鑑みれば、「1次知識の欠如」と申上げる他なく、2次試験攻略には、「1次知識」を深く学習する必要がありました。その点、抽象化ブロックシートは最適な教材であると言えました。私はシートのコピーを英単語の単語帳の様にクリップでまとめ、本番まで確認を繰返す事で知識を定着させました。


2)TBCの講義について

「2次短期DVD通信講座」では全課題を期限内に終わらせる様に努め、答案の添削内容を必ず確認するよう努めました。


この御陰で、


・解答作成作法の確立


・添削結果を元にした、自分の「現状」と「あるべき姿」のGAP確認


等を丹念に行う事が出来、実力向上に大変有益でした。


TBCの先生方の手厚いサポートの御陰で、「80分でその時点の最適解を定常的に作成出来る状態」に到達出来ました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

これから受験する方にお伝えしたい事は、「諦めるな」という事です。


私は、都合3年かけて合格を勝取りました。その経験から言えば、この試験は「回数を重ねれば必ず受かる試験」です。


正直、私は仕事との両立に挫折しかけ、何度も撤退を考えました。しかし、諦めず挑戦し続けた事で、「自分でも驚く程の高み」に辿着く事が出来ました。自分の足を止めるのはいつだって「諦観」です。意志ある所に道は開けると信じて、挑戦し続けてみて下さい。


TBCは単なる受験予備校ではなく、合格後も実務従事や理論政策更新研修を行う等、ワンストップで様々な機会を提供してくれます。これらを活用して、これからどの様な未来を創造していこうか、現在進行形でワクワクしている所です。受験最終年度がTBCで本当に良かったです。


受験生の皆様が、遠くない未来にこの高みの景色を観られる事を願っています。


Enjoy!

2015年度

2次短期DVD講座

梅沢 卓 様

「自分の学習法を見つけて継続すること」

中小企業診断士を目指した理由

①現在の勤務先では規模が大きく組織で対応するようなビジネスを担当しており個人としても価値を創出する力を磨きたい、②以前MBA短期留学し経営や戦略全般に興味が出て体系的に学びたい、という思いがあり中小企業診断士を目指しました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次の無料動画が素晴らしかったからです。当初は、合格までやり抜くという強い意思ではなく、「無理せず、でも、継続は力なり」という妙な理由づけで、先ずはやってみよう、というスタンスだったことから1次は通勤電車で過去問を繰り返すのみ、という完全独学で3回受験しました。1回目の25年度は業務上の理由から2科目しか受験していませんので、26年度の2回目が実質本番のつもりで受験しましたが、総得点が僅か8点足りず経済、運営管理、経営情報システムが不合格でした。3年目の27年度も3科目に対して今迄通りの過去問のみのスタイルを継続していましたが、年度により同じ事で問い方を変えるような対応力が必要な問題があることに気がつき、基本的な知識や体系的な理解が不足しているのでは?と思っていた際にTBCの無料動画を見つけました。非常に分かり易く、内容も十分で、先ずは一回じっくりと見た後、駅までの徒歩時間や昼休みなどの隙間時間にひたすら聞き流し、結果として1次を無事合格しました。総得点は僅か6点超えたのみで、26年度と比較すると僅かな得点差ですが、関連知識も踏まえ何故正答なのか?ということを意識した解答ができ、明らかに得点の内容が違ったと思います。


2次は2回チャンスがあるので来年が本番と思い1次と同じように独学で、と思っていましたが体験談などに「先ず一度は過去問を解答」とあり、試しに解答してみると、模範解答とは似ても似つかず、解説も言われてみたらそういう感じもする、というようなレベルでした。時間をかけても学習法が分からなければ無駄な時間を費やすだけであり、1次の動画の印象もあり、迷わずTBCの2次短期DVD通信講座を申込みました。


TBC受験研究会活用法

問題へのアプローチや解法など基本的な説明は2次もかなりの分量の無料動画がありその動画で学習しました。その後、4回分の演習として問題と解答解説、DVDが送付されてきて、いきなり模試4回分のような印象を受けました。「80分計って解答を」と山口先生と鳥島先生が動画上で毎回ご説明していたにも関わらず、先述の過去問の模範解答と異なったことが気になり、自分がとことん考えた解答にどのような得点がつくのか知りたかったこともあり、80分は計らず数日かけて自分の考えを加筆修正し、更には、解答解説を見ながら自分の意見に合致するものを加味して提出をしましたが、60点には届かないものばかりでした。どのように勉強したら良いか掴めていなかったのですが、暫くすると優秀答案の解説動画がアップされ、それを見ていた際に、過去問が応用問題だとすると、TBCの演習は、「サービスとは?→無形性」など1次知識を意識しながら解答を作成するような構成で、解答プロセスの習得に最適と思い、その流れを身につけることを意識しました。実は、このメソッドはTBCの「具体→抽象→具体」という事例の具体的な課題を抽出して一般知識(主に1次知識)に置き換え、その中で事例にあった事項を選択して解答する、という方法なのですが、この考え方が非常に理に適っていると感じました。実際、27年度の2次筆記では、事例中に解答に直結する記載が少なかったのですが、1次知識が即座に頭に浮かんだことから応用に費やせる時間が稼げたと思います。応用力が重要、というのも正しいとは思いますが、基礎あってこその応用で、その観点からは1次の基本的な知識と体系的な理解が重要なのだと思います。その他、TBCの演習で良かった点としては、企業の強みは?というSWOTなど、受験生のバックグラウンドによっても解釈が異なる事もあるとは思いますが、中小企業診断士試験における定番解答などが理解できる点で、これは受験校の教材の強みなのだと思います。また、動画で「事例は切り分けが難しい場合がある。事例Ⅰは組織人事、Ⅱはマーケティングなど各事例の大きなテーマを意識。設問間の関連を意識。」など繰り返し説明を受けた重要キーワードや考え方については無意識の内に定着していたのだと思います。


余談となりますが、何度も動画を見ていたこともあり、2次筆記合格後に口述試験対策セミナーの予約でTELした際に初めて鳥島先生とお話しをし、セミナー教室で山口先生と初めて直接お会いし、お2人とも初めてにも関わらず何度もお会いしているような不思議な感覚がありました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

学習を通じて、受験動機の1つとなる②の経営や戦略の学習については、全く知らなかったり断片的であった知識を学ぶごとが出来たと思います。また、これから受ける実務補習は、かなりハードなようで不安を感じていますが、だからこそ受験動機の①の個人としての実力が磨かれるのではないかと前向きに捉えるとともに、いずれにせよ中小企業診断士を受験しなければ得ることが出来ない貴重な体験で受験して本当に良かったと思っています。


一方、合格者の集まりで聞いた話や、受験会場で自作の資料や多数の書き込みがあるテキストで学習している方々を見た際に、資料を纏めるどころか書き込みもしなかったことを考えると、自分はまだまだ勉強不足で運に恵まれたのだろうなとも思いました。


強い意志に支えられスタートしたわけでもなければ、学習期間中に劇的なドラマがあったわけでもなく、平凡な受験記録ですが、自分なりの学習法を見つけてコツコツと努力を継続したことが良かったのでしょうし、このような合格者もいるのだと、少しでも参考になる点があれば幸いです。2次筆記で合格していることを知った際に頭に浮かんだのは「努力は裏切らない」でした。山あり谷ありの方、着々と学習を進めている方、と人それぞれだと思いますが、日々努力されている皆様が合格できることを祈念しております。

2015年度

2次短期DVD講座

井上 清駿 様

「TBC受験研究会を信じることで勝ち得た合格」

中小企業診断士を目指した理由

「企業を理解するための土台作り」


日々の業務において中小企業の経営者と接するなかで、「企業の役に立ちたい」という思いを常に持っていました。ただ、企業活動に対してひとつの側面(私の場合は金融面)からのアプローチしか経験がなかったため、思うように事業に対する理解が進まず有効な提案ができずにいました。診断士資格の存在を知り、学習を通じ企業を理解するベースとして必要な『企業活動全般の知識』が習得できる、と考え受験を決意しました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

社内の資格取得支援制度で早稲田出版の速習テキストを利用したのがきっかけです。youtubeでの講義動画配信等、画期的なシステムは学習効果が高く、短期間で1次試験合格を勝ち取ることができました。


2次試験対策を検討する際も、1次試験での高い学習効果を実感していたため、すぐに山口先生へ相談し、TBC受験研究会の「短期通信講座」を利用することを決めました。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

<1次試験対策>

(1) 各科目、各分野毎に、①速習テキスト読み込み、②youtubeでの動画視聴、③過去問演習を、全科目実施。


(2) 科目毎に過去問演習を反復。苦手分野はテキスト、動画にて再度学習、穴をなくす作業を行いました。テキストに付属する過去問は量がやや少ないと感じましたが、厳選された問題ばかりで合格に達するのには必要十分な内容でした。また、隙間時間を利用し苦手科目、2次試験関連科目を中心に、テキストを何度も読み込みました。


(3) 直前期(約1ヶ月前)には『皿回し学習』を実践。1日に3~4科目の過去問演習を行い、「2日で全科目に触れること」ができるように学習をしました。時間がないときも「苦手分野に絞る」、「解説を読むだけ」など工夫をし、とにかくたくさんの科目に触れることを心がけました。


<2次試験対策>~1次試験の自己採点実施後から着手しました。

(1) 速習2次テキストにて「具体抽象メソッド」の習得

youtubeの動画を視聴し、TBCの独自メソッドを学習しました。テキストに掲載されている演習問題は複数回繰り返しました。


(2) 「抽象化ブロックシート」での知識定着

持ち運び用に加工したシートを利用し、隙間時間を利用した知識確認を学習開始直後から試験直前まで継続しました。本試験事例Ⅰでは、シートの内容のアウトプットのみで解答可能な問題も出題されました。


(3) 模擬試験(8月下旬)

TBCが行う模擬試験を受験しました。本試験に即した問題演習は初めてでしたが、TBCメソッドの習得、基本知識の定着に取り組んでいたため、予想以上の高得点をとることができました。


(4) 添削問題への取り組み(全4回)

本試験のスケジュールに即した問題演習を実施、演習後すぐに解説冊子+DVDにて復習しました。他の受講生の優秀答案を解説した動画が無料で配信されますが、自分の立ち位置を知るのに非常に参考になりました。添削問題では、1度も合格点を超えたことはありませんでしたが、結果として最後までモチベーションを高く保ったまま勉強を継続することができました。


(5) 添削問題および模擬試験の復習

直前期は、添削問題および模擬試験の復習をひたすら繰り返しました。セオリーに反するかもしれませんが、私の場合は過去問演習をほとんど行いませんでした。学習ツールもTBCのみです。時間的制約も理由のひとつですが、「最新の試験動向が十分に反映されたTBCの演習を完璧にこなせるようになれば、必ず合格点に達する」という絶対の信頼をしていたのが大きな理由です。


<番外:事例Ⅳ対策>

毎朝1時間、計算問題に触れることを習慣化しました。①テキストの演習問題、②添削課題、③模擬試験をひたすら繰り返しました。合格点に達するまでに必要な知識、テクニックは網羅できます。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

・診断士試験の学習を通じ、「いま、中小企業診断士がどのような役割を社会に求められているか」を試される試験だと感じました。TBC受験研究会の一番の強みは、「山口先生をはじめとした講師陣が、その役割を全うしているプロの診断士である」点だと思います。実際の診断業務が活かされたテキスト等の教材や講義により、試験で求められるレベルに達することができました。


・また、診断士合格には大変なパワーが必要で、職場、家庭、TBC受験研究会等、周囲の協力が不可欠です。私も家族をはじめ周囲の方々には心強いサポートをいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。


・最後となりますが、資格取得はゴールではなくスタートであり、診断士としてのキャリアについてもTBCの親会社である経営教育総合研究所で学ぶことができ安心です。この体験談を読んでいただいたみなさまが、TBC受験研究会の力を活用し、診断士へのスタートラインに立つことを願っています。

2015年度

2次集中DVD講座

横山 豊樹 様

「予想以上に長い旅、予想以上の収穫」

中小企業診断士を目指した理由

経験が物を言うとの意見も少なくない営業やマーケティングを論理的に実践できないか?という疑問がきっかけです。学生時代に理系修士まで進んだバックグランドもあり、メーカーの営業職においてもやみくもに事を進めるのではなく計画的かつ論理的に物事を捉え、対応していきたいと考えていました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

3つの受験校の説明会へ参加した結果、以下の理由でTBCを選択しました。


①山口先生の力強いプレゼン力


近年の診断士試験の傾向の変化による学習のポイントを踏まえた講座の構成をはじめ、資格取得後の活用方法、ご自身の熱い思い等々を力強くご説明いただきTBCでがんばろうと決意したことを覚えています。


②最強講師陣の手厚いフォローがあること


通信講座への不安を感じていましたが、月に1回のスクーリングやメールを通した質問への回答など距離を感じさせないフォローにより効率的に疑問や不安を解消できたり、モチベーションの維持ができました。


③価格がリーズナブルであったこと


他校と比較してみると一目瞭然で、TBCは質だけでなく価格面も良心的です。上記の通り質も良いということであれば後はここで自身が合格に向けて努力するのみだと思いました。


TBC受験研究会活用法

あまり誇れることではありませんが、TBCには2次受験対策のため4年間お世話になりました。長い寄り道をしましたが、最後の1年は他からの情報を遮断し、TBCのみを情報源とし、教材やDVDを最大限活用した結果、多くの収穫や気づきを得られましたので、そちらを紹介いたします。


①テキストと答練の活用


TBCメソッドである具体⇒抽象⇒具体の基本となる知識がテキストには過去問10年分がまとめられていたため、その知識を定着化させるとともに、事例を解答している際に瞬間的にその知識を引っ張れるよう何度も何度も繰り返し学習しました。答練では解答を通じて、タイムスケジュールの確認やテキストの知識活用の実践を行いました。添削後はどこが評価されたのか、どこがもう一歩なのかを確認し、改善の余地ありのところについては原因が知識不足なのか、与件の読み落としなのか、記述方法なのか等を分析し対策を講じました。安定して点が取れるような設問については時間を割かないと決めることも大事だと思います。


②DVDの活用


平日は営業車で出張へ駆け回ることが多く、事前にボイスレコーダーに録音したDVD講義内容を聞くことで苦手な問題等を中心に解答の導き方を復習していました。先生方の声を聞くことでモチベーションの維持にもつながりました。


③スクーリングの活用


先生や受験仲間とface to faceでコミュニケーション取れる貴重な機会でした。先生には普段疑問に思っている些細なことまで解決いただいたり、グループワークを通して自分の解答を受験仲間から客観的評価をいただくことで学習に役立てました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

多くの方が限りある時間の中で合格を目指されておられると思いますので何のため中小企業診断士を目指すのか、資格をどう活かしたいのかということを忘れないことが大事だと思います。多くの苦難や誘惑を乗り越えることは簡単なことではありませんが、最後は自分が努力していきたことに自信を持って臨めばおのずと良い結果につながると思います。

2015年度

2次集中DVD講座

山口 真司 様

「ラストチャンス」

中小企業診断士を目指した理由

私の勤める会社に来られていたコンサルの先生は、65歳になられたのを契機に引退されました。その途端に、今まで改善されてきた事が次々と元に戻って悪化していくのを目の当たりにしました。「このままではダメだ!」上司を納得させ、会社を良くしていくためには、国家資格に裏打ちされた知識や理論が必要と感じたため、中小企業診断士を目指す決意をしました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験に合格した2014年には、別の2次対策DVD講座を受講していました。しかし、その講座では解答に至る過程の解説が少なく、私には解答プロセスが習得できませんでした。また、1次試験を3年かけて科目合格して来たので、1年目に合格した企業経営理論や運営管理などは忘れている論点が多く、当然1回目の2次試験は不合格となり、2次試験再挑戦となりました。


再現答案を分析すると、①1次知識の不足、②題意外し、制約条件外しによる失点、③事例Ⅳの計算力不足が大きな敗因でした。


2度目の2次試験に不合格だった場合、診断士試験から撤退する予定でした。私の弱みを克服し、ラストチャンスで必ず合格するにはTBC受験研究会の講座が最適と思い、受講を決めました。具体的には、


① 抽象化ブロックシートと1次テキストの併用により、2次に必要な1次知識の効率的な補充と、苦手としていた多面的な解答が可能となること。


② 具体、抽象、具体メソッドにより、題意外しのブレが少なくできること。


③ 与件文から解答に至るまでの過程が詳細に解説してあり、解答プロセスが習得できること


④ 他の受験校にはない、リーズナブルな価格が非常に魅力的だったことです。


TBC受験研究会活用法

演習では、近年の試験傾向に応じて全ての論点を網羅してあり、できなかった問題は何度も復習し、知識の補充に務めました。


演習提出後、添削答案が返ってくるまでの間は、過去問演習を通じて具体、抽象、具体メソッドの定着に務めました。


添削答案が返ってくると、添削結果や優秀答案分析、テキストなどを参照しながら、時間をかけてより良い解答を何度も作成することで、知識の補充、解答プロセスの修正などを行いました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

中小企業診断士試験は、諦めずに正しく努力を積み重ねれば必ず合格できる試験です。


私は9月の模擬試験では総合C評価の合格圏外でした。しかし、10月の試験には必ず合格するという意志のもと、最後まで弱点の補強に務め、解答プロセスの精度を上げた結果、合格を勝ち取ることができました。


自分自身をSWOT分析してPDCAサイクルを回し、強みは強化、弱みは克服して合格という機会をつかんでください。

2015年度

2次集中DVD講座

安田 護 様

「D評価から合格へ」

中小企業診断士を目指した理由

現在、転勤や異動の激しい大手流通業に勤務しております。中小企業診断士を目指した理由は、①定年まで会社員を続けるかどうかは分かりませんが、独立も含めて将来の選択肢を増やしたいと思ったから。②もともと経営学に関する書籍などは興味あり読んでいたため、体系的に学習したいと思ったから。③妻が現在、歯科医師になるべく勉強頑張っている姿を見て、夫の私も頑張らなくては!と思ったからです。


今までの人生振り返っても、ものすごく頑張り、最後までやりとげたと言えることがあまりなく、この資格の勉強を通して、自分自身をとにかく変えていきたいと思っていたため、どんな状況になろうとも受かるまで何が何でもやり続けると決意し、愛車バイクを売却し、資格取得のための資金を捻出し、退路を断ち、中小企業診断士になると決意しました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

2014年大手受験校を利用し1次通過。2次はD評価という結果でした。大手受験校をこのまま利用しても、合格できるイメージが持てませんでした。中小企業診断士試験は、合格率約5%という難しい資格であり、わずかな差が合否を左右すると考えていたため、「合格のイメージ」をとにかく大事にしたいと考えていました。その中、TBCの無料動画を拝見させて頂きました。講義が分かりやすく、山口先生、鳥島先生から学べば、来年は合格できそうだと感じました。2次試験は不透明の採点基準のため、講師との相性、信頼性が特に左右されると感じていたため、講師への信頼度を重視し、学習と合格のイメージが持てたTBC受験研究会を選びました。


また、合格後のサポートがあり、合格後はTBCに引き続きお世話になり、執筆活動などもしたいと考えました。こういった合格後のサポート体制も、合格後のイメージがさらに持てるため、合格につながると感じたことも選択の要因でした。


TBC受験研究会活用法

TBCでは、インプットに当たる知識の部分は、抽象化ブロックシートとしてまとめられているため、抽象化ブロックシートを番号順で確実に覚えました。また、関連知識や記述で、よく使用するフレーズなどあれば、抽象化ブロックシートに随時書き込んでいき、本試験では、最後に見るファイナルペーパーとして活用しました。


自分の行っている学習方法が不安になった時などは、講師に質問メールなどを行うことで、軌道修正や後押しをしてもらい、不透明な採点基準で悩みがちになりそうな中、一定のモチベーションを維持することができました。具体例を挙げますと、事例Ⅳの第1問は、30分で確実に点数を取らなくてはいけない問題。ですが、問題読んで、収益性、安全性、効率性の分析を全て行い、考えて、記述するとなると、30分どころか50分近くかかってしまいました。何度頑張っても、50分さえ切ることが出来ない中、鳥島講師から、今自分がやっている事への励ましや、取組みに対してのアドバイスを頂き、半年後には安定して30分間で解けるようになりました。事例Ⅳの第1問の時間短縮に成功したことが、事例Ⅳの底上げになったと思います。


中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士は、1次7科目、2次4事例というボリュームから、簡単には取れない資格です。勉強自体は楽しいと思いますが、模擬試験などを通して、悩む事も本当たくさんあると思います。私自身、大手資格学校に通う2014年度は、1次模試D評価の中、1次試験は420点ギリギリでなんとか通過。2次模試は、勉強仲間で誰も見たことがないE評価を取り、本試験はD評価でした。1年間2次に集中し、勉強頑張りましたが、模試の成績はTBC模試C評価、大手資格学校D評価でした。C、D評価ばかりで、本当に難しい試験だというのを認識しました。1年間勉強してきて、C、D評価だと、凹みましたし、悩んだのも事実です。ですが、すぐに気持ちを切り替えて、とにかく①問われたことに素直に答えよう、②分かりやすい文章にしよう、③ドメイン、強み、弱みは意識しようなど、基本だけは本試験でしっかりやる事を心がけました。ですので、本試験の出来栄えは、基本だけは抑えつつも、日頃の模試と同レベルの内容のため、まさか合格とは思いもしませんでした。


本試験の採点基準は誰も全く分らないため、模擬試験の結果で一喜一憂するのではなく、最後まで自分を信じて試験に臨めば、きっといい結果につながると思います。

2015年度

2次集中DVD講座

藤田 浩幸 様

「類推問題、助言問題に対して最良の選択」

中小企業診断士を目指した理由

私はシステム開発の業務を携わって20年が経ち、これまでシステム関連の知識習得や資格取得を積極的に取り組んできました。しかしながら、役職上、経営に関することへの関与がこれまで以上に必要になってきていることから、体系的に知識を習得しておきたいと考え、目標として中小企業診断士の取得を目指すことにしました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

一次・二次ストレート合格を目指していましたが、二次試験の1回目は不合格と、残念な結果となってしまいました。類推問題や助言問題に対して、得点が安定しない傾向があったため、不合格となった二次試験の模範解答・解説を各受験校で比較し、自分が納得でき、得点が安定化できるかどうかという基準でTBCを受講することを決めました。


判断の決め手は、


・二次試験の模範解答の納得感が高い。


・具体抽象メソッドで類推問題に対応しやすい。


・中小企業白書をベースに得点を安定化しやすい。


という点が挙げられます。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

私の主なスタイルとしては、以下の3点です。

①2015年版 速修2次テキスト

抽象化ブロックシートの部分のみを切り取って、通勤時間で覚えるように取り組みました。また、各種答練、模試、過去問などから抽象化ブロックシートにメモを書き込み、サブノート、ファイルペーパー代わりにしました。


抽象化ブロックシートを覚えておけば、解答時間短縮や類推問題の対応の容易化などメリットが大きいので、おすすめです。


②TBC答練、模試

添削、優秀答案がアップされたら、解答した記憶が新しいうちにすぐにチェックするようにしました。講義で知識、考え方を理解し、優秀答案の答案分析では答案の書き方が同じレベルになれるぐらい、覚えるぐらいの感覚で何度もチェックした後、再度答練を解き直し、自分のものになるように取り組みました。


③過去問

TBC答練以外は過去問10年分x3回を演習しました。抽象化ブロックシートの活用を意識して取り組みし、うまく活用ができなかったり、補足したい事項は抽象化ブロックシートにメモを記述していました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

中小企業診断士の勉強は大変ですが、勉強している期間は充実感の方が勝っていました。受験生の方と何人かお知り合いにもなりましたが、みな同じように成長できているという充実感をモチベーションにしている人ばかりでした。そういう意味ではコンサルタントを目指す人以外でも成長したいと考えているビジネスマンにも、おすすめしたい資格です。中小企業診断士を目指す上では、学習であまり手を広げず、自分の選択した教材を信じて繰り返しやるのが良いかと思います。TBC受験研究会の二次の答練は質が高く、学習していても効果が高いと感じることができました。TBCの教材を信じて、繰り返しやることでTBCのメソッドを本試験で活用でき、合格を勝ち取ることができました。

2015年度

2次集中DVD講座

長野 和矢 様

「自分の能力を高めるために」

中小企業診断士を目指した理由

私は、現在勤めている会社で総務・経理を担当しております。会社の都合で入社当時から実質上の上司が存在しなかったため、経理の全責任を背負っておりました。そのため、経営者へ財務指標の説明を行っておりましたが、その頃は伝えたいことが伝わっていないことが多かったように思います。少しでも自分の力を高めるために日商簿記1級を独学で取得し、自身の理解を高めるなど努力していましたが、どうしても経営者の想いに応えられない気がしていました。


そんな中で、どうしたら経営者の方々に伝わるようになるだろうと考えているうちに、経営者の視点を気にするようになってきました。その頃調べていた資格の中に中小企業診断士があったことが、私が受験するきっかけになりました。元々向上心が高く、日商簿記1級の次にどんな資格を取ろうかと悩んでいたこともきっかけの一つです。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は、受験勉強を開始してから4年目で合格になりました。1、2年目は、テキストを読み、問題集や過去問でアウトプットするのみの独学で勉強を行っていましたが、


二次試験は手応え無く落ちてしまいました。その結果を見て結果と自分の意識に大きな違いがあることに気づき、これは独学では難しいと考え受験校を探すことにしました。


まず、TBC受験研究会に注目したきっかけはWEB検索行っていく中で合格率が他の受験校より高いということに気付いたことでした。そこでTBC受験研究会を調べていると、なんと合格後のフォローまであるということに気付き驚きました。中小企業診断士資格取得後の道の不透明さが気になり始めていた私にとってこれは決定的なことであり、購入を決断することにしました。


TBC受験研究会活用法

DVD通信講座を活用させてもらいました。DVD通信は大きなメリットがあります。受験生は大体仕事をされている方なので忙しいと思いますが、DVD通信では、自分の時間を上手く作ることができればその時間を活用して勉強できるメリットがあります。


二次試験では、再現性の高い答案を作る力が重要です。そのためには、本当の意味でTBCメソッドを活用することが一番の近道であるということを、この受験を通じて強く感じました。


私自身、2次集中DVD通信講座の受講開始直後は、なんとなく「具体化⇒抽象化⇒具体化」を実践していました。その時期は、結果が良かったり悪かったり非常に不安定になっていました。


そんな中で自分には何が不足しているのか、改めて自分自身を見つめ直すと「具体化⇒抽象化」する部分に問題があるのではないかということに気付くことができました。そこでテキストにある抽象化シートを写経し、徹底的に抽象化するレベルを向上させました。その後は安定的に結果が出るようになり、二次試験の合格をつかむことができました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

私自身、順調に合格することができず中小企業診断士合格まで丸4年の歳月をかけています。ですが4年間の合格していない期間にも、勉強することで積み上げた知識やあきらめない根性、時間の上手な使い方等、様々な力が身に付きました。中小企業診断士合格は本当に嬉しいものでしたが、それだけではない様々な力を身に着けることができたことも嬉しく感じました。


最後に、勉強する期間は苦しさや忙しさは大いにありますが、それは全て自分の成長の糧になるものです。最後までやりきることで資格取得以外にも大いなる成長という効果が期待できますので、あきらめず最後まで頑張って欲しいと思います。

2015年度

2次集中DVD講座

高田篤史 様

「効率的な学習で、2次試験に一発合格!!!」

中小企業診断士を目指した理由

メーカーで研究開発職に従事する中、日本の研究機関には多くの優れた研究成果があるにも関わらず、うまく事業化できていない現状を感じていました。海外では研究者や技術者が自ら起業、経営をして自身の成果を事業化する事は珍しくありませんが、日本の技術者にはそのような能力が不足していると思いました。そのような現状から、私は自ら事業をマネジメントできる技術系人材になりたいと考えました。そして、事業と経営に関する総合的なスキルアップを図るために中小企業診断士を目指す事にしました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

TBC受験研究会を選択した決め手は、実際にプロコンサルタントとして活躍している講師陣からきめ細かい指導を受けられる事でした。受験校選定にあたって、せっかく経営コンサルタントの資格をとるならやはりコンサルタントとして第一線で活躍している方から指導を受けたいと考えました。そして、一流のプロコンサルタントでかつ複数の会社を経営されている山口先生が代表を務めるTBC受験研究会を知りました。講座説明会では、社長である山口先生自らが中小企業診断士という資格の魅力から受験のノウハウ、合格後の活動まで約3時間もの間丁寧に説明をして頂きました。その姿勢から、TBC受験研究会では多忙なプロコンサルタントの方々が一人の受講者のために時間を惜しまずご指導をされている事が実感でき、大手受験校にはない魅力を感じました。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

[1次試験対策]

1次試験は、TBC速修テキストによる独学で学習しました。初学の私は、まず解説動画を見ながらじっくりとテキストの理解を深めました。テキスト学習が一巡した後は、通勤等の隙間時間にスマートフォンで繰り返し動画を視聴する事で知識の定着を図りました。視聴中に知識が曖昧だと気づいた部分は、自宅に帰ってからテキストを再確認して知識を強化しました。TBC速修テキストの良いところは、50点でも80点でもなく、60点をしっかりと勝ち取るための頻出論点が凝縮されている事だと思います。さらに解説動画ではテキストの中で必ず押さえるべき頻出論点とそうでない論点を明確にして頂いていたので、短期間で効率的に学習できました。その結果、学習を開始した2014年5月から、僅か3ヶ月後の2014年度一次試験では3科目の科目合格、15ヶ月後の2015年度には1次試験を突破する事ができました。


[2次試験対策]

1次試験対策と平行して、2次試験対策も進めました。2次試験対策は、TBC速修2次テキストと2次DVD通信講座を組み合わせて進めました。TBC速修2次テキストで、TBCメソッドの基本である「具体⇒抽象⇒具体」のノウハウと抽象化の引き出しを広げる「抽象化ブロックシート」の概要を掴みました。そして2次DVD対策講座では、TBCメソッドと抽象化ブロックシートを活用した解答訓練を行いました。2次DVD対策講座では、講師の模範解答だけでなく同じ受講者の優秀答案についても動画講評が行われるため、より実践的な答案イメージを掴む事ができました。毎回の添削とDVD講義によって、自分の解答は模範解答や優秀答案と比べてどこが違うのか、どんな知識や発想が欠けていたのか、を考え、確実に6割を獲れるだけの必須知識とノウハウを習得しました。他の受験予備校でも様々な解答テクニックやフレームワークが紹介されていますが、TBCメソッドはシンプルで扱い易く、抽象化ブロックシートも必須論点が絞り込まれたものでしたので、1年間で自分のものにする事ができ、2次試験は一発合格を果たす事ができました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

理系院卒の私には中小企業診断士の7科目すべてが馴染みのない分野でした。しかしそれでも効果的な指導と効率的な学習をすれば、短期合格も可能です。中小企業診断士を目指す学習自体も大変充実した時間でしたが、合格後に多くのプロフェッショナルの方との出会いと研鑽の場があり、その充実感は一段と高まっています。是非、皆さんも短期合格を達成し、中小企業診断士としてのスタートを切りましょう!

2015年度

2次集中DVD講座

須藤和夫 様

業務で経験するのは全体の一部


中小企業診断士を目指した理由

私は65歳までフルタイムで勤務した後、セカンドキャリアとして中小企業診断士を目指しました。


その理由は、それまでに企業内でやってきた仕事の多くが新規事業開発であった為、診断士の仕事との親和性が有ると考えた事、また、診断士業務を通じて、企業人時代とは異なる形で社会活動に参画したいと思った事でした。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

いくつか有りますが、①TBCは診断士試験に特化した学校である事。 ②通信教育で学習でき、メールでの個別相談を受けられる事。 ③合格後のフォローアップがある事 でした。 ただ、一番大きな理由は、④説明会での山口先生の熱意あふれる的確な説明が有った事です。 実は①-③は、そう思って選択した結果が正しかったと言う事で、選ぶ動機としては④が最大で、ここなら安心して指導を受けられると考えた事が強かったと思います。


また、後に成って解ったのですが、TBCの講師の方々は、実際に沢山の案件をこなしている中小企業診断士であり、また、企業の経営者です。 これは、学校だけで教えている講師とは大きな違いが有ります。


TBC受験研究会活用法

<一次試験>

どなたでも、7科目の中には今までの社会人経験から比較的容易に学習できるものと、全く初めての学習で基礎から勉強しないといけないものがあります。 早稲田出版の速修テキストの講義は担当されているTBCの講師の皆様が熱心で内容も充実しており初学者でも効果は高いものです。また、通信学習では講義を何回でも受けられる利点が有りますので、苦手科目は優先して学習してください。 またスマホを利用して通勤時間の間に学習するというのも、現役の方には良い方法だと思います。


但し、講義を聴くだけでなく、適当なタイミングで問題を解いていく事も必要です。 その為に模擬試験や問題集は十分に活用しましょう。


ところで、自分が得意と思う科目も実は落とし穴が有ります。 業務で経験するのは全体の一部である事が多く、知っているようで意外に体系的な知識になっていないことが有ります。 これから学習される方は注意が必要です。


<二次試験>

私の経験では一次試験は学習量が点数に比例する感覚が有りました。 一方、二次試験は出題されたケースに基づく解答を要求されるため非常に多様で、ちょっと掴みどころのない学習をする感覚が有り難しいものでした。 また、一次知識は当然あるものとして出題されますが、私の感覚では一次試験でやっと60点が取れるレベルだと苦しいと感じました。


TBCの講義は与件(ケース)の分析手法をTBCメソッドとして一貫した体系で教育してくれます。 また、膨大な「知識」も整理されたテキストで習得できますので、安心してペースを作ることが出来ました。 また、講義で解説される講師が作成されたケースが出題されますので、出題意図も含めて非常に解りやすく実際に試験を受ける際に役だったと思っています。


<受講生専用ページの学習質問フォーム>

ネットを使った質疑応答の仕組みです。 ここに質問した内容に対しては大変丁寧に回答がもらえます。 この仕組みと回答の質の高さは、TBCで学ぶ者にとって大変強力な武器ですので、ぜひ活用してあいまいな知識ははっきりさせておいてください。 無論、XXXが解らないという様な質問ではなく、「自分はこう考えたがどこが違うのか」と言う様な明瞭な質問にする必要はあります。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

熟年受験生の強みは企業内で蓄積してきた業務経験と社会経験が豊富な事です。 これは、いろいろな科目を理解するのに役立ちます。 また、退職した、あるいは退職が近い方の場合は、比較的豊富に学習時間が取れる事もメリットです。 一方、20-30年前に比べると、明らかに単純記憶力は低下しています。 私も、ついこの間学習したことが思い出せず悔しい思いをした事が有ります。 これは避けられない事なので、丸暗記ではなく自分の経験と結びつけた「理論」で覚える事が大事です。


中小企業診断士への挑戦では、試験合格はその後のキャリア形成のスタート地点です。 私自身もその地点に立っただけで余り言える事は無いでのですが、試験合格後、先輩の診断士の方々と会う機会が多くなりました。 非常に前向きであり、力強いコミュニティだと思い、私も年齢は高いですが新米として早くその中に溶けこみたいと思っています。 また、TBCとは合格後に関してもキャリアアップセミナーやライティングセミナーでご縁を続ける事が出来ますので、これを読んでいる皆さんが同じ思いで来年加わって来られることを切望しています。


最後にもう一度、「熟年受験生にエール!」


以上

2015年度

2次集中DVD講座

島屋 祥貴 様

「自分の『可能性を広げる』ための挑戦」

中小企業診断士を目指した理由

理由は、将来にむけてスキルアップにつながる挑戦が必要と感じていたからです。私は大手メーカーのグループ企業に属しています。私が当時担当していた業務やそれまで培ってきた経験・キャリアは、特定の領域に偏っていました。その現場で得たスキル・経験を自己評価したとき、キャリアアップの可能性を感じられず、現状の延長線上にいては将来大変なことになるのでは?という強い危機感を持っていました。人並みの努力では達成できない何かにチャレンジし、スキルアップする必要性を強く感じていました。そうしたとき、NHKの「資格はばたく」という番組で“幅広い企業経営の知識を持つ”中小企業診断士のことを知りました。もともと企業経営や事業活動の領域に関心が高かったこともあり、学習内容が興味深く、「これだ!」と思いました(2次試験が不合格に終わったあとの受験校探しでTBCの説明会に参加した際に、当時の番組講師がTBCの山口先生であったことを知りました)。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

大きく分けて3点あります。


まず1点目は、【模範解答】です。TBCをはじめて知ったのは、2次試験後に受験校各社の模範解答を集めていたときです。本試験のあと、当時受講していた受験校の模範解答をまず確認しました。しかし、「なぜそんな解答になるのか」が解説を読んでも私にはしっくりきませんでした。そこで他の受験校5社の模範解答を見比べた結果、TBCの模範解答が最も2次試験の与件文や設問文、1次試験の知識にもとづいた解答であるように感じられ、直感的に自分の感覚にあった学習プロセスが得られると思いました。


次に【価格】です。受験校で学習を行うには、それなりの出費が必要になります。2次試験再挑戦のための受験校選びで、継続割引のある最初にお世話になった受験校や、びっしり詰まったカリキュラムの代わりに高価格な受験校など、選択肢はいくつかありました。ただ、そのなかでもTBCの受講価格は、最もリーズナブルな価格でした。カリキュラムも私にとって詰め込みすぎに感じず、じっくり復習する時間も確保できそうでちょうど良い量と感じられました。


3点目は、【指導内容と合格後のフォローアップ】です。はじめての2次試験が不合格に終わった私にとって、2次試験は「つかみどころがなく、合格を勝ち取るための道筋が見えない」試験でした。当時、セオリーに則って、過去問を中心とした学習を心がけていましたが、不合格となった結果から過去問だけでは合格が難しいとわかりました。自分にあった具体的な解法や合格に近づくための知識を得る必要がありました。そうした中で【具体>抽象>具体のメソッド】や【1次試験知識・中小企業白書を重視した解答のアプローチ】は私にとって理に適っていると共感でき、「習得によって合格に近づける」と思えるものでした。加えて、試験合格を目指すだけでなく、合格後にもキャリアアップセミナーやライティングセミナーなど、診断士として活躍するためのフォローアップが用意されている点がとても魅力的でした。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

それぞれ説明させていただきます。


講義:

講義の音声や演習の解説(DVD)を移動中でも視聴できるようにして、何度も解説を聞き返し、メソッドを解説する板書を見返しました。講義では【具体>抽象>具体】のプロセスをTBC独自の過去問改題やオリジナル事例などを題材に、具体的な内容(設問)をどのように抽象化(知識を活用して補完・分解)し、具体化(与件を活かした解答の組立て)するのか、を繰り返し演習します。これを更に何度も聞き返し・見返すことでTBCのメソッドと知識を自分に定着させました。


教材・書籍:

講座開始から2次試験直前まで活用し続けたのは、2次速習テキストの”ブロックチャート”です。ブロックチャートは2次試験に必要な知識がコンパクトにまとめられた事例別の知識体系(テキスト1ページにパワーポイント2スライド分の情報量)です。私の場合、それに対して演習問題で学んだ内容を追記し、自分なりに情報を充実させていきました。このブロックチャートをスマートフォンでいつでも参照できるようにし、すきま時間や、ふと「あれ何だっけ?」と思ったときの復習に使っていました。本試験では、ブロックチャートの内容を切り口に解答できたことを覚えています。(特に平成27年事例Ⅰではその傾向が顕著でした)


テキスト以外には、手厚い添削コメントを復習に活用しました。演習添削では設問1つ1つに2~3行の添削コメントがしっかりと書いてもらえます。知識のインプット不足への反省はもとより、各事例別に横断的に添削コメントを見返し、自分の悪いクセを見つけることに役立てました。具体的には、得点が伸びない事例の演習を前回・前々回の添削コメントをまとめて見返し、「与件を活用せずに知識偏重で解答すると抽象的な解答になり、事例企業にとっての診断・助言にならないこと」や、「80文字以上の解答字数の場合、複数の切り口で解答しなければ与件分析や知識が不十分となり得点が伸びないこと」など、自らの改善点を経験的に気づくことができました。


特別講座:

私は必要に応じて特別講義(スクーリングオプション)を受講しました。スクーリングオプションにおいては先生方の直接講義や受験生同士のグループワークが受けられます。それにより自分の弱点を個別に補強することだけでなく、講師や受験生の方々と直接会話することによってモチベーションを再浮上させる機会を得ることができました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

4つに分けて書かせていただきます。


●診断士試験で得られたもの

中小企業診断士試験では、1次試験で7科目にわたる幅広い知識、2次試験で1次試験にて学んだ知識に加え、読解力/論理的思考力/記述力が求められます。その負担は大きいです。しかし、これは逆に言うと、知識が増えることともに、読む/考える/書くための能力を鍛える機会にもなりました。


また、1次試験対策(中小企業経営・中小企業政策)の学習や2次試験の受験対策で中小企業白書に目を通すようになりました。それによって中小企業が置かれている現状を知ることとなり、将来的に中小企業支援を通じて世の中に貢献したい、という気持ちが芽生えました。広範にわたる学習範囲・覚える知識量に圧倒され、ややモチベーションが下がった時期に、ある講師から「知る事から始まることもある、だからインプットは大切だ。」というアドバイスを受けましたが、まさにこのことだと思っています。体系的な知識を幅広く獲得することにより、新たな気づきが得られ、現在の業務に取り組む視点や将来に向けた考え方の質が上がったように思います。


さらに、学習の過程において同じ目標をもった勉強仲間と出会い、受験への挑戦を決意しなければ得られなかった友人ができました。合格後も合格同期の方々や先輩診断士の方々との交流機会もあり、受験勉強中から合格後にいたるまで多くの刺激を得られています。


●学習にあたって心がけること

一言で表すと「素直さ」だと思います。1次試験でも2次試験でも過去問を中心に学習することです。過去に問われた内容を知り、あくまでも過去問の設問内容のレベル感に沿うという観点で素直な学習をすすめてほしいです。また、受験校の先生方からのアドバイスや演習の添削コメントを素直に受け止め、復習ややり方の見直しに活かしてほしいです。


私が2度、2次試験で不合格になった大きな敗因は「自分なりのやり方」を捨てきれなかったためだと考えています。不合格になった当時もなるべく素直にアドバイスを聞くつもりではいましたが、それに徹することが十分でなかったと自己分析しています。これまでの経験・自分の考え方を活かすことよりも、「これまでに自分になかった考え方を、試験勉強を通して得る機会」と思って取り組んでほしいです。私の合格にはそれが必要でした。


●最後に

難関資格である中小企業診断士への挑戦を決意したときの想いを大切にしてほしいです。目指す動機は、コンサルタントとしての独立や、スキル向上による企業内診断士として活躍、自分の将来を見据えて経営者としての礎を築く、などそれぞれの想いがあると思います。その一方で、それまで努力の甲斐なく、結果がなかなか出ないこともあると思います。私もそうでした。2次試験は2回、不合格通知を受取りました。けれども、最初の想いをもう一度振り返り、なんとかふんばり3度目で合格を獲得できました。私がこの合格体験談を書いている時期は口述試験の合格発表から数週間しかたっていませんが、2015年12月11日の筆記試験合格を起点として、職場での業務範囲や社内外の交流関係の広がりを少しずつ実感しています。私の最初の目的だった『可能性を広げる』に繋がっているように思います。


学習力も多く、長丁場になる大変な資格試験ではありますが、どうかがんばってほしいです。そして、機会があれば共に診断士として活躍しましょう。

2015年度

2次集中DVD講座

小林 仁 様

「抽象化ブロックシートでレベルアップ」

中小企業診断士を目指した理由

私はIT系の企業に勤務しており、システムの開発を主に手がけてきました。


そこで考えていたことが、お客様から仕様を提示されてそのまま作るだけでは面白くないなということでした。もっと上流工程をやってお客様の業務自体を変革させていきたい、更にはお客様の企業自体を変革できるような提案をしていきたいと思うようになりました。そんな時に出会ったのが中小企業診断士でした。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

最初の受験は会社の通信教育(テキストのみ)で勉強して受験しました。その時使っていたのがTBCのOEMの教科書で、非常にわかり易く、内容としては満足に思っていました。しかし、2次試験の模試は全く歯が立たなかったので、2次試験対策として受験校を考えるようになりました。


講座説明会を聞き、以下の点でTBC受験研究会の講座を受けることにしました。


① TBCは試験対策だけでなく、合格後の執筆やフォロー等、合格後もサポートを受けることができること。


② 1次のテキストの内容や2次試験の模範解答からも他の受験校よりも納得性が高く、判りやすいと思われたこと。


③ 山口講師の説明に情熱が感じられたこと。


④ サポートの費用も考慮すると廉価に受講できること。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

課題はほぼ月1回の締切りがあるため、締切りに追われながら課題を解くことで、丁度いいペースメーカーになっていたと思います。しかし、課題をこなすところまではできたものの、それ以上の復習はできず、得点が伸びたり伸びなかったりする不安定な状態でした。


試験が近づいて来て復習をきちんとし始めたとろ、①具体⇒抽象⇒具体のやり方が十分にできていないこと。②抽象化ブロックシートを十分に活用できていないことの2点が判明しました。その時点で私は与件文の読み方や強み弱みの分析等はある程度できる状態ではありましたが、与件文にあまり記述がない問題の対応でつまずく傾向がありました。


具体⇒抽象化をすることで、考え方を整理できること、それを記載してから具体例を挙げることにより、解答の軸がぶれないこと、全く与件文に記述のない問題は抽象化ブロックシートの内容を記載することで対応できることがようやく理解・体得できました。今までも与件文に記述のない問題は1次知識や白書の知識を活用して解答するとは言われていましたが、今一つ実感できなかったのですが、じっくりと模範解答と自分の解答を見比べることで、ようやく実感でき解答方法が判った気がしました。


そのため、最後の追い込みは抽象化ブロックシート及び自分で作成した1次知識をカードにまとめたものをしっかり読み込むことに専念することとしました。2次試験直前や、口頭試験時もそのカードとにらめっこをし、何度もキーワードを頭に叩き込み、どんな状況においても引き出せるようにしました。


試験内容についてもTBC作成の事例や設問は非常によく出題者の傾向を分析しており、本試験でもTBCの課題で見た様な設問が散見されたため、落ち着いて抽象化ブロックシートを意識した解答を記述することができ、合格を確信することができました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

TBCの事例は出題者の傾向をしっかり分析しており、非常に役に立ちました。皆さんも、TBCの事例をしっかり解くことと、模範解答の構造を理解し、自分の解答の不足な箇所を明らかにすること、抽象化ブロックシートや1次知識の定着を図ることで対応でき、必ず合格を勝ち取ることができると思います。


また、学習質問フォームやスクーリングで講師の先生とコミュニケーションをとることもモチベーション維持に効果的です。ずっと集中して試験勉強を継続することは難しいと思います。そういう時には講師の先生方の一言が力になる場合があると思います。


それでは、皆さん自分を信じて頑張ってください。

2015年度

2次集中DVD講座

木村 功一 様

「自分に合った考え方・解き方を探す旅。」

中小企業診士を目指した理由

半導体メーカーを退職した頃のことです。そのころ挑戦してみたかった事業があり、これを機会に独立しようと考え、公的機関の開業セミナーに参加したことがありました。そのときの講師の方は、私の事業計画書をサラッと見ただけで即座に数点の経営面での問題点を指摘してくださいました。当時は指摘点の深刻さに自分の甘さを痛感・落胆する苦い経験となりましたが、またそれと同時に、「あんな一瞬でそこまで見抜くなんて凄い人もいるものだ!」と感心させられたのも覚えています。その後、その講師の方が高名な中小企業診断士の方だと知り、「経営について知りたい!」「自分もあんな風になりたい!」と思ったことが、この資格取得を目指したきっかけです。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

理由1:「通信講座×DVD配信×ローコスト」


私は北海道在住のため、中小企業診断士試験を学ぶという点でどの受験校もすべて通信講座しかないという実情がありました。そのため、どの受験校であっても画面越しの講義ですから、高額な大手受験校を選択するメリットは薄いと感じていました。そうして各校を調査しているうちに、TBC受験研究会に出会いました。TBC受験研究会は、全カリキュラムが動画講義付きであるにも係わらずローコストを実現しているため、私のニーズに合致しました。また、解答解説講義等がDVD配信のため、もし不合格となっても次年度・次々年度と、期間を気にすることなくいつでも見みられる安心感もプラス要因でした。


理由2:「日本屈指の合格後サポート」


中小企業診断士の資格は「合格してからが本当のスタート!」という言葉を良く聞きますが、他の受験校は、合格までで完了するサービス内容であり、あくまで資格取得がゴールとなっていると思います。私はゆくゆく独立コンサルとしてやっていきたいと考えておりましたので、合格後のサポートの内容が極めて重要なクライテリアでした。この点でTBC受験研究会はキャリアアップセミナー・ライティングセミナー等をはじめとしたサポート体制が整っており、受講を強く後押しされました。


TBC受験研究会活用法(講義・教材・書籍・特別講座・模擬試験等)

答練・模試について:


送付される度に、まずスキャナで取り込み電子データでバックアップをとっておき、何度でもプリントアウトし挑戦できる体制をとっていました。添削が返送された後、講師の方に指摘されたミスや失敗を克服できるまで全事例3回程度繰り返し解きました。


過去問演習について:


自分で演習するたびにTBC受験研究会市販の速修 2次過去問題集Ⅲ・Ⅳも活用しました。この問題集は他校のものと比べて、多面的視点で納得性の高い説明があると同時に、非常に流暢で整った模範解答を学ぶことができます。そのため、2次勉強開始当初、不慣れな書くプロセスを定着させるため、この過去問題集の模範解答を自作のマス目に写経する練習を行いました。これにより、2次独特の書くプロセスをスムーズに取り組むことができた上に、記載されていた診断士知識の内容も定着するという一石二鳥の効果が得られました。


メール相談について:


何かと孤独になりがちな通信講座ということもあり、試験勉強に関するモヤモヤした疑問点などは、自らへの喚起の意味も兼ねて、メール相談させて頂いていました。遅くとも1週間以内には返事がきて、これには何度励まされたかわかりません。いつの間にか返信頂く講師の方が私のことを覚えていてくれてコミュニケーションが図れたことや、質問の内容に動画講義で回答してもらえたこともあり、これらは自らのモチベーション維持の大きな原動力となりました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

中小企業診断士の2次試験は模範解答が公開されておりませんので、何を答えるのがベストなのかわからずモヤモヤしてしまう特異な試験です。 今年の合格者に「あなたが合格した秘訣は何ですか?」と100人に問えば、100通りの答えが返ってくると思えるほどです。 しかし、逆に言えば中小企業診断士知識という箱庭の中で「自分に合った考え方・解き方」に辿り着いたものから合格していく、とも考えることもできます。 TBC受験研究会でしっかりとした箱庭を構築し、「あなたに合った考え方・解き方」を追求してください!そうすれば来年にはきっと良い結果に繋がると思います!あなたと、同じ診断士として活動できる日を楽しみにしています!

2015年度

2次集中DVD講座

植松 郷 様

「素直な気持ちで実行」

中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士を知ったのは、忙殺され体調を崩してしまったプロジェクトが終了してからほどなく、通勤中に大手の資格予備校の存在に気づき、試しに覗いてみた時でした。


つぶしが効かない職に就いている意識が強く、将来への不安や生き残るための武器を得る必要性を感じていたことと、自分のように調子を崩すゲーム開発者を減らす手がかりを得られる資格かもしれない。と思ったことが中小企業診断士の資格取得に挑戦するきっかけになりました。


なぜ、TBC受験研究会を選んだか

大手の予備校の事例演習は復習がやり難く、講師が勧める二次試験の過去問を中心とした学習も暗中模索状態、何かが身についているような手ごたえも感じられず、挑んだ二次試験の結果は不合格でした。


再挑戦にあたって、TBCの受講を選んだ理由は、


①説明会での山口先生のパワフルさと先生方との距離が近く感じられたこと。


②試験委員の理論の傾向や中小企業白書で取り上げられる論点をもとに作成された演習問題である。さらに、答案返却が早いため演習との時間の開きが少なく、復習などによる知識定着や効果が期待できそう。


③他校に比べてコストパフォーマンスが抜きんでて高く、お財布に優しい。


④合格後のサポート体制がある。学習を進めるほどに、資格を活かした業務に携わりたい想いが強くなっていきました。そのため、合格後のライティング講座などのサポートを活用することで、新しい世界に入るきっかけを掴めることが期待できそうに感じた。


などがあります。


TBC受験研究会活用法

講義や解説動画、スクーリングで聞いた先生方のアドバイスを素直にやってみることでした。


①スクーリングへの参加と助言の実行

スクーリングで行った比較分析を通して、自身の答案に不足していることや今後どのような学習が必要なのかを気づくことができました。その後の勉強方法や演習への取り組み、復習の仕方などに与えた影響は非常に大きかったと感じています。


②優秀答案と自分の答案との比較

演習提出の締め切りから、早期に優秀答案と解説動画が公開されるため、短いスパンで解説以外の再復習するきっかけが生じます。同じ受験生の答案ということもあり、自分もその位置に届いてやる、優秀者のAさんに負けてなるものかと目標に定めつつ、良いと思ったところは書き写すことで、文字数に応じた文章の組み立て方などの参考にしました。


③演習問題の反復

覚えておくべき試験委員の論点や考え方が詰まった問題です。フリクションなどのツールを利用し繰り返し解きました。同じ演習を解く度に演習時間を少しずつ短くし、答案比較や改善点のメモを残すことで、アウトプットのやり方や精度の向上を図りながら、試験委員の理論を学べました。


④テキストのブロックチャートを身につける

事例ごとに覚えておくべき基礎知識がまとまっています。これを身につける事で、TBCのメソッドをさらに活用できるようになります。動画やスクーリングで聞いたこと(声に出す、書き写すなど)を実践し、自分で書いたカードには演習で出題されたポイントの追記することで、厚みが増し知識の定着を図ることができました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

何度も二次試験の過去問を解いても、手ごたえのなさや成長が感じられないなど感じてしまい、学習から離れたくなる時があるかもしれません。


そんな時は、質問フォームやスクーリングを活用し、先生方と直接やりとりをすることで、学習へのパワーや新しい気づきを得てみてはいかがでしょうか。


私自身は、スクーリングへの参加をきっかけに、先生方の助言を実行し継続することで、本試験の事例Ⅰでは56点から73点へと大幅に点数がアップし、結果を出すことができました。


大丈夫、あきらめない限り中小企業診断士試験の合格は掴めます。


先生方が照らす道を信じて進み、自分の力となるように消化吸収し、合格後にはみんなで笑いあいましょう!!

2015年度

速修テキスト独学

米山 順也 様

「速修テキストシリーズのみの独学で、1次・2次ともにストレート合格成功」

中小企業診断士を目指した理由

最初のきっかけは、勤務先の「資格取得奨励制度」の対象資格となっていたことです。資格の内容を詳しく調べてみると、経営に関する知識全般を学べることが分かり、当時手掛けていた「経営企画/新規事業開発」系の業務に知識を活用しつつ、ビジネスマンとしての、自身のキャリアアップにも繋がるのではと考えて、取得を目指すようになりました。


なぜ、速修テキストシリーズを選んだか

取得を目指したそもそものきっかけが「資格取得奨励制度」だったため、「取得費用を奨励金の範囲内に収めよう」という考えがありました。そのため、勉強手段を検討するにあたっては、多額の出費が伴う「予備校」や「通信講座」という選択肢はそもそもありませんでした。テキストのみで独学で合格しようと考えた際に、インターネットで情報収集したところ、通販サイト(Amazon)のランキング上位かつ、ユーザーからのレビューも非常に良く、更に、テキストだけでなく動画講義やテーマ別過去問ダウンロードも可能な、速修テキストシリーズの購入を決めました。


速修テキストシリーズの活用法

私は、受験年の3月後半から勉強を開始したため、「短い期間でいかに効率良く学習するか」という点が大きな課題でした。そんな中で、「学習スケジュールの管理」という点で、動画講義を活用しました。具体的には、動画の長さに合わせてカレンダーソフトに視聴予定を入れておき、その前後に、テキストの読み込みによる予習や、問題集による復習を行い、計画的に学習しました。また、一次試験直前には、テーマ別過去問で学習成果の総チェックを行いました。PDF形式でデータを取り込んでいたため、仕事の合間にも確認することができ、学習時間の蓄積に役立ちました。結果、1次試験を全科目60点以上で合格することができ、2次試験の学習でも、速修テキストを使用しようとすぐに決めました。


2次の学習も独学で乗り切ることができたのは、速修テキストが「型にはめた回答パターン」や「キーワードの詰め込み」ではなく、「いかに論理的に回答を作成するか」という点に重きを置いていたからではないかと感じています。それぞれ違った企業が事例として出されている中で、「他の企業への診断内容を、無理やり流用して作ったもの」が、診断先(試験においては出題者)に響くはずが無い、と考えるためです。他にも、「抽象化ブロックシート」で繰り返し学習することで、基礎知識を固めることができ、いわゆる「ファイナルペーパー」の代わりとしても活用しました。結果、1次・2次ともに、独学でのストレート合格に成功することができました。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

中小企業診断士には独占業務が無いため、活用方法が人によって大きく分かれる資格では無いかと思います。『「資格の活用」という便益を受けるために、「費用」や「時間」などの投資を行っている』という考え方をした場合、よほど確実性の高い活用計画があり、投資の回収目途が立っている場合を除いて、投資は極力最低限に抑える必要があるのではないかと私は考えます。その意味において、速修テキストシリーズは、「最低限の費用で」「短期間で効率的に」学習するという目的で活用できる、非常に優れたツールであると言うことができます。現在中小企業診断士を目指されている皆様におかれましても、是非とも「資格の取得」をゴールにするのではなく、「投資以上のリターンを得ること」を意識して、勉強法を選ばれることをおすすめ致します。皆様の成功をお祈りしております。


2015年度

速修テキスト独学

鹿取克好 様

「無料動画を使いこなし、合格を勝ち取る!」

中小企業診断士を目指した理由

私が中小企業診断士を目指した理由は、経営全般の知識を体系的に学べるからです。現在私は中小企業で管理部門の責任者として、総務・経理業務に従事しております。経営者の意思決定支援に役立つべく、あらゆる経営課題に対応するために経営全般に精通したいと考え、業務を通して積極的に周辺知識を補充してきましたが、やはりそれだけでは体系的で網羅的な知識を得られるわけではありません。学習の必要性を痛感し、中小企業診断士試験に取り組む決意をしました。


なぜ速習テキストシリーズを選んだか?

① 受験勉強にお金をかけられないこと ② 予備校に通学できないこと 共働きに幼い子供が2人という環境下のため、金銭的・時間的な制約があり、独学か通信教育を考えていました。TBCの無料講義は、ネットサーフィンしていた時に見つけたのですが、初学者にもとても分かりやすく、その質の高さに驚きました。「これだったら、自分に合っているかも。」と思い、TBCテキストでの独学を決めました。TBCについて知ったのも、この時が初めてです。私は、他の予備校の講義を受けたことは無いですが、苦手科目もこれで克服できましたので、遜色ないのではないのでしょうか。速習テキストで勉強すると決めてからは、法改正フォローのための1次の模擬試験を除き、それ以外の教材には一切手を出しませんでした。


速修テキストシリーズの活用方法

[1次試験]

利用したのは、「TBC速修テキスト1-6、特訓問題集1・2」の8冊です。無料講義の中で講師が説明する重要ポイントにマーカーを色分けして引きながら、一緒に学習しました。サブノート等は一切作らず、補足すべきことは全てテキストに書き込みました。たとえどんな問題が出ても40点以上取れるように、苦手な「経済学」「運営管理」「企業経営理論」は時間をかけて勉強し、理解できるまで繰り返し動画を見ました。その中でも経済学は苦手意識が強く、また理解が必要な科目でもあったため、矢田先生の講義は3回以上見たかと思います。繰り返しの視聴ができるのは、通学では出来ない良い点です。一方、得意な「財務会計」や暗記系科目の「経営法務」「経営情報システム」は、通勤時間などの細切れ時間を使って勉強しました。家事や育児も忙しく、勉強は自宅外ですることがほとんどでした。苦手科目は喫茶店や終業後の会社でじっくりと、得意科目や暗記系科目は通勤時間などの細切れ時間で勉強しました。無料講義を聴く以外には、過去問題集を一通り解いた程度で、穴埋め問題集まで手が回りませんでしたが、無事に合格できました。


[2次試験]

2次試験の勉強は、1次試験の合格が分かってからスタートしました。利用したのは「TBC速修2次テキスト」「速修2次過去問題集(平成22-24年度)」の2冊です。まずは、「TBC速修2次テキスト」の解説動画を一通り見ました。動画中で説明されている、TBCメソッド「具体→抽象→具体」の解答プロセスは、現在取り組んでいる仕事にも応用が利く、非常に納得がいくものでした。事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲについては、この解答プロセスに沿って過去問題集を解きました。その際、なぜこの回答が導きだせるのかを自分なりに結論付けた上で、解説動画を見るようにしました。時間はかかりましたが、効果的だったかと思います。試験までにこなした問題数は少なかったですが、「各事例をどのように取り組もうか」という自分なりの形は、試験当日には出来上がったような気がします。得意な事例Ⅳについては、過去問題集を一通り解くだけにして、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲに大半の時間を割きました。 また、「抽象化ブロックシート」は、2次試験で必要な知識を整理するのに役に立ちました。縮小コピーして常に持ち歩き、気づいたことを書き加えながら、通勤時間などの細切れ時間で見るようにしていました。各事例の試験開始ギリギリまで見ていたのも、このブロックシートでした。


中小企業診断士を目指す方へのメッセージ

社会人として受験される多くの皆さんは、仕事や家庭もあり、受験勉強に割ける時間は少ないかと思います。そのような環境下で、モチベーションの維持が難しい時もあるかと思います。しかし、自分がしんどいと思っているとき、さぼりたくなるとき、世の中には自分と同じように考えているライバルが多数います。そのライバルに差をつけるためにも、最後まで諦めずに学習を続けることが大切だと思います。皆様のご健闘を心からお祈りしています

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