2021年度合格体験記

2021年度

2次集中DVD通信講座

奈良 健志様

「抽象化ブロックシート」の徹底暗記と活用!

中小企業診断士を目指した理由

自己啓発の一つとして勉強を始めました。

実際に勉強を始めてみると,1次試験ではその範囲の広さにあ然としましたが,社会人としての様々なビジネス知識を学ぶことができ,とても勉強して良かったと思います。

また,2次では,事例企業の与件文から,1次で学んだ知識を基に助言する内容で,試験問題は難しいものの,非常に興味深く,前向きに勉強へと取り組むことができました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験は何とか1回で合格したものの,1回目の2次試験は,勉強方法もよく分からないまま本試験を迎え,結果,不合格となりました。

中小企業診断士を勉強する前にも,いくつかの資格試験に取り組み合格していたものの,全てマークシート型であったことから,初めての2次筆記試験のハードルはとても大きく途方にくれました。

そこで,2回目の2次試験に向けて勉強法を色々と模索していたところ,山口先生の明快な授業,そして,抽象化ブロックシートの知識軸を基に事例を解く,という内容に感銘を受け,2次集中DVD通信講座に入学しました。

TBC受験研究会活用法

まずは,とにかく抽象化ブロックシートの徹底暗記に努めました。

2次試験がある11月上旬まで,1月の勉強スタートから必ず3日に1回は見直して,徹底的に暗記の定着を行いました。

抽象化ブロックシートの知識は,2次筆記合格後の口述試験においても,事例には無い知識問題の質問を受けた際にも,落ち着いて解答することができました。

そして,しっかりと知識が身につくと,事例に対する見方も変わって不安感も解消され,問題文を読んだだけで知識を基に,何を書けば良いのか大体検討がつくようになりました。

ただし,もちろん,事例問題に対して知識だけ書いても点数は伸びないと思います。

そこで,どうやって知識を使って事例を肉付けし,具体的に論述するのか?この大事な点をDVDの解説授業,そして,丁寧な添削で教えて頂きました。

DVDの解説授業は,2倍速で何回も何回も繰り返し聞いて,最終的には山口先生のモノマネができるようになりました(笑)

加えて,全6回あったスクーリングにも全て参加し,同時期における合格者の思考回路,新論点もしっかりとキャッチアップしました。

令和3年の2次試験においても,特に,事例1や事例3については,しっかりと抽象化ブロックシートの知識を軸に,落ち着いて論述することができたと思います。

また,事例Ⅳ・財務会計についても,通常は有料オプション扱いとなるところ,通常講座内で特訓演習があり,何とかなく解いてしまいがちな経営分析もしっかりと対策してくれ,とても参考になりました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験は,特に2次試験が難しいかと思います。

与件文を見て,何を言っているのか?何を書いたらいいのか?全く分からないことも多々あり,僕も最初は同じでした。

そのような時に,TBC受験研究会の抽象化ブロックシート,そして,その実践的な活用方法を教えてくれるDVD講座は,必ずや合格へと導いてくれるものだと確信しています。

ぜひ,勉強頑張ってください!

また,最後になり申し訳ございませんが,統括講師山口先生はじめ諸先生方,この度は,本当にご指導いただき,ありがとうございました。

2021年度

2次短期DVD通信講座

後藤 恭輔

信じて一歩ずつ前進すること

中小企業診断士を目指した理由

私が中小企業診断士を目指した理由は2点あります。

1点目は、新卒入社の信金勤務時代に一番の仲良しであった同期との他愛ない約束です。新人時代は何者にでもなれる気持ちもあり、「将来診断士になって…」と夢を語っていました。3年ほど前にその彼が診断士となったことが私の一番の原動力でした。

2点目は、現在勤めている会社では管理部門で仕事をしており、体系的に経営を学び、仕事に活かすことを目的としたためです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験に関しては独学で取り組んでおり、2次試験の勉強は1次試験後に開始したため、短期間で効率的に取り組む必要がありました。

そして通信講座を調べた際、TBC受験研究会の「2次短期DVD通信講座」を見つけ、【抽象化ブロックシート】や【長年積み重ねてきた試験対策講座のノウハウ】から「もしこれからの期間で本気で挑むならこれだ!」との決心で申し込みました。

TBC受験研究会活用法

①2次速修テキスト及び講義動画

私は2次試験初受験であったため、傾向と対策・科目別攻略法など、情報収集・整理、のために取り組み、解答メソッド・抽象化ブロックシートについて体系的に学ぶことで基礎を築いていきました。

②2次短期DVD通信講座・模擬試験

試験委員分析を強みとしているTBC受験研究会独自の【出題企業分析】や【実力完成演習】、【模擬試験】など実際に問題を解き、自分の解答と模範解答を見比べ、その上で「もっとこう書くべき」を認識し、随時抽象化ブロックシートに自分なりの解説や単語を追記してより自分用にカスタマイズしていきました。それにより、具体→抽象→具体のプロセスを習得していきました。

③速修2次過去問題集

過去問に取り組み、自身の解答との見比べや解説として用意し、解答の方向性の修正や解答プロセスをより具体化、染み込ませることに活用し、反復的に学習しました。

④1次速修テキスト・講義動画

1次試験は独学でしたが、2次対策を進めていく上で、理解を深めるために活用しました。知識が曖昧な部分や間違えた箇所など知識の補完に最適でした。

結果として、これら様々なツールを活用したことにより、着実に問題への対応力をつけることができ、自信へと繋がりました。

中小企業診断士を目指す方へ

まず、この試験は非常に広範囲の知識と理解を問われ、一定量の勉強量も求められます。

ですが、学習の方向性や試験委員対策方法等信じるものを決め、それに倣い学習を進めることで確実に力を進めていくことは可能だと考えます。

受験期間を振り返り、思うように点数が伸びない、どう答えたら良いかわからない、に苦悩することも多く大変でしたが、間違いなく自分自身の成長の機会になりました。

TBC受験研究会のノウハウ・講師の皆さんの熱くもわかりやすい解説を信じ、試験当日まで諦めないことが合格への道筋として確かなものだと私は思います。

最後になりますが、これから受験される皆様が自身の成長とともに合格を勝ち取ることを心から願っております。

2021年度

2次集中DVD通信講座

岩成 真一

継続は力なり ---継続させてくれるTBC---

中小企業診断士を目指した理由

退職後、多くの方々から質問や助言を求められお答えしていたのですが、真に正しいお答えができているのか自問自答をすることもありました。

今までの経験に、更なる知識を加え、真に的確な助言ができるようになりたいと思っていました。そんな時に公認会計士の先輩に勧められ、中小企業診断士の勉強を始めました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

独学で勉強するにあたり、早稲田出版の速修テキストは、動画講義が視聴でき、講師の先生方の教え方がとてもわかりやすかったからです。

診断士7科目はそれぞれ特性があり学び方が異なります。それぞれの科目に沿った的確な教え方をしていただけると感じたからです。

当然のことのように、TBCの2次集中DVD通信講座も受講しました。

TBC受験研究会活用法

当初は、中小企業診断士の1次試験7科目を動画で学ぶことだけでも大きな価値があると思い、TBC速修テキスト(早稲田出版)を購入し動画視聴を開始しました。

7科目それぞれ断片的であった知識を体系的な知識へと育てることが出来ました。動画を視聴し、過去の問題を繰り返し解くことで知識が定着しました。1次試験の科目合格を重ね、3年かけて1次試験に合格しました。

1次試験の受験3年目にTBCの2次集中DVD通信講座の受講を開始しました。TBC2次集中DVD通信講座では、本番と同じように、事例問題を80分で解き添削を受けました。解答後DVDにて解説講義を受け、更に添削指導で弱点を指摘していただき、受講生の優秀解答やイマイチ解答の解説動画も知識を定着させることができました。

中小企業診断士の2次試験は、記述式で模範解答などは開示されませんが、TBCの解答案は的確であり、2次試験本番で解答の方向性を示してくれます。TBC速修2次過去問題集に加え、2次集中講座のTBC解答をノートにまとめ、繰り返し解答を作成し自分のものにしました。

柔軟で幅広く多面的な思考が身につけるまでには大変な苦労がありましたが、TBCの2次集中講座や早稲田出版の書籍を活用し、2回目の2次試験で合格することが出来ました。

中小企業診断士を目指す方へ

1次試験7科目と聞くと大変だと思いがちですが、早稲田出版書籍で動画、過去問題とやれば、徐々に理解が深まり、楽しく勉強できます。

TBCの2次集中講座は、実在企業をベースに、本番試験の様式で作成されています。TBCを信じて学ぶことが合格への一番の近道です。皆様のご健闘をお祈りいたします。

2021年度

2次短期DVD通信講座

山本 括史

診断対象は、企業ではなく自分自身

中小企業診断士を目指した理由

私の勤務先は従業員数70数名の中小企業であり、経営陣と社員の距離が近い会社です。

経営陣から意見を求められる事も多いのですが、その際に思いつきのアイデアではなく、理論に基づく説得力ある提言が出来ないことに歯痒さを感じていました。

また、取引先様のほとんどが従業員数10名未満の会社であり、経営者が現場責任者としての日常業務に追われ、経営に集中出来ていない現状を見てきました。

このような状況を踏まえ、勤務先における自身の存在価値を高め、また取引先様のお役に少しでも立てるようにと思い、資格取得を考え始めました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

資格取得を決意したものの、予備校に通う時間的余裕がなかったため、独学で勉強を進めました(TBCは、その存在すら知りませんでした)。しかし、3年連続で2次筆記試験に不合格となり、独学での限界を感じていました。

焦燥感に駆られながらネットで情報検索している時に、TBCの無料動画を見つけました。「具体→抽象→具体」の考え方に頭を殴られたようなショックを受け、何度か試聴して講義内容の高さに感動した結果、ここなら身を委ねても大丈夫だと考えました。急いで「速修2次テキスト」を購入し、その内容を確認して自身の選択に間違いがないことを確信した後、「2次短期DVD講座」にも申し込みました。

TBC受験研究会活用法

1)敗因分析

3年連続2次筆記試験不合格の原因は何かと自己分析した結果、①基本知識の軽視 ②フィーリングと思い付きのアイデアに頼った、自己満足に過ぎない思考回路 の2点だと帰結しました。

初回の2次筆記試験結果がAAACの総合Bであり、「基本知識は問題ないし、文章力も高い。あとは財務会計の特訓だけすれば大丈夫」という勘違いに陥ってしまったのが①の原因です。

その結果、知識がないので思考能力は拙いまま成長せず、「文章力の高い自分が鋭いアイデアを書いてあげれば高評価になるはず。だって独学の初年度でA評価が3つなんだから」という、思春期真っ盛り中学2年生のような自己陶酔に陥ってしまったのが②の原因です。

2)自己変革

上記①を改善してくれたのが「ブロックシート」であり、②を改善してくれたのが「具体→抽象→具体」の思考回路です。

①「ブロックシート」は、音読しながら書きなぐり、全て覚えるように必死で努力しました。何度も何度も繰り返すうちに、バラバラだった知識が一本の道のように繋がってきた時は、合格可能性が高まってきたと自信を持つことが出来ました。

②「具体→抽象→具体」の思考回路は、過去問と短期集中DVD講座を解く際に常に意識しました。設問の答えを考えるというよりも、問題文を利用して「具体→抽象→具体」の思考回路を自分の脳みそに叩き込む訓練として利用しました。

具体的には、1段落ごとに「この段落を要約すると何ですか?→機能別組織のことが書かれてますね。→では機能別組織のメリットとデメリットは何ですか?」とセルフ授業を行い、紙に書き出すという訓練です。

①②を合わせ、「知識を元にして論理的に考えていく」訓練を徹底していきました。

3)まとめシート

「ブロックシート」「DVD講座」を何度も繰り返したのち、自分が間違い易い箇所だけをまとめてExcelで管理しました。左側にキーワード・右側に説明を記載した一覧表です。このようなまとめシートは学習の最終段階に作成すべきであると考えていたので、まずは「ブロックシート」「DVD講座」の記憶定着に尽力しました。

中小企業診断士を目指す方へ

今後通信技術やAI機能が進化すればする程、それを使用する人間の中身が問われてくると思います。

私は勉強することを通して、自分のダメなところを見つめ直すことが出来ました。単なる資格取得に止まらず、自分自身を成長させてくれる契機として、中小企業診断士を目指して頂きたいと思います。

2021年度

2次集中DVD通信講座

井上 貴博

モチベーション維持に大いに役立ったTBC

中小企業診断士を目指した理由

大手IT企業に長年勤め60歳を前にしてその後のセカンドキャリアを考えたとき、雇用延長か独立するか迷いましたが、自分に悔いが残らない方の「独立」を選択しました。

そして、人に喜んでもらえる、それがやりがいになり長く続けられそうな仕事、しかも40歳の頃からやりたかった仕事がコンサルティング業務でしたので、挑戦しようと決意しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

昨年度は、他の資格予備校で1次合格を果たしそのまま2次に挑みましたが残念な結果に終わってしまい実力不足を実感しました。

これから1年間の長い2次試験勉強をどのように進めようか、モチベーション維持できるか、不安の中でネットを検索していたら、TBC山口先生の出題企業訪問や講義動画に出会い、その軽快なしゃべりとご自身の経験を織り交ぜたわかりやすい魅力的な講義に、熱意を感じるとともにひきつけられるものがあり、即断即決しました。

また、コロナ禍のため通信講座にしようと考えていましたのでニーズにもぴったり合致しました。

TBC受験研究会活用法

まず最初に驚かされたのは、速修2次テキストのコスパの良さでした。この本一冊買えば、50以上の講義動画の無料配信と併せ見ることで、2次の問題解法をしっかり学ぶことができました。

特に「具体→抽象→具体」の思考が与件文を読みながら自然にできるようになったことは私にとって大きな進歩でした。

次に、抽象化ブロックシートについて、必要な論点が整理されていましたので、これを記憶しようという具体的な目標ができました。記憶力に自信のない私は写経のように1ブロックをノート1頁に、計180頁を手書きで写しました。

各論点で自分が最も想起しやすいキーワードに赤線を引き、論点毎に速攻で思い出せる1キーワードを頭に叩き込みました。

またページの余白には連想できるようなエピソードや関連説明、語呂合わせなどを落書きのように書き込み、芋づる式に想起できるように工夫しました。この記憶は口述試験まで役に立ちました。

最後に、添削演習について、月1回ペースで届きますのでペースメーカーの役割もあったと思います。正直あまり良い点数は採れず毎回添削結果を見て落胆していましたが、一方で来月までの課題と目標ができますので、それなりに奮起することができました。

今思えば演習で良い点数に安心して油断する方が怖いので、むしろよかったと感じています。また新試験委員対策として試験委員の研究テーマを分析した演習問題も出題され、ここでもTBC講師陣の熱意を感じることができました。

こうして毎月新たな課題や目標を設定するとで、既に何度も見返している過去問に対しても、与件文に対する深い解釈や多面的なとらえ方ができるようになり、徐々に中身の濃い解答ができるようになりました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験は、マークシート方式にある単なる記憶試験ではありません。私も当初は甘く見ていたところがあり、昨年度は、1次試験(マークシート方式)は何とかクリアするも2次試験は中身がスカスカな解答しか書けず高い壁を感じました。この正解のない2次試験こそが診断士試験の肝と言えます。

何度か、「こんな勉強してて合格できるんだろうか」と不安になることもしばしばありましたが、やはり「継続は力なり」です。勉強を諦めないでコツコツ続けたことが成果につながったと信じています。

TBCの教材は、特に楽しい講義動画は、この1年間のモチベーション維持に大いに役立ちました。

小さな課題や目標を見つけ達成することを積み重ねていけば確実に実力は向上します。

最後になりましたが、皆さまが合格されることを心よりお祈りします。頑張ってください!

2021年度

2次短期DVD通信講座

上原 康明

TBCとの出会いに感謝

中小企業診断士を目指した理由

当初の取得目的は、自己啓発のためでした。

20年以上に渡り地方公務員として様々な行政サービスに従事してきましたが、「中小企業の経営」に触れることはありませんでした。中小企業診断士を目指して体系的な知識を学ぶことで、新たな価値観や柔軟な発想を獲得したいと考えたのが理由です。

一方で、学びが深まるにつれ、自らの組織マネジメントにも大いに役立つ実用性の高い知識であることに気付き、何としても取得するという気持ちを持って取り組んできました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

令和2年9月から某社通信教育を活用し1次試験の勉強を開始しました。インプットすべき知識の多さに驚きつつも、科目数の多さにはモチベーション維持や気分転換の意味では助けられながら、無事1次合格。

勢いそのままに2次まで駆け抜ける…つもりが、ここで完全に足が止まりました。とりあえず解いてみた過去問に全く答えられなかったのです。

より難易度が高いはずの2次について調査不足であったこと、「所詮マークシート」と1次知識を侮っていたこと。原因は明白でした。

残り2か月余りの状況で、2次試験に必要な解法を得るには…この観点で教材を探索する中で出会ったのがTBC受験研究会でした。特に、YouTube動画で聴いた「知識のプロが作った問題に、知識を軸に解答する。」という解法の方向性こそが、当時の自分に足りないものを補ってくれるはず、と感じたのを記憶しています。

TBC受験研究会活用法

TBC2次短期講座を受講してから2次試験まで約2か月間の学習の流れは、

①速修2次テキストをYouTube講義動画で全て学習

②事例Ⅰ~Ⅳの過去問解答及び振り返り(8年分)、TBC2次短期講座の各教材学習、抽象化ブロックシートの暗記、を並行学習

③実力完成演習、直前対策講義で実力試し

④2次試験直前まで①~③を復習

 というものでした。

その中でも特に効果的だったと感じる教材等について説明します。

⑴2次速修テキスト

2次試験向けの学習の最初に、このテキストと29時間に及ぶYouTube無料動画を学習することで、「知識を軸にした、具体→抽象→具体の解答プロセス」を中心とするTBCメソッドを理解することができました。また、毎年事例企業の基になった実在企業を取材しているからこそできる「事例企業と実在企業の比較分析」は、解答を導く大きな手掛かりとなりました。(2次短期講座中の出題企業徹底分析においても、同様の視点で理解を深めることができます。)

ちなみに、抽象化ブロックシートは2次試験に活用できる1次知識の整理・記憶に非常に役立ちます。TBCメソッドの理解にはテキスト・動画で十分な説明がされていますが、活用に当たってはブロックシートの暗記必須です。

⑵事例Ⅳ特訓演習

事例Ⅳ(というか、数字そのもの)に苦手意識がある自分にとって、事例Ⅳの対策教材が充実していた(80分での演習×4)ことは、教材選びの大きなポイントでした。 

そして、この教材の大きな特徴が、過去の出題傾向を確実に捉えながらも、将来の出題を予想し様々なアレンジを加えていることです。1次知識の確認・応用に止まらない様々な「変化球」が用意されていたことで、2次試験本番での設問条件の読み解きにくさにも対応しようとする意図を感じました。

⑶実力完成演習、直前対策講義(添削)

2次試験の学習において過去問を繰り返し解くことのメリットは様々ですが、私は、前回の記憶が残ってしまうことで正しく思考回路を巡らすことができないのでは、というデメリットを強く感じていました。その点、TBC2次短期講座では、添削課題が事例Ⅰ~Ⅳそれぞれに3回分ずつと豊富に用意されており、自らの学習レベル確認に非常に役立ちます。

豊富な分析・取材等を基に問題作成され、詳しい添削及び解説動画が加わることで、予想問題として非常に価値の高いものと感じました。令和3年度2次試験本番における事例企業の経営課題解決の糸口となる知識にもいくつか言及されており、非常に助けられました。

中小企業診断士を目指す方へ

私自身、2次試験当日の「やられた感」が強く、今でも合格を若干信じられない自分がいます。

そんな私がアドバイスできることはあまり多くはありませんが、「信じられる教材・講師に出会えたこと」と「それを信じてやり抜いたこと」の2つは欠かせないピースであると感じます。

中小企業診断士は、資格取得がゴールでは意味がありません。知識を軸とするTBCメソッドは資格活用局面にも活きるはずです。また、学習がうまく進まない、進歩を感じられないことはたくさんありましたが、歩みを止めなければ結果に近づくことができると感じています。

これから受験される皆様の合格を心より願っております。

2021年度

2次集中DVD通信講座

酒巻 秀宜

これまでのキャリアとスキルに横串を通す

中小企業診断士を目指した理由

父が東大阪市で経営する町工場を手伝いに行っていたころの記憶、実家が自営業をしている母から聞かされる「商売の浮き沈み」の話が心の奥底にあったこと。自身も大企業ではなく中小企業を中心に勤務してきたこと。以上から、中小企業を身近に感じて生きてきたことで、自分にできることで力になりたいと考えました。

また「40代からの学び直し」「リスキリング」「人生100年時代の働き方」などの観点で資格取得を目指したときに、以下の3点から自分と親和性が高いと考えたためです。

(1)1次試験の7科目のうち、素養がある科目が4科目ありました

1)大学が法学部出身なので経営法務に

2)初級シスアドを保有し企業のWEBサイト制作会社の勤務経験から経営情報システムに

3)日商簿記2級を持ち企業の決算報告書作成会社の勤務経験があることから財務会計に

4)ドラッカー読書会や有名なマーケッターのコミュニティ参加で企業経営理論に

(2)大学入試2次試験が記述式であったことの「昔取った杵柄」や、企画営業・コピーライティングの仕事で鍛えた文章力が、2次の記述試験の攻略に活きる

(3)これからは独立開業して働きたいという思いをかなえるべく、独占業務がなく自由度が高く、学ぶ内容が幅広いため活躍の場が多いはずとの考え

以上のことから、中小企業診断士の取得が、これまでのキャリアとスキルに横串を通すことにつながり、これから独立開業して仕事をしていくにあたって、信用と厚みを増すことができると考えました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

●1次試験

学生時代から、塾や予備校に通って受動的に学ぶことよりも、独学で自分の頭で咀嚼して飲み込み血肉にするというスタンスで勉強してきて、それが成果につながってきました。

なので、中小企業診断士も1次試験は独学して学びたいと考えていました。しかし、完全な独学では、7科目あり学習内容が多岐にわたるので厳しいな...

そんな時に「無料の動画付きテキスト」というコピーを目にして、飛びつきました(笑)

コロナ蔓延で通学は現実的でないという理由もありましたが、私がこれまで実績を上げてきた学習スタイルにマッチしたという理由の方が大きいです。

●2次試験

当初からストレート合格を目指していたところ、2次集中DVD通信講座の受講案内動画を見て「1次合格後から始める2か月ほどの勉強だけでは足りない」「並行学習が必須だ」と確信しました。

また、1次試験合格直後なら、受験回数2回目以上の方々に比べて1次知識の定着度において優位に立ち、経験の少なさをカバーできると思いました。

さらに、1次と同じテキストで勉強することで相乗効果もあがりますし、毎月のスクーリングで他の受験生の方々の解答を見て討議と交流ができ、新たな視点の発見と自身の弱点が「見える化」され、学習の軌道修正を行うことができました。

TBC受験研究会活用法

1次試験のテキストは7科目すべて購入し、動画を最低3回は見ながら学習しました。

2回目以降は倍速再生で集中して聞く復習で理解を深めました。

2次試験のテキストはもちろん、過去問題集もネットで手に入る限り購入し(平成19~21年度分まで遡った)、過去問を3回以上繰り返し解きました。

月1度の2次試験対策スクーリングも、どうしても都合がつかなかった1回を除いてすべて参加しました。このスクーリングが大変有意義だった点は①試験委員の先生の交代や1次試験で出題があった論点を反映した、鮮度の高い予想問題への取り組み②他の受験生の方々との討議や意見交換できる場が提供されたこと、です。

2次集中DVD通信講座で毎月、送られてくる添削付き予想問題は、解き直しのためにまずコピーを取ります。特に事例Ⅳの特訓問題集は何度も解きなおすため、コピーは必須でした。

毎月の予想問題は「セルフ模試」として、本番と同じタイムスケジュールで事例Ⅰから事例Ⅳまで解いていきました。80分の試験時間はもちろん、休憩時間も忠実に守ってです。そうすることで、本番の感覚に慣れ、時間を追うごとの疲労感や休憩時間の過ごし方などの感覚を養い、自分なりのルーティンを確立することに努めました。

このことは、コロナ蔓延により会場での模擬試験受験機会が限られる中で、効果を発揮したと思います。

1次試験の公開模擬試験も、本番と同じタイムスケジュールで2日に分けて受験しました。

中小企業診断士を目指す方へ

変化の激しい中小企業診断士試験の傾向をいち早く掴み、情報提供の正確さと教材への素早い反映に確かなものがあるTBC受験研究会だからこそ、受講生であった私が1次試験、2次試験を1年で駆け抜け、ストレート合格者になれたのだと確信しています。

TBC受験研究会の情報と教材を存分に活用すれば、必ず合格できます。

ぜひとも、最後まで全力で走り抜けてください。TBC受験研究会が伴走してくれますから。

令和3年度は過去最高の受験者数、合格者数となりました。

2022年1月15日付の日本経済新聞で「40代からの学び直しに役立つ資格」第1位に推されました。中小企業支援に力を入れる国としての方針による後押しがあることも加味すれば、知名度はまだまだかもしれませんが、中小企業診断士は人気資格になりつつあると感じます。

受験生の立場からは、受験者数増加は歓迎できるものではないでしょう。2次試験が相対評価なので、受験者数が多くなればなるほど上位入選が難しくなるからです。

令和3年度は合格率が18.3%で例年と同水準でしたが、令和4年度もそうなるとは限らず、受験者数増加がさらなる狭き門につながる可能性も否定できません。

また、これは合格者同士の交流の中で感じることですが、他の「仕業」「難関資格保有者」言うなれば「合格実績がある人」「試験合格の仕方を知っている人」の参入が珍しくありません。ダブル、トリプルのライセンス保有者がひしめいています。この傾向が続けば、合格難易度に拍車がかかるのではないでしょうか。

しかし、そんな中にあっても、本気でこれからの自分の生き方、キャリアを考えて向上心を持ち自己研鑽に励もうと考える方には、歯ごたえのある資格、取って損がない資格ではないでしょうか。

学ぶ内容の多様さと、読解力、共感力、論理的思考力などを加味した総合的な人間力とでもいうような「人間の厚み」が問われ、合格したことが評価されていくと思います。

さらに、他の仕業や難関資格取得者の参入は、横のつながりの多様さ、中小企業診断士業界の裾野の広がりとして考えれば、資格取得後の可能性がますます高まります。

最後になりますが、試験が1年に1度しかない中でモチベーションを保つことは大変なことだと思います。コロナウイルスという厄介な敵につかまれば、その機会すら奪われる危険もあり、多難な受験生活であることと思います。

そんな中でも、TBC受験研究会のサポートを存分に活用して、みなさんが合格を勝ち取られることを祈念いたします。

2021年度

2次集中DVD通信講座

村上 建太

合格に必要なノウハウは全てTBC受験研究会にあります!

中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士の資格勉強及び資格取得は、現在の仕事の質向上に繋がり、ひいては将来的な独立も視野に入れた際には非常に魅力的に感じたからです。

私は専門的な分野ですが中小企業向けのコンサルティング業務を行っております。

日々、中小企業の社長と接する中、もっと自分に経営やオペレーションの知識やノウハウがあれば役立つことができるのにと感じる場面が多々ありました。

そんな時に先輩社員が中小企業診断士の資格を取得されたと聞き、自分もチャレンジしてみようと思い立ちました。

また、中小企業の社長は見ず知らずのコンサルタントを基本的には警戒しがちです。その為、国家試験である中小企業診断士となることで、自身への権威付けといかブランディングをしたいというもの志した理由です。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

一次試験の勉強を開始する際、経済学の知識が全くなくて関数のグラフを見るだけでも拒否感が出るほどでした(笑)。テキストを読むだけでは到底理解できないと感じ、解説動画付きなものがないかを探してたどり着いたのがTBC受験研究会のテキストでした。

講義動画の内容も分かりやすく、過去問も充実していたので非常に満足し全教科を取り揃えて一次試験の勉強に取り組み、無事に一次試験を合格できたのでそのままの流れで二次試験もTBC受験研究会を頼ることにしました。ちなみに、経済学はテキストだけで84点を取ることが出来ました。

TBC受験研究会活用法

一次試験については、講義動画を観る⇒確認テストをやる⇒テキストに収録されている過去問を周回することを反復し続けました。過去問はテーマ毎にまとめられているので非常に効率的に学習出来ました。

二次試験については、一回目は何をしたらよいか分からず且つ一次試験後から取り組み始めたので為す術もなく不合格となりました。

次回こそはと奮起し、まずは抽象化ブロックシートをもれなくインプットしようと考え、自分なりに単語カードを作るなどして反復して暗記していきました。

決して楽な作業ではありませんでしたが、暗記が出来てきてから過去問やTBC受験研究会の想定問題の設問を見るだけで、書くべきキーワードや方向性が浮かび上がってくるようになりました。ただ、それを書くだけでは与件文を無視した解答になってしまうため、想定問題を通じて覚えている抽象的な知識を与件文への具体と繋ぎ合わせて解答を作成していく作業を繰り返していきました。

そのプロセスが正しかったのか、そもそも読みやすい文章を書けているのか等を、DVDの解説や答案返却のコメントで確認して改善していきました。

中小企業診断士を目指す方へ

一次試験については、TBC受験研究会のテキストをこなすだけで合格圏内には十分到達できます。講義動画のことも考えると他のテキストより圧倒的なコストパフォーマンスだと思いますので、信じて愚直に取り組まれると栄冠をつかめると思います。

二次試験については、いかに素直に自信を省みて改善していけるかが重要だと感じました。TBC受験研究会を信じて励んでいくことが合格の近道だと思いますので是非とも頑張って下さい。

2021年度

2次短期DVD通信講座

高山 幸一

一次と一続きの二次試験を意識した今年、合格が舞い降りた。

中小企業診断士を目指した理由

大学卒業後の20代を海外で過ごしていた私が、本格的に社会人生活をスタートさせたのが20代も終わりの29の年でした。ある程度、現職の業務に慣れたところで、それまでの遅れを取り戻すべく、各種ビジネス系資格取得に取り組みました。

その後、業務では実務上のスキルを身に付けつつ、管理職を任せられるも、何かビジネスマンとしてのスキルに物足りなさを感じ、少し骨のある資格がないかと調べたところ、40歳を過ぎて初めてこの中小企業診断士の資格の存在を知りました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

幾度目かの二次試験に敗れた時、この二次を勝ち抜くための自身の方策に疑問を持ったのがきっかけとなりました。TBC受験研究会の教材の前には、某二次試験対策講座に取り組んでいました。

初めはその吸収しやすそうなコンセプトやノウハウに惹かれましたが、成果には結びつかず、振り返りとして、「私の場合、定型のメソッドでは、本試験でうまく応用が利かせられない。自分には、根本的なスキルアップが必要なのではないか。」「ここ数年の傾向には対応しにくい。傾向が変わっているのではないか。」と感じていました。

そのような中、事例企業への取材を敢行している山口先生の映像をYouTubeで拝見し、当講座は、常にノウハウを磨き、最新の傾向をキャッチアップしているのではないかと期待を寄せ、「2次短期DVD通信講座」に申し込みました。

TBC受験研究会活用法

使用した教材は、「速修2次テキスト」「2次短期DVD通信講座」「2次公開模擬試験」です。また、すでに多年度受験生でもあったため、過去問はある程度やりつくしており、複数の模範解答も所有しておりましたが、これまでのやり方をTBC受験研究会のやり方に転換、馴染ませるため、さらに「速修2次過去問題集〈Ⅵ〉平成28~30年度」も追加で購入し、根本的にやり方を見直しました。

活用法としては、「速修2次テキスト」の抽象化ブロックシートを英語学習の英単語を覚えるかのように定期的に繰り返しました。模擬試験や教材で気なる一次の知識をブロックシートに加筆し(といっても、もともと抽象化ブロックシートには必要な要素が十分含まれいているので、大きく追加した論点は3~4つくらいです)、一次知識を振り返りながら、講座受講を進めていきました。

「2次短期DVD通信講座」や前述の過去問では特に、「具体→抽象→具体」のプロセスが必要な設問を中心に、抽象化ブロックシート(一次の知識)との融合をなるべく意識するよう解答を作成していきました。本試験は、正答が公開されているわけではありません。そのため、その学習過程が合格に向かっているかは、受講中は定かではありませんでしたが、自身の中で腹落ちする解答が徐々に完成しつつある感覚はありました。

過去の二次に向けた学習はあくまで一次とは別のものとして捉えており、一次の知識は、与件文を読み込むための補助的な知識としてしか捉えていなかったように思います。TBCの講座を受ける中で、この二次試験は、あくまで一次試験と一続きの試験で、一次知識を二次の解法に融合させることこそが、しまりのある、出題者の意図をとらえた解答を導くポイントなのではないかと感じるようになりました。

また、一次試験対策では早稲田出版の教材を使用してはいなかったのですが、二次対策の時点で、早稲田出版の『企業経営理論』を買い足し、部分的に知識の補充を行いました。(余談ですが、一次試験に向けた学習の際、某一次対策テキストの過去問題集とは別の過去問題集をさらに買い足して使用していました。理由は、苦手科目は特に、論点別に横串を通した過去問題集が使いやすいと感じていたからです。しかし、早稲田出版のテキストに付属している過去問題集は論点別であったことを知り、今更ながら、初めからこちらでやればよかったと思いました。)

中小企業診断士を目指す方へ

一次試験は早稲田出版の教材、その他市販の教材でも十分パスできます。しかし、こちらの記事をご覧になっている受験生はすでに情報をお持ちかもしれませんが、二次試験については、結果的に、あるいは意図的に上位約2割の成績優秀者のみが合格を勝ち取れる仕組みのため、

①メジャーな対策で周囲が確実に抑えているポイントを外さないことは必須だが、それだけでは上位2割へ抜きんでることはできないこと。

②傾向にも変化を感じるこの二次試験で、その対策も常にブラッシュアップされ、最適化されるべきであること。

この2点は、二次対策と対策講座選びにおいて意識すべき点だと思います。

まだ試験を通過したばかりの段階のため、中小企業診断士自体の価値を実感しているわけではありませんが、この一次、二次の学習を通じて、日常のビジネスを俯瞰できる幅広い知識が身についてきたように思います。

これから中小企業診断士を目指す方、またすでに学習に取り組み始めている方、この学習を通じて多くのものを得られることをお祈り申し上げます。

2021年度

2次集中DVD通信講座

荒木 哲

TBCで身につけた確かな実力をいつも通り発揮して合格

中小企業診断士を目指した理由

「対お客さんでも、家族を支える人間としても、成長したかった。」

金融機関の営業マンとして日々数字を求める中で、ある程度の実績は挙げていたものの、自身の人間力重視で勝負をして目先の数字を立てる営業には実績・自身の成長度ともに限界を感じつつあり、自身のスキルアップを通じてお客さんにもより良いものを提供できる人間になりたいと思い、勉強を始めました。

また、自分を信じて応援してくれる家族に恥じない実力をつけていきたいと思ったことも大きな理由です。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

「きっかけは、完成度の高い受験同期が活用していたこと。」

学習開始時はTBC受験研究会のことをまだ知りませんでした。1次試験に合格後、最難関である2次試験対策をどうするべきか模索している中で参加した、とある受験生支援団体主催の勉強会。

そこで出会った一番完成度が高いと感じた受験同期が「TBCのブロックシートで2次知識を補完している」と聞いたので、すぐに「速習2次テキスト」を注文しました。

届いたテキストと無料講義の内容は、「小手先の受験対策ではなく、知識と理論を軸にした手法で、お客さん向けの自身のスキルアップにもつながるに違いない」と感じる充実の内容であったため、そのまま「2次短期DVD通信講座」を申し込みました。

TBC受験研究会活用法

「速習2次テキスト」の「抽象化ブロックシート」を徹底的に頭に叩き込みました。

・早朝の家族起床前

・昼休みに昼食をとりながら

・営業先とのアポイントまでの隙間時間

とにかくちょっとした時間があればブロックシートを読む習慣作りをしました。

まとまった時間がとれる就業後や休日は、DVD通信講座の事例演習に取り組み、実力アップに注力しました。

山口先生の講義は、「プロのコンサル目線での分析」や「実在企業をもとに作られている事例演習」の題材企業の取材エピソードなどがあり、学習が苦にならず楽しみにDVD講義を見ていました。

ポイントだと思ったところは繰り返し再生し(DVD通信のメリット)、ブロックシートの暗記と連動して講義内容を脳裏に焼き付けていきました。

初めての2次試験はTBCを知るのが遅かったこともあって不合格であり、「本番のプレッシャーの中で十分に力が出せなかった」と感じましたが、得点開示の結果BBAAの237点と3点足らずであったため、「自分なりに満足のいかない出来映えでこの点数であれば、努力の方向性は決して間違えていない」と確信し、翌年は「2次集中DVD通信講座」を受講しました。

「具体⇒抽象⇒具体のプロセス」を中心としたTBCメソッドに磨きをかけ、満を持して臨んだ翌年の2次試験でしたが、結果は不合格。この年は「もしかしたら合格できているのでは?」との期待も半分あったために、不合格の結果には落胆しましたが、得点開示の結果はAAADの257点であり、自身の実力不足で足切りにあったものの、前年度に続いて確かな実力がついていることを実感しました。

翌年も続いて「2次集中DVD通信講座」を申し込みました。ここまで来ると、事例演習で学習する度に書き加えていったブロックシートは、自分専用のオリジナルテキストになり、TBCの模試や他社の模試でも合格ラインを超える成績が取れるようになっていました。

あとは「いつも通りやるだけ」という状態で迎えた2次試験本番。

事例Ⅰ:「出たドメイン!頭に焼き付いたC・F・Rで落ち着いて整理しよう。」

事例Ⅱ:「豆腐か。扱う品は違えど似たような事例は何度も事例演習でやったな。こういった食品系の強みの源泉は・・・。フランチャイズはブロックシートで何度も見たな。」

事例Ⅲ:「例年のように定番の問題点じゃないが、生産管理において負荷の調整が重要になるパターンは過去の事例演習であったな。」

事例Ⅳ:「事例Ⅲは難しかったが、事例Ⅰ・Ⅱは大外ししてないはず。昨年のような失態のないように無難に乗り切ろう。」

といった感じで、過去自分がTBCでやってきた「理論を軸に考えるプロセス」は確かに自分のものになっていたため、焦らずに「いつも通り」取り組むことができ、今年度晴れて合格を掴むことができました。

中小企業診断士を目指す方へ

みんなそれぞれ資格挑戦に思い立った動機があると思います。その気持ちが確かなものであれば、挑戦以外に選択肢はありません。

自分も何度もくじけそうになりましたが、「自分で決めたことだし、家族にとってもプラス。途中経過が負けでも自分から諦めない限り最終結果は必ず勝って終わる!」との思いでチャレンジしつづけた結果、良い結果で終わることができました。初心を忘れず、前を向くことが大切だと思います。

TBCメソッドを愚直に学習することで、確かな実力はついてきます。TBCを通じ、みなさまが合格されることをお祈りします。

2021年度

2次集中DVD通信講座

桜井 謙一

「石の上にも七年・・・」

中小企業診断士を目指した理由

私は金融機関に勤務し、事業再生関係の仕事をしています。仕事上、中小企業診断士の方とお話することや経営改善計画の内容説明を聞くことが多く、幅広い知識を持ち顧問先の経営改善に熱意を持って取り組む診断士という仕事に憧れるようになりました。

今にして思えば、軽い気持ちで受験した2015年(平成27年度)の1次試験以降、サンクコストが年々累積する長い闘いの始まりでした(笑)。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

勤務先が診断士取得を奨励しており、1次試験対策の社内研修に講師として来られていた山口先生と出会いました。

講義は実践的でわかりやすく、さらに無料動画で講義内容を配信していると聞いて驚きました。早稲田出版の速修テキストは過去問題集と一体となっており、単元毎に過去問が厳選され効率的に学習を進められます。

数ある参考書の中で最もコスパの良いTBCを選びました。

TBC受験研究会活用法

●1次試験

「1次試験は独学で合格する」のキャッチフレーズの下で早稲田出版の速修テキストを購入し、主に通勤時間で動画を視聴し帰宅後にテキスト確認+過去問演習を反復しました。

私は1次試験に3回合格+2次試験は4回目の挑戦で合格した多年度生ですが、1次試験用の問題演習は速修テキストで十分と思います。また経済学や財務会計、経営法務といった普遍的な科目は多少過年度のものでも大丈夫です。

1次試験はコツコツとした努力の積み重ねが重要で、積み重ねたものは簡単には無くならない(=忘れない)と思います。

●2次試験

この試験が難関といわれる理由は2次試験の合格率の低さだと思います。正解が発表されない中での1次試験合格者による熾烈な戦いです。

私は80分という制限時間内に回答することに最初から最後まで苦労しました。1・2回目の2次試験は早稲田出版の速修2次テキストのみ、3回目はTBCの短期DVD通信講座、4回目は2次集中DVD講座と受講を重ねるにつれて(苦笑)、ようやく具体→抽象→具体の解法プロセスが身についた、のかもしれません。演習課題や模擬試験の平均点が後日公表されるため、せめて平均点は越えようと答案を書いたり消したり・・・これが文章力の鍛錬になった、のかもしれません。

また金融機関勤務のくせに財務会計が嫌いでしたが、事例Ⅳの特訓演習や過去問を繰り返し解くうちに嫌いという意識自体がなくなりました。あれは小学校の給食で無理やり食べさせられた結果、嫌いなものでも何とか食べられるようになった、あの感覚です。

どの科目でも同じだと思いますが、苦手だ不向きだと言えるうちは文句を存分に吐き出して、それでも繰り返していくと不満を言うこと自体が無意味だと気づく、そんな心境に達した後が勝負です。取っつきにくいと当初感じていた事例Ⅲは、何度も見返した抽象化ブロックシートの意味が分かるにつれて生産現場の課題や改善方法の具体策に興味が増し、4回目の受験前には好きな科目になっていました。

中小企業診断士を目指す方へ

私は典型的な多年度生で成績も大してよくありませんでしたが、恥ずかしながら豊富な受験経験から思うところを少しだけ。

1)近年の事例Ⅳは難易度が高く試験開始時の疲労蓄積度も勘案すると、逆転を狙った財務会計の一本足打法は危険。事例Ⅰ~Ⅲで満遍なく得点し特定科目への依存度を下げるリスク分散が賢明だと個人的には思います。

2)偶数回の2次試験の不合格時は1次試験からの再スタートとなるため受験時のプレッシャーは大きくなります。この対策として1次試験を保険で受験することも一案です。近年の1次試験の合格率は高く、また科目合格があれば1次試験再スタート時の落胆度合も軽減できます。要するに毎年1次試験を全7科目受けるということですが、2次試験の1日4科目に比べて1次試験の2日間7科目の方が精神的な負担は少なく、2次試験に向けた自分自身の負荷テストにもなります。私は運よく令和2年度に続き3年度の1次試験に合格できたため、3年度の4回目の2次試験ではそれほどプレッシャーは感じませんでした。もちろん、多年度生ゆえの1次試験の知識の積み重ねが功を奏したことは否めない事実です。

3)この記事を見ている貴方は、悔しい思いをされ捲土重来を誓っている方かもしれません。その思いや経験は、診断士となった後に中小企業の社長と面談する場面等で、必ず役に立ちます。合格するコツは、合格するまで努力を続けることです。

ぜひTBCの講座をフル活用し、合格を勝ち取ってください。

2021年度

2次集中DVD通信講座

櫻野 景子

すべての勉強が日々の仕事に活かされる

中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士を目指した理由は、社内での差別化とキャリアアップを図りたいと思ったためです。私は経理のアウトソーシング会社に勤めており、周りは経理税務の専門知識を持つ人材が多く、私も同じようにその分野の勉強に励んでいました。

入社して数年経ったとき、この集団の中でみんなと同じように会計税務の知識を高めるだけでなく、違うスキルを身に付けて差別化を図りたいと考えるようになり、見つけた資格が中小企業診断士でした。

専門家集団の中でゼネラリストとして自分のキャリアを伸ばすことを目標に、この資格の勉強を始めました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

TBC受験研究会を選んだ理由は、勉強仲間から「TBCが良いらしい」という口コミを聞き、早速視聴した講座説明会の動画がとても面白かったためです。

知識を軸にした回答の導き方をがとても論理的でやってみたいと感じました。また、コストパフォーマンスの良さも決め手となりました。

TBC受験研究会活用法

まずは、抽象化ブロックシートを暗記しました。単なる丸暗記をするのではなく、自分なりに40~50字程度で知識の軸が文章で書けるように繰り返し訓練しました。

演習問題では、添削が返ってくる前に模範解答を見ながら自己採点を行い、模範解答と異なる内容や文章表現にどのくらい点数が入るのか、自分なりの見込みを立てるようにしました。

そして、添削結果と自己採点の差異について、点数が入っていない内容などの分析を行うことを復習として取り組みました。

分析には、優秀答案ともう一息答案を比較解説する動画が大変為になりました。多面的に知識の軸が書けているか、設問要求を外していないか、どのくらい書けていれば合格ラインなのか、具体的な合格回答のレベルをイメージすることができたと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

私は中小企業診断士の勉強に5年かけて合格することができました。1次試験の全科目を学び終わった頃、会社の先輩から「最近話す内容が変わったね」と声をかけられたことがとても印象に残っています。

勉強で学んだ知識、理論によって、組織の課題や運営の問題点に対する発言や取組みを、自信を持って推し進めることができ、それが会社で評価され、試験に合格する前に管理職へ昇進することができました。

中小企業診断士の勉強は、日々の仕事に間違いなく活かされていることを実感しています。また、合格後は、新しい世界の広がりにワクワクしています。

さまざまな働き方の可能性があるこの資格を取って、一緒に中小企業診断士の世界を盛り上げていきましょう。

2021年度

2次集中DVD通信講座

小久保 亙

TBCメソッドが可能にした効率的学習による合格体験

中小企業診断士を目指した理由

私はこれまで約30年にわたって医薬品や食品の関連業界で研究開発の仕事に携わってきました。そして様々なテーマを経験する中で、「起業して人々の健康に寄与できる食品を自ら作り出していきたい」と考えるようになりました。

そこで、今から3年前に自治体の主催する起業セミナーに参加する機会があり事業計画書を書いてみたのですが、散々な内容となってしまいビジネスについての知識習得の必要性を痛感しました。

その時にいろいろとアドバイスをくださった知識豊富な先生が中小企業診断士でした。そこで、「起業するにあたって、この資格取得のメリットは計り知れない」と確信して中小企業診断士試験の勉強を開始しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

皆さんがご存じの通り2次試験の公式解答は発表されません。そのため、巷には玉石混交の解答例が出回っているのですが、勉強を始めた当時の私には「どれがよい解答でどれがそうではないのか」を見極めることができないままでした。

ある時、TBC受験研究会が出題企業への直接インタビューで出題文との差異を分析して出題意図を推定していることを知り、その論理的なアプローチに感銘を受けました。

早速購入した2次テキストの「具体→抽象→具体」という解答スキームも単なるテクニックではなく、2次試験問題の本質を分析する方法だと得心できましたので、TBC受験研究会の教材を学習の中心に据えました。

TBC受験研究会活用法

●書籍・講義:

1次テキストは何回も読み込み、後半の1次試験の過去問も解きました。また、解説講義をiPodに収録して車通勤の行き帰りに欠かさず聴講しました。1次試験合格後も企業経営理論と運営管理の講義は2次試験受験時まで欠かさず聴き続け、基礎知識の記憶維持に努めました。

2次速習テキストは分析と与件文と設問の分析方法を習得するために真っ先に使いました。ブロックシートはBeamer(クラウドで利用できるプレゼンテーションパッケージ)に打ち込んで携帯やパソコン端末からいつでも見られるようにし、DVD通信講座や模擬試験の復習時に学習を繰返して覚えなおすと共に、未掲載の新知識を随時追加していきました。

ブロックシートの各項目はただ暗記するだけではなく、与件文の中で使われている文脈やニュアンスをいつも意識してインプットするようにしました。

●2次集中DVD通信講座・講義:

直近の2年間お世話になりました。最初の1年は1次試験の勉強を優先したため、夏まではほとんど提出ができませんでした。結果として勉強が不十分のまま受験を迎えることとなり、2次試験は不合格でした。

この時は明らかに学習未達の自覚があり、通信講座の内容にも満足していたため迷うことなく継続して受講を申し込みました。2年目はカリキュラムに従って学習すると共に、1年目に未消化だった教材も加えて学習を進めましたので、2年分の教材を完全に活用できました。

特筆すべきなのは、2年間の講座教材の内容が全てオリジナルで、重複がなかったことです。講座費用自体も演習1回あたりにすると1万円強ですので、コストパフォーマンスの高さにも脱帽でした。

教材は1ヶ月に1回で、届いた週は毎日毎朝5時に起きて通勤前に1事例の解答を作成、終業後に解答解説冊子とDVDで復習、該当ブロックシートを確認というサイクルを4事例分繰り返し、添削終了後には再度、解答解説、優秀答案、もう一息答案と講評動画の確認をしました。

オリジナル教材の問題は実際の2次試験与件文中にちりばめられている「解答への手掛かり」を拾い出して組み立てるための最良の訓練になりました。また、毎回丁寧に添削していただいた自分の解答と他の答案例を並べて比較することにより確実にステップアップを進めることができました。

●特別講座(Zoom授業)

スクーリングがZoom授業中心に移行した時期だったため、愛知県在住の私も参加できるようになり毎回出席しました。決まった時間の中でのオリジナル問題を使った演習と受講生間の答案の比較、解説講義で構成され、とてもよい刺激になりました。独学では難しい、自己答案を客観的に見つめなおす機会にもなりました。

特に、「新試験委員対策演習」は機動力のあるTBC受験研究会ならではの特典で、どのテキストにも出ていない新論点に触れることができ、受験にあたっての不安解消の一助となりました。

●模擬試験

1次試験の模試は受験後、間違えた問題について1次テキストで再学習した上で解きなおしを繰返しました。こうして弱点を補強した結果、受験した全科目で合格点を獲得できました。経営法務で模試と全く同じ論点の問題が出題されて、試験会場で感動したことを覚えています。

2次試験の模試は、培ってきた実力が良くも悪くもそのまま反映される良問の出題でした。2度目となる昨年の模試結果はこれまでの中で最高得点だったため、TBCで学習してきた手ごたえを感じつつ試験の日まで落ち着いて勉強にのぞめました。模擬試験も通信講座と同様、しっかりと復習して弱点強化に努めました。

中小企業診断士を目指す方へ

多くの皆さんは、お忙しい中でなんとか時間を捻出して試験勉強に励んでおられるのではないでしょうか。私も会社勤務を続けながらの勉強でしたので、「最高の学習教材を選んで継続可能な学習スタイルを確立し、日々実行すること」を心がけてきました。

令和3年度の2次試験では難しい事例が多く、時間が足りなくてかなり焦ってしまったのですが、それでも合格通知を頂けたのは、ここにご紹介した方法で地道に身につけた基礎学力があったからこそだと感謝しております。

本体験記が少しでも皆さんの今後の学習の計画、そして中小企業診断士試験合格を勝ち取る一助となることを心より願っています。

2021年度

2次集中DVD通信講座

西巻 祥生

無理はしない、サボりもしない

中小企業診断士を目指した理由

自己啓発のためです。

社会人になってから勉強らしい勉強もしておらず、そのため、自分の市場価値はどんどん下がっていっているだろうという、漠然とした不安感に駆られ、勉強の必要性を感じていました。

一方で、自分の性格からして明確な目標がなければ勉強が続かないことは明白でした。その点、中小企業診断士は「合格」という明確な目標があり、かつ経営全般の実践的な知識を幅広く身に着けられ、実務に活かせる要素があると感じため、チャレンジすることとしました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

a.山口先生をはじめ講師の各先生方の話し方の上手さ・説明のわかりやすさ

学習内容の定着のため、講義動画は繰り返し視聴することになります。講師の各先生方は皆さん話し方がお上手で、説明もわかりやすいためストレスなく繰り返し視聴でき、結果として着実に定着できたと思います。

b.TBCメソッドの存在

2次試験は記述試験のため、初学者の方はそもそも何から学習していいか戸惑うこともあるかと思います。

TBCでは「具体→抽象→具体」のTBCメソッドに則って解答を作成するという解答作成の方針が明確ですので、迷うことがありません。実際、これを徹底したことが私の2次試験合格の大きな原動力だったと実感しています。

c.資格取得後のキャリアプランが明確

TBCでは、ライティング講座などの資格取得後のキャリア構築のサポートが明確です。取得した資格をどう活かすかがハッキリとわかることが、勉強を継続する強力な動機付けになりました。

TBC受験研究会活用法

a.学習の方針

共働き家庭で、毎日の食事の準備や食材の買い出し、洗濯など家事分担もそれなりにあるため学習に充てられる時間に限りがあり、計画的に学習を進める必要性がありました。

計画の際留意したのが「無理はしない、サボりもしない」ことでした。現実的な計画をたて、淡々とそれをこなし、遅延は絶対にしない姿勢で臨みました。

b.1次試験

アウトプットを重視し、以下のようなルーチンで学習していました。

i.初回インプットは1週間程度で完了する。

ii.過去問を解いて間違った問題は、「出題マップ」にチェックを入れる

iii.間違った問題のテキスト該当箇所を再復習

iv.再度過去問を解く。以降ⅱ~ⅲを繰り返す。

「出題マップ」にチェックが多く入った分野が弱点分野なので、そこを重点的に復習しました。

c.2次試験

TBCメソッドの習得と、そのための抽象化ブロックシートの暗記に加え、事例Ⅳ対策を中心に学習しました。

i.TBCメソッドの習得

「具体」→「抽象」→「具体」のプロセスを一目で把握できるように、EXCELで「具体」「抽象」「具体」の列を作り、最初の「具体」の列には設問内容、「抽象」の列には、速修2次過去問題集・実力完成演習・直前対策講義などの解説と、解答の根拠となる与件文を、最後の「具体」には模範解答を打ち込みました。そして、模範解答の要素に対応する解説や与件文の部分を色分けし、どのように解答が作られていくか可視化しました。

そして、自分の作成した解答と見比べることで、「抽象」のプロセスにおいて欠落している点(すなわち改善点)を明確化しました。

ii.抽象化ブロックシートの暗記

1日にこなす量を決めて毎日少しづつ覚えました。私の場合、音読が記憶の定着に役立ちました。(口述試験でよどみなく回答できたのも音読の効果かと思っています。)

抽象化ブロックシートの知識が定着しだすと、抽象化のプロセスの速度と正確性が増して、実力が向上したことを実感できるようになりました。

iii.事例Ⅳ対策 

最低でも1日1問(1年度分ではないですよ)、計算問題を解く習慣をつけました。

毎日続けることで、慣れによって苦手意識が払しょくでき、本番でも解ける問題で着実に得点をすることができました。

中小企業診断士を目指す方へ

合格のためには、「正しい方向」へ「必要な量」の努力が必要です。TBCの教材は皆さんを、「正しい方向」へ導いてくれます。あとは「必要な量」をこなすだけです。

TBCの教材を活用した無理のない計画をたて、それを淡々とサボらず実行すれば、きっと合格を手にできると確信しています。これをご覧になっている皆様の合格を心よりお祈り申し上げます。健康第一で頑張ってください。

2021年度

2次集中DVD通信講座

野々山 裕太

TBCのメソッドを信じて、本試験当日まで突っ走りましょう

中小企業診断士を目指した理由

中小企業診断士という資格を知ったのは、リテール・マーケティング(以下、販売士)の勉強がきっかけです。販売士1級の取得時に使用した教材に、目指すべき国家資格として「中小企業診断士」に関する記述がありました。また、勤めている会社の社長からもオススメされ、詳しく調べるようになりました。

そして、かつて販売士検定で学んだ小売や経営管理の知識を活かしつつ、会計や法律、ITなど、より網羅的に学べることが魅力的だと思い、一念発起して勉強を開始しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

TBCの2次試験対策講座を受講したのは、勉強を開始してから2年目のことです。TBCを選んだ一番の要因は、「1次試験の知識を応用した具体→抽象→具体のTBCメソッド」が、自分自身に合っていると感じたためです。

1次試験は某通信講座を利用し、7科目すべて合格できましたが、その後の2次試験(令和2年度)は敗退しました。

この2次試験の不合格を通じて、上位18%前後に食い入るために必要な、知識の「暗記」と「応用」のハードルの高さを痛感しました。

1年目に利用していた別の講座は、与件文頼りであった上、戦略論の応用も重視していませんでした。

例えば、事例Iなら組織論中心の復習になっていました。しかし、本試験では、戦略論を含めて1次試験の知識がなければまともに解答することが難しい論点がいくつもありました。この経験もあり、勉強法そのものを変える必要性を感じていました。

そこで、2次試験対策の講座を改めて調べていた際に、YouTubeに投稿されたTBCの「令和2年度2次試験の総評」に関する動画で、TBCの存在を知りました。動画を拝見したところ、

・戦略論を含む1次試験の知識こそ、暗記の精度を高めておかなければならない

・具体的な与件情報を、制約を加味して、いったん1次試験の知識に抽象化する

という2次試験に対するTBCの考え方が、不合格時の実体験と、見事にかみ合いました。このメソッドこそが2次試験の本質だと確信し、TBCの2次集中講座を受講することにしました。

TBC受験研究会活用法

合格した2年目は、早稲田出版の2次テキストの「抽象化ブロックシート」をまとめノートとして使い倒す方法を採りました。そして、2次テキストに載っている「具体→抽象→具体」で解答を導くメソッドを使いこなせるように取り組みました。要はこの2点に尽きます。

【インプット】

インプットでは、2次集中講座で学んだ論点や、山口先生が動画講義で仰っていた補足内容、早稲田出版の1次試験のテキストの周辺知識を、理解してから、抽象化ブロックシートに集約し、すべて暗記しました。

該当論点のブロックシートに書ききれない分は、コクヨの「ノートふせん」を使って追加しました。

単に暗唱だけでなく、時間制限の厳しい本試験で素早くメモとして落とせるように、ノートへ素早く書き出す訓練もたまに行いました。そこで瞬時に思い出せなかったことは、抽象化ブロックシートに印をつけるほか、警告色の赤ペンでノートに加筆しました。

ノートが一冊終わるときにそのまま置かずに全て見返すことで、赤色の字で書いた「記憶が薄い部分」を再び脳裏に焼き付けるようにしました。

【アウトプット】

アウトプットでは、2次集中講座の事例演習と、早稲田出版の2次試験の過去問演習を、問題文のコピーをとった上でひたすら繰り返しました。

具体→抽象→具体のメソッドが自分の中で徐々に固まってくると、たとえ初見の論点の問題であっても「この事例は、制約を踏まえると、組織活性化のフレームワークが当てはまるかな?」と抽象化でき、いったん理論に立ち返った冷静な解答ができるようになります。

一方で、知識を思い出すのに必死だと、設問や与件に散っている制約条件などを見逃しがちです。そのような「具体→抽象→具体での正しいアウトプットになっていない部分」を、TBC講師からの添削によって客観的に指摘いただいたことも、確実な実力アップにつながったと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験は内容的にも難関であり、隙間時間を徹底的に捻出してまで勉強する日々が、しんどいと感じるときも多々あります。

しかし、この困難を乗り越えることで、経営に関する広い知識や、事例と知識を結び付けた実践的な思考力が得られます。私の場合、本業においても仕事のクオリティが格段に向上しました。例えば、仕事をする中で遭遇した問題に対し、どの分野の知識をどのように使って対処すべきなのかスムーズに導けるようになりました。

中小企業診断士を目指す理由は、はじめはどんなものでもよいと思います。試験を通じた学びが、最終的に社会に貢献できる大きな力になっていくはずだと信じています。皆様の合格を、祈願しております。

2021年度

2次短期DVD通信講座

一氏 佑子

オリジナル抽象化ブロックシートで知識を定着

中小企業診断士を目指した理由

私は会計や税務に関する仕事をしていますが、中小企業の社長が抱える悩みは多岐に渡り、会計の知識だけではお役に立てないと感じていました。1次試験の7科目を学ぶことで幅広い知識を身につけることができたと実感しています。

また、書くということがとても苦手で克服したいとも思っていました。2次の演習の解答例を写して書くことや、他の受験生の解答を参考にすることで、書くコツをつかむことができ、苦手意識がなくなりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は1次試験対策からTBCの速修テキストを活用していました。テキストは1冊ずつ購入できること、また自分のペースで動画を見ながら学習できることから、フルタイム勤務で家事をこなしながらでも挑戦できるかなと思い学習を始めました。

1次の速修テキストや講義動画は、2次試験を見据えた内容で効率的に学習することができました。

TBCは中小企業診断士試験に特化しており、2次試験に出題された企業や試験員の分析がとても深いと感じていたため、2次試験対策も迷わずTBCを選びました。

2次試験対策では今後出題が予測される知識を学ぶことができるため、独学の受験生や他校で学ぶ受験生とは差別化できたと感じています。

TBC受験研究会活用法

(2次速修テキスト)

TBCの解答プロセスを学ぶことで80分という短い試験時間内に事例企業を分析し解答を書ききる力をつけることができました。講義動画の視聴や演習問題を繰り返し行い、知識の定着を図りました。

抽象化ブロックシートは科目ごと・学習の分野ごとにまとめてオリジナル抽象化ブロックシートを作成しました。

これには、1次知識や2次の演習で学んだ内容を追加していき、今ではかなりのボリュームになっています。いつでも持ち歩き、すきま時間によく読んでいました。2次の筆記試験や口述試験にも持参し、直前まで復習に活用しました。

(1次速修テキスト)

1次試験合格後も、机の上には1次速修テキストを置いていました。2次対策の演習問題を解き、解答解説で振り返った後、知識が曖昧なところを復習するためです。

講義動画は、家事や朝の身支度の間に何度も流していました。特に企業経営理論や運営管理は2次試験に必要な科目で書けるレベルまで知識を定着させる必要があるため、先生が次に何を言うか覚えるくらい聞いていました。

また、厳選された1次試験の過去問も2次対策の演習の合間に復習していました。1次試験の勉強中は解答が合っているかを重点に学習していましたが、この問題集の解答解説がとてもわかりやすく、すべての選択肢の解説をよく読むことで理解が深まるとともに、2次試験の回答に使えるフレーズをオリジナル抽象化ブロックシートに加えていました。

(2次演習・模擬試験)

過去問を解くだけでは解けないような難しい演習問題に取り組むことで実力がついたことを実感しました。特に事例1の戦略系の問題や、苦手な事例3の問題に抵抗なく取り組めるようになったと思います。

解答解説やDVDで復習するのは当たり前なのですが、さらに優秀答案ともうひと息答案の答案分析講義も活用しました。

TBCの解答例のような完璧な解答は私にはとても書けるレベルではありませんが、同じ立場の受験生の解答を見ることができ刺激になるとともに、自分に足りないところを補うことができました。

中小企業診断士を目指す方へ

通信教育や独学は勉強を続けていくためにモチベーションを保つ必要がありますが、TBCの先生方は豊富な経験と話術で、ずっと見ていられる講義をしてくださいます。

中小企業診断士試験は学ぶ範囲が広く、かといって浅くはない大変な試験ですが、ビジネスにおいて視野を広げることができるやりがいのある試験です。

合格することが目標だとは思いますが、学ぶプロセスや自身の成長も大切にして、自分のために頑張ってください。

2021年度

2次集中DVD通信講座

星野 雄一

TBCメソッドを信じ最後までやり抜き合格を勝ち取る

中小企業診断士を目指した理由

私は製造業に入社してから毎日技術の仕事に明け暮れていました。与えられたテーマに対して日々、改良・改善を行っていました。

それなりに満足した生活でした。しかし、10年以上経過したあたりから、技術者としてこのまま定年まで与えられたテーマをこなすことが本当に自分のためなのか疑問を持つようになりました。

疑問を打破するために資格取得の勉強をしてきました。勉強を続ける中で一人の中小企業診断士と出会いがあり、中小企業診断士の魅力を知りました。まさに自分が目指す将来像と合致しており、本格的に勉強を開始しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験を通過したものの2次試験の攻略に苦戦しました。なぜ合格できないのか自問自答した結果、与件文の読み方、設問への解答アプローチが確立していないことがわかりました。

受験校の合格体験記からTBCメソッドを知りました。書店をめぐり、「TBC速修2次テキスト」を実際に手にしたところ、具体→抽象→具体の考え方に共感し、この方法で2次試験を突破しようと心に決めました。

早速、「2次集中DVD通信講座」に申し込み、学習を開始しました。

TBC受験研究会活用法

2次試験は抽象化する能力がないと突破できません。抽象化するには正確な知識が必要不可欠です。ブロックシートは知識の形態が簡潔にまとまっており、2次試験に必要な論点がすぐに確認できるようになっています。以下、学習方法について説明いたします。

①ブロックシートの暗記

ブロックシートを最初から暗記するのではなく、各シートの表題を暗記しました。表題をすべて白紙の状態から書き出せるまで繰り返しました。また、各表題と関連するものについては、リンクさせるなど体系的に暗記しました。

表題の暗記の次はブロックシートの中身(文章)を暗記していきました。一字一句を暗記するよりは、文の中に必要な言葉や文がありますので、それを中心に覚えていきました。

重要表現は2次試験の模範解答や解答解説の際に使用されていますので、目印やノートに転記するなどして繰り返し覚えました。

②具体→抽象→具体のプロセス構築

まず、設問内容を抽象化することから始めました。平成19年度からの過去問をダウンロードし、設問だけを抜き出し、抽象化していきました。

その際、ブロックシート・1次速修テキスト・TBC速修2次過去問問題集を参考にして抽象化する方法を学習しました。次に、与件文を抽象化していきました。

各段落に着目し、何を説明しているのか考えながら与件文を読んでいきました。最後に、抽象から具体へのプロセスは過去問や実力完成演習を通して学習していきました。抽象化が不十分だと具体化しても的外れな解答になるリスクがあります。とにかく抽象化の精度を上げるように心がけました。

③実力完成演習・模擬試験の活用

実力完成演習問題は合格点までの達成度が確認できます。抽象化が弱いと採点が低く、まさに2次試験の本番を想定した内容でした。

解説講義を視聴し、解答に不足していた論点や考え方をメモし定着させていきました。また、予想点数もメモしておき、実際の採点を比較するなど客観的に判断できるようにしました。

2次試験直前まで実力完成演習・模擬試験を使って「具体→抽象→具体」を意識して何度も繰り返して解きました。

中小企業診断士を目指す方へ

多年度受験の私として2次試験合格ができず不安や焦りもありました。最後まであきらめずTBCメソッドを信じてきたからこそ、合格を勝ち取ることができました。

TBCの教材は合格情報の宝庫です。

皆様の合格を勝ち取ることをお祈り申し上げます。最後になりましたが、統括講師山口先生をはじめ諸先生方、陰で支えていただきましたアシスタントの皆様、本当にありがとうございました。

2021年度

2次集中DVD通信講座

鈴木 昭史

TBCの解答プロセスを信じて

中小企業診断士を目指した理由

勉強を開始した当初は、自己啓発のためでした。

私は製造業の研究開発業務に携わっています。研究一筋の人材ではなく幅広い知識と経営者目線で物事を考える力が研究開発を進めていくために必要と考えた時に、中小企業診断士の資格勉強が適していると思ったからです。

資格の勉強を進めていく中で、研究開発で得た技術や知識と中小企業診断士のシナジーを活用して、製造業の中小企業支援ができたらと考えるようになりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

昨年、1次試験は合格したものの、2次試験は独学で挑み、DCBCと惨敗でした。

原因は、基礎知識不足から設問解釈のレベルが低く、キーワードのみに頼った与件文の模写のような回答しかできなかった、からです。

そこで何かアクションを起こさねばと思い、出会ったのがTBCの2次速修テキストでした。「具体→抽象→具体」の解答プロセスや抽象化ブロックシートを見て、今までの自身の知識不足や解答プロセスが如何にダメだったか知ると共に、このプロセスは自分に合っていると感じ、TBCの講義をもっと受けたいという思いが強くなりました。

そこで2次集中DVD講座に申し込みました。

TBC受験研究会活用法

①抽象化ブロックシートの暗記とカスタマイズ

まずは抽象化ブロックシートの暗記に徹底しました。隙間時間があれば、1ページでもやるという気持ちで毎日持ち運んでいました。

過去に本試験で出題されていない範囲の内容を講義で聞いた際や既存の内容の深堀があれば、その度にブロックシートを手書きで更新していきました。

また中小企業白書に記載されている統計情報や事例を見ながら、ブロックシートにある内容と関連付けることでブロックシートの内容をより深く覚えることができました。こうしたブロックシートの活用が他の受験生との差別化も行えたと思います。

②講義視聴・演習の反復と模範解答の模写

私は通勤時間が往復3時間と長いため、2次集中DVD講座にあるほぼすべての講義と演習は、通勤中に講義を聞き、帰ってから演習をするという流れを繰り返し行いました。またその際は、模範解答を模写することでまとめ方や表現方法なども学習しました。私が数える限りでもすべての講座は8周以上していたと思います。

繰り返し行う事で、知識の定着や「具体→抽象→具体」の流れを習得、簡潔に要点をまとめる方法や表現方法の習得ができてきました。またそれ以外にも講義では、試験でどういったミスをしてはダメなのか耳に胼胝(たこ)ができるぐらい言って頂けます。そのおかげで、極限状態の本番で大きなミス無く行えました。

繰り返し行ったことで得た知識・解答プロセス・文章構成能力・自信・注意点を常に意識した解答を行えたことが合格の要因と思っています。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験の2次試験は公式解答がないため、雲をつかむような感覚に陥り、解答プロセスに迷走する時などがあると思います。その時は、自身が信じたやり方を貫き通すのが良いと思います。

他の受験生の解答内容と比較して落ちこんだ時も、演習でC判定でも私はTBCの解答プロセスが信じて繰り返し行い、合格することができました。

皆様もTBCの解答プロセスに共感できたのであれば、信じて学習してみてください。きっと合格への道がそこにはあると思います。皆様が合格を勝ち取ることを心より願っております。

2021年度

2次集中DVD通信講座

柏木 貴典

中小企業診断士を目指す人の「王道」はここにあり

中小企業診断士を目指した理由

某飲食店チェーンの店長であった私は、体力に限界を感じ老後に不安を感じ始めました。中小企業診断士の学習を始めたのは、「資格を取れば転職に役立つかも…」くらいの軽い気持ちでした。

ところが、学習を進めるに従い、私自身ビジネスパーソンとしての知識があまりにも不足していることを思い知らされました。

その後、一人前のビジネスパーソンになるため、この資格を本気で目指すことにしました。学習を進めながら先輩診断士の話を伺うにつれ、この資格には無限の可能性があり老後に不安どころか、老後が楽しみになるのではないかと考えるようになりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

●速修2次テキスト

2次試験を突破するには、1次知識の整理が必要だと考えていました。2次試験は中小企業診断士としての応用能力を試す試験だからです。

書店で速修テキストを手に取ったとき、合格に必要なメソッドが詰まっていると感じました。速修テキストには1次知識をコンパクトにまとめた抽象化ブロックシートが掲載されていて、1次知識の整理が進むと考えました。

また、具体→抽象→具体メソッドにより中小企業診断士としての1次知識の応用能力を鍛えることもできると考えました。

●2次集中DVD講座

受講案内を見て講師の質がいいと思いました。大手予備校では、診断士資格を持たない講師がいるとも伺いますが、TBC受験研究会は、理論政策研修講師が受験指導をしています。

この業界での王道を学ぶことができると考えました。

更に、大手予備校では受験生を合格させることを目的にしていますが、TBC受験研究会は合格後のキャリアアップまで視野に入れており、「活躍できる診断士」までの最短ルートだと考えました。

TBC受験研究会活用法

●事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

本試験で確実に60点を取るためには、8月頃までに新作の事例で安定して70点以上を取り続けることが必要と考えました。

2次集中DVD講座の各演習を模擬試験と位置づけて、事前に速修2次テキストと速修2次過去問題集を使い、具体→抽象→具体メソッドを適用する練習をしました。

2次集中DVD講座の演習は、根拠の埋め込み方が本試験をよく再現しており、与件と問題要求と1次知識の対応付けが確実にできたかのチェックに使うことができました。

2次集中DVD講座の優秀答案分析・もう一息答案分析を参考に、自己答案の書き直し練習をし、採点者に響く答案が書けるように練習しました。

●事例Ⅳ

苦手な事例Ⅳを克服するためにいろいろな問題集を試しましたが、基本的な問題か過去問を並べ替えただけの問題集が多く、本試験で事例問題に取り組むときに、あまり役立つ感じがしませんでした。

私の場合情報の取りこぼしによる失点が多かったため、情報整理の練習が必要でした。

2次集中DVD講座の事例Ⅳの演習をファイリングしたものを常に通勤鞄に入れておき、お昼休みなどの隙間時間に時間を決めて繰り返し取り組みました。

中小企業診断士を目指す方へ

今まで何度か不合格を経験しましたが、ようやく診断士としてのスタートラインに立たせていただくことができました。私自身、この資格を取得することによる可能性の広さを改めて実感しています。

「活躍できる診断士」を目指すために、次は何をすべきか正直不安がありました。しかし合格後にライティング講座を無料で受けられるなど、合格後のバックアップが充実しているおかげで、合格後1年目は順調に滑り出せそうです。

さあ、次はあなたの番です!診断士として一緒に活躍しましょう!

2021年度

2次集中DVD通信講座

三波 昌広

診断士への一歩は「自己診断」から

中小企業診断士を目指した理由

<リポジショニング>

「環境を分析して問題点を抽出し、国民に向けて望ましい対応を提案する」。

大学卒業以来、私はこんな仕事をして参りました。もちろん中小企業診断士ではありません。

新聞記者、特に30代の10年間は政治記者として国会で過ごしました。40歳で転職に失敗し、国会議員秘書やさまざまな派遣社員として働きました。

その中で人の役に立つ提案を行う喜びを知り、中小企業診断士の方々にも出会い、「ものを書くスキルを生かすために、対象をマクロからミクロに変えてみよう」と考えました。いわば自分自身の「ブランド・リポジショニング」が、診断士を目指した動機です。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

<学習のミスマッチ>

私はこのたび、5回目の二次試験でようやく合格することができました。これだけ長い時間を要することになったのは、学習のミスマッチが原因だったと考えています。

5年半前、勉強を始めた当時の受験知識は簿記2級だけ。ものを作ったり売ったりした経験もないし、どんな受験科目があるのかも知りません。学習計画を立てようと自宅のパソコンで「かいけい」と入力したら「海上警備行動」(海上自衛隊の治安出動)と表示され、一人で大笑いしました。

ツメコミで1次試験には一発合格できましたが、それは長いトンネルのほんの入口に過ぎませんでした。

有名予備校に通い、先生方には親しく丁寧に答案添削をしていただきました。事例Ⅳが安定していたため模試では常にA判定でしたが、3年やっても合格できる自信はありませんでした。

というのも、予備校や本試験で何度事例に向き合っても、問題文の意図が全く読めなかったのです。

日ごろ、得意分野の政治記事を読めば、書かれていない背景も十分読み取れます。なのに問題文を読み取れないのはなぜなのか。それは背景知識や経験の欠如にほかなりません。一方で予備校では画一的なアウトプットの練習ばかりで、自分の弱点を補強する学習ができていないと感じました。

<TBCでブレイクスルー>

環境を変えてみようと、4年目に門を叩いたのがTBCでした。テキストの末尾に載っていた「抽象化ブロックシート」の利用価値に気がついたのが夏ごろ。

「このフレームに沿えば一次試験の知識を二次試験に応用できる」「自分に足りなかったのは二次試験用のインプットなんだ」と分かり、これがブレイクスルーになりました。

ブロックシートの全項目に実力完成演習や模試の学習ポイントも加えて、パワーポイントで独自のブロックシートを作成。約3百項目の電子単語帳を毎日繰り返したことで、問題文が読めるようになりました。二次試験用の知識が問題文の行間を埋めてくれたのです。

残念ながら4年目は事例Ⅱで大失敗し、昼休みにそれに気づいてゲームセット。

5年目の今回も、試験終了後から各事例で愚かなミスにいくつも気づき、「今年もダメかな」と唇をかみしめて合格発表を閲覧しました。なんとか合格できたのは、ミスを上回る実力が身に付いていたからだと思います。

TBC受験研究会活用法

<自分自身のSWOTから>

2年目の試験直前から昨年春までの間、5回の入院を重ねました。それ以外の時期も身体から突き出たカテーテルを隠して職場に向かいました。これも受験が長引いた一因です。ただ、ここで気づいたことが一つあります。

医療はオーダーメイドだということです。

主治医が私を根気よく精密に分析してくれたおかげで、まれな症例であることに気づき、適切な手術や治療を受けて快方に向かうことができました。

受験勉強も同じではないでしょうか。必要なのは画一的な学習よりも、自分を診断して足りない要素を補強することだと思います。

私のように文章を生業としてきた者が記述の練習をしたところで効果は上がりません。優先すべきは、ゼロに等しい応用知識の補充だったことは言うまでもありません。

中小企業診断士を目指す方へ

受験生、特に多年になった方にはまずSWOTをお勧めします。

自分自身の内部環境と、予備校や家庭、職場を含めた外部環境を分析し、課題を抽出することが第一歩。その上で戦略に沿って計画的に学習を進めることが合格への近道だと考えます。

2021年度

2次短期DVD通信講座

浅井 克心

診断士試験に年齢や経験は関係ない!

中小企業診断士を目指した理由

診断士を目指した当時は20歳。大学で経営学を学んでおり、卒業後は経営支援に携わりたいという思いがありました。

そこで企業支援やコンサルティングに関する勉強をしたいと思っていたところ、中小企業診断士の存在を知りました。

受験者層はほぼ社会人で、学生である自分が合格できるのか気後れしていたことを強く覚えています。しかし若くしてこの資格を取得できれば、自分にとって大きな強みになることを確信し、受験を決断しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験の講義を無料で聴けるためです。学生のアルバイト代で勉強していた私にとって、低価格で学習を始められることは非常に魅力的でした。

山口先生の講義を試聴してみると、知識や経験の乏しい私でも理解できる丁寧な説明で、なおかつ2次試験まで一貫した学習指導だと分かりました。この先生なら間違いない!と感じたことも大きな理由です。

TBC受験研究会活用法

●1次試験の学習

2次試験の中心となる企業経営理論、運営管理、財務会計はひとまず講義を視聴してから、過去問を解くようにしていました。

それ以外の科目は過去問を解き、理解できない部分は講義を聞くというスタイルで学習していました。講義はすべてYouTubeに流れているため、DVDやプレイヤーを持ち歩く必要がなく、とても便利だったと思います。

●2次試験の学習

学習のはじめから試験の当日まで、一貫して抽象化ブロックシートの暗記を行っていました。演習や模試で新たに覚えた知識は必ず書き込み、最終的には自分のペンでぎっしりのページになっていました。

書き込んでいくうちに、それぞれの知識に関連性があることを理解し、体系的に知識を整理することができました。

演習問題や模試、過去問は繰り返し解いていました。抽象化ブロックシートという強い武器を持っていても、その正しい使い方を身に着けるには練習を重ねることが必要と考えたためです。

しかし模試や問題演習ではいつも下位の成績。「これはもうダメだ…」と落ち込むことが何度もありましたが、TBCの指導を信じていたからこそ、勉強を続けられたと思います。

そして試験当日は解答の軸となる知識をフル活用し、かつ与件の内容を加味した論理的な答案を作成することができました。

中小企業診断士を目指す方へ

私は社会経験が浅く、実際のビジネスの現場を知らなかったため、イメージが湧きにくい論点はたくさんありました。しかしTBCの講義を受けて、十分に理解することができたと思います。

試験当日は会場に自分と同じくらいの年齢の受験者がほとんどおらず、雰囲気に押されてしまいました。しかし具体→抽象→具体のプロセスを確立していたことで、自信を持って試験に臨むことができました。

受験を考えている学生や20代の皆様、診断士試験に年齢や経験は関係ありません!20代の合格率が低くないのは統計を見ても明らかです。TBCの受験指導であれば、若くても十分合格できます。皆様の合格をお祈りしております!

2021年度

2次集中DVD通信講座

高野 智也

正しい解法の習得と地道な努力で合格を勝ち取りました

中小企業診断士を目指した理由

以前から何となく興味があったのですが、きっかけになったのは友人が起業したことに刺激を受け、私も何かにチャレンジしたいと思い、中小企業診断士の勉強をスタートしました。TOEIC以外では初めての資格試験への挑戦でした。

また、私は営業の傍ら、社内の業務改善、IT化の促進を担当していたので、中小企業診断士の勉強を通じて、全社的、経営的な視点を獲得できると思い、自身の業務にも役立つと考えました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は1年目の2次試験は落ちてしまい、2年目にTBCで2次対策を学び合格を果たしました。2次試験は独学で対策するのは難しいと感じ、2次に特化した受験校で学ぶ必要があると考え、1年目の2次試験合格発表の後に受験校探しを始めました。

TBCを選んだ理由は2つあります。

一つ目は、様々な受験校から発表される2次試験の解答速報の中で、TBCの模範解答とその解説がもっとも納得のいくものだったことです。与件の情報と一次の知識をベースに、非常に論理的な解答で信頼できる内容だと思いました。解答が発表されない2次試験において、受験校を自分が信じられるかという点も重要かと思いました。

二つ目は、具体→抽象→具体という具体的なメソッドを提示してもらえたことです。1年目は手探りで学習し、解き方が定まっていませんでしたが、具体的な解法を示してもらえたので、こうやって解けばいいんだ、と納得感をもって、ブレずに学習を進めることができました。

TBC受験研究会活用法

まずインプットとして、抽象化ブロックシートはひたすら暗記しました。暗記学習アプリなどを学習してコツコツ頭に叩き込みました。

また、TBCの演習問題で吸収した内容も追加して、知識の補填をしていきました。TBCの企業経営理論のテキストも購入し、Youtubeの解説動画も視聴しました。

1次試験の知識を総復習することで、記述できるまで知識が深まっていないもの再確認することができました。

またアウトプットとして、TBCの実力完成演習と過去問を繰り返し解き、設問解釈→骨子作成のサイクルの手順を反復練習しました。

自身の解答と模範解答を比較し、抜け落ちていた点を確認し、対策を考えました。

演習の添削も丁寧に行って頂き、自分にない視点を指摘してもらえ、とても参考になりました。また、他の受講生の方の解答を元にアドバイスがもらえる優秀答案、もう一息答案の講座も、自分のレベルに近い方の解答を元にしたアドバイスなので、非常に実践的でした。

中小企業診断士を目指す方へ

私は幸いにも2年目で合格できましたが、まさか自分が合格しているとは思わず、合格が分かったときには驚きと共に、努力が報われたことがとてもうれしかったです。

2次試験は国語力やセンスがある人間は受かる、という話もありますが私はそうは思いません。コツコツと知識を蓄積し、解答の手順を体に叩き込み、どんな問題が来てもとれる問題は逃さないように地道な努力を続けていれば、必ず合格できる試験なのではないかと思いました。

TBCではそういった部分を十分にサポートしてもらえ、合格に結びついたと思います。皆様の参考になれば幸いです。

2021年度

2次集中DVD通信講座

竹谷 和行

TBC受験研究会のおかげで諦めず挑戦できました

中小企業診断士を目指した理由

30代半ばを過ぎて、自身を取り巻く環境が大きく変わり、自分自身を見つめなおす機会がありました。現状にある程度満足していたが為に、自身のキャリア形成について深く考えておらず、成長していない自分に気付きました。

新しいことに挑戦して成長したいと思う気持ちが募る中、経営に関わる分野を幅広く学習できる国家資格の中小企業診断士に出会いました。この資格を取得することで自身の成長・会社への貢献につながると感じ学習を始めました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は3回目でようやく2次試験に合格することができたのですが、初回受験(令和元年度)は独学で臨み、難化する前の事例4で結果がDと惨敗でした。

そのため、このままでは絶対に受からないと思い、受験校のお世話になろうと思いました。既に1次試験対策の動画で大変お世話になっていたことから、迷わずTBC受験研究会を選びました。

令和2年度は残念ながら力不足で不合格でしたが、講座を通じて成長を感じていたため継続してお世話になることを決め、本年度無事合格することができました。

TBC受験研究会活用法

●1次試験の学習方法

令和3年度は1次試験からの再スタートでした。令和2年度の2次試験の出来がイマイチと感じたため、すぐに早稲田出版の書籍を全科目買い揃えて、無料動画を受講していきました。

受講終了後は、過去問でアウトプットをするように徹底しました。また、自信がない箇所は自分で問題集を作り、スマホで見れるようにして、反復学習をしました。これの繰り返しで470点を取ることができました。

●2次試験の学習方法

1次試験と並行しての学習となったため、昨年と比べると2次試験対策まで手が回らない状況でした。特に事例1~3の実力完成演習は決して高得点ではありませんでした。

模範解答や優秀答案との違いにがっかりすることもありましたが、知識面は昨年に積み重ねたベースがあると考え、1次試験合格後に追いつけばいいと考えていました。

1次試験前は、可能な範囲で2次試験対策をしようと考え、2次速修テキストのブロックシートの暗記に加えて①演習問題で登場した新たな知識の暗記②企業経営理論・財務会計・運営管理の1次試験用テキストからオリジナルブロックシートの作成を行い、スマホで暗記するようにしました。

1次試験終了後、事例1~3については実力完成演習、過去問(平成25年~令和2年)を毎日1~2事例はこなすようにしました。具体→抽象→具体をベースに、①SWOTを間違えない②解答の一貫性③知識一辺倒ではなく与件文もしっかり読み取る、以上三点を意識して取り組みました。 

事例4については、令和元年度はD判定でしたが、令和2年度はA判定でしたので実力はついていると感じていました。今年は①実力完成演習2年分、②過去問(平成19年~令和2年)、③事例4に特化した市販の教材、以上3点の反復学習をしました。①については、昨年度に比べると今年度の問題は難易度が上がっていて、やりがいを感じました。②については、同様の問題が出たときに対応するため、③については、問われ方の違う問題にも対応できるようになるために学習しました。

TBC受験研究会の実力完成演習を通じて、事例4の解き方を体系的に習得できたため②と③の問題にも対応できたのではないかと感じています。

中小企業診断士を目指す方へ

繰り返しになりますが、私は2次試験を3回目でようやく合格することができました。途中でくじけそうになる時もありましたが、「自分は絶対に合格する」という強い意志を最後まで持ち続けたことが勝因だと思っています。

その意志の支えになっていたのがTBC受験研究会講師の皆様の楽しい講義であったということは言うまでもありません。

これから挑戦される皆様におかれましては、TBC受験研究会の講座を信じて最後まで諦めず頑張っていただき合格を勝ち取っていただければと思います。

2021年度

2次集中DVD通信講座

片山 だいじろう

諦めなければ 努力は必ず報われる!

中小企業診断士を目指した理由

私は、大学卒業後、中小企業診断士の仕事とは無縁の東京ディズニーリゾートの現場社員として8年間働いておりました。当時から、自らの接客を通じて人に喜びを与える事にやりがいを感じており、東京ディズニーリゾートでは主に様々な飲食店舗で現場スタッフをまとめるスーパーバイザー(時間帯責任者)として勤務しておりました。

そんな私ですが、実父が神奈川県で自営業を行っており、接客業だけでなく、経営手法も学ばなければいけないという想いもあり、地元商工会議所の職員に転職する事を決意致しました。

転職して、始めに感じた事は経営相談に来られるお客様は様々な悩みを抱えており、まさに「生きるか死ぬか」の世界で生きている事を感じると、自分がアドバイスする一言一言に責任を持たなければいけない事を実感致しました。

早く一人前になって経営相談に来られるお客様に対して、最適なアドバイスを行いお客様の役に立ちたいという想いが自然に沸き、中小企業診断士の資格を目指す事に致しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は、仕事も平日勤務で、子供も2人おり、時間の融通を利かす事が難しかったため、オンラインで学べる受験校を探しておりました。

初年度は、他の受験校のオンライン講座を受講しており、1次試験は合格する事ができましたが、2次試験対策講座が十分でなく、初年度は2次試験に不合格となりました。

2年目も他の受験校のオンライン講座を受講し2次試験に挑んだのですが、問題の難度が上がった事例Ⅳに対して十分に対応する事ができず不合格となりました。

心境的にも3年目で最後にしたいという想いがあり、現状の受験校では不十分だと思った私は別の受験校を探しておりました。そんな中で、2次試験の解答説明会や令和3年度の対策説明会を行う山口先生の動画を視聴し、とても熱意があり信頼できる方だと実感致しました。

また、従来の受験校では試験合格後のサポートはありませんが、試験合格後もサポート体制が充実している事に魅力を感じTBCの受験研究会を選びました。

TBC受験研究会活用法

TBC受験研究会では1次試験の科目ごとのテキストと解説動画がYoutubeで視聴ができるため、まずは1次試験の知識を再度固めるため、2次試験に関わる「企業経営理論・運営管理・財務会計」のテキストを購入し解説動画を何度も繰り返し視聴し知識を固めました。

それと同時に、2次試験のテキストを購入し抽象化ブロックシートを覚えられるように単語帳を活用して覚えました。

始めは、本当に覚えられるか不安はありましたが、2次試験対策の演習問題を通じて、「具体→抽象→具体」のプロセスが徐々に高まり抽象化ブロックシートも思い出せながら答案できていたため、自信に繋がりました。

また、TBC受験研究会ではスクーリング授業を開催しており、定期的に受講する事で他の受験生と相互に刺激合いを行う事ができてモチベーションを保つ1つの要因となりました。

本番試験では、1年間勉強してきた通り、「具体→抽象→具体」のプロセスを大切に試験に臨みました。ただ、令和3年度試験は1年間勉強したどの演習問題よりも私は難しく感じ、試験委員の方が1年間練りに練った問題だなと思いながらも優先順位を意識して答案し、最終的には合格を勝ち取る事ができました。

中小企業診断士を目指す方へ

私は、中小企業診断士の資格を目指して勉強してから合格するまで3年間という期間がかかりました。

これから勉強を始める方、複数年度受験されている方と様々な境遇の方がいらっしゃると思いますが、TBC受験研究会を活用する事で最短ルートで合格する事ができると私は確信しております。

おそらく、もっと早くTBC受験研究会を知る事ができていれば合格に早く辿り着く事ができたと思います。

ただ、私自身が合格して感じる事は、合格がゴールではなく、ここからがスタートラインで謙虚に自分と向き合い日々精進していく事が大切だと感じております。

そのような面でも、TBC受験研究会は合格後のアフターフォローであるライティング講座やその他のカリキュラムも充実している事も魅力の1つです。

今後も、山口先生や多くの講師の皆様のサポートを得て感謝の気持ちを忘れずに自己研鑽に努め、中小企業の役に立てる存在になりたいと強く想っております。

是非、私のコメントを通じて1人でも多くの皆様の合格のお役に立てる事ができれば幸いでございます。

『諦めなければ努力は必ず報われる!』の気持ちを信じて是非挑戦していただきたいです。

2021年度

2次集中DVD通信講座

吉原 健太

最後の挑戦

中小企業診断士を目指した理由

転職を考えていたころ、年齢も40台半ば近くとなり独立開業をしたいなと思うようになりました。

ある書店にて中小企業診断士になった方の体験記を読んだところ、普通の暮らしをしていた人が書籍の執筆や講演を行ったりと非常に生き生きとした生活を送っていることが描かれていました。

今の自分がそんなことを行えるとは到底思えず、またその方の充実した人生と今の自分の淡々とした生活のあまりの違いにショックを受けました。自分も頑張ればこういった人生を送れるのだろうかと憧れを抱いたのが始まりでした。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は一次試験の時独学で学習を始めましたが、最初は何が良いのかわからずとりあえず一番売れているといわれている某大手の基本テキストを購入しました。

しかし、過去問を解いてみると試験範囲の知識が網羅されていないだけではなく、一面的な知識の解説で全く対応できませんでした。そこで色々調べてみると早稲田出版のテキストが良いとわかり購入しました。試験範囲を網羅した地域内容だけでなく、多面的な説明+過去問による知識の深堀を行え、試験に対応できる知識を身につけることができました。

また、無料の説明動画がついており自分では間違って理解していた知識の修正に活用することができました。

一回目の二次試験では一次試験で力尽きてしまい、きちんとした対応をしないまま二次試験を迎えてしまい不合格となりました。

次の年の一月になり二次試験についての情報量が不足していたこと、一次試験で活用したうわべだけのツギハギのような知識では通用しないこと、自分の今いる会社では今年落ちたら来年は休みを取れず受験できないだろうという思いから、今年が最後の挑戦になると思いました。

そのため二次試験に一番精通している学校はどこだろうがと考えました。また、一次試験でお世話になった動画により先生方への信頼感や敬意、自分のお小遣いでも分割で払えるということからTBC受験研究会を選びました。

TBC受験研究会活用法

一次試験ではテキスト、解説動画、過去問をとにかく繰り返しました。山口先生も一次試験では勉強量が大事だとおっしゃっていたので通勤時間やお昼休憩などできるだけ時間をかけるようにしました。

ほとんど達成出来ませんでしたが、目標としてはひと月100時間を目指して学習を行いました。

二次試験ではテキスト、ブロックシート、動画で一次知識をおさらいしながら、過去問や実力演習などを繰り返し解きました。

毎月の実力演習を解くことで初見の問題への対応力を高めることができ、実際の二次試験でも平常心で実力を発揮することができました。ちょうどモチベーションが落ちてきたころ実力完成演習が届き、恥ずかしい解答は書けないなという思いから気持ちを奮い立たせることができました。

二次試験は文章を書く試験ですので、ブロックシートや一次試験のキーワードを文章で説明できるように練習しました。口述試験ではブロックシートを口頭で説明できるようにし、事例内容を頭に入れることができれば対応できると思います。

2次試験集中DVD通信講座では解説DVDがあるため、なぜその様な解答になったのか、自分がその解答を導き出すためにはどのような視点が必要だったのかが理解できました。

また、講義の先生方の熱意や本気度が伝わってきて自分ももっと真剣に取り組まなければならないという気持ちにさせてくれました。

中小企業診断士を目指す方へ

勉強にはあまり自信がないなと思われる方でも、大丈夫です。

私は中学時代担任の先生に「いける高校ないよ」と言われたこともありましたが、先生方を信じ、熱意と継続した学習を続けることで無事に合格することができました。

みなさんも中小企業診断士となり、書籍の執筆や講演などを通して新しい人生の一歩を踏み出されることを願っています。

2021年度

2次集中DVD通信講座

三野 

失敗を重ねた資格試験

中小企業診断士を目指した理由

理由は2つあります。1つは実家が小規模製造業を経営している事、2つ目は、今働いている企業で将来、管理職になることを見据え、あらかじめ備えるためです。

将来、どちらの未来に転んでも本資格取得により、体系的な知識や制度などを得ていれば、損はないと思ったことも大きな理由の一つです。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

選んだ最大の理由は、コストパフォーマンスです。

ご承知の通りTBC受験研究会(特に1次試験のテキスト)では、テキスト+過去問に加えて、動画での無料講義もあります。

はじめは、他社の参考書(1次試験 経済学テキスト)を手に取ったのですが、初学者にはわかりづらい内容で一通りやってはみたものの全く理解ができず、さらに基礎問題集+過去問集(分野別)を購入しなければならず、7冊×3=21冊をそろえるにはコスト面で特に腰が引けてしまった覚えがあります。

2次試験対策についても、TBC受験研究会では、テキスト+過去問集(3年分)を購入すれば、こちらも無料動画講義があり、繰り返し聴けるとともに、働きながらの勉強だったため、自分のスケジュールにあった学習時間が確保できることも、よかったと思っています。

2次集中DVD講座については、本年度のみ受けさせていただきましたが、定期的な模試やスクーリングなども合わせるとほぼ毎月、新たな問題に触れることができ、足りない知識や解き方などをその都度、補充することができました。

また、過去問以外の問題を解くことで、年度によって代わる傾向にも対応でき、なによりも現場対応力が身に着けることが大きな違いかと思います。

TBC受験研究会活用法

1次試験のテキストおよび過去問については、無料動画講義を聴きながらテキスト一通り学習した後に、過去問を繰り返し問いていくことで1次試験はクリアすることができました。

1次試験は受験者の皆さんが言われている通り、知識量や暗記量がものをいうところもあるため、ひたすらインプットとアウトプットを繰り返すことが重要だと思いました。

2次試験においては、過去問対策で十分という話をよく聞いていたため、TBC受験研究会、または早稲田出版書籍にある過去問集(平成25年~平成30年度)や他社の過去問回答集を参考にしながら、ひたすら何度も解いて解説動画を聞いて対策いたしました。

しかし、この方法で3度挑みましたが、不合格となりました。そのため、過去問だけでは対策は不十分であるとようやく気付き、2次集中DVD講座に申し込みました。過去問も解き方や知識の定着・使い方の学習には有効ですが、毎年、傾向等も変わってくる中では、やはり様々な問題に触れて、本番で対応できるように対策することが最も重要な点だと今更ながら気づいた次第です。

今後、学習される皆様については、2次集中DVD講座については、コストはかかりますが、限りある時間を有効に使うためには、決して高い投資ではないと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

経営やマーケティング、財務会計など会社に必要な知識を網羅的に学べる資格だと思います。専業業務はない国家資格ですが、学習した前と後では会社経営について、見え方が大きく変わると思いますので、学習量は膨大で大変ですが、目指して損はない資格だとおもいます。

私事で大変お恥ずかしいですが、本資格を勉強し始めてから、5年目でようやく合格することができました。

1次試験も1度落ちた経験があり計3回受験しており、2次試験は3回落ち、計4回受験しております。家庭環境のせいにするつもりはありませんが、受験をしている中で、結婚をし、子供も2人生まれました。勉強時間を確保するのは確かに大変でしたが、時間を見つければ何とかなったので、無理のない範囲で時間を見つけながら学習していけばよいかなと思います。

最後に、独学では限界があります。特に2次試験では正解があってないようなものなので、可能であれば、過去問以外の新たな問題に多く触れることができて、添削いただけるような講座を受講されることを強くお勧めしたと思います。

餅は餅屋、受験は受験の専門家、時は金なりですので、失敗の多かった受験者の経験を少しでもご参考にしていただければ幸いです。

2021年度

2次集中DVD通信講座

斉藤 雄太様

TBCのお陰で正しい方向へ努力ができました!

中小企業診断士を目指した理由

就職活動の前にリーマンショック目の当たりにしたため、将来、自分が残れるのかどうかという漠然とした不安が昔からありました。そんな不安を抱えつつ入社当初こそ仕事を覚えるので精一杯だったものの、何年か経過して仕事に慣れゆとりが生まれると、会社の上司や先輩、新たに入社してくる後輩の優秀さに意識が向かうようになりました。

私は本社で勤務しており、会社の中でも経営者層に近い上司との接点が多かったため、経営的なことも理解ができる人材を目指そうと思いました。

そこで自己啓発として中小企業診断士を取得しようと考え、挑戦を決めたのが目指した理由です。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は恥ずかしながら二次試験を何度か受験したものの二次試験に合格できませんでした。

TBCを初めて受講した年はコロナ禍という特殊な事情があったため、通学ではなく通信講座に力点を置いた学校を探し流れついたというのが本音です。TBC受講初年度の二次試験では、感触として過去の成績よりも悪い結果が返ってくるとものと思いました。

しかし、結果は不合格だったものの過去と比較して最高成績であったため、努力の方向性は間違っていないと確信して、二年続けての受講を決断しました。

最後は運が良かったことは否めませんが、過去問を悪い意味で見慣れてしまった私の様な人間でも、面白いと感じる答案練習や講義があったからこそ勉強を継続して合格できたと考えております。

TBC受験研究会活用法

TBCでは「知識を軸にした回答」や「二段階型の抽象化」という答案作成方法を身に着けることができます。私は仕事の関係で鉱山開発というプロジェクトを耳にする機会がありますが、TBCメソッドは鉱山開発と似ている部分があると思いました。

当たり前ですが、その辺に穴を掘っても鉱脈は発見できません。鉱山開発が事前に地質調査などの探査活動を入念に行ってから本格的に開発を行うのと同じように、SWOT分析やVRIO分析などといった探査方法を駆使して回答という鉱脈を発見するスキルを身に着ける感覚です。

TBCでは探査方法として抽象化ブロックシートがまとめられているため、演習やその後の復習ではブロックシートを使って、鉱脈を発見する訓練を繰り返し行ってきました。結果として回答の正確性が向上し合格点数を稼ぎ出すことに繋がったと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

TBCには出題企業分析講義といった他校にはないユニークな講義が多数あります。私のような過去問に悪い意味で慣れてしまった方でも新鮮さを感じることのできる学校だと思います。

また、他校では講師によって回答作成の手順や思考プロセスが微妙に違うため、考え方が色々な方向性に振れて最後まで曖昧なまま、何を信じて良いかわからないということがありました。

TBCでは基本的に山口先生の講義が中心ですので、先生の講義と抽象化ブロックシートという言語化された再現性のある回答作成方法を身に着けた状態で安心して本試験に臨めると思います。

2021年度

2次集中DVD通信講座

栗林 健

理論をベースに事例を読み解き、答案に表現する力を!

中小企業診断士を目指した理由

社内ローテーションにて様々な分野の知識・経験を断片的に得てきましたが、社内外の専門家と理解・連携を深めるためには、各専門知識を、さらに深め、体系的・俯瞰的に理解して視野を広げる必要性を感じていました。

中小企業診断士の1次試験の科目は、実務関係科目に加え戦略・組織・人事に係る知識も含み十分網羅され、さらに、2次試験の事例を分析し解決策を理論から導く力をつけることは、実務上有用と感じました。

そこで知識を深め視野を広げることで業務対応能力を上げ社内外関係者との連携・諸問題の解決に寄与するために、また勉強したことを形に残すため、本資格の取得を目指しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

1次試験対策の通信教育でTBC受験研究会テキストが採用されていました。内容が整理され分かりやすく早稲田出版サイト内の動画講義とあわせ活用しました。

2次試験対策は、2次試験に必要な知識と勉強の進め方が具体的・体系的に記述されていた速修2次テキストを選びました。

加えて、初回の2次試験にて必要性を再確認した「具体→抽象→具体のプロセス」に沿った与件分析・答練をするため2次集中DVD通信講座を選びました。

TBC受験研究会活用法

1次試験対策:

TBC受験研究会テキストでインプット学習および単元ごとのアウトプット学習を行った後、過去問でアウトプット学習を行いました。理解が甘い部分は知識を深堀りし、過去問にてアウトプット学習を行うサイクルで勉強をしました。

なお、仕事と勉強の両立のため、2次試験関連科目を2年目受験時に、それ以外の科目を1年目受験時に選択・集中して勉強することで、科目合格に向けた勉強時間を確保しました。

2次試験対策:

速修2次テキストに沿ってインプット学習をまず行いました。

しかしながらテキスト内の演習を行うと、1次試験の知識を記述できるレベルまで整理できていないことを痛感しました。それは、2次集中DVD通信講座の答練でも同様でした。

そこで、限られた時間で学習を進めるため、抽象化ブロックシートを軸に知識を再確認し、その概要をアウトプットする練習を行うことで「記述できるレベル」に至ることを目標にしました。あわせて抽象化ブロックシートの内容理解を深めるため、1次速修テキスト企業経営理論の最新版を、改定内容を確認の上、購入しました。

2次集中DVD通信講座の答練では、抽象化ブロックシートのどの知識を意図して作問されているかに気をつけました(はじめの頃はほとんど当たりませんでした)。答案提出後に解説を読み、未整理・新出の内容を抽象化ブロックシートに追記しました。

次いで(受講者限定で有料の!)DVD動画にて、事例企業に関連する業界動向、運営管理での頻出問題点、必ず押さえておくべき知識、解答案作成の学習方法や有用な言い回しなどを、抽象化ブロックシートにメモしました。

Webにて返却された添削済答案では、加点されない・点数につながらない解答文を確認しました。答案分析講義では、受講者が間違えた論点の解説や解答作成時の具体的な注意事項を確認し、抽象化ブロックシートに追記しました。

なお、この答案分析講義で示される、受講生が作成した優秀者答案ともう一息答案の文案は、とても優れた答案で、私はTBC受験研究会受講者の方のレベルの高さと自身の答案との差を痛感しながらも、追いつきたいと願い、改善すべき点をメモしました。

また新試験委員の対策やスクーリングで教わった新論点・解説も抽象化ブロックシートに要点を転記し「抽象」の時に使えるよう準備しました。

このサイクルにて、具体→抽象した内容を「与件文と関連させながら具体的な内容に変換する」訓練を続けました。似ている与件文にもかかわらず抽象化ブロックシート内の異なる理論が使われている場合には、各理論を解説や速習テキストで確認し、整理しました。

2次試験直前期には、抽象化ブロックシートを再確認し、又、コピーしておいた演習問題や過去問を解き直す中で、速修2次テキストの内容を実感できるようになってきました。しかしながら、知識が増えるにつれ与件の分析に時間がかかり、試験対策としての時間管理の重要性を改めて感じました。

中小企業診断士を目指す方へ

2次試験に際して、緊張の高まる試験中の特に時間がなくなった状態で答案を書く際には、その場の思いつきを書かないよう、抽象化ブロックシートの内容で説明がつくかを意識して与件文を解析し答案作成を心がけました。

口述試験でも、抽象化ブロックシートに沿った回答が大切だと実感しています。

受講者の皆様の本資格取得の目的は様々かと思いますが、この体験談がお役にたてばと思いご案内します。

皆さまが所期の目的を達成されることを祈念しております。

2021年度

2次集中DVD通信講座

村松 壮介

諦めそうになった時にTBCに出会いました

中小企業診断士を目指した理由

 私が中小企業診断士を目指した理由は、経営全般の勉強を体系的にしたいと考えた時に、ただ関連書籍を個々に読むのではなく、中小企業診断士という試験への合格を目指すことでモチベーションを保ちながら学べるのではないかと考えたからです。

 実際、試験勉強を始めていくなかで、各科目の勉強を通じて自分の成長を感じることができ、中小企業診断士試験への合格への想いが一層強くなりました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

 実は、私は合計4回中小企業診断士試験を受験していますが、初めはTBCではなく、別の教材を使用していました。その教材でも1年目から1次試験は突破することができ、合格も近いと思っていました。しかし、2次試験では各科目「B」評価まではいくのですが「A」を取ることがなかなかできず、完全に行き詰まってしまい、気が付いたら1次試験の合格資格を失い途方に暮れていました。再度、専門学校等に同じ金額を投資するのも厳しいですし、また、独学で2次試験を突破するのも難しいと考え再挑戦をあきらめようと思っていました。

 そのような時にTBCの教材に出会いました。一番魅力的だったのは1次試験の講義や2次試験の一部を全てyou tubeで公開していただいているため、教科書代だけで予備校の授業レベルと同水準の知識を深めることができたことです。私のような1次試験からの再挑戦組みには特にありがたい形式でした。そして、一番の難関である2次試験に対する専門的な知見や合格ノウハウをTBCは持っていると山口先生の講義を通じて感じることができ、TBC受験研究会の2次DVD通信講座に申込みました。

TBC受験研究会活用法

 私は1次試験からの再挑戦組だったので、Youtubeですべての科目をまず2倍速で視聴しました。そこで理解が難しかった分野だけを再度通常速度で視聴し直したり、分かる項目については飛ばしたりしていました。このような融通の利く勉強法ができるのもYoutubeで授業を受けることの強みでした。

 そして、2次試験のテキスト講義もYoutubeで見ることができ、そこで抽象化ブロックシートの存在を知り目から鱗が落ちる想いでした。自分が勉強していた内容がただ闇雲に行っていたのだと気づき、事例に応じて必要な知識を引き出すといった解き方へとステップアップできたのがA答案を作れるようになった一番の要因だと思います。

 私は1次試験と2次試験を同時に受験した年だったので、本当は行いたかった実力完成答練の採点提出期限に間に合わず、採点いただくことができませんでした。しかし、1次試験突破後にDVDと解法等を視聴し、良質な問題の解き方を理解することで合格に近づいたと思っています。

中小企業診断士を目指す方へ

 中小企業診断士の合格は険しい道のりです。私の知り合いの弁護士の先生方も、なかなか合格できず苦労しているほど、知識の詰め込みだけでは合格できない試験です。

 特に2次試験は、一見模範解答がない試験に見えて、出題者の意図を読み取ることで正解が導き出される試験です。その方法をTBCでは、しっかりと体系的に教えていただけます。ぜひ、勉強を楽しみながら合格を目指してください!

2021年度

2次集中DVD通信講座

山本 光仁

私のTBC活用法

中小企業診断士を目指した理由

 自己啓発のためです。

 年齢を重ねるにつれ漠然とこのままでよいのかと思うようになり、新しい知識や視野を広げることができないかと考えていたところ、中小企業診断士試験を知りました。はじめは中小企業診断士がどのような資格なのかもわかっておらず、①1次試験で7科目あり、様々な分野を学べ新しい知識を習得できそうだ②経営・戦略や財務会計等の知識を体系的に習得し視野を広げられそうだと思い、軽い気持ちで勉強を開始しました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

 TBC受験研究会で学び始めたのは約9年前の2013年で、当時は教室講座でした。いくつかの学校や通信講座を検討し、TBC受験研究会の説明が一番自分にしっくりきたこと、合格後のフォローがあったこともあり受講を決めました。

 学習面でよいと感じたのは①速修テキストとそれに連動した動画(講義)が充実しており、通勤時間やスキマ時間を活用して勉強しやすいと感じたこと②「具体→抽象→具体」の解答プロセスが明確であったこと③抽象化ブロックシートを中心に知識を軸に解答する方針に納得感があったためです。

TBC受験研究会活用法

私は1次試験2回合格、2次試験4回目の挑戦で合格しました。

・1次試験(2回目合格時)

一度学習し合格していたため、全くわからない分野はあまりなかったので

(1) ざっと過去問を解いて理解・知識が不十分な分野・教科をランク付けする

(2) 理解・知識が不十分な分野・教科を中心に勉強計画を立てる

(3) 動画を視聴して理解を深める

(4) テキストを読む

といった感じで進めました。過年度の動画はすべてアップされているため動画のアップを待つ必要がないのがよかったと思います。(結局最新年度の動画もみましたが・・・)

・2次試験

(1) 抽象化ブロックシートを暗記する

 単に暗記するだけでなく、過去問や演習で理解が不十分だった部分を1次の動画やテキストを参照して理解を深め、追記しました。2次試験に合格した年は1次試験を受験しませんでしたが、抽象化ブロックシートに関連しそうな1次の動画やテキストをすべて見直しました。1次試験は選択肢を選べればOKですが、2次試験は自分で記述する必要があるため、そこも意識して取り組みました。抽象化ブロックシートの暗記・理解に取り組んだおかげか、与件文を抽象化して読むことや設問に解答する際に有効なツールになったと思います。

(2) 具体→抽象→具体のプロセスを意識

 具体→抽象→具体のプロセスを意識して解答を作成するように訓練しました。最初は意識化するため時間がかかることもありましたが、やっているうちになれてきて時間内に解答できるようになってきました。この方法は解答に至るまでの思考プロセスがわかりやすく、再現性が高いと考えており非常に有効的でした。

(3) スクーリングの活用

 スクーリングに参加し他の方の解答や意見を参考にしました。他の方の良い書き方や思考プロセスを知ることができ、それを吸収できないかを考えて参加しました。また、現時点の自分と優秀答案の差を分析することで、次の学習の指針になりました。

中小企業診断士を目指す方へ

 お恥ずかしい話、私は勉強開始から合格まで約9年かかってしまいました。理由は色々とありますが、モチベーションを保てなかったのが大きな要因の一つだったと思います。初学者時は新しく学ぶことが多くモチベーション高かったのですが、1度学習したことはわかったつもりになってしまい、繰り返し学習するのがおっくうになりやりっぱなしでほとんど定着していませんでした。それが多年度受験につながったと思います。

 合格した年は「これが最後の試験」と思い、2次試験に関連しそうな1次試験の動画やテキストをすべて見直しました。何度も挫折しそうになり苦しい時期もありましたが、やっていくうちに自分がわかったつもりになっていただけで、繰り返し学習することでみえてくることが多くありました。そこからまたモチベーションがあがり学習に積極的になれました。私のような方は少ないかもしれませんが、2次試験の教材でわからなかった部分は1次試験の教材に戻ることでみえてくることもあると思います。

 合格後、振り返ってみると自分が信じた教材・メソッド・先生をやり抜くことが大切と感じています。私はやりきれなかった期間が長かった偉そうなことは言えませんが、TBC受験研究会や早稲田出版の教材を徹底的に活用し、やり抜いて合格を勝ち取ってください。

 中小企業診断士として共に切磋琢磨できることを楽しみにしております。

2021年度

2次集中DVD通信講座

吉岡 翼

千里の道も一歩から

中小企業診断士を目指した理由

事業会社からコンサルティング会社へ転職することとなり、当時は全くの未経験かつ 年齢も若く社会経験も浅かったので、周囲についていけるか、能力面などで劣っているのではないかと不安に感じていた時に中小企業診断士の資格のことを知りました。

ちょうど、転職までに時間があったこともあり、せめて知識面だけは身に着けておきたいと考えて、試験勉強を始めた形となります。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

私は二回目の二次試験からTBC受験研究会を利用いたしました。

一度目の二次試験に落ちた際には、正直一年後に合格するビジョンが全く湧かず、一から予備校を探し直しました。

その際に、受験の実績や周囲からの評判、2次試験対策の参考書の内容のわかりやすさ、サポートの手厚さなど、総合的に判断してTBC受験研究会を選びました。

TBC受験研究会活用法

まずは、早稲田出版の2次速修テキストの内容を読み込み、You tubeの動画も欠かさずチェックしました。

速修テキストの内容で一番参考になったと感じているコンテンツが、実際に事例企業に取材に行き、与件文と事例企業の相違を見つけ出し、そこから作問意図を逆算するというものでした。

一度目の受験に落ちた際には、何を書けばよいかわからず、与件文章のつなぎ合わせを行うだけで、手も足も出なかった試験でしたが、あの講義を受けた後 中小企業診断士の二次試験とはどういうものなのかということが分かったと思います。

講義内でも事例企業への取材はTBC受験研究会しかやっていないとおっしゃっていましたので、間違いなくお勧めできるポイントになります。

また、5月から長期出張が始まったこともあり、生活環境も変わり、肉体的・精神的なストレスがかかる中ではありましたが、You tubeの動画は一動画当たりの再生時間がコンパクトにまとまっている上に、携帯から気軽に見ることができたので、出張が続く中でも平日はYou tubeで勉強、土日にはDVDで解説講義を見るというサイクルにて滞りなく勉強を継続することができたのではないかと思います。

更に、飛行機や長距離バスでの移動が増えたこともあったので、合間の時間を活用して抽象化ブロックシートにて知識の補完ができたことも合格の大きな要因だったと思います。

また、2次集中DVD通信講座の内容においては、解説講義の内容もさることながら、スクーリング制度があったことが、周囲に中小企業診断士を目指している知人がいない私にとっては、大変ありがたいことでした。

周囲との差を嫌でも確認・把握することになりますので、自分の長所・短所が分かるとともに、勉強を継続するモチベーションにもなりました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験の勉強を始めようとお考えの方には、ぜひ勉強を始めていただきたいと思います。

冒頭記載した通り、私はコンサルティング会社勤務ですが、顧客との打ち合わせの中でも、試験勉強をしていたから分かったワードもありましたので、ビジネスパーソンとしての成長という観点においては、間違いなく寄与すると言えます。

中小企業診断士の試験勉強を既に始められている方においては、最後まで諦めることなく、勉強を続けてほしいと思います。

勉強を継続することの大変さは私も当然理解しておりますが、、やはり合格した時にはとても嬉しかったです。

是非最後まで、頑張って下さい。

2021年度

速修テキスト利用

大須賀 健一

いかに自分に合った学習方法を作り上げるか

中小企業診断士を目指した理由

 私は中央官庁の行政職員で、仕事で中小企業の方々と接する機会は少ないのですが、中小企業政策に関わる機会はこれまでも数多くありました。

 近年、立場的に非定型的な政策判断に関わる業務が増え、どのような政策立案・政策判断を行うにしても、日本の付加価値の半分以上、企業数では99%以上を占める中小企業の現状や課題を把握し、判断できることが必要と考えていた時に、職場の研修プログラムで中小企業診断士資格が目に留まり、受験勉強を決意しました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 中央官庁勤めで通学型の学習は仕事との両立が困難と思っていたところに、偶然にも職場の1次研修教材にTBC受験研究会の教材があることが分かり、比較して内容を確認することができました。TBC受験研究会の教材は、他の教材と比べてもテキストの内容が充実していてかつポイントが良く整理されていたこと、良質の無料講義動画があり、これを拝見して非常に分かり易かったことがTBC受験研究会の教材に決めた最も大きな理由です。2次教材も早稲田出版書籍(TBC受験研究会)のテキストと動画を中心に学習しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 1次試験は、出勤中や移動中などの合間を使って講義動画を聞きました。過去問演習で間違った部分があると、必ず講義動画を聞き直し、テキストに間違いのポイントを書き加えるなどして、早稲田出版書籍(TBC受験研究会)のテキストだけで学習が完結できる(これさえ読めば復習もカバーできる)ように努めました。お蔭で1次試験の直前期も膨大な試験内容を効率的に復習でき、7科目同時合格を達成できました。

 2次は、「速修2次テキスト」を中心に学習しましたが、TBCメソッド(具体→抽象→具体)は当日のタイムマネジメントの基礎として非常に役立ちました。特に、「抽象化ブロックシート」は設問の切り口と対応策がポイント良くまとまっていますので、私はこれだけを切り離して常に携帯し、更に気付きや自分なりの整理を書き加えていきました。この「抽象化ブロックシート」は、私のお守りのようになり、2次試験も直前まで目を通していました。

 私は書籍中心の勉強でしたが、TBC受験研究会のスクーリングには参加しました。受験生同士で答案を交換し、批評しあう内容でしたが、山口講師の熱のこもった解説講義だけでなく、周りの受験生の答案のまとめ方に非常に刺激を受けました。また、自分の解答に対して頂いた指摘は直前期の学習の指針としてとても参考になりました。

 この場をお借りして山口先生と各講師の皆様の熱心かつ要領を得た講義に深く感謝いたします。

中小企業診断士を目指す方へ

 中小企業診断士試験(2次試験)は正解が公表されず、学習が自分の身に付いているか自覚しにくい試験と言われます。ただ、取り組むべき内容は早稲田出版書籍(TBC受験研究会)で十分かつポイント良くカバーされているので、これを信じて迷わず取り組めば合格に近づけると思います。そして教材や動画の内容をいかに自身の80分のタイムマネジメントの「型」に落とし込めるかが私は最も重要と思っています。この点について、大手予備校のように「枠」にはめられずにできる分(これも「具体→抽象→具体」のプロセスですね)、私は通信学習の方がむしろ合っていました。そして、自分で苦労してタイムマネジメントを作り上げた分、当日も迷うことなく実践することができました。

2021年度

速修テキスト利用

永尾 裕士

受験生の道を示す灯台

中小企業診断士を目指した理由

 私が中小企業診断士を目指した理由は、顧客のビジネスにより貢献したいと考えたためでした。本業は、マーケティング関連の会社に所属しており、目指した当時はプロモーションやブランディングなどいわゆるデリバリーに関わっていました。大きな予算を任せていただき魅力的な商品の売上を最大限に引き上げることで事業に貢献できることはとてもやりがいがありましたが、より上流工程の事業戦略や製品戦略などに貢献できる機会はないかなと思っていました。そんなときに本資格の存在を知り、体系的知識を習得できるのではないかと思い勉強を始めました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 勉強を始めた当初、どのようなスタイルをとるか悩んでいました。資格学校に通うか独学で勉強するかという選択です。この体験記をお読みの方でも悩んでいる方は多いのではないかと思います。私の場合は、あくまで自らの考えのもと自費で学んでいたので1次試験に対して数十万円する講座費用は出せないと思い独学(速修テキスト)を選びました。

 次に悩むのはどのような独学スタイルをとるか、ということです。私の場合、勉強を始めた当時は、①仕事で平日に帰宅するのは22時以降が多い、②飲み会も割とある、③土日に撮影等が入ることがある、④通勤に片道80分程度かかる、⑤朝は弱くて夜明け前に起きるのはムリ、という状況でした。つまり、座って勉強する時間を確保することが難しい状況でした。その際、インターネットで調べているときに速修テキストの存在を知りました。講義動画を無料で聞くことができ、これならば歩きながら、電車に乗りながら、お昼休みにご飯を食べながら、インプットできると思い、速修テキストをベースに学習を進めることを決めました。まさにどこに向かって歩いていけばいいのか示してくれる灯台のような存在でした。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

・一次試験

 まず経済学から科目ごとに勉強を始めました。上記で記載したようにまとまった時間を確保することが難しい生活でしたので、主に通勤時間やお昼休みを活用して動画を1.5倍速~2倍速で聴きました。このおかげでかなり時間節約できたと思います。そして、わからないところがあれば帰宅後にテキストを見返して該当箇所を確認する、という基本スタイルを確立しました。一通り聞き終えたら科目の過去問集を一度解きインプットした知識をアウトプットして自分の知識として習得しました。この1セットを2~4週間で行い、最長でも1科目1か月で終え、7科目分こなしました。

・二次試験

 一次試験終了時まで二次試験のことは一切勉強していなかったので、自己採点で一次試験合格していることがわかってから取りかかりました。まず過去問をみて何から手をだしていいのか見当もつかず絶望したことを覚えています。独学で初学者の方はこの気持ちがお分かりになるかと思います。

 そこで一次試験の流れから速修テキストをもとに動画を聴き、二次試験の概要、科目ごとの特長、解き方のお作法のような基本ルールをインプットしました。また、抽象化ブロックシートをもとに頻出論点から優先的にインプットをしました。

 その後、過去問を過去6年分中心に解きました。論点や解答を外した問題があった場合はなぜ外したのか原因を分析し思考を改善し、インプットした知識を自分のものにしていく、ということを繰り返しました。

 二次試験で一番苦労したのはまとまった時間の捻出でした。二次試験は1問解くために80分、最低限の骨子作成だけでも40分は必要です。ある程度まとまった時間を確保し席について問題を解く必要があります。帰宅後に日付を超えて問題を解き、翌朝通勤しながら答え合わせをする、というのが基本スタイルでした。

中小企業診断士を目指す方へ

 この体験記をご覧になっている方には様々な境遇の方がいらっしゃると思います。その中で多くの方に共通しているのは、忙しいなかでどうにか時間をやりくりして勉強時間を捻出していることなのではないかと思います。なので、忙しいということを言い訳にできない、と私は自分に言い聞かせていました。

 次に、二次試験の合格ライン前後の方は実力が拮抗していると思っており、最後はどのキーワードを入れたか、というような些細な差で決まる運の要素もあると思っています。(採点基準も発表されないので、採点者の気分や好みで数点変わるのでは、と独学なので本気で思っていました)ただ、その運を引き寄せるのも努力の結果だと思います。少なくとも間違って合格する試験ではないと思います。

 自分を見つめ、弱みから逃げず、当日打席に立ち、ぜひ合格を勝ち取ってください。

2021年度

速修テキスト利用

井上 祐陽

どんな問題にも対応できる解答プロセス

中小企業診断士を目指した理由

 私が中小企業診断士を目指した理由は2つあります。1つ目は、自分の経験や知識を活かしつつ、資格によって自分の価値を高めたかったからです。私は当時、コンサルティングファームに勤務しており、コンサルタントとして日々経験を積んでいました。その中で中小企業診断士の資格の存在を知り、ファームで培った自分の経験や知識を活かしつつ、コンサルタントの唯一の国家資格によって自分の価値をさらに高められるのではないかと思い、取得を目指しました。2つ目は、中小企業診断士として働く人々に魅力を感じたためです。過去に中小企業診断士として起業経験のある上司や、独立中小企業診断士として活躍する社外の協力者など、仕事を通じて多くの魅力的な中小企業診断士の方と接する機会がありました。そのような経験を通じて、「自分もそのような方々のようになりたい!肩を並べたい!」と思うようになったのが、取得を目指したもう一つの理由です。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 私は1次試験対策には他社の通信講座を利用していました。早稲田出版の書籍は、2次試験対策として速修2次テキストを購入し、1次試験終了後から使用しました。私が早稲田出版の速修2次テキストを選んだ理由は、自分が求めていた考え方によく合っていて、しっくりきたためです。1次試験終了後に2次試験対策として過去問を何事例か解いてみた際、各設問で何が問われているのかがよくわからないことが多く、回答できる問題とそうでない問題の差が大きいと感じました。どのようなプロセスで回答を導けばよいか迷っていたところに速修2次テキストと出会い、「具体→抽象→具体」の解答プロセスを見たときに「これだ!」と思い、購入を即決しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 まず、速修2次テキストの2次試験攻略法を一通り読み、「具体→抽象→具体」の思考プロセスはもちろん、因果関係やMD分析についても学習し、どのような思考プロセスを経て、どのように回答を構成するべきかを、自分の中で築き上げていきました。また、科目別攻略に含まれる演習問題を活用し、どの事例、どのような出題内容であっても、自分が適切なプロセスを踏んで思考を進められているかを意識しながらトレーニングをすることで、再現性を高められるようにしました。上記に加え、抽象化ブロックシートの内容を同時並行で毎日確認し、知識面での補充も行いました。その際、シートの内容を丸暗記するのではなく、キーワードが表す状況や実例などを思い浮かべながら、納得感をもって頭に入れることを心がけていました。その甲斐あってか、試験本番では多くの設問において、大きく外すことなく回答できたという実感をもつことができ、実際に合格を勝ち取ることができました。

中小企業診断士を目指す方へ

 中小企業診断士試験は2次試験が最大の山場です。巷には様々な2次試験対策のノウハウやテクニックが溢れていますが、速修2次テキストの「具体→抽象→具体」の解答プロセスは正攻法であり、それを自分のものにできれば十分に合格できます。速修2次テキストを活用いただき、是非皆さんにも試験合格の喜びと、その先の世界に足を踏み入れる興奮を味わっていただきたいと思います。

2021年度

速修テキスト利用

松井 ゆうこ

私に合った勉強法

中小企業診断士を目指した理由

 中小企業診断士試験受験のきっかけは、職場の通信教育にて中小企業診断士の1次試験対策講座があったことです。そこで中小企業診断士の存在を知り、調べていくにつれ、一企業で働く上でも企業経営全般に関する知識を身に着けておくことは、将来の可能性を広げられるのではと思うようになりました。それに加えて、現在の職種で身につく技術や知識は今後他の業務で生かせるのだろうかとの不安もあり、自己研鑽の意味でも資格取得を目指しました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 TBC受験研究会のテキストは2次試験対策で使用させていただきました。1回目の2次試験受験は過去問分析の参考書のみで臨みましたが、残念ながら不合格でした。次の受験を最後にしようと決め、もう1回頑張ることにしましたが、同じやり方では合格できないと思い、無料で講義動画を受けられるTBC受験研究会の速修2次テキストを購入しました。育休中で子供の面倒を見ながら学習するため、時間割りの決まった予備校に通うことは難しく、隙間時間をうまく使える教材を探していました。完全に独学だとなかなかモチベーションもあまり上がらなかったため、自分の都合のいい時間に講義を受けられるTBC受験研究会のテキストが最適だと考え選びました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

・速修2次テキスト、講義動画

 速修2次テキストを使って講義動画を見ながら自己学習を進めていきました。講義は話し方もわかりやすく、面白かったため途中で投げ出すことなく最後まで見ることができました。学習を始められたのが試験まで残り1か月と非常に遅かったため、動画は1.5倍速で観ましたが、しっかり聞き取れました。時間のない方は早送り再生をぜひお勧めします。

 速修2次テキストでは、各年の過去問の事例企業と実在企業の比較がされているのが興味深かったです。問題作成者がどういった変更を加えているかが分析されており、その変更により回答の方向性を限定したり、強調したい部分があったりすることがわかりました。過去問の解説講義を聞いていくうちに、与件文中のどういった表現に気を付けながら読み進めていけば良いのかがわかるようになっていきました。

 具体→抽象→具体の解答プロセスの重要性については講義動画にて理解できたのですが、最初はなかなかうまくできませんでした。ですが、解説講義で数年分の過去問に取り組んでいく中で次第に慣れていき、そのプロセスで回答を作ることができるようになりました。

・抽象化ブロックシート

 抽象化ブロックシートは毎日のように使わせていただき、非常に重宝しました。キーワードがわかりやすくまとまっており、インプット・アウトプットともに効率よくできました。使い方としては、ブロックシートのページを切り離してさらに半分に裁断し、穴を開けてリングを通してカードのように作り変えました。外出先にも持ち歩き、子供が寝ているときに確認したりするなど、繰り返し頭に入れるようにしました。また、上記の具体→抽象→具体のプロセスにて、抽象化する際に知識が足りないため、そのたびに抽象化ブロックシートで調べて覚えるということを繰り返しました。

中小企業診断士を目指す方へ

 2次試験は手ごたえがなく、勉強していても合格に近づいているのかどうかが非常にわかりづらく、精神的にも辛い試験だと思います。それでも、用語が出てきたときに関連知識がたくさん頭の中に浮かんできたり、与件文の重要キーワードがわかるようになってきたりして、自分は成長しているのだと言い聞かせて学習を続けました。

 合否はほんの数点で分かれてしまうことも多いようです。1点でも多く点数を勝ち取れるよう、最後まであきらめずに頑張りましょう!

2021年度

速修テキスト利用

小倉 圭

無料講義を短期間で集中受講

中小企業診断士を目指した理由

 会社経営にあたっての幅広い知識を身につけるため、中小企業診断士を目指しました。

 元々、自分の持っている知識の分野が偏っていたため、幅広い分野の知識を取り入れていくことが課題でした。また、同時期に、中小規模の会社と関わりの深い部署に異動になったこともあり、中小企業診断士という資格に興味を持ち、チャレンジすることにしました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 基本的には、自分のペースで学習を進めたかったことや、コスト面の関係もあり、独学で学習を進めようと決めていました。

 択一式の1次試験は大きくつまずくことなく学習を進められたのですが、記述式の2次試験はどのように回答していけばよいか、もっと言えば、どう勉強を進めていけばよいかの道筋が全く見えず、解き方のプロセスを解説してくれる書籍が必須だと感じました。しかし、過去問題集は多数出版されていましたが、そもそもの解き方を解説している本は想像以上に見つかりませんでした。

 そうした中で、TBCの「速修2次テキスト」を見つけ、書店で内容を確認したところ、解き方+必要な知識が手厚くカバーされていたため、これだと思い、すぐに購入しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 1次試験終了後に2次試験の対策を始めたので、時間に余裕がない状況でした。そのため、「速修2次テキスト」の動画を2倍速にして短期間で集中受講しました。また、通勤時間等に並行して「抽象化ブロックシート」を読み込んで、知識を詰め込みました。

 また、企業経営理論の知識について、2次試験を意識して再確認する必要があると考えたため、「速修テキスト3 企業経営理論」を購入し、こちらも2倍速で動画を視聴しました。

 その後は、「具体→抽象→具体」の解答プロセスを意識して過去問演習を行い、解答に必要な知識(具体→抽象)を分析し、不足があれば1次試験のテキストで知識を再確認し、次の過去問を解く、というサイクルで学習を進めました。

中小企業診断士を目指す方へ

 中小企業診断士の学習で身につけた知識は、普段の業務で活用できることを既に実感できており、間違いなくこれからのキャリアに役立つものになると考えます。そういった意味では、時間をかけて勉強する価値のある資格だと思います。

 独学の方は、2次試験が大きな関門になるのではないかと思いますが、この点、TBCの「速修2次テキスト」では、解き方のプロセスが手厚く解説されており、講義動画でポイントが効率的に確認できるため、挫折することなく学習を進められると思います。

 勉強法に悩まれている方には、ぜひTBC受験研究会の教材を選んでいただければと思います。

2021年度

速修テキスト利用

岡田 明信

最小の費用で最大の効果

中小企業診断士を目指した理由

 金融機関に勤め15年程経過した時、他の社員と差別化を図ろうと苦労して社会保険労務士資格を取得しました。しかし、当時は経理部に所属し、習得した社会保険などの知識が直接的に業務に活かされないため、他のスキルも習得しようと考えました。その時、中小企業診断士資格を保有している後輩から社内だけでなく、将来の独立においても役に立つ資格と薦められました。市販のテキストを見て、自分が学びたいことと一致し、且つ頑張れば短期間で取れると思い決心しました。また、実家は農業で、栽培している果物などの販売支援などに活用できればと思い勉強を始めました。一次試験の勉強を始めた頃は、今まで知らなかったことを学べて、以前より成長し たかと思うと、勉強を始めてよかったとつくづく思いました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 1~2年で取れると思っておりましたが、結果的に2次試験は9年連続で受験し、9年目でようやく合格しました。自分自身の甘えや勉強不足が8回も落ちた一番の原因ですが、勉強方法なども問題がありました。2次試験は大手予備校の通学コースを受講しておりました。最初に受講したコー スでは、設問分や与件文解釈から解答作成までのメソッドが抽象的であり、答えを当てにいくようなやり方でした。また、解答構成の指導も特になかったため、160字ぐらいの問題になると100字ぐらいしか埋められませんでした。予備校の多くの問題を何度も解き、時間をかけましたが全く成長できませんでした。その後、他の講師のコースを受講して、知識を軸にした解釈や解答構成を教えていただき、点数は飛躍的に伸びましたが、1点や2点足りない不合格が続き、次年度は合格だと思った8年目は38点足りない大惨敗でした。私の1番の弱点は、学生の頃から国語が苦手ということもあり、与件分の内容解釈や解答作成・編集に時間がかかりすぎることでした。これまでかけた費用が埋没コストになるが、 受験をやめようかと思っていた時に、たまたまYouTubeでTBC受験研究会の山口先生の2次速修テキストの講義を見ました。その講義では、具体抽象具体のプロセスから、設問分の解釈方法、与件文を1文づつSWOT分析し、解答構成も簡潔にまとめるメソッドが解説され、まさに自分が求めているものがTBCメソッドにあリました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 今までの自身の解答に至るまでのプロセスをすべて改めました。2次速修テキストでTBCメソッ ドを学んでから、過去問のTBC書籍・DVDを購入し、自身のSWOT分析や解答に至るまでのプロセスが講師の解説と同じようになるまで繰り返しました。昨年までは、他の予備校の演習を解くのに 時間を費やしておりましたが、今年はTBCメソッドを身に付けることに時間を費やしました。演習については、TBCメソッドがある程度身についてから、TBCの演習のみやりました。他校の模試の問題も取り寄せましたが、問題構成や解答例がTBCと違う感じがしたため、悪い癖がつくと思い解くのをやめました。

中小企業診断士を目指す方へ

 中小企業診断士は、1次試験は頑張れば通過できますが、2次試験は非常に難しい試験だと思い ます。人によって、戦略系の事例Iが苦手な人、財務会計の事例IVが苦手な人など様々で、勉強方法や解答プロセスに正解はないと思います。必要なことは、自分にあった予備校・講師を選び、信じて愚直に続けることです。最小の費用で最大の効果が得られたのは、自分にあった予備校・講師に出会えたからです。 合格発表で自分の受験番号を見つけてから、8年も悔しい思いをしたためか、寝るのが勿体無いと 思うくらいテンションが上がっております。今年残念な結果の方は、諦めず、TBCを信じて勉強を頑張ってください。必ず結果がついてくると思います。

最後になりましたが、統括講師山口先生はじめ諸先生方、本当にありがとうございました。

2021年度

速修テキスト利用

小高 慎平

合格に直結する1次知識と抽象化ブロックシート

中小企業診断士を目指した理由

・中堅の年代となり、後輩指導等を行うにあたり、今まで学んできたことを体系的に整理する必要があると感じたため。

・職業柄(金融機関勤務)、顧客と接する機会も多く、顧客としっかりとしたコミュニケーションをとるためには、業界知識等はもちろんのこと、根幹となる経営戦略や運営管理の知識が必要であると感じたため。また、自分自身の蓄積した知識がどこまで通用するかを試してみたかったため。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

・コスト面

 大手予備校の通学であれば、1次・2次の対策を含めて約20~30万円はかかってしまう。一方、早稲田出版の速修テキストであれば、1次試験対策としては書籍代のみ(約2万円)でユーチューブによる動画講義も含め、大手予備校の通信講座と同等の効果が得られるため、コスト面において大きなメリットがあると感じたため。

 2次においても、2次速修テキストと過去問題集に加え、過去問は協会のHPからダウンロードすることでコストを最低限に抑えることができた。

・品質面

 過去の先輩方の体験談においても多く語られているが、講義動画の品質がものすごく高く、独学でも勉強方針に迷いが生じないため。また、他の独学用テキストに比べて前年度の試験内容に伴うリバイスが頻繁に行われており、試験委員の傾向に即したテキストであると感じたため。

 無料で高品質な講義を繰り返し好きなタイミングで聞けることが1番の強みであると思う。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

・書籍(1次速修テキスト)

 通勤時間が片道1時間30分と長いため、往復の電車の中でスマホで講義受講。仕事帰りの喫茶店や帰宅してから、後半についている過去問に取り組み、知識の定着化を図った。直前期は過去問題集を購入し、過去5年間分を3週程度行い、アウトプットを徹底した。

・書籍(速修2次テキスト、過去問題集)

 (1次終了まで2次の勉強を行っていなかったため)2倍速でインプット講義を視聴。2次の対策として充実した講義内容であり、この内容をテキスト代のみで見られてしまうことに驚いた。また、抽象化ブロックシートは、本から切り離して4つに切り、覚える内容に暗記ペンで色づけし、通勤の時間に電車の中で丸暗記するまで作業を繰り返した。また、1次の知識の繰り返しが大切と講義で聞いていたので、1次速修テキストの企業経営理論と運営管理の2次関連部分については、1次の試験後から2次試験までに2倍速で2回転した(特に試験委員対策として重要と話されていた部分は重点的に復習した。)。本番において、やはり初見問題に焦ったが、1次の知識(抽象化ブロックシート)がしっかりしていたため、大崩れしない解答ができたのではないかと感じている。

 過去問題集は、各事例について考え方(特に、具体→抽象→具体のプロセスを示す部分)が丁寧に解説されており、自身の解答のプロセスについて深く振り返ることができた。本番では過去問と同じ問題はでないため、考え方をしっかりと整理する必要がある。そのために大変参考になった。

・模試(2次)

 独学であったため、過去問も解きっぱなしとなってしまうことが多い中で、模試を受けることで自分自身に足りない知識などを浮き彫りにしてくれる効果があった。模試で3事例が40点代と大赤点であったが、どこのポイントを復習すればいいのか丁寧にコメントしてもらったため、学習の指針となった。

中小企業診断士を目指す方へ

 膨大な勉強時間(私の場合は、1次750時間、2次250時間)が必要であり、ご家族の理解を得るのも大変かと思う。ただし、勉強したことは必ず自分自身に返ってくるし、日々の仕事等を行う中でも自信につながる。速修テキスト等を使えば、コストも抑えられ、投資効果はかなり高い資格である。継続して勉強する習慣も遅ればせながら身についた。勉強を開始して良かったと心から思う。

2021年度

速修テキスト利用

細川 隆一郎

多年度受験生

中小企業診断士を目指した理由

 コーチングを教わっていた先生が中小企業診断士をしており、この資格に関心を持ちました。将来のキャリアについて、このままでよいのかと不安を抱いていました。そして独立したいと思い、中小企業診断士の資格を取得を目指すことにしました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 中小企業診断士の学習を始めた頃は、某通信教育会社の教材で勉強していました。1次試験を受けた後、教材が試験に対応しきれていないと感じたのです。(テキストの内容が少なくかつ情報が古い)このまま学習を続けても1次試験の合格は難しいため、教材を変えないといけません。しかし、すでに上述の教材に10万円以上払っていたため、予備校に改めて通うのは抵抗がありました。

 そこで市販の教材を探しました。そして早稲田出版の速修テキストに出会いました。速修テキストはわかりやすく、試験の傾向に応じて毎年改訂されます。しかも、クオリティの高い講義がYouTubeで無料で視聴できるのです。

 講義は何度も繰り返し見ました。そして、財務会計、経済学や経営法務など、苦手な分野を克服できました。1次試験は速修テキストだけで難なく突破できるようになりました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

(1次試験)

 前述の通り、早稲田出版の速修テキストと講義だけで合格できます。勉強をはじめてしばらくはインプット中心で学習を進めます。具体的には、テキストを読む→講義を聴く→問題を解く、のプロセスを繰り返します。以上のプロセスを繰り返してインプットできたと思ったら、問題を解く→わからなかったらテキストを見る(講義を聴く)、というようにアウトプット中心の学習に切り替えます。アウトプット中心にすると、短時間で効率よく学習することができます。覚えるのに近道はなく、反復あるのみです。

 先輩の合格体験記を読むと分かるとおり、勉強方法は人それぞれです。色々試してみて自分に合ったやり方を探してみてください。

(2次試験)

 2次試験は速修テキストに加えて、DVD通信講座を受講することをお勧めします。速修テキストだけで合格したという方がいるようですが、一般的には真似ができないと思います。2次筆記試験は記述式です。なんでも書ける気がしますが、何を書いてもいいというわけではありません。問題を作った人が想定する方向に回答をまとめる必要があります。自分の回答がよいかを自分で判断するのは難しいものです。DVD通信講座では、自分が書いた回答を客観的に採点してもらうことができます。間違った方向に努力すると後で修正するのは容易ではありません。採点結果を見て勉強の方向が正しいか、チェックしながら勉強することが大切です。

 DVD通信講座にはスクーリングもあります。志を共有する仲間との勉強は大いに刺激になりますよ。

中小企業診断士を目指す方へ

 令和3年度の2次筆記試験に合格しました。2次筆記試験は4回目での合格です。2014年に中小企業診断士の学習を始め、合格するまで約8年かかりました。

 中小企業診断士の勉強をしてよかったことは、勉強が好きになった事です。また、勉強が習慣になりました。間違いなく、大学受験の時より勉強しました。そして、試験でこれほど苦戦したことはなかったです。諦めずにやり遂げたことが私の大切な財産です。

 中小企業診断士の試験は勉強を開始して2〜3年でストレート合格できる人と、2次試験を3回以上受験する多年度受験生になる人に分かれる傾向があります。「自分はもう歳だから…」「2次試験は*回受けた。今年合格できなかったらやめる。」と途中でやめる人を見てきました。そうした人を見て、「折角、2次試験に進めるだけの実力があるのに勿体ない。」と思っていました。

 しかし、私自身が多年度受験生となり、途中でやめる人の気持ちが理解できたのです。合格できないのはやはり原因があります。そしてその原因は自分の中にあるのです。人は自分の弱みに気が付きにくいものです。アドバイスを受ける機会があったら素直に受け止めるようにしてください。素直に受け止めきれなかった私からのアドバイスです(笑)。

 私が2次試験に苦戦した理由は、合格しなければならないという焦りだったと思います。誰もが合格したいという思いで試験に臨みますが、その思いがあまり強いと却って逆効果となるのです。2次筆記試験は与件の企業が置かれた環境を俯瞰して大局的な視点で考える必要があります。合格しなければという焦りは、与件文を素直に読むことを妨げ、回答の軸がずれてしまっていました。

 勉強は無理をせず、睡眠を適切にとるようにしてください。睡眠時間を削って勉強すると、勉強した気になりますが、気がつかないうちに記憶、思考力が低下し、結果的に効率が悪くなります。仕事が忙しい時は、短い時間でもよいので勉強は毎日継続してください。

 1次試験は科目合格よりも7科目を一度に合格するのを目指した方が良いと私は考えます。科目ごとの難易度は毎年変化しています。難しくなる科目もあれば、点数が取りやすくなる科目があって、それらが毎年変わるのです。科目合格を目指す人は、「リソースをその科目に集中すれば高得点が取れる」と仮定しています。しかし、時間をかけて勉強したとしても翌年にその科目が難化した時は点数が思ったより伸びないのです。受験しなかった科目が易化していたりします。だから、7科目全部受験して7科目平均で60点を超える戦略が遠回りのようで合格の可能性が高くなります。そして1次試験は合格しても2次試験に合格するまで毎年7科目全て受験します。つまり、1次試験に合格した年の2次筆記試験が受からなければ、翌年も1次試験の7科目を全て受験するのです。前年に1次試験に受かっているのですから、翌年の1次試験も合格できる可能性は高いです。

 1次試験に合格したら、2次試験を受ける資格は2年有効なので、来年も2次筆記試験を受けることができますね。すると、「仮に今年の2次筆記試験に合格しなかったとしてもまた来年がある」という心理的余裕ができ、その年の2次試験に余裕を持って取り組むことができるのです。私はこの方法で、「合格しなければならない」という焦りを緩和させることができました。

 中小企業診断士を目指す方が増えれば日本はより発展すると確信しています。皆さん、ご健闘をお祈りします。

2021年度

速修テキスト利用

都築 直哉

無料動画の徹底的な活用で奇跡の短期合格

中小企業診断士を目指した理由

 私は、弁護士として約10年間活動してきました。当初は個人のお客様からご依頼を頂くことが多かったのですが、徐々に中小企業様からのご依頼が増えてくる中で、法律的観点のみからず経営的観点からも広くアドバイスができる弁護士になりたいと考え、一念発起して中小企業診断士資格の取得を目指すことにしました。

 また、私は、弁護士登録当初より、出身法科大学院で司法試験の受験指導を行っていたのですが、その中で、自分なりの「効率良く資格試験に合格する方法」が見えてきていました。このような方法につき、自分を実験台にして試してみたかった、ということも中小企業診断士試験受験の理由の一つでした。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 「中小企業診断士試験を受験しよう」と決意した後、まずはインターネットで情報を収集したところ、早稲田出版の一次試験に関する動画が目にとまりました。どうやら一次試験の範囲が網羅的に動画に収録されているようであり、視聴してみたところ非常にわかりやすい語り口で詳細な講義がなされていましたので、「早稲田出版の動画を信じてみよう」と思い、速修テキストを買い揃えて勉強を開始しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

(1)一次試験対策

 私は、司法試験の受験指導経験から、①過去問を解きながら知識を蓄積する、②講義は「復習」ではなく「予習」として使うということが学習効率を高めるものと考えていました。そこで、①テキストを読む前に動画を視聴する、②動画視聴が終わった範囲の過去問(第2部)を解く、③過去問を解いてわからなかったところはテキスト(第1部)を読んで確認する、④復習は章末の「必須テーマ○☓チェック」を解いて暗記する、という方法で一次試験対策を行いました。なお、動画は、全て倍速で、趣味のジョギング中や、移動中の車内、皿洗いなどの家事中などに聴いていました。倍速にしたのは、試験勉強を開始したのが令和3年6月で一次試験までの期間があまりなかったということもありますが、ゆっくり1回聴くよりも、倍速で2回繰り返した方が頭に残るのではないか、と考えたことによります。教室講義と異なり、動画での講義は、いつでもどこでも講義を聴けるということのほか、自分で速度を自由に変えられるということも大きなメリットだと思います。

 その結果、財務会計と経営法務は免除を使ったので5科目ではありますが、試験勉強を開始してから約2か月間で何とか一次試験を突破することができました。

 特に、「経済学・経済政策」では、完全初学者からのスタートであったにもかかわらず、山口先生のわかりすい講義のおかげで、80点という高得点をとることができました。

(2)二次試験対策

 勉強開始から一次試験までの期間が短かったこともあり、一次試験を突破できるとは考えておらず、一次試験終了後にゼロから二次試験対策を開始することになりました。

 一次試験が早稲田出版の動画のおかげで合格できたということもあり、二次試験についても早稲田出版の「速修二次テキスト」を購入して学習の軸に据えました。

 その中で、「知識を軸に」問題を解くことが重要と考えましたので、①過去問演習のほか、②「速修二次テキスト」の講義動画の繰り返しの聴講(3回は繰り返しました。)、③「抽象化ブロックシート」の暗記、④「速習テキスト」の財務会計、企業経営理論、運営管理の講義動画の繰り返しの聴講を行いました(こちらもトータル3回以上は聴講しています。)。私は一次試験の財務会計で免除を使ったことから、事例Ⅳの学習は本当に大変でしたが、講義動画の繰り返しの視聴と過去問演習を繰り返し行うことで何とか他事例の足を引っ張らない程度のレベルにまで辿り着くことができました。

中小企業診断士を目指す方へ

 私が合格することができたのは、ひとえに早稲田出版の講義動画のおかげです。趣味のジョギングの時間や移動時間、家事の時間などを活用することで、ストレスなく学習を継続することができたことが勝因であると感じています。

 この試験(特に二次試験)は多分に「運」の要素が強く、私も「運」に恵まれたというに過ぎないところではありますが、講義動画を何度も繰り返し視聴し、過去問と向き合えば必ずや合格圏内に入ることができると思います。みなさんも、早稲田出版・TBC受験研究会の講義を信じて頑張っていただければと思います。

2021年度

速修テキスト利用

櫻井 智

諦めなければ合格は勝ち取れる。 

中小企業診断士を目指した理由

父親が自営業を営んでいたが、我々兄弟が事業を引き継がなかったため、大手の業者へ事業を売却することになりました。

 その時、私は金融機関に勤務して15年以上のキャリアがありましたが、事業承継やM&Aを扱った経験が無かったため、父親にアドバイスをすることが出来ず、結局、先方の業者の言い値で事業を売却することになってしまいました。

 その時に感じた無力感から、いつか父親と同じような、相談相手が誰もいない経営者をサポートしたいと考え、そのためにはどのような知識を付けたら良いのかを調べたところ、中小企業診断士という資格があることを知り、資格を取得することを決意しました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 1年目の受験の時に1次試験は市販のテキスト・問題集で何とかなったものの、2次試験は市販のテキストだけでは何を書いたら合格出来るのか、さっぱり理解することが出来ず、途方に暮れていました。

 2年目を迎えるにあたり、受験予備校を探していたところ、山口先生が主催するキャリアアップセミナーに参加し、山口先生の軽快な語り口に惚れ込み、2次集中DVD講座を受講することにしました。2次集中DVD講座を受講して、その年に合格することが出来れば、執筆機会を得ることが出来るライティングセミナーに無料で参加する権利をもらえるということもTBC受験研究会を選んだ理由の一つです。2次集中DVD講座は前提として、速修2次テキストで学習をしていることが求められていたので、早速、速修2次テキストを購入しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 速修2次テキストは、YouTubeでの講義も付いており、信じられないくらいコストパフォーマンスが高いです。山口先生の講義は非常に分かり易く、また長時間視聴していても飽きが来なかったことが印象的でした。

 また、抽象化ブロックシートは、診断士試験で必要な知識が凝縮されており、スマホで写真を撮り、時間がある時にいつでも見ることが出来るようにして活用しました。

 2次集中DVD講座の添削も非常に丁寧で大変勉強になり、今年こそは絶対に合格できると自信が持てるほど、仕上がったつもりでしたが、実力が足らず、その年の2次試験は不合格になってしまいました。

 2回目の受験だったので、次年度の2次試験受験資格も喪失し、心が折れかけましたが、再度、TBCのキャリアアップセミナーに参加し、山口先生のお話を直接聞くことで、中小企業診断士に合格した後の自分の姿を想像し、再度、立ち上がる勇気を頂くことが出来ました。

 その翌年、1次試験は無事通過することが出来ましたが、2次試験は別の受験予備校の講座を取っており、またしても残念な結果となりました。

 4度目の今年、更に違う受験予備校を利用しながらも、抽象化ブロックシートを本当に穴が空くほど見ることで、中小企業診断士2次試験に必要な知識は万全にすることが出来ました。そして、やっと合格を勝ち取ることが出来ました。

 4度目の2次試験が終了した後、気が抜けてしまい、全く口述試験の準備をしていませんでしたが、合格発表後の1週間で口述試験の準備が出来たのも、抽象化ブロックシートで知識を完璧にしていたからだと思います。抽象化ブルックシートは口述試験対策でも非常に有用でした。

 私が何とか4回の2次試験の中で、心を折らずに受験しきれたのも、山口先生のおかげだと思っています。本当にどうも有難うございました。

中小企業診断士を目指す方へ

 私自身、3回の2次試験不合格を経験する中で、どのようにすれば合格できるのか、道を失い、「自分は中小企業診断士に向いていないのではないか」、「人生、諦めが肝心なのではないか」と心が折れそうになる事が何度もありました。養成機関を真剣に調べた事も何度もありました。しかし、諦めずに受験し続ければ、いつかは合格することが出来ます。

 まだ合格して間もないですが、先輩診断士のお話を伺う機会が早速、何度かありましたこの資格、合格すると本当に世界が広がります。50歳を過ぎて、このような未知の世界へ踏み出すことが出来るとは想像もしていませんでした。

 受験期間が長期に渡っている方も、諦めずに受験し続ければ、必ずこの景色を見ることができると思いますので、是非、頑張ってください。

2021年度

速修テキスト利用

水橋 大成

コスト・リターン最強の独学ツールで楽しみながら突破! 

中小企業診断士を目指した理由

 私は大学時代に経営工学を学んでおりました。大学時代の友人が中小企業診断士を取得するのを見て、いつかは自分も中小企業診断士を取得したいな・・と漠然に思っておりました。しかし、当時は大手予備校の授業料が高く、経済的な余裕がなかった私は、結局受験には至りませんでした。その後、社会人になり、仕事も落ち着いてきたところで学生時代からの夢であった中小企業診断士に挑戦することを決意しました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 中小企業診断士への挑戦を決意したものの、自分は妻子持ち・かつ共働き夫婦であったため、休日に予備校に通う時間的な余裕はありませんでした。また、飽きっぽい自分は通信講座も続ける自信がなかったので、結局市販のテキストで対応することにしました。そして1回目の受験では、大手予備校の市販の参考書を購入し、試験に臨みましたが結果は惨敗・・。やはり市販の参考書での独学は無理なのか・・と思ったとき、書店で偶然目にしたのがTBCの速修テキストでした。「無料動画付き?よくあるサンプル動画でしょう?」と懐疑的になりつつYOUTUBEを見たところ、山口先生を筆頭とするプロ講師陣が惜しみもなくノウハウを伝授している姿は、私にとって衝撃的でした。そして、何よりもコスパが素晴らしい。証券アナリスト資格を保有し、常にコスト・リターンばかり考えている自分はグッときました(笑)。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 一次試験は知識の積み重ねが重要との認識でしたので、速修テキストの過去問(良問が厳選されており出題率が高い!)を3回繰り返し、理解の浅いところは動画で復習するなどPDCAサイクルを続けることを意識しました。二次試験では、2次速修テキストの演習問題は当然繰り返し行っておりましたが、山口先生から一次知識(特に企業経営理論)の重要性を教示いただいておりましたので、一次試験後も企業経営理論の動画は繰り返し視聴しておりました。そして、ワイヤレスイヤホンとスピーカーを購入し、ジムやランニング、またキッチンでの自炊中などに断続的に聞き、知識を深めていきました。ちなみに、山口先生をはじめとする講師陣の臨場感のある講義のお陰で、自分の私生活と両立しつつ、楽しみながら勉強できたため、あまり辛さはありませんでした。二次試験合格後も暇さえあれば経済学の動画を視聴している状況ですから(笑)。

中小企業診断士を目指す方へ

 中小企業診断士は、一次試験の法務が劇的に難化したり、二次試験は模範解答が存在しないなど、一筋縄ではいかない試験です。なので、結果(合格)だけ求めると、長続きしないと思います。また、勉強するプロセスも楽しむ気持ちで取り組むと結果も自然とついてくると思います。中小企業診断士は独占業務がありませんが、診断士の知識と自分の既存知識・スキルを組み合わせることで、自分の市場価値は劇的に高まると思います。皆様もぜひプロセスを楽しみながら挑戦し、コスト・リターンの最大化を図ってください!投資額は1冊2,500円、飲み会代よりも安いですよ(笑)

2021年度

速修テキスト利用

井上 雅之

完全撤退からのストレート合格 

中小企業診断士を目指した理由

 「中小企業診断士」の資格を初めて知ったのは、後輩が受験していたからでした。当時は、大企業に勤めているのに、なぜ中小企業診断士を受けているのかな?と思ったくらいであまり関心がありませんでした。その後、数年の時が過ぎ、管理職になるタイミングで人事異動があり、通勤が往復2時間程度になり、毎日電車に揺られながら、この無駄な時間を何か有効活用できないかと考えるようになりました。車内に流れるニュースに目を向けると、大企業の粉飾決算や不祥事で多くの罪のない従業員が巻き込まれていく。従業員がいくら優秀でも経営者がきちんとした倫理観を持って経営をしないと、不幸な人たちを生んでしまう。経営の重要性を感じていた時期でもありました。社内では、管理職向けのMBA関連の研修を受講しており、そのとき後輩が受験していた「中小企業診断士」なるものが頭をよぎりました。そうか、この無駄な通勤時間を「中小企業診断士」の勉強の時間に充てることで、現在の会社を卒業したときに、この資格を活用した経営の力で社会貢献ができるのではないかと、いつしか考えるようになったためです。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 勉強を開始しようと考えた当時、最寄りの本屋には某大手受験予備校の書籍しか置いていなく、早稲田出版の存在は知りませんでした。年明けインフルエンザに罹患し寝込んでいた最悪な時期に、勉強仲間からTBC受験研究会の紹介があり、1週間自宅待機の期間にYouTubeの講義動画を拝見したところ、山口先生のやる気に満ちた講義を見て、中小企業診断士の勉強はこれでやってみようと決心しました。早速、1次と2次のテキスト、過去問題集を購入しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

1次試験の学習

 2次試験を意識した学習を行いました。特に、速修テキスト「財務・会計」、「企業経営理論」、「運営管理」を中心に学習しました。まずは、YouTubeの講義動画を聞き流し、各章を終えるごとに必須テーマ[〇・×]チェックを行いました。解答・解説を見ても理解できないところは、再度YouTubeの講義動画を見直し理解を深めていきました。次に、過去問題集で直近3年以内の問題を解き、解答・解説を見て理解できないところは、再度YouTubeの講義動画を見直し理解を深めていきました。これを1周行い、2週目は1周目間違えたところのみ、3週目は2週目に間違えたところのみを再度解答しなおしました。テキストに解答結果が正解だったものを〇、不正解だったものを×として日付入りで記録しました。当然、忘却曲線に従い、1回目解答と2回目解答の期間が長くなるほど、記憶が定着していないと不正解のリスクが高まります。どれくらいで定着するかは人によるかと思いますので、まずは自分の記憶の癖を理解することが重要になるかと思います。すると、受験日から逆線表を引き、何日前に何の復習をしておけば合格確率が高まるか見えてくると思います。この方法で1次試験はクリアできました。

2次試験の学習

 まず、ブロックシートをコピーし、番号ごとに分割し、ブロックシートをハサミで番号ごとに分割し、「共通編」「事例Ⅰ」「事例Ⅱ」「事例Ⅲ」「事例Ⅳ」と5分冊に束ねました。表面にはブロックシート、裏面には各シートのポイントとなる質問、例えば、「5つの競争要因は?」など質問を書き、冊子型の単語カード的なものを作成して、裏面の質問に回答し、表面のブロックシートで答えを確認する学習を繰り返し記憶の定着を図りました。ブロックシートが一通り記憶できた段階で、速修2次過去問題集を解き、記憶があいまいで間違ってしまった論点を含むブロックシートを繰り返し復習し定着化を図りました。TBCのブロックシートを活用して着実に2次本試験の点数は伸びてきたものの、事例Ⅱと事例Ⅳが足を引っ張り2次試験合格に至らず、努力がかならずしも成果につながらず、勉強仲間には完全撤退を宣言しました。

 その後、中小企業診断士からは一旦離れ、本業に直接関係ある資格取得に専念しました。こちらの資格も難関資格だったのですが、すんなり合格できました。この違いは何なのだろうと考えたときに過去問を重視した勉強かどうかという点でした。それに気づいたのが令和3年5月の連休明け。昨年に続き令和3年度も7月に1次試験かと思い込んでいましたが、確認すると8月の盆明けにずれていた為、一旦撤退したものの令和3年度の2次試験は過去問重視に方針転換すればいけるのではないかとの予感があり、再度挑戦しようと考えました。特に直前期は、模試や演習問題などには手を付けず、過去問とYouTubeの解説動画を繰り返し視聴することで、抜けがちな論点・考え方をブロックシートからエクセルシートに転記し一元管理しました。これを俯瞰してみることで、そこから見えてきた自分に不足している考え方、作問者が中小企業診断士として書いてほしい解答の方向性が見えてきました。ブロックシートを自分用にカスタマイズしたと捉えることができるかと思います。そして、本番で抜けがちな論点・考え方に注意し解答の方向性を組み立てることで、本年度合格を勝ち取ることができました。

中小企業診断士を目指す方へ

 他の資格は効率的に取得できるのに、中小企業診断士2次試験だけは、努力の方向性が分からなく、迷走し苦しんでおられる方がいらっしゃるかと思います。今年を最後に撤退しようと思われている方もいらっしゃると思います。あきらめずに合格するまで継続して頑張ってくださいとは言いません。私も一度完全撤退した人間だからです。一度は離れてみてもいいと思います。一度離れて振り返ると、やはり中小企業診断士2次試験は適性試験の性格ももっており、他の資格試験とは異なるというのが実感です。大企業の中にいる人間が、中小企業に寄り添うための適性を体得するためには、愚直に過去問を繰り返し、中小企業診断士として何が求められているのか、解答してほしい欲しい方向性は何なのかを体得するしか道はないと思います。難しい過去問を繰り返し解くなんて、一見非効率で遠回りしているようですが、一番の近道だったというのが今思うところです。もちろん、ブロックシートなどで積み上げた正しい基礎知識があるというのが大前提で、そのうえで適切に中小企業診断士として、中小企業に寄り添うための適性を体得するための方法が、過去問を通じた訓練であると実感しているところです。多年度受験で苦しんでおられる方の参考になれば幸いです。

2021年度

2次短期DVD通信講座

林 淳平

TBCメソッドで掴んだ合格

中小企業診断士を目指した理由

 中小企業診断士目指した理由は、自分自身のスキルアップのためです。職業柄、中小企業経営者と接する仕事をしていたため、中小企業診断士の存在は知っていました。どのような資格なのか興味本位で調べたところ、仕事に必要なコンサルティングに関する知識を体系的に幅広く学ぶことができると知り、20代のうちに何か挑戦したいと考えていたこともあり、勉強をする覚悟を決めて挑戦し始めました。

なぜ、TBC受験研究会を選んだか

 当初、1次試験の学習は某通信教育を活用していましたが、移動中を有効活用することができておらず、解決策を考えていました。解決策を模索する中、TBCの動画配信の存在を知り無料とは思えない講義動画の質の高さと場所を問わない学習スタイルに感動し、テキストなどを移行しTBCでの学習を開始しました。

 2次試験学習においても速修テキストでの山口先生の講義を拝見し、先生方の講義と、講座のカリキュラムをこなし、TBCメソッドを極めたら合格できる自信を持つことができたため、5月頃に2次短期DVD通信講座を申し込み、TBCメソッドでストレート合格を目指すことにしました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

【1次試験の学習】

・講義動画視聴後、後半の過去問に取り組みアウトプット、不明点はテキストに戻る。

・移動中に周辺の講義動画を倍速で見る。

を繰り返し行うことで問題を見ただけで解説できるレベルまで持っていきました。過去問は全科目6年分を5周以上は行いました。

【2次試験の学習】

・「速修2次テキスト」

・「2次短期DVD通信講座」

・「2次過去問題集」

を活用しました。

 また、特に意識して学習すべき事として

抽象化ブロックシートの理解

暗記ではなく理解を重視しました。関連知識をブロックシートに書き込み、講義動画で理解を深めることで、与件文の抽象化や、解答を作成する際にとても有効活用できました。

TBCメソッドの習得

具体→抽象→具体のプロセスを繰り返し、無意識に行えるように訓練しました。自分自身の解答プロセスについて深く振り返ることができ、実力完成演習や過去問演習の質を高めることができたと感じました。

事例Ⅳ対策

MD分析と事例Ⅳ特訓演習を繰り返し行いました。難化傾向といわれる事例Ⅳの対策として充分だと感じました。

中小企業診断士を目指す方へ

 途中で合格できるのか不安になることもありました。また、何を信じて勉強したら良いか迷うこともありました。そのような中、Youtube上で、山口先生との出会いがありました。1次試験の無料講義動画はもちろん、2次通信講座も研究しつくしたとても素晴らしいカリキュラムだったと感じております。

 先生方の講義や添削、TBCメソッド、抽象化ブロックシートの知識を極めれば合格できると初めてコンパスを手にした気がしました。絶対ストレート合格する気持ちで、信じた教材をやり抜きました。

 恥ずかしながらこれまでの人生の中で最後までやりきったといえる挑戦が無い私ですが、TBCで学習することで社会人ストレート合格ができましたので、この体験記が少しでもみなさんの参考になれば幸いです。

2021年度

速修テキスト利用

植竹 博人

2次試験本番の心の支え

中小企業診断士を目指した理由

 私が中小企業診断士を目指した理由は、会社経営に関する知識を身に着けたいと考えたからです。私はメーカーで開発業務に携わる中で自分の仕事が会社にとってどのような意味があるのだろうか、また労働組合活動の中で人が輝いて働ける職場とはどのような会社なのだろうと考えていました。そんな中、企業戦略・マーケティング・組織運営等を学べる中小企業診断士の資格に興味を持って受験することにしました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 1次試験対策では他社の通信講座で勉強しており、特に問題なく学習を進めることができました。しかし、2次試験の学習では過去問の解説は理解できるのですが、新しい問題に取り組むと何をどのように回答したらよいのか分からないことが多くありました。そこで、見慣れない問題にでも安定して解答できるような解答プロセスを学ぶ必要を感じました。多数出版されている参考書の中で、TBCの速修2次テキストでは解答プロセスに重点が置かれており、この本しかないと思って購入しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

(1)速修2次テキスト

 速修2次テキストを用いて3つのことを行いました。①動画を2倍速で受講し、具体→抽象→具体の解答プロセスの学習、②解答に必要な知識となる抽象化ブロックシートの暗記、③抽象化ブロックシートに関連する知識の復習です。

(2)過去問題集

 速修2次テキストで学んだ具体→抽象→具体の解答プロセスを意識して、演習を行いました。2次試験では当然初めての問題が出るので、どのような問題でも安定した点数が取れるようにすることが大事だと考えていました。そこで意識していたのは、①解説を踏まえた自身の解答プロセスの振り返り、②不足している1次知識の見直しです。

(3)口述試験対策模擬面接

 口述試験で一番怖かったのは、本番での焦りから自分の知識を面接官にうまく伝えられず不合格になることでした。模擬面接を受けることで、自分に足りない点を理解した対策ができ、また過度に緊張せずに適度な緊張感で試験に臨むことができました。

中小企業診断士を目指す方へ

 合格するには膨大な時間が必要であり、加えて2次試験は公式の模範解答がないため、何を道標に勉強したら良いか分からくなってしまうこともあるかと思います。そんな中、具体→抽象→具体の解答プロセスはどのような問題にでも対応できる解答の土台となり、自信をもって本番に臨むことができます。数千円の本一冊を買うだけで良いのですから、ぜひ一度試してみてください。

 中小企業診断士の学習を通じて幅広い知識を身に着けることができるため、日々の業務に活かすこともできますし、自身のスキル・知識を組み合わせることでオンリーワンの存在になることもできます。市場環境が変わり、会社員に求められるスキルも変わっていく中、私のように会社員の方でも、中小企業診断士に挑戦することは長期的キャリア形成の上で決して損にならないと思います。

2021年度

2次集中DVD通信講座

佐橋 俊介

具体→抽象→具体の徹底による答案作成

中小企業診断士を目指した理由

 会社の異動によりそれまで経験していた部署とは全く違う業務に携わることになり将来的な不安を感じ、何か自分なりの強みを身に着ける必要性を感じました。その当時、たまたま社内の報告書で中小企業診断士の名前を知りインターネットで資格内容を調べてみたところ、経営にかかわる知識を体系的に学べることに魅力を感じ、また仕事をしながらでも頑張れば取れそうと感じたことから勉強を開始しました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 私は1次試験は独学でしたが、2次試験は記述式であり決まった答えが無いことから答案の添削をしてもらう必要があると考えておりました。そこで予備校を色々調査したのですが、私は子供3人で勉強開始当時は一番下が1歳だったため、予備校通学は難しいと考えました。そこで通信の予備校に絞って調査していくうえで、インターネットでの評判が高く、金額(早期入学割引があった)もお手頃であったTBC受験研究会を選択しました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 私は「2次集中DVD通信講座」に入会しました。そしてプログラムにテキスト「速修2次テキスト」が必要でしたので購入しました。

 まずは「速修2次テキスト」を読み、具体→抽象→具体のプロセスの理解を深めると共に、抽象化ブロックシートを何度も読みインプットしました。抽象化ブロックシートはすべて暗記したわけではありませんが、知識としてよく使うページは都度確認していたため頭に入っていました。

 「2次集中DVD通信講座」は定期的に送られてくる実力完成演習や模擬試験を解くことにより具体→抽象→具体プロセスの定着化や、TBC受験研究会のノウハウ(与件文読み込み方や設問解釈方法、回答記述方法等)を習得していきました。

 そして、何よりTBC受験研究会が優れていると思うのが、過去問の解説動画が無料で見られることです。やはり2次試験の学習は過去問を徹底的に解くことが重要です(私は2年間で過去問209事例解きました)。インターネットで検索すればある程度の模範解答は得られますが、解説動画はなかなかありません。過去問を通じて具体→抽象→具体のプロセスを、過去問を用いて実践できたことで勉強がかなりはかどったと思っております。それにはやはり「速修2次テキスト」や「2次集中DVD通信講座」でしっかりと基礎を固めたからこそできたものと思います。

中小企業診断士を目指す方へ

 中小企業診断士試験は2次試験が難関です。80分という限られた時間の中で、与えられた与件文を根拠に設問に対してずれることなく、わかりやすい回答をする必要があります。そのためには読む、分析する、書く、という3つの力を高め、そして効率のよい回答作成方法を確立していく必要があります。独自の方法を確立される方もいると思いますが、TBC受験研究会のノウハウを活用することが近道であり、コストパフォーマンスが高いものと思います。

 中小企業診断士を目指すにはかなりの労力を費やしますが、勉強を進めていくうえで自分の成長が感じられ、合格できた暁には資格という証明が得られますので、中小企業診断士取得を目指し勉強を始めることを私は推奨します。

2021年度

速修テキスト利用

富岡 正志

あきらめない勇気

中小企業診断士を目指した理由

 今から12、3年前に、ある仕事で顧客の「中小企業診断士による財務診断書」の提出が必要になったとき、商工会議所あたりに行けば大勢いるだろう、と甘く考えていたのが財務診断のできる診断士がなかなか見つからず、結局協会に紹介してもらって何とか切り抜けたことがありました。これ程いないものならばいつか自分が取れば間違いないのでは、いや逆に取らなければいけないのでは、と胸の中に温めていたところ、数年前に「ものづくり補助金」の申請に携わることになったことがいよいよきっかけになりました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

 受験勉強を始めるに際し、勉強のために仕事を疎かにしない、仕事優先であることと、まだ子供も小さかったので、勉強のために家族を犠牲にしない、迷惑かけない、この二つの誓いを立てました。通学はほぼ無理なので、とりあえずネットで検索し、どこも同じようなものだろうという認識で、数十万円する某予備校の通信講座を受講することにしました。

 しかしほとんど土日休みのときにしかまとまった時間が取れない中ではWeb講習を視聴期限内に受講するのが精一杯で、演習物は全て無駄になってしまいました。

 もうお金を掛けたくない、という思いで市販の問題集で何とか1次を突破した後、2次対策に行き詰った矢先に出会ったのが「速修2次テキスト」の動画でした。

 まず、事例の企業が試験のための単なるフィクションではなく実在のモデルがあって、あの「ものづくり補助金」の採択企業だったりする、という話に軽く驚き、その社長に会ってきた話などを聞くと事例問題が急にリアルに生々しく見えてきたり、1次の知識で「軸」を固めて「具体、抽象、具体」を二段階、という方法論も具体的で、ここについていけば合格できる、という気がしてきました。

 なんと1次対策の講義も無料公開ということで、これをもっと早く知っていれば、と悔しい思いをしながら筆記試験までの約2か月足らず、極めて限られた時間をこの「速修2次テキスト」だけに絞りました。

 その年はさすがに合格には届かなかったのですが、結果発表と同時に早速令和2年度の「2次集中DVD通信講座」を申し込みました。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

 通信講座のカリキュラムに従い、並行して再び「速修2次テキスト」の最新版を購入して動画で受講しました。とにかく演習は必ず期限内に書いて投函し、解説講義を観ながら復習し、その後配信される優秀答案解説で再度、添削された自分の答案と比較しながらキーワード等をブロックシートに書き足していきました。

 参考答案は事例毎にコピーを撮ってキーワードや上手い言い回しや表現にチェックペンを引いて覚えるようにしました。

 また過去問はやはり無料の動画講義を観ながら「速修2次過去問題集」を使い、やる気がしないときや忙しいときには参考答案の書き写し(写経)を繰り返しました。

 演習や模試などを通じて、合格レベルにあるような手応えを感じ始めていましたが現場対応で失敗し、その年も結果を出せずに翌年また1次試験からのやり直しになってしまいました。

 令和3年度は1次対策として企業経営戦略と運営管理・生産管理、財務会計の「速修テキスト」と中小企業政策の「特訓問題集」を使い、これに加えて「経済学」の動画を観ました。2次対策は「速修2次テキスト」と「速修2次過去問題集」を利用し過去問の解き直しを繰り返しました。

中小企業診断士を目指す方へ

 2次筆記試験は結局その日その時その瞬間のあのプレッシャーの中で、現場対応ができるかどうかが大きく、そこで現場対応で失敗しない自分を徐々に作り上げていくのが日々の鍛錬なのだろうと思います。とはいえ、私も合格した令和3年度も、また失敗したとしか思っていなかったので早々と次回の準備にとりかかっておりました。

 ただ、前年は受験の最中、事例Ⅱで失敗した、さらに事例Ⅲもできなかった、という気持ちを引きずり、得意なつもりの事例Ⅳで挽回しなければ、という余計な思い込みで力が入りすぎ、かえって思わぬ空回りをしたのが敗因でした。開けてみれば青ざめた事例Ⅲと事例ⅠはA、事例ⅡもBだったので、事例Ⅳを普段どおりやっていれば合格していたのでは、という悔しさと、また振り出しに戻るやるせなさがずっと残りました。

 そのせいか今回は淡々と、目の前の事例にだけ集中し、失敗した気がしても気持ちを切り替え、どうせダメならまた「2次集中DVD通信講座」受講しよう、というくらいの適度な開き直りが奏功したのかもしれません。

 いずれにせよ、今年も来年も、今日も明日もその時も、かのウィンストン・チャーチルの言ったとおり「失敗や敗北が終わりではない。肝心なのはあきらめない勇気だ」と思います。   

2021年度

速修テキスト利用

鈴木 邦明

地方在住でもプロの講義が受けられる

中小企業診断士を目指した理由

勤務先は建設業の中小企業なのですが、飲食業や製造業など新分野への進出に挑戦する自社をサポートするのに最適な資格だと考えたことがきっかけです。

また比較的若いうちに経営や会計、経済学など様々な知識を補充し成長したい、難関資格を取得したい、という思いがあり受験を決意しました。

なぜ、TBC受験研究会(速修テキスト)を選んだか

私が初めてTBC受験研究会の書籍に触れたのは、苦手な「中小企業経営・政策」を克服できる書籍を探していたときでした。

ネット上での評判がよかったことも判断基準の一つですが、私が特に惹かれたのは講義動画を無料で視聴できるという点です。独学でテキストのみの勉強に効率の悪さを感じていた地方在住の私にとって、プロの講義を無料で視聴できるというのは非常に魅力的でした。実際に動画を視聴すると説明が非常にわかりやすく、テキストだけでは覚えられなかった部分もすんなり頭に入ってくるのが実感できました。

上述の通り、私は「中小企業経営・政策」が苦手科目でしたが、TBC受験研究会の書籍と動画での学習により試験本番を迎える頃には得意科目の一つになっていました。

以上の経験から二次試験もTBC受験研究会の書籍を利用することに決めました。それが今回の合格という結果に繋がったのだと思います。

TBC受験研究会(早稲田出版)活用法

<1次試験 中小企業経営・政策>

「中小企業経営・政策」はとにかくテキストを読みながら動画視聴を繰り返しました。

この科目は単純に記憶力が物を言う科目だと考えていましたが、動画を視聴することによって統計の背景や補足知識を補充でき、数値や施策への理解度が高まりアウトプットが容易になる効果を実感できました。

<2次試験 速修2次テキスト>

2次試験は解答が公表されていないため、勉強を続けていると「自分の勉強方法や解法は本当に正しいのだろうか?」と不安になることがかなり多いはずです。

TBC受験研究会では速修2次テキストで、2次試験に必須な1次試験知識の確認、回答の軸を作る方法、果てはおすすめの筆記用具や回答での字の大きさについての助言、など詳細な情報を提供してくれるので非常に有用でした。もちろん無料動画での講義付きです。

勉強期間中は何度も速修2次テキストを読み返し、自身の回答の「方向確認」を行いました。

中小企業診断士を目指す方へ

中小企業診断士試験で学ぶことは普段の仕事に活きることばかりです。会社でも試験勉強で得た知識を活用できていると実感します。

ただし中小企業診断士試験は難しく、特に地方在住の独学で合格を目指している方は学習方法の選択肢が少ない、という点で非常に大変だと思います。その点TBC受験研究会は動画でプロの講義を受講できるので私達の力強い味方になってくれるはずです。

私は1次試験を4度、2次試験を1度受験しましたが、もっと早くTBC受験研究会の書籍と動画講座に出会えていればより早い資格取得が可能だったかもしれません。

中小企業診断士を目指している方、また興味があるという方は非常に志の高い方だと思います。自分を成長させてくれる資格だと思いますので、ぜひ合格を目指して欲しいと思っています。

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